JP2548089B2 - 麺帯熟成装置 - Google Patents
麺帯熟成装置Info
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- JP2548089B2 JP2548089B2 JP6156771A JP15677194A JP2548089B2 JP 2548089 B2 JP2548089 B2 JP 2548089B2 JP 6156771 A JP6156771 A JP 6156771A JP 15677194 A JP15677194 A JP 15677194A JP 2548089 B2 JP2548089 B2 JP 2548089B2
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- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、うどんやソーメン等の
製麺機において、麺帯を一連の流れ工程の中で自動的に
連続熟成させる装置に関するものである。
製麺機において、麺帯を一連の流れ工程の中で自動的に
連続熟成させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、うどんやソーメン等の麺を製麺
機で製造する場合、小麦粉に適当量の水と塩その他の添
加物を混合練拌した麺生地を長尺帯状の麺帯に圧延し
て、これを例えば移動するローラーに帯状の姿のままぶ
ら下げて適当な時間をかけて移動させ、あるいはローラ
ー状に巻き取って熟成ケースに移し替えて熟成したあ
と、この麺帯を麺製造機に送り込み、糸状に裁断して麺
を製造している。尚、製麺工程において、麺帯を一定時
間放置することを熟成といい、この熟成工程をとること
によって、水が小麦粉の各粒子内に浸透して所謂「水
和」が行われ、粘弾性に富むグルテンの育成が助長され
ると共に生地の均一化が達成でき、且つ、微生物や酵素
の作用によって風味が付与されて製品としての品質がよ
くなるものである。
機で製造する場合、小麦粉に適当量の水と塩その他の添
加物を混合練拌した麺生地を長尺帯状の麺帯に圧延し
て、これを例えば移動するローラーに帯状の姿のままぶ
ら下げて適当な時間をかけて移動させ、あるいはローラ
ー状に巻き取って熟成ケースに移し替えて熟成したあ
と、この麺帯を麺製造機に送り込み、糸状に裁断して麺
を製造している。尚、製麺工程において、麺帯を一定時
間放置することを熟成といい、この熟成工程をとること
によって、水が小麦粉の各粒子内に浸透して所謂「水
和」が行われ、粘弾性に富むグルテンの育成が助長され
ると共に生地の均一化が達成でき、且つ、微生物や酵素
の作用によって風味が付与されて製品としての品質がよ
くなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者の熟成工
程、すなわち、移動するローラーに帯状の姿のままぶら
下げて適当な時間をかけて移動させて熟成する手段で
は、熟成のための工場スペースを多く必要とすると共に
麺帯が自重により上下にのびて厚みが不揃いになるとい
った問題点がある。また後者の熟成手段、即ち、麺帯を
ロール状に巻き取ったものを熟成ケースに移し替えて熟
成する手段は、熟成効果は極めて良好で好ましいがその
反面、熟成ケースに差し替えたり、熟成後に再びこの麺
帯を取り出して次の糸状に裁断する裁断工程に引き渡す
作業が大変煩雑であって作業性が悪く、且つ、作業のた
めのスペースを広く必要として不経済であるといった問
題点がある。
程、すなわち、移動するローラーに帯状の姿のままぶら
下げて適当な時間をかけて移動させて熟成する手段で
は、熟成のための工場スペースを多く必要とすると共に
麺帯が自重により上下にのびて厚みが不揃いになるとい
った問題点がある。また後者の熟成手段、即ち、麺帯を
ロール状に巻き取ったものを熟成ケースに移し替えて熟
成する手段は、熟成効果は極めて良好で好ましいがその
反面、熟成ケースに差し替えたり、熟成後に再びこの麺
帯を取り出して次の糸状に裁断する裁断工程に引き渡す
作業が大変煩雑であって作業性が悪く、且つ、作業のた
めのスペースを広く必要として不経済であるといった問
題点がある。
【0004】そこで本発明にあっては、コンパクトな工
場レイアウトでロール状に巻き取った麺帯を流れ作業で
順次自動的に熟成することができると共に、製品の種類
によっては熟成装置内を最短距離でパスさせるバイパス
