JP2547318B2 - 天然マトリツクス中に於ける前立腺特異抗原の安定化方法 - Google Patents

天然マトリツクス中に於ける前立腺特異抗原の安定化方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、血清のような流体中の抗原物質の検出及び
定量に関する。より特定的には、本発明は前立腺特異抗
原のイムノアツセイに用いる安定な天然マトリツクスの
調製方法に関する。
かなり研究が進んでいる腫瘍関連抗原である前立腺特
異抗原(PSA)は、ヒトの前立腺ガンに於ける重要な診
断及び予後判定マーカーである。前立腺腫瘍細胞は血流
中にPSAを放出するので、血清及びその他の体液中のPSA
濃度は原発性及び転移性ガンの進行と相関がある。従つ
て、患者の検体中のPSAを定量することにより、治療の
養生法を監視し且つ病状の軽快又は進行を評価する効果
的な手段を臨床医に提供することができる。
イムノラジオメトリツクアツセイ(IRMA)及び酵素配
合イムノソーベントアツセイ(ELISA)のような現在使
用されている、患者の流体試料中のPSA測定用イムノア
ツセイでは、検量マトリツクス(calibrator matrix)
及び希釈剤(diluent)として、牛血清アルブミンのよ
うな人工又は合成マトリツクスを使用している。本明細
書中の検量マトリツクスという用語は、患者試料中の抗
原物質の未知濃度を検量する目的で所定濃度の抗原物質
を含むマトリツクスを意味する。本明細書中の希釈剤と
いう用語は、イムノアツセイの範囲内で抗原物質を測定
し得るようにすべく、イムノアツセイの範囲を越える濃
度の抗原物質を含む患者試料をを希釈するためのマトリ
ツクスを意味する。
血清ベースのマトリツクスのように未変性の天然マト
リツクスは、このマトリツクス中にPSAを導入した場合
にそのPSAが不安定であることから、使用に適さない。
そのため、こられのマトリツクスが使用される。特に、
PSAを未変性のヒト血清ベースのマトリツクスに導入し
た場合24時間以内に30%〜70%のPSA活性損失が起ると
報告されている。更に、このような測定可能PSAの損失
はヒト血清に限つたことではなく、牛及び馬血清ベース
のマトリツクスにPSAを導入した際にも同様に不安定に
なる。
これらマトリツクスの成分と検体成分とは非類似であ
るために、人工マトリツクスの動的パターン(kinetic
pattern)及び非特異的結合特性(non−specific bindi
ng characteristics)は、PSAを含む又は含むと考えら
れる血清又は他の体液とはかなり異なるものである。結
果的に、これらのマトリツクスをPSAのイムノアツセイ
に使用することについては内在的に相当な制限かあると
いえる。
従つて、PSAのイムノアツセイの精度及び感度を最大
限にするためには、検量用及び試料希釈用マトリツクス
を出来るだけ患者の検体に似ているものにすること、非
特異的結合特性に関しては特にそのようにすることが非
常に重要なことである。
このように、患者検体中のPSA定量測定に用いる血清
ベースマトリツクスのような天然マトリツクス中で、PS
Aが安定化され得るような手段が必要とされている。
本発明は天然マトリツクス(natunal matrices)中の
前立腺特異抗原(PSA)を安定化させる方法を提供する
ものである。この点に関して、患者の検体に類似の動的
パターンと非特異的結合特性を持つように天然マトリツ
クスを変性することが可能であつて、これによりマトリ
ツクスとしての所望の特性を実質的に変更することな
く、その中でPSAを安定化し得ることが本発明に於いて
予想外にも知見されたのである。
本発明に依ると、患者の試料と同じか若しくは実質的
に同じような動的パターン及び非特異的結合特性を持つ
適当な哺乳動物由来の生物体液(biological fluid)を
変性し、PSAを不安定化させる流体成分の活性を阻害さ
せるようにする。本発明の好適方法は、このような生物
体液を、正常値(約pH7)から少なくとも約pH9に、PSA
を不安定化させる流体成分活性を阻害するに有効な期間
アルカリpHシフトさせて変性する。その後、この生物体
液のpHを約7まで低下させる。
上に述べたように、本発明は前立腺特異抗原(PSA)
を安定化させるために天然マトリツクスを変性する手段
を提供する。本発明に於いて、天然マトリツクス(natu
ral matrix)とは、生物によって産生される生物学的に
発生する組成物であって、それがマトリツクスとして使
