JP2547307B2 - ダイコータ - Google Patents

ダイコータ

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JP2547307B2
JP2547307B2 JP5306276A JP30627693A JP2547307B2 JP 2547307 B2 JP2547307 B2 JP 2547307B2 JP 5306276 A JP5306276 A JP 5306276A JP 30627693 A JP30627693 A JP 30627693A JP 2547307 B2 JP2547307 B2 JP 2547307B2
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敏也 土井
雅一 梶谷
博夫 井上
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Chugai Ro Co Ltd
Mitsubishi Kasei Engineering Co
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Chugai Ro Co Ltd
Mitsubishi Kasei Engineering Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、合成樹脂、紙な
どの帯状体を連続塗装するダイコータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ストリップなどの帯状体を連
続塗装する装置としてダイコータが知られている。この
ダイコータは、ダイ本体に、マニホールドと、このマニ
ホールドから塗料を吐出させるスリットとを備えてお
り、マニホールドに供給された塗料をスリットから吐出
し、スリットの出口近傍を移動する帯状体に塗布するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ダイコータでは、一台で木目模様や波模様を含む多色塗
装を帯状体に付することは不可能であった。したがっ
て、このような模様を含む塗装を帯状体に施すには、ま
ずダイコータ又はその他の塗装装置で帯状体に基板色を
塗装し、次に印刷装置で基板色の上に版で模様を印刷し
なければならなかった。そのため、模様の数だけ版を要
し、その製作、保管等の多くの労力を要するという問題
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、一台
でしかも一回の塗装作業で、また、版を用いることな
く、帯状体に基板色と柄模様を塗装できるダイコータを
提供することを目的とするもので、ダイ本体に、マニホ
ールドと、このマニホールドへの塗料供給口と、上記マ
ニホールドから塗料を吐出させるスリットとを設け、こ
のスリットの出口近傍を通過する帯状体を連続塗装する
ダイコータに、複数の塗料吐出口を所定間隔でその全長
に亘って有し上記マニホールドに両端突出状態に挿入さ
れた柄模様塗料供給管と、この柄模様塗料供給管を軸方
向に移動させる移動手段と、上記柄模様塗料供給管に第
2の塗料を供給する塗料供給手段とを設けたものであ
る。
【0005】上記ダイコータには、柄模様塗料供給管の
回動手段を設けてもよい。また、柄模様塗料供給管の内
部を複数の塗料供給室に分割し、第2の塗料を供給する
塗料供給手段からそれぞれの塗料供給室に対して別々の
色の塗料を供給可能に構成してもよい。
【0006】
【作用】上記ダイコータで帯状体に多色模様を塗装する
場合、マニホールドに基板色の塗料を供給するととも
に、これと異なる色の第2の塗料を柄模様塗料供給管に
供給し、移動手段で柄模様塗料供給管を軸方向に左右に
移動する。すると、基板色の塗料の表面に第2の塗料が
スリットから吐出するとともに、この第2の塗料の吐出
位置が柄模様塗料供給管の動きに応じて変化し、帯状体
に基板色とは別色の変形模様が塗装される。また、回動
手段で柄模様塗料供給管を回動すると、模様の変形度が
さらに増す。さらに、柄模様塗料供給管の内部に形成し
た複数の塗料供給室から別々の色の塗料を吐出すると、
多色変形模様を帯状体に付すことができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1はダイコータ1の全体構成を示す。ダイ