機能をを組み込んで製麺ラインの稼働効率の向上を図っ
た製麺機における熟成装置を提供することを主たる目的
とするものである。
場レイアウトでロール状に巻き取った麺帯を流れ作業で
順次自動的に熟成することができると共に、製品の種類
によっては熟成装置内を最短距離でパスさせるバイパス
機能をを組み込んで製麺ラインの稼働効率の向上を図っ
た製麺機における熟成装置を提供することを主たる目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる麺帯熟成装置にあっては、適当な高さの立方
体状のケーシング(11)と、該ケーシング(11)の前後面の
下部に開口された麺帯ロール入口(12)並びに出口(13)
と、このケーシング(11)内で側面からみて環状に配置さ
れた左右一対の無端チエン帯(14)(14)と、前記ケーシン
グ(11)の入口(12)から出口(13)を貫通してケーシング前
後方向に延長して配置されたバイパスコンベアー(16)
と、前記無端チエン帯に一定間隔をおいて設けられた麺
帯ロール搬送レバー(15)…とから成り、前記搬送レバー
(15)…は、バイパスコンベアーで送られて来た麺帯ロー
ル(B)を受け取る係合位置と、麺帯ロール(B)を回避する
非係合位置とに選択できるように形成されている構造と
したものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる麺帯熟成装置にあっては、適当な高さの立方
体状のケーシング(11)と、該ケーシング(11)の前後面の
下部に開口された麺帯ロール入口(12)並びに出口(13)
と、このケーシング(11)内で側面からみて環状に配置さ
れた左右一対の無端チエン帯(14)(14)と、前記ケーシン
グ(11)の入口(12)から出口(13)を貫通してケーシング前
後方向に延長して配置されたバイパスコンベアー(16)
と、前記無端チエン帯に一定間隔をおいて設けられた麺
帯ロール搬送レバー(15)…とから成り、前記搬送レバー
(15)…は、バイパスコンベアーで送られて来た麺帯ロー
ル(B)を受け取る係合位置と、麺帯ロール(B)を回避する
非係合位置とに選択できるように形成されている構造と
したものである。
【0006】
【作用】上記のごとく構成された麺帯熟成装置にあって
は、順次送られてくる麺帯ロールを自動的に受け取って
適当な高さの立方体状のケーシング内をゆっくり時間を
かけて巡回移行させることにより熟成させるものである
から、熟成工程を流れ作業で自動的に行うことができ、
熟成のために必要とする工場スペースをコンパクトにま
とめることができ、熟成工程にかかる作業の煩雑さを解
消してトータルコストの低減化を図ることができる。ま
た、製品の種類によってはバイパスコンベアーによって
熟成装置の配置下をバイパス移行させることができ、製
麺ラインを効率よく稼働させることができる。
は、順次送られてくる麺帯ロールを自動的に受け取って
適当な高さの立方体状のケーシング内をゆっくり時間を
かけて巡回移行させることにより熟成させるものである
から、熟成工程を流れ作業で自動的に行うことができ、
熟成のために必要とする工場スペースをコンパクトにま
とめることができ、熟成工程にかかる作業の煩雑さを解
消してトータルコストの低減化を図ることができる。ま
た、製品の種類によってはバイパスコンベアーによって
熟成装置の配置下をバイパス移行させることができ、製
麺ラインを効率よく稼働させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
づき説明する。図1乃至図3は本発明の熟成装置に至る
までの麺帯製造工程を示す図面であって、先ずこの製造
装置を説明する。
づき説明する。図1乃至図3は本発明の熟成装置に至る
までの麺帯製造工程を示す図面であって、先ずこの製造
装置を説明する。
【0008】符号(A)は、小麦粉に適当な水、塩を混合
撹拌して長尺の帯状に圧延形成された粗麺帯であって、
図2で示す複合麺帯製造機(1)によって作られる。この
複合麺帯製造装置は一般に知られた構造のものであるか
らその詳細な構造の説明は省略するが、概略的に材料を
受け入れるホッパーの下部に二組の圧延ローラーが配置
されていて、ホッパー内で撹拌された麺生地を圧延ロー
ラーによって二層に重ね合わせた状態で粗麺帯(A)を順
次押し成形するように構成されている。
撹拌して長尺の帯状に圧延形成された粗麺帯であって、