用されるために、患者サンプルと同じ又はよく似た動的
パターン及び非特異的結合特性を有しているものをい
う。本発明は、通常のイムノアツセイ法によつて患者の
流体サンプル中にあるPSAの検出及び/又は定量測定に
有益である。更に、本発明方法によつて調製された安定
な天然マトリツクスは、PSAのイムノアツセイにおける
検量マトリツクス及び希釈剤として有益である。
流体サンプル中の抗原物質濃度を決定するイムノアツ
セイは当業界においてよく知られているので、詳細に説
明する必要はないものと思われる。しかしながら、その
中でも、本発明が特に有益となるイムノアツセイは、モ
ノクローナル抗体を使用するイムノメトリツクアツセイ
であり、これには米国特許第4,376,110号明細書に記載
されているような二部位(two−site)すなわちサンド
イツチイムノメトリツクアツセイ等かある。更に、イム
ノアツセイを達成ならしめる手段として、放射性同位元
素手段、酵素手段、蛍光物質手段を挙げ得る。
本発明においては、適当な哺乳動物由来の生物流体が
利用できる。例えば、全血流、血清、血漿、脳脊髄液又
は尿などが本発明において好適に利用され得る。より好
ましいのはヒトの血液から得られる血清であつて、循環
PSAの存在がたとえあつたとしても、そのわずかな濃度
か検出されないものがよい。特に好ましいのはヒト女性
血液から得られる血清であり、これには循環PSAは存在
しない。
本発明の好ましい方法によると、ヒト女性血清を変性
して、PSAを不安定化させる血清成分の活性を阻害す
る。未変性血清中のPSAの不安定化についての理論に拘
束されるつもりはないが、この不安定性は、少なくとも
部分的に循環する前立腺抗原結合蛋白(PAGB)の存在に
よるものと思われる。PABGは前立腺ガンと診断された男
性の血清中にかなりの高レベルで存在するものである
が、正常男性及び正常女性の血清中にも存在することが
明らかにされている。Chu et al.,Annals NYAS,Vol.41
7,pp.383−389,1983参照。
PSAに対する安定な血清ベースのマトリツクスを提供
するためのヒト女性血清の変性は、PSAを不安定化する
血清成分活性を阻害するのに有効な時間pHを少なくとも
約pH9にシフトさせるアルカリpHをシフトによってなさ
れる。好ましくは、血清pHを約pH12にまでシフトし、血
清を約5分ないし約45分間インキユベートし、次いで血
清pHを約pH7にまで下げる。本発明による血清の変性の
ためのpH変化は、当業者にとつて自明の方法で行うこと
ができる。
さらに、PSAに反応性である血清成分の活性を阻害す
る手段として、pH変性は好ましいものではあるが、本発
明においてはカオトロピツク剤(chaotropic agent)も
また利用することができる。カオトロピツク剤(たん白
質の3次元構造に不規則性を誘起するもの)のうち、本
発明の使用に適するものは、尿素,KBr,KI,KSCN,グアニ
ジン及びMgCl2である。加熱することもまた利用でき
る。すなわち、血清成分の活性を阻害するのに十分な時
間、流体を高い温度に加熱しその温度に保持する。しか
しながら本発明の目的には、上記したpH調整が最も有効
である。
合成マトリツクスと対比した、本発明の安定な天然マ
トリツクスの利点を第I表に示す。このような安定な天
然マトリツクスの非特異的結合特性は患者の検体に匹敵
し得るので、PSAイムノアツセイの感度と精度を向上さ
せることができる。
加えて、本発明によつて変性した天然マトリツクス中
でPSAは安定であるのでこのマトリツクスは、PSAイムノ
アツセイにおける検量マトリツクス及び検体希釈剤とし
て非常に有効であり且つ望ましいものである。第II表及
び第III表に示されるように、PSAは非変性天然マトリツ
クスと比較してそのようなマトリツクス中に於いて実質
的により安定である。
さらに、本発明は、非変性天然マトリツクス中に導入
する不安定となる他の抗原を安定化させる方法をも示唆
していることは明らかである。例えば腫瘍関連抗原カル
シトニンについても同じような結果が得られた。
以下非制限的実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 pH変性血清の調製 テネシー州メンフイス市のインターステート血液銀行
から−20℃に保存されたヒト女性血清を入手し、pH変性
天然マトリツクスを調製するためにこれを使用した。撹
拌装置を備えた容器中で、10NのNaOH17〜20mlを添加す
ることにより1000mlの前記血清を約pH12に調整した。次