コータ1は、概略、薄肉金属、フィルムシート、または
紙などの帯状体Sの搬送部、上記帯状体Sの片面を塗装
する塗装部、および塗装時に木目模様や波模様などの非
直線的な柄模様を帯状体に塗装する柄模様塗装部で構成
されている。
【0008】搬送部は、金属製の円筒体からなるバッキ
ングロール11を備えている。上記バッキングロール1
1は軸12を中心に矢印X方向に回転駆動するようにし
てあり、矢印X1方向から連続的に搬送されてくる帯状
体Sをその外周面に沿ってガイドし、矢印X2方向に方
向転換して送り出す。
【0009】塗装部はスロットダイ21を備えている。
このスロットダイ21は、金属製の上部ダイ22と下部
ダイ23で構成されている。上部ダイ22は、図4に示
すように、水平方向に伸びる上面22a、これに平行な
底面22b、これらと上面22aと底面22bの後端部
を結ぶ垂直な背面22c、および上面22aの先端部か
ら斜め下方に伸びて上面22aと底面22bを結ぶ斜面
22dで輪郭を形成した台形の横断面をしている。これ
に対して、下部ダイ23は、上部ダイ22を上下反転し
た断面形状をしている。これら上部ダイ22と下部ダイ
23は、両者の斜面22d,23dでテーパ状の前部形
状を形成するように、上部ダイの底面22bと下部ダイ
23の上面23aを重ね合わせ、図示しないボルト等の
連結手段によって一体的に連結されている。
【0010】上部ダイ22の底部と下部ダイ23の上部
には、長手方向に伸びる半円形の溝が対向して形成さ
れ、これらの溝が一体となってマニホールド24を構成
している。マニホールド24の前方には、上部ダイ22
の底面22bまたは下部ダイ23の上面23a、若しく
はそれらの両方を削り取り、マニホールド24から前端
部に伸びる塗料吐出用のスリット25が形成されてい
る。また、マニホールド24の上方には、上部ダイ22
を穿孔して一つまたは複数(本実施例では2つ)の基板
色塗料供給口26が形成され、この供給口26を介して
基板色塗料供給源27(図2参照)からマニホールド2
4に基板色塗料P1が供給されるようになっている。こ
のように構成されたスロットダイ21は、バッキングロ
ール11と平行に配置され、スリット25の出口とバッ
キングロール11との間に所定の隙間が形成される。
【0011】柄模様塗装部は、図1〜3に示すように、
円筒形の柄模様塗料供給管31を備えている。この柄模
様塗料供給管31は所定間隔ごとに塗料吐出口32が形
成されており、スロットダイ21のマニホールド24に
両端突出状態に挿入され、スロットダイ21の両端部に
固定された一対のサイドプレート33の貫通孔34に軸
受35を介して回動自在に支持されている。また、柄模
様塗料供給管31の一端は、柄模様塗料供給源36に接
続されている。一方、柄模様塗料供給管31の他端は、
連結部材37を介してモータ38の駆動軸39に連結さ
れ、モータ38の回動に基づいて柄模様塗料供給管31
が回動するようにしてある。モータ38の支持台40は
柄模様塗料供給管31の軸方向に移動可能としてある。
また、支持台40はシリンダ41のピストンロッド42
に連結され、シリンダ41の駆動に基づいて、モータ3
8および柄模様塗料供給管31が、この柄模様塗料供給
管31の軸方向(矢印Y,Y’方向)に移動するように
してある。
【0012】以上の構成を有するダイコータ1では、矢
印X1方向から連続供給される帯状体Sは、バッキング
ロール11にガイドされながら矢印X2方向に方向転換
して搬送される。スロットダイ21のマニホールド24
には、基板色塗料供給源27から基板色塗料供給口26
を介して基板色塗料P1が供給される。また、柄模様塗
料供給管31には、基板色塗料P1と異なる色の柄模様
塗料P2が供給され、この柄模様塗料P2は複数の塗料
吐出口32を介してマニホールド24に送り出され、上
記基板色塗料P1と共に、但し基板色塗料P1に混じる
ことなくスリット25から吐出して、バッキングロール
11にガイドされながら移動する帯状体Sに塗装され
る。
【0013】上記塗装時、シリンダ41を駆動して柄模
様塗料供給管31を軸方向に左右に移動する。すると、
シリンダ41の動きにしたがってマニホールド24内に
おける柄模様塗料P2の吐出位置が変化する。また、ス
リット25から吐出する柄模様塗料P2の位置が左右に
移動する。そのため、帯状体Sには、柄模様塗料P2が
非直線状の柄模様を描いて塗布される。したがって、シ
