JP2547483Y2 - 自動消火装置用感知器ノズル - Google Patents

自動消火装置用感知器ノズル

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JP2547483Y2
JP2547483Y2 JP1993003228U JP322893U JP2547483Y2 JP 2547483 Y2 JP2547483 Y2 JP 2547483Y2 JP 1993003228 U JP1993003228 U JP 1993003228U JP 322893 U JP322893 U JP 322893U JP 2547483 Y2 JP2547483 Y2 JP 2547483Y2
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義昭 和田
正道 大滝
和海 小島
好生 西村
智樹 植松
幸二郎 家村
良雄 大熊
光久 中村
一 沼中
永久 塩沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主として屋内に設置され
る自動消火装置用の感知器ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の屋内用の自動消火装置における消
火薬剤放出ノズルは、通常消火薬剤や消火水の収納され
ている容器に導管で連通するノズル先端の開口を低融点
金属で溶着された熱感知板で閉塞した構成である。そし
てこのようなノズルを屋内の消火を必要とする複数の場
所の天井等にそれぞれ設置し、それらの導管を薬剤貯蔵
容器に接続し、さらに火災が起きたことを管理室や外部
に報知するための熱や煙の感知器を上記消火ノズルの近
傍に設置して自動消火装置を構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記従来の自
動消火装置では消火薬剤を放出する消火ノズルと火災感
知器とは各々別々に設置工事をするものであり、設置工
事の工数を増大させていた。また機器点数も多くなりコ
スト高であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこれに鑑み検討
の結果、消火ノズルと火災発生時の電気信号を得る感知
器とを一体とすることにより上記の問題点を解消したも
のである。
【0005】即ち本考案の自動消火装置用感知器ノズル
は、消火薬剤の収納容器に連通して該消火薬剤を放出す
る先端開口を火災熱により脱落する熱感知板で閉塞した
感知器ノズルにおいて、脱落用押しバネにより該熱感知
板が脱落する方向に付勢され該熱感知板と同時に脱落す
る作動リングを該熱感知板の周縁部の上面に係合させ、
スプリングにより該作動リングの側面側に付勢されたス
ライド台上に取り付けられて該作動リングが脱落した際
に火災報知の電気信号を発する電気スイッチを該作動リ
ングの側面に係合させてなり、さらに該スライド台に下
方から挿入して係合させることにより、電気スイッチを
該作動リングの側面から離間させて該電気スイッチの作
動の点検を行う専用プラグを有することを特徴とするも
のである。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0009】図1に示すように消火ノズル本体の消火薬
剤を放出する先端開口部(1)と図示していない消火薬
剤貯蔵容器とを連通する銅パイプ製導管(2)をワンタ
ッチ継手(3)で該本体に接続した。この先端開口部
(1)には略円盤形状の熱感知板(4)を低温溶融金属
でノズル本体に溶着してその開口を閉塞した。従って火
災熱によって低温溶融金属が溶融すると該熱感知板
(4)は該開口部(1)から脱落して先端開口部(1)
は開放することになる。なお本実施例では熱感知板は低
融点金属で接合してあるが、熱により溶融して流動化
し、接着・接合力を失うものであればどのようなもので
も用いることができ、熱により軟化する熱活性形樹脂接
着剤等でもよい。
【0010】また、上記熱感知板(4)の周縁部に、コ
イルバネ(6)により下方、即ち熱感知板(4)が脱落
する方向に付勢された作動リング(5)を当接させた。
従って上記のように火災熱によって熱感知板(4)が開
口部(1)から脱落したときには図2に示すようにコイ
ルバネ(6)の弾発力により該コイルバネ及び作動リン
グ(5)はノズル開口部から確実に脱落することにな
る。
【0011】さらに、消火ノズル本体内であって本体カ
バー(7)の裏面に押圧スプリング(8)により該ノズ
ル中心部方向に付勢されたスライド台(9)を設け、該
スライド台(9)にマイクロスイッチ(10)を取付け
た。このマイクロスイッチ(10)は火災の発生していな
い監視状態においては、上記作動リング(5)の側面に
当接して押圧されて電気接点を閉じているが、火災熱に