図2で示す複合麺帯製造機(1)によって作られる。この
複合麺帯製造装置は一般に知られた構造のものであるか
らその詳細な構造の説明は省略するが、概略的に材料を
受け入れるホッパーの下部に二組の圧延ローラーが配置
されていて、ホッパー内で撹拌された麺生地を圧延ロー
ラーによって二層に重ね合わせた状態で粗麺帯(A)を順
次押し成形するように構成されている。
【0009】この複合粗麺帯製造機(1)で順次形成され
る粗麺帯(A)は第一の積層装置(2a)に送られる。この第
一の積層装置(2a)は粗麺帯を高位置に移行する傾斜コン
ベアー(8)と、この傾斜コンベアー(8)の上端から下方に
落下する粗麺帯を一定ストロークだけ往復動させて下方
にある第一の横送りコンベア(3a)上で複数層に反復積層
させる揺動腕(9)とによって構成される。これにより粗
麺帯を第一の横送りコンベアー(3a)上で複数層に反復積
層させる。また前記横送りコンベアー(3a)はこの順次積
層される粗麺帯を麺帯長さ方向、実施例では麺帯長さ方
向に対して右折れ方向に移行させるものであって、この
第一の横送りコンベアー(3a)によって送られてきた積層
粗麺帯は上下1組の圧延ローラーによって構成される第
一の圧延機(4a)によって一枚の粗麺帯に圧延される。
る粗麺帯(A)は第一の積層装置(2a)に送られる。この第
一の積層装置(2a)は粗麺帯を高位置に移行する傾斜コン
ベアー(8)と、この傾斜コンベアー(8)の上端から下方に
落下する粗麺帯を一定ストロークだけ往復動させて下方
にある第一の横送りコンベア(3a)上で複数層に反復積層
させる揺動腕(9)とによって構成される。これにより粗
麺帯を第一の横送りコンベアー(3a)上で複数層に反復積
層させる。また前記横送りコンベアー(3a)はこの順次積
層される粗麺帯を麺帯長さ方向、実施例では麺帯長さ方
向に対して右折れ方向に移行させるものであって、この
第一の横送りコンベアー(3a)によって送られてきた積層
粗麺帯は上下1組の圧延ローラーによって構成される第
一の圧延機(4a)によって一枚の粗麺帯に圧延される。
【0010】而して、前記した第一の積層装置(2a)、第
一の横送りコンベアー(3a)、第一の圧延機(4a)と夫々同
じ機能をもつ第二、第三、第四の積層装置(2b)(2c)(2
d)、横送りコンベアー(3b)(3c)(3d)、圧延機(4b)(4c)(4
d)が前記第一の圧延機(4a)の麺帯送り出し側に配置され
ている。これにより、粗麺帯(A)は、複数層に重ね合わ
せてこれを横方向に引き延ばすという圧延作業が4回繰
り返されて最後の圧延装置(4d)から引き延ばされた1枚
の麺帯が順次押し出されるものである。
一の横送りコンベアー(3a)、第一の圧延機(4a)と夫々同
じ機能をもつ第二、第三、第四の積層装置(2b)(2c)(2
d)、横送りコンベアー(3b)(3c)(3d)、圧延機(4b)(4c)(4
d)が前記第一の圧延機(4a)の麺帯送り出し側に配置され
ている。これにより、粗麺帯(A)は、複数層に重ね合わ
せてこれを横方向に引き延ばすという圧延作業が4回繰
り返されて最後の圧延装置(4d)から引き延ばされた1枚
の麺帯が順次押し出されるものである。
【0011】本実施例では、前記第二の横送りコンベア
ー(3b)、第三の横送りコンベアー(3d)が麺帯の長さ方向
に対して左折れ方向に向かって配置され、第四の横送り
コンベアー(3d)が麺帯長さ方向に対して右折れ方向に配
置されており、これにより図2に示すように装置全体を
平面から見たレイアウトにおいて各積層装置(2a)(2b)(2
c)(2d)を結ぶ線が略コ字形をなすように配置されてい
る。このようにすることによって狭い工場スペースを有
効に利用することができる。
ー(3b)、第三の横送りコンベアー(3d)が麺帯の長さ方向
に対して左折れ方向に向かって配置され、第四の横送り
コンベアー(3d)が麺帯長さ方向に対して右折れ方向に配
置されており、これにより図2に示すように装置全体を
平面から見たレイアウトにおいて各積層装置(2a)(2b)(2
c)(2d)を結ぶ線が略コ字形をなすように配置されてい
る。このようにすることによって狭い工場スペースを有
効に利用することができる。
【0012】更に、図2並びに図4に示すように、第四
の圧延装置(4d)の麺帯送り出し側前方に麺帯巻取装置
(5)が配置されており、この麺帯巻取装置(5)により前記
第四の圧延機(4d)から送り出された麺帯を巻取軸(10)に
