JP2547423Y2 - 移動式クレ−ンにおける監視装置 - Google Patents

移動式クレ−ンにおける監視装置

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JP2547423Y2
JP2547423Y2 JP7769591U JP7769591U JP2547423Y2 JP 2547423 Y2 JP2547423 Y2 JP 2547423Y2 JP 7769591 U JP7769591 U JP 7769591U JP 7769591 U JP7769591 U JP 7769591U JP 2547423 Y2 JP2547423 Y2 JP 2547423Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動式クレ−ンにおけ
る監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動式クレ−ンAは、図3に示す如く、
走行車輌1上に、基端部2aを起伏自在に枢着したブ−ム
2と、当該ブ−ム2の一側側に取付けられた運転室3お
よびブ−ム2の後方位置に取付けられたウインチ装置4
とを備えた旋回台5を旋回自在に搭載して構成されてい
る。そして当該ウインチ装置4を巻上げ・巻下げ方向に
駆動することによって、前記ブ−ム2の先端に吊持した
吊荷6を巻上げあるいは巻下げ駆動してクレ−ン作業を
行うようになっている。
【0003】そして、当該ウインチ装置4の駆動制御
は、前記ブ−ム2の一側側に取付けられた運転室3内に
オペレ−タが搭乗して、吊荷6の動きを目視確認しつつ
ウインチ制御弁(図示せず)を操作して行っていたが、
吊荷6を微速駆動する際には、オペレ−タが後ろを向い
てウインチ装置4の駆動状態を直接目視して少しづつ駆
動するようにしていた。しかしながら、この姿勢はオペ
レ−タに苦痛を強いるものである他、ブ−ム2等の旋回
台5上の構成部材によって視界が遮られてウインチ装置
4の駆動状態が直接目視できない場合が多々あった。
【0004】そこで、非接触式のセンサ−7でウインチ
ドラム8の回転状態、すなわちウインチドラム8の回転
方向と回転速度を検出すると共に、この検出信号を表示
器9に入力して複数個の発光表示器10a,10b,10c
に、ウインチドラム8の回転方向を当該表示器10a,10
b,10cの点滅方向で、ウインチドラム8の回転速度を
当該表示器10a,10b,10cの点滅速度で夫々表示する
ように構成し、かつこの表示器9を前記運転室3の前方
位置に取付けることで、前記ウインチ装置4の駆動状態
(ウインチドラム8の回転方向と回転速度)をオペレ−
タが運転席に着座した姿勢で確認できるようにしたウイ
ンチ装置駆動状態表示装置11が用いられていた。
【0005】また、ウインチ装置4後方の旋回台5上
に、移動式クレ−ンAを後進走行する際、あるいは旋回
台5を旋回駆動する際に事前に当該移動式クレ−ンAの
後方の安全状態を確認するために、旋回台5の後方を撮
影可能に旋回台後方撮影用のテレビカメラ12を取付け、
このテレビカメラ12で撮影した画像を運転室3の前方位
置に取付けたディスプレイ装置13に表示するように構成
し、当該ディスプレイ装置13に表示された画像を見て移
動式クレ−ンA後方の安全状態を確認するように構成さ
れた監視装置が設けられていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記ウ
インチ装置駆動状態表示装置11は、ウインチ装置4の回
転速度範囲が大きいため、センサ−7のウインチドラム
一回転当たりの検出数を多くすることができず(検出数
を多くすれば通常駆動時に発光表示器が連続点灯する問
題がある)、ウインチ装置4をより微速駆動しなければ
いけない作業時、例えばボルト穴の位置合わせ作業時等
に、ウインチドラム8が回転しているにもかかわらず表
示器9に何も表示されないという問題があった。
【0007】また、旋回台5の後方の安全状態を監視す
るためだけに、後方撮影用のテレビカメラ12とディスプ
レイ装置13を取付けなければならず、監視装置として高
価になるという問題があった。
【0008】本考案は、上記問題点を解決した移動式ク
レ−ンの監視装置、すなわちウインチ装置の駆動状態
を、例えウインチ装置が微速駆動されている場合でも確
実に確認できるようにした移動式クレ−ンの監視装置を