より作動リング(5)が脱落すると、接点を開いて火災
発生の電気信号を発するものである。
【0012】このように上記感知器ノズルでは熱感知板
が一定温度以上で溶融する溶融ハンダ等の低融点金属で
ノズルにハンダ溶接されている為、火災によって熱感知
板がノズルから外れ作動リングが作動するまでマイクロ
スイッチは作動しないので感知器の誤作動による非火災
時の誤報がない。
【0013】なお、本実施例では上記マイクロスイッチ
を作動リング(5)に係合させておいて、その脱落によ
り作動させるようにしたが、マイクロスイッチを熱感知
板(4)に直接係合させておいてそれが脱落した際に作
動させるような構成でもよい。
【0014】本考案の感知器ノズルは、通常消火薬剤貯
蔵容器の放出口に接続した薬剤導管を分岐してそれらの
先端に各々取付けて自動消火装置のシステムを構成する
ものである。この場合貯蔵容器の放出口を予め開いてお
き導管内に薬剤を加圧充填したシステムでもよく、また
は貯蔵容器の放出口に火災発生の電気信号により起動し
て該放出口を開ける作動装置を設けたシステムであって
もよい。
【0015】後者のシステムにおいては上記マイクロス
イッチが作動したときに初めてその信号により上記作動
装置が起動する構成としておく。こうすれば配線の短絡
及び制御盤等の異常によりシステムが作動し、薬剤貯蔵
容器から配管へ消火剤を送り出しても末端のノズルの開
口には熱感知板が堅固にハンダ等で溶着されているので
消火薬剤の部屋等への放出はない。
【0016】上記のように感知器ノズルを複数個設置す
れば、マイクロスイッチの作動により火災発生場所を確
実に捕えることができ、これによって感知器ノズルが作
動した場所にのみ消火薬剤を効果的に放出させることが
できる。また火災発生場所の当該感知器ノズルの作動に
よりその場所の火災発生を外部に報知することもでき
る。
【0017】また図1及び図3に示すように上記スライ
ド台(9)の下面に、本体カバー(7)の貫通孔(12)
を通して挿入される点検プラグ(11)の先端突起(13)
に係合する凹溝(14)を設けた。このような構成によれ
ば該プラグ(11)を該貫通孔(12)に挿入してその先端
突起(13)を上記凹溝(14)に係合させ、このプラグ
(11)を回転することにより、スライド台(9)はマイ
クロスイッチ(10)が作動リング(5)から離れる方向
に移動させられるので、該マイクロスイッチ(10)の電
気的な動作が正常か否かの点検が可能となる。
【0018】また感知器ノズルと導管の接手は従来は図
4のようにハーフユニオン(13)を用い、銅パイプ製導
管(2)に黄銅等のリング(14)を固定してユニオンナ
ット(15)でネジ止め方式であったが、本考案は図5の
ようにワンタッチ接手の使用により銅パイプを差し込む
だけで接続できるようにした為、取付作業が簡単になり
設置工事のコストの軽減になった。
【0019】このような感知器ノズルを天井等に取付け
る場合、従来はビス等で固定板を天井に取付けるが、ボ
ードがくずれるなどビス止め方法では問題があった。そ
こで本考案は、天井ボード等へのビス止め方式ではな
く、下記のような天井挟み込みレバーと感知器本体カバ
ーで天井ボード等をはさみ込む方式なので取付が非常に
簡単にできる。
【0020】即ち図6に示すように感知器ノズル側面2
カ所に、図7に示すような中央長手方向に貫通長欠(1
5)を設けた天井挟み込みレバー(16)を、該レバー(1
6)の取付ビス(17)に巻回した引上げスプリング(1
8)によりその先端部が常に上方に付勢されるように取
付けた。そして本体カバー(7)から挿入した長ビス
(19)を延長して上記貫通長穴(15)を係合している取
付ナット(20)に螺合する。このナット(20)は図8に
示すように下部が上記貫通長穴(15)内に嵌入し、側面
中央部には上記天井挟み込みレバー(16)の上面に当接
しながらスライドする凸部(21)を形成した略円柱形状
を横にしたものであり、その縦中心線に沿って雌ネジを
形成して上記長ビス(19)を螺合してある。
【0021】従って天井ボード(22)の感知器ノズルの
取付位置に図6に示すように直径約Lの穴を開け、下側
から本体カバー(7)が当接するまで感知器ノズルを挿
入する。そして本体カバー(7)の下面に現われている
長ビス(19)の頭をネジ込むことにより、取付ナット
(20)は貫通長穴(15)に係合しているので回転はしな
いため、該取付ナット(20)は下降してその凸部(21)
により挟み込みレバー(16)は押し下げられ、天井ボー
ド(22)を本体カバー(7)とで挟むので感知器ノズル
は固定される。なお、コンクリートの打ち放しのような
天井の場合はあらかじめ埋込BOXを埋め込んでおけば
簡単に取付けることができる。
【0022】
【考案の効果】従来同一の防火区画において消火薬剤放