所要量巻き取って適当な切断工具、例えば図に示したよ
うなカッター(11)で切り離すように形成されている。
の圧延装置(4d)の麺帯送り出し側前方に麺帯巻取装置
(5)が配置されており、この麺帯巻取装置(5)により前記
第四の圧延機(4d)から送り出された麺帯を巻取軸(10)に
所要量巻き取って適当な切断工具、例えば図に示したよ
うなカッター(11)で切り離すように形成されている。
【0013】このようにしてロール状に巻き取られた麺
帯ロール(B)は本発明に係る熟成装置(7)に送りこまれて
一定時間熟成された後、麺帯を引き出して麺製造機(図
示外)に送り込み、糸状に裁断して麺を製造するもので
ある。
帯ロール(B)は本発明に係る熟成装置(7)に送りこまれて
一定時間熟成された後、麺帯を引き出して麺製造機(図
示外)に送り込み、糸状に裁断して麺を製造するもので
ある。
【0014】尚、前記複合麺帯製造装置(1)からの粗麺
帯(A)を第一の積層装置(2a)の傾斜コンベアー(8)の先端
から麺帯巻取装置(5)に粗麺帯(A)を直接移行させるバイ
パスコンベアー(6)が設けられており、麺の種類によっ
て前記した第一から第四に至る一連の圧延作業を行うこ
となく直接麺帯巻取装置(5)に移行できるように形成さ
れている。
帯(A)を第一の積層装置(2a)の傾斜コンベアー(8)の先端
から麺帯巻取装置(5)に粗麺帯(A)を直接移行させるバイ
パスコンベアー(6)が設けられており、麺の種類によっ
て前記した第一から第四に至る一連の圧延作業を行うこ
となく直接麺帯巻取装置(5)に移行できるように形成さ
れている。
【0015】図4乃至図8は本発明に係る麺帯熟成装置
を示すものであって、この麺帯熟成装置(7)は、適当な
高さの立方体状のケーシング(11)と、該ケーシング(11)
の前後面の下部に開口された麺帯ロール入口(12)並びに
出口(13)と、このケーシング(11)内で側面からみて環状
に配置された左右一対の無端チエン帯(14)(14)と、前記
ケーシング(11)の入口(12)から出口(13)を貫通してケー
シング前後方向に延長して配置されたバイパスコンベア
ー(16)と、前記無端チエン帯に一定間隔をおいて設けら
れた麺帯ロール搬送レバー(15)…とから成る。前記無端
チエン帯(14)(14)はケーシング(11)の4隅部分に配置さ
れたスプロケット(17)…に懸架され、モーター(図示
外)により入口(12)側からケーシング上部を経て出口(1
3)側に向かって緩やかに回動するように形成されてい
る。その回転速度は、例えば入口側から出口側までに至
る時間が約1時間程度が好ましいが、麺の種類や気温や
湿度等によって調整される。
を示すものであって、この麺帯熟成装置(7)は、適当な
高さの立方体状のケーシング(11)と、該ケーシング(11)
の前後面の下部に開口された麺帯ロール入口(12)並びに
出口(13)と、このケーシング(11)内で側面からみて環状
に配置された左右一対の無端チエン帯(14)(14)と、前記
ケーシング(11)の入口(12)から出口(13)を貫通してケー
シング前後方向に延長して配置されたバイパスコンベア
ー(16)と、前記無端チエン帯に一定間隔をおいて設けら
れた麺帯ロール搬送レバー(15)…とから成る。前記無端
チエン帯(14)(14)はケーシング(11)の4隅部分に配置さ
れたスプロケット(17)…に懸架され、モーター(図示
外)により入口(12)側からケーシング上部を経て出口(1
3)側に向かって緩やかに回動するように形成されてい
る。その回転速度は、例えば入口側から出口側までに至
る時間が約1時間程度が好ましいが、麺の種類や気温や
湿度等によって調整される。
【0016】また、前記無端チエン帯(14)(14)に設けら
れた搬送レバー(15)…は、バイパスコンベアーで送られ
て来た麺帯ロール(B)を受け取る係合位置と、麺帯ロー
ルを回避する非係合位置とに選択できるように形成され
ている。図5〜図8においてこの搬送レバー(15)の一例
が具体的に示されており、無端チエン帯(14)に固定され
たステー(15a)にL型アーム(15b)がピン(15c)を介して
枢支され、このL型アーム(15c)の先端に麺帯ロール軸
(18)を下方から受ける回動レバー(15d)が軸(15e)を介し
て回動可能に設けられている。そしてこの回動レバー(1
5e)を図5に示すように水平な係合位置に倒したときに
麺帯ロール(B)のロール軸(18)を受け入れて無端チエン