いでこの塩基性血清容液を22〜28℃で30分間撹拌しなが
らインキユベートし、10NのHCl15〜17mlを添加すること
により約pH7に戻した。その後、pH7の溶液を10分間1000
×gで遠心分離にかけ、0.2μのシーブを用いてロ過し
た。
pH変性血清の他の調製方法 約0.3ml〜0.5mlの10N NaOHを撹拌下に20mlの貯蔵ヒト
女性血清に加え、pHを12に増加させた。塩基性血清を30
分間インキユベートし、次いで0.1Mのリン酸ナトリウム
(0.276グラムの一塩基性リン酸ナトリウム)を撹拌し
ながら加え、pHを若干下げた。その後、0.4ml〜0.6mlの
6N HClを加えてpHをpH6に調整し、溶液を室温で2〜3
時間撹拌した。最後に、約0.10ml〜0.5mlの1N NaOHを用
いてpHをpH7に調整した。
非特異的結合の比較 5%牛血清アルブミン(インデイアナ州エルクハルト
市のマイルズラボラトリーズInc社製)と2%IgG(アー
カンサスのロジヤースにあるペルーフリーズバイオロジ
カルズ)とからなる合成マトリツクス試料の非特異的結
合の値を、非変性ヒト女性血清試料及び上記のようにし
て調製したpH変性血清試料と比較した。非特異的結合の
値は、市販の二部位イムノラジオメトリツクアツセイす
なわちTANDEM −R PSA(カリフオルニア州サンデイエ
ゴ市のハイブリテツクインコーポレイテツド社製)を用
いて測定した。各マトリツクスの評価は、TANDEM −R
PSAプロトコールに従つて、各チユーブに0.05mlを使用
し、インキユベーシヨン時間を4時間に延長してそれぞ
れ12回繰り返すことにより求めた。
下記第I表は、合成マトリツクス試料、非変性血清試
料及びpH変性血清試料それぞれについての平均値を示し
たものである。
データを、1分間あたりのカウント(CPM)及び標準
曲線に対するPSA濃度(ng/ml)で示す。
第 I 表サンプルマトリツクス CPM PSA(ng/ml) 5%BSA/2%IgG 1179 0.24 非変性血清 930 0.07 pH変性血清 946 0.09 上記第I表から、非変性血清サンプル及びpH変性血清
サンプルの非特異的結合の値は相互に匹敵しているが、
合成サンプルの非特異的結合の値はかなり高い値となつ
ていることが判る。
PSA安定性の決定 PSA安定性の研究は、非変性とヒト女性血清及び上記
したようにして調整したpH変性血清を用いて行つた。精
液血漿から得た10μl量のPSA855ng/mlをマトリツクス
サンプル990μlに希釈し、35℃に維持した。測定可能P
SAの損失%としてPSAの安定性を、下記第II表に示す。
このPSA安定性は、各サンプルにつき−70℃のコントロ
ールサンプルに対する相対値として1,3及び5日目に求
めたものである。よく知られている方法で得られた値を
それぞれ4℃で1.2,3.6及び6.0ケ月に外挿した。
第II表から、PSAは非変性血清よりもpH変性血清中で
かなり安定であることがわかる。
PSA回収の決定 精液血漿又はヒト男性血清からの測定可能PSAの損失
を、未処理血清又は上記のことき変性血清で希釈した後
に求めた。0.4mlのサンプルマトリツクスを含有する4
つの試験管中に精液血漿からのPSA125ng/mlの0.1mlを加
え、25ng/mlPSA仮想濃度を調整した。19.1ng/mlPSAを含
むことが予めわかつているヒト男性血清を用いて、各溶
液のアリコツトを1対1希釈した。4つの試験管の各々
に於けるPSA量についての評価は、市販の二部位イムノ
ラジオメトリツクアツセイ即ちTANDEN −R PSA(カリ
フオルニア州サンデイエゴ市に所在のハイブリテツクイ
ンコーポレイテツド社製)を用いて行つた。ただし、イ
ンキユベーシヨン時間は4時間だつた。測定濃度及びPS
Aの計算上の損失%を第III表に示す。第III表のデータ
から、pH変性マトリツクスについては非常に望ましいPS
A回収が達成されていることがわかるが、非変性血清に
あつては顕著なPSA損失が起つていたことがわかる。
以上本発明の好ましい態様について記載したが、本発
明の精神及び範囲を越えることなく上記態様を変形し変
更することは当業者にとつて可能である。
フロントページの続き (72)発明者 リンダ・パトリシア・アイヴアー アメリカ合衆国、カリフオルニア・ 92106、サン・デイエゴ、モアナ・ドラ イヴ・814

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプル中の抗原をイムノアッセイによっ