出ノズルと火災感知器は通常別個に、それぞれ近接して
設けられていたが、本考案の感知器ノズルはこれを一体
としたもので、設置場所をとらず且つ設置工事も容易と
なる。また本考案によれば火災発生により熱感知板、又
は熱感知板と作動部材が確実に脱落するのでこれに係合
している電気スイッチが確実に作動して、火災発生を外
部や集中管理室等に報知できるものであり、さらにこの
信号で薬剤貯蔵容器を開ける動作も確実かつ容易に行わ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】本考案の一実施例において、火災発生により熱
感知板が外れた状態を示す説明図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】従来の導管と感知器ノズルとの接合部を示す説
明図である。
【図5】本考案で用いた導管と感知器ノズルとの接合部
を示す説明図である。
【図6】本考案感知器ノズルの天井への取付方法を説明
する説明図である。
【図7】天井挟み込みレバーを示す斜視図である。
【図8】天井挟み込みレバーと取付ナットとの係合状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 先端開口部 2 導管 3 ワンタッチ継手 4 熱感知板 5 作動リング 6 コイルバネ 7 本体カバー 8 押圧スプリング 9 スライド台 10 マイクロスイッチ 11 点検プラグ 12 貫通孔 13 先端突起 14 凹溝 15 貫通長穴 16 天井挟み込みレバー 17 取付ビス 18 引き上げスプリング 19 長ビス 20 取付ナット 21 凸部
フロントページの続き (72)考案者 小島 和海 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 西村 好生 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 植松 智樹 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 家村 幸二郎 神奈川県横浜市金沢区片吹25−2 (72)考案者 大熊 良雄 神奈川県横浜市港北区大豆戸町480−1 菊名ハイツ1−107 (72)考案者 中村 光久 山梨県山梨市東後屋敷995 (72)考案者 沼中 一 山梨県東八代郡一宮町東原300 (72)考案者 塩沢 永久 山梨県塩山市下小田原208−4 (56)参考文献 特開 昭63−292971(JP,A) 特開 平3−280972(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】消火薬剤の収納容器に連通して該消火薬剤
    を放出する先端開口を、火災熱により脱落する熱感知板
    で閉塞した感知器ノズルにおいて、脱落用押しバネによ
    り該熱感知板が脱落する方向に付勢され該熱感知板と同
    時に脱落する作動リングを該熱感知板の周縁部の上面に
    係合させ、スプリングにより該作動リングの側面側に付
    勢されたスライド台上に取り付けられて該作動リングが
    脱落した際に火災報知の電気信号を発する電気スイッチ
    を該作動リングの側面に係合させてなり、さらに該スラ
    イド台に下方から挿入して係合させることにより、電気
    スイッチを該作動リングの側面から離間させて該電気ス
    イッチの作動の点検を行う専用プラグを有することを特
    徴とする自動消火装置用感知器ノズル。
JP1993003228U 1993-01-12 1993-01-12 自動消火装置用感知器ノズル Expired - Lifetime JP2547483Y2 (ja)

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JPH0655655U JPH0655655U (ja) 1994-08-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101014388B (zh) * 2005-05-10 2010-12-01 千住灭火器株式会社 喷洒头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626621B2 (ja) * 1987-05-26 1994-04-13 ユ−ジ−株式会社 自動消火装置
JP2906271B2 (ja) * 1990-03-30 1999-06-14 能美防災株式会社 消火用閉鎖型スプリンクラヘッド
JP2984078B2 (ja) * 1990-04-19 1999-11-29 ホーチキ株式会社 スプリンクラーヘッド及びその作動監視装置

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