提供することを第1の目的とし、またウインチ装置の駆
動状態と旋回台後方の安全状態を1台のテレビカメラで
もって監視できるようにした移動式クレ−ンの監視装置
を提供することを第2の目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の移動式クレ−ンの監視装置は次の如く構成
する。すなわち、請求項1の考案は、走行車輌上に、基
端部を起伏自在に枢着したブ−ムと、当該ブ−ムの一側
側に取付けられた運転室、およびブ−ムの後方位置に取
付けられたウインチ装置とを備えた旋回台を旋回自在に
搭載してなる移動式クレ−ンにおける監視装置であっ
て、前記ウインチ装置後方の旋回台上に前記ウインチ装
置を撮影可能にテレビカメラを取付けると共に、前記運
転室内にディスプレイ装置を取付け、前記テレビカメラ
で撮影した画像を当該ディスプレイ装置で監視し得るよ
うに構成したものである。また、請求項2の考案は、請
求項1の構成において、テレビカメラを、運転室からの
遠隔操作により、前記ウインチ装置を撮影するウインチ
撮影位置と、旋回台の後方を撮影する旋回台後方撮影位
置との間で回動調節可能に取付け、当該テレビカメラで
撮影した画像を前記ディスプレイ装置で監視し得るよう
に構成したものである。
【0009】
【作用】以上の如く構成した本考案の移動式クレ−ンの
監視装置は、請求項1の構成によると、ウインチ装置の
駆動状態をテレビカメラで撮影して、この映像を運転室
内に取付けられたディスプレイ装置で監視することがで
きるようになっているので、テレビカメラで撮影されデ
ィスプレイ装置に表示されたウインチ装置の映像は、セ
ンサ−の検出信号の如く断続的なパルス信号でなく、連
続的な映像信号であるので、例えウインチ装置が極めて
微速駆動されている場合でも確実にその駆動状態を確認
することができるのである。また、ディスプレイ装置は
運転室内に取付けられているので、オペレ−タは運転席
に着座した姿勢のままでウインチ装置の駆動状態を確認
することができるのである。
【0010】また、請求項2の構成によると、テレビカ
メラが運転室からの遠隔操作によってウインチ撮影位置
と旋回台後方撮影位置との間で回動可能に旋回台上に取
付けられているので、1台のテレビカメラでウインチ装
置の駆動状態と旋回台後方の安全状態を監視することが
でき、監視装置のコストを大幅に低減することができる
のである。
【0011】
【実施例】以下本考案の移動式クレ−ンの監視装置の実
施例を図1および図2に基づき説明す。なお、図3にお
いて説明したAおよび1〜6,8の符号は、以下の説明
においても同義のものとして援用して使用するものとす
る。
【0012】20は、ウインチ装置4後方の旋回台5上適
所に取付けられたテレビカメラである。当該テレビカメ
ラ20は、運転室3内に取付けられた遠隔操作装置21によ
って遠隔操作される垂直回動装置22に取付けられてお
り、ウインチ装置4を撮影するウインチ撮影位置(図1
実線図示位置)と旋回台5の後方を撮影する旋回台後方
撮影位置(図1鎖線および図2図示位置)との間で回動
調節されるようになっている。これによりオペレ−タは
運転室3内からこの垂直回動装置22を遠隔操作すれば、
テレビカメラ20でウインチ装置4の駆動状態と、旋回台
5後方の安全状態を撮影することができるのである。ま
たこの実施例の場合、当該テレビカメラ20にはズ−ム機
構が内蔵されており、必要に応じてレンズの撮影角度を
標準と広角に変更することができるようになっている。
【0013】23は、運転室3の前方位置に取付けたディ
スプレイ装置であり、前記テレビカメラ20が撮影した画
像、すなわちウインチ装置4の駆動状態あるいは旋回台
5後方の安全状態を撮影した画像を、当該ディスプレイ
装置23に表示することができるようになっている。
【0014】24は、前記ウインチ装置4のドラムフラン
ジ面25にマ−キングされた指標であり、ウインチ装置4
の駆動状態を確認する際に、ディスプレイ装置23に表示
されているこのドラムフランジ面25のこの指標24の移動
状態を見て、ウインチ装置4の回転状態、すなわちウイ
ンチドラム8の回転方向と回転速度を確認するためのも
のである。
【0015】次に作動を説明する。まず、テレビカメラ
20を用いてウインチ装置4の駆動状態を監視する場合に
ついて説明する。ウインチ装置4の駆動状態を監視する
ためには、オペレ−タは、まず運転室3内に取付けられ