帯(14)と共に上方に移行し、回動レバー(15e)を図6乃
至図8に示すように垂直な非係合位置に立てた時にロー
ル軸(18)を回避して麺帯ロール(B)の通過を許すように
形成されている。尚、前記バイパスコンベアー(16)は左
右の無端チエン帯(14)(14)の間を抜けて移行するように
該無端チエン帯(14)(14)の幅より狭く形成され、且つ間
欠的に進行して前記搬送レバー(15)の位置で一時停止す
るように構成されている。
れた搬送レバー(15)…は、バイパスコンベアーで送られ
て来た麺帯ロール(B)を受け取る係合位置と、麺帯ロー
ルを回避する非係合位置とに選択できるように形成され
ている。図5〜図8においてこの搬送レバー(15)の一例
が具体的に示されており、無端チエン帯(14)に固定され
たステー(15a)にL型アーム(15b)がピン(15c)を介して
枢支され、このL型アーム(15c)の先端に麺帯ロール軸
(18)を下方から受ける回動レバー(15d)が軸(15e)を介し
て回動可能に設けられている。そしてこの回動レバー(1
5e)を図5に示すように水平な係合位置に倒したときに
麺帯ロール(B)のロール軸(18)を受け入れて無端チエン
帯(14)と共に上方に移行し、回動レバー(15e)を図6乃
至図8に示すように垂直な非係合位置に立てた時にロー
ル軸(18)を回避して麺帯ロール(B)の通過を許すように
形成されている。尚、前記バイパスコンベアー(16)は左
右の無端チエン帯(14)(14)の間を抜けて移行するように
該無端チエン帯(14)(14)の幅より狭く形成され、且つ間
欠的に進行して前記搬送レバー(15)の位置で一時停止す
るように構成されている。
【0017】このようにして熟成装置(7)に送り込まれ
た麺帯ロール(B)は設定された時間、例えば1時間をか
けてケーシング出口(13)まで送られ、ここで待ち受けて
いるバイパスコンベアー(16)の出口側延長部に引き取ら
れて、次の工程、即ち糸状に裁断する裁断工程に送られ
るものである。
た麺帯ロール(B)は設定された時間、例えば1時間をか
けてケーシング出口(13)まで送られ、ここで待ち受けて
いるバイパスコンベアー(16)の出口側延長部に引き取ら
れて、次の工程、即ち糸状に裁断する裁断工程に送られ
るものである。
【0018】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、上記麺帯巻取
装置(5)で巻き取られた麺帯ロール(B)をバイパスコンベ
アー(16)に移行させるのに、手作業で行ってもよく、或
いは適当な機構をつかって機械的に行うようにしてもよ
い。またバイパスコンベアー(16)から熟成装置のケーシ
ング(11)内の無端チエン帯(14)(14)に移行させる手段と
して図に示した構造の搬送レバー(15)に限らず、ローラ
ー軸(10)を係合して保持する機構であればどのようなも
のであってもよい。その他本発明では、その構成要件を
備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する
範囲内において適宜改変して実施できるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、上記麺帯巻取
装置(5)で巻き取られた麺帯ロール(B)をバイパスコンベ
アー(16)に移行させるのに、手作業で行ってもよく、或
いは適当な機構をつかって機械的に行うようにしてもよ
い。またバイパスコンベアー(16)から熟成装置のケーシ
ング(11)内の無端チエン帯(14)(14)に移行させる手段と
して図に示した構造の搬送レバー(15)に限らず、ローラ
ー軸(10)を係合して保持する機構であればどのようなも
のであってもよい。その他本発明では、その構成要件を
備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する
範囲内において適宜改変して実施できるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記したごとく、順次送られて
くる麺帯ロールを自動的に受け取って適当な高さの立方
体状のケーシング内をゆっくり時間をかけて巡回移行さ
せることにより熟成させるものであるから、熟成工程を
流れ作業で自動的に行うことができると共に、熟成工程
に必要とする工場スペースをコンパクトにまとめること
ができ、これにより熟成工程にかかる作業の煩雑さを解