    て測定する際に使用される安定な天然マトリックスを適
    当な哺乳動物から得られる生物流体から調製する方法で
    あって、前記抗原を不安定化させる前記生物流体中の成
    分を変性して、該不安定化成分の活性を阻害することか
    らなるステップを含み、前記変性ステップが、前記生物
    流体中の不安定化成分の活性を阻害するのに有効なpHに
    まで前記生物流体のpHを調整した後該阻害に有効な時間
    前記生物流体をインキュベートすることからなるか、ま
    たは前記生物流体をカオトロピック剤で前記生物流体中
    の不安定化成分の活性を阻害するのに充分な時間処理す
    ることからなることを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】前記抗原が前立腺特異抗原(PSA)または
    カルシトニンである特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】前記生物流体が血液からなる特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記生物流体が血清からなる特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記生物流体が血漿からなる特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記哺乳動物がヒトである特許請求の範囲
    第1項〜第5項のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】前記哺乳動物がヒト女性である特許請求の
    範囲第3項〜第5項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】前記天然マトリックスを検量マトリックス
    として使用する特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】前記天然マトリックスを希釈剤として使用
    する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の
    方法。
  10. 【請求項10】前記イムノアッセイが、モノクローナル
    抗体を用いるイムノメトリックアッセイである特許請求
    の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】前記イムノアッセイがサンドイッチアッ
    セイである特許請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記イムノメトリックアッセイを、放射
    性同位元素、酵素または蛍光物質を用いて行う特許請求
    の範囲第10項に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記変性ステップが、前記生物流体のpH
    を少なくとも約9にまで増加させ、前記生物流体の不安
    定化成分の活性を阻害するのに有効な時間前記生物流体
    をインキュベートし、次いで前記生物流体のpHを約7に
    まで低下させることからなる特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】前記生物流体のpHを約12にまで増加させ
    る特許請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 【請求項15】サンプル中の抗原をイムノアッセイによ
    って測定する際に使用される安定な天然マトリックスで
    あって、適当な哺乳動物から得られる生物流体から、前
    記抗原を不安定化させる前記生物流体中の成分を変性し
    て、該不安定化成分の活性を阻害するステップを含む方
    法により調製され、前記変性ステップが、前記生物流体
    中の不安定化成分の活性を阻害するのに有効なpHにまで
    前記生物流体のpHを調整した後該阻害に有効な時間前記
    生物流体をインキュベートすることからなるか、または
    前記生物流体をカオトロピック剤で前記生物流体中の不
    安定化成分の活性を阻害するのに充分な時間処理するこ
    とからなることを特徴とする前記天然マトリックス。
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