た遠隔操作装置21を操作して、テレビカメラ20がウイン
チ撮影位置(図1実線図示位置)となるまで垂直回動装
置22を回動駆動する。これによりテレビカメラ20はウイ
ンチ装置4を撮影し、撮影した画像を前記ディスプレイ
装置23に表示するので、オペレ−タはこのディスプレイ
装置23に表示された画像からウインチ装置4の駆動状態
(ウインチ装置4の回転方向と回転速度)を確認するこ
とができるのである。
【0016】次に、旋回台5の後方の安全状態を監視す
る場合について説明する。旋回台5の後方の安全状態を
監視するためには、運転室3内に取付けられた遠隔操作
装置21を操作して、テレビカメラ20が旋回台後方撮影位
置(図2図示位置)となるまで垂直回動装置22を回動駆
動する。これによりテレビカメラ20は旋回台5の後方を
撮影することができるようになり、撮影した画像を前記
ディスプレイ装置23に表示するので、オペレ−タはこの
ディスプレイ装置23に表示された画像から旋回台5後方
の安全状態を確認することができるのである。これによ
り、移動式クレ−ンAの後進時、あるいは旋回台5の旋
回駆動時の安全が図れるのである。
【0017】また、旋回台5の側方を含めて監視したい
場合には、前記テレビカメラ20のレンズを広角側にズ−
ムさせることによって、監視範囲を拡大することにより
行うことができるのである。
【0018】なお、図1および図2に基づいて説明した
実施例のものは、テレビカメラ20をウインチ撮影位置と
旋回台後方撮影位置との間で回動調節する際に、垂直回
動装置22を用いて垂直面内で回動させるように構成して
いるが、これを水平面内で回動するように構成してもよ
いこと勿論である。この場合には、テレビカメラ20を旋
回台5の側方を撮影可能な位置まで回動して固定するこ
とにより、旋回台5を旋回駆動する際の旋回軌跡内の安
全確認を行うことができ、より安全なクレ−ン作業を行
うことができるのである。
【0019】
【考案の効果】本考案の移動式クレ−ンにおける監視装
置は、ウインチ装置の駆動状態をテレビカメラで撮影し
てこの画像を運転室内のディスプレイ装置で監視できる
ようになっているので、例えウインチ装置が微速駆動さ
れている場合でも、オペレ−タは運転席に着座したまま
の姿勢でウインチ装置の駆動状態を正確に確認すること
ができるのである。また、このテレビカメラを旋回台の
後方を撮影できるように回動することにより旋回台後方
の安全状態の確認を行うことができるので、合理的に移
動式クレ−ンの監視装置を構成することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移動式クレ−ンの監視装置の説明図で
ある。
【図2】本考案の移動式クレ−ンの監視装置の説明図で
ある。
【図3】従来の移動式クレ−ンの監視装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 走行車輌 2 ブ−ム 3 運転室 4 ウインチ装置 5 旋回台 6 テレビカメラ 7 ディスプレイ装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輌上に、基端部を起伏自在に枢着
    したブ−ムと、当該ブ−ムの一側側に取付けられた運転
    室、およびブ−ムの後方位置に取付けられたウインチ装
    置とを備えた旋回台を旋回自在に搭載してなる移動式ク
    レ−ンにおける監視装置であって、 前記ウインチ装置後方の旋回台上に前記ウインチ装置を
    撮影可能にテレビカメラを取付けると共に、前記運転室
    内にディスプレイ装置を取付け、前記テレビカメラで撮
    影した画像を当該ディスプレイ装置で監視し得るように
    構成したことを特徴とする移動式クレ−ンにおける監視
    装置。
  2. 【請求項2】 前記テレビカメラを、運転室からの遠隔
    操作により、前記ウインチ装置を撮影するウインチ撮影
    位置と、旋回台の後方を撮影する旋回台後方撮影位置と
    の間で回動調節可能に取付け、当該テレビカメラで撮影
    した画像を前記ディスプレイ装置で監視し得るように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の移動式クレ−ン
    における監視装置。
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