消してトータルコストの低減化を図ることができると共
に、製品の種類によってはバイパスコンベアーによって
熟成装置内を最短距離でバイパスさせることができて製
麺ラインを効率よく稼働させることができるといった種
々顕著な効果がある。
くる麺帯ロールを自動的に受け取って適当な高さの立方
体状のケーシング内をゆっくり時間をかけて巡回移行さ
せることにより熟成させるものであるから、熟成工程を
流れ作業で自動的に行うことができると共に、熟成工程
に必要とする工場スペースをコンパクトにまとめること
ができ、これにより熟成工程にかかる作業の煩雑さを解
消してトータルコストの低減化を図ることができると共
に、製品の種類によってはバイパスコンベアーによって
熟成装置内を最短距離でバイパスさせることができて製
麺ラインを効率よく稼働させることができるといった種
々顕著な効果がある。
【図1】本発明の麺帯熟成装置の前工程である麺帯製造
装置の要部を示す概略的な斜視図。
装置の要部を示す概略的な斜視図。
【図2】上記装置の平面からみた概略的な配置図。
【図3】上記装置における積層装置部分の側面図。
【図4】本発明に係る麺帯熟成装置を示す斜視図。
【図5】上記麺帯熟成装置における麺帯搬送レバーの係
合位置を示す正面図。
合位置を示す正面図。
【図6】上記麺帯搬送レバーの非係合位置を示す図6同
様の正面図。
様の正面図。
【図7】上記搬送レバーの非係合位置の拡大正面図。
【図8】図7の平面図。
(7) 麺帯熟成装置 (11) ケーシング (12) 麺帯ロール入口 (13) 麺帯ロール出口 (14) 無端チエン帯 (15) 麺帯搬送レバー (16) バイパスコンベアー (B) 麺帯ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 適当な高さの立方体状ケーシングと、該
ケーシングの前後面の下部に開口された麺帯ロール出入
口と、このケーシング内で側面からみて環状に配置され
た左右一対の無端チエン帯と、前記ケーシングの出入口
を貫通してケーシング前後方向に延長して配置されたバ
イパスコンベアーと、前記無端チエン帯に一定間隔をお
いて設けられた麺帯ロール搬送レバーとからなり、前記
無端チエン帯はケーシングの入口側からケーシング上部
を経て出口側に向かって回動するように形成され、更に
前記搬送レバーはバイパスコンベアーで送られて来た麺
帯ロールを受け取る係合位置と、麺帯ロールを回避する
非係合位置とに選択できるように形成されている麺帯熟
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156771A JP2548089B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 麺帯熟成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156771A JP2548089B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 麺帯熟成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08158A JPH08158A (ja) | 1996-01-09 |
JP2548089B2 true JP2548089B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=15634962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6156771A Expired - Fee Related JP2548089B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 麺帯熟成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548089B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP6156771A patent/JP2548089B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08158A (ja) | 1996-01-09 |
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