リンダ41を一定の周期で一定幅移動させると上記柄模
様は波線となり、周期や振幅を経時的に変化させると柄
模様はさらに変形する。
【0014】また、塗料塗布時、シリンダ41と共にモ
ータ38を駆動して柄模様塗料供給管31を回動する
と、マニホールド24からスリット25に侵入する柄模
様塗料P2の量、幅等が経時的に変化し、柄模様の変化
はさらに複雑なものとなり、木目模様に似た柄を帯状体
Sに付与することも可能である。
【0015】なお、上記実施例では、連結部材37を介
してモータ38の駆動軸39を柄模様塗料供給管31に
連結するものとしたが、ギヤ機構を介してモータ38の
駆動を柄模様塗料供給管31に伝達するようにしてもよ
いし、駆動源としてロータリーシリンダー等を用いても
よい。また、柄模様塗料供給管31をその軸方向に移動
させる手段はシリンダ41に限るものではない。
【0016】さらに、柄模様塗料供給管31はその内部
に中央仕切壁を設けて2室に区画し、それぞれに異なる
色の塗料を供給するようにしてもよい。この場合、柄模
様塗料供給管31の両端開口部をそれぞれ別々の塗料供
給源に接続するとともに、供給管にはギヤを外装し、こ
のギヤにモータの回動を伝達するのが好ましい。
【0017】さらにまた、柄模様塗料供給管31の内部
を図5,6に示す仕切壁31a,31bで複数の供給室
に区画し、これら供給室にそれぞれ異なる色の塗料を供
給して複数色で模様を塗装するようにしてもよい。
【0018】そしてまた、柄模様塗料吐出口32は等間
隔に形成する必要はないし、その形状は円形、楕円形
状、長孔等に種々変形可能である。また、柄模様塗料吐
出管31を、柄模様塗料吐出口を所定間隔ごとに形成し
た複数の管からなる多重管(例えば内管と外管とからな
る二重管)で形成し、それぞれの管内に異なる色の柄模
様塗料を供給するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるダイコータでは、マニホールド内に収容されてい
る柄模様塗料供給管に基板色と異なる第2の塗料を供給
しながら移動手段で上記柄模様塗料供給管を軸方向に左
右に移動させると、マニホールドおよびスリットから吐
出する第2の塗料の位置が柄模様塗料供給管の動きにし
たがって移動する。そのため、一つのダイコータの一回
の塗装工程で、しかも版を用いることなく、基板色の塗
装と複雑な別色の柄模様の塗装を同時に行うことができ
る。また、回動手段で上記塗料供給管を回動することに
より、柄模様をさらに複雑化することができる。さら
に、塗料供給管を複数の塗料供給室に分割し、それぞれ
の供給室に異なる色の塗料を供給すると、柄模様の変化
が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダイコータの斜視図である。
【図2】 ダイコータの一部切欠正面図である。
【図3】 ダイコータの一部切欠平面図である。
【図4】 図2に示すスロットダイのIV−IV線断面図で
ある。
【図5】 他の実施例に係る柄模様塗料供給管の断面図
である。
【図6】 別の実施例に係る柄模様塗料供給管の断面図
である。
【符号の説明】
1…ダイコータ、11…バッキングロール、21…スロ
ットダイ、22…上部ダイ、23…下部ダイ、24…マ
ニホールド、25…スリット、26…基板色塗料供給
口、27…基板色塗料供給源、31…柄模様塗料供給
管、32…柄模様塗料吐出口、38…モータ、40…支
持台、41…シリンダ、S…帯状体、P1…基板色塗
料、P2…柄模様塗料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 博夫 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−109963(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ本体に、マニホールドと、このマニ
    ホールドへの塗料供給口と、上記マニホールドから塗料
    を吐出させるスリットとを設け、このスリットの出口近
    傍を通過する帯状体を連続塗装するダイコータにおい
    て、複数の塗料吐出口を所定間隔でその全長に亘って有
    し上記マニホールドに両端突出状態に挿入された柄模様
    塗料供給管と、この柄模様塗料供給管を軸方向に移動さ
    せる移動手段と、上記柄模様塗料供給管に第2の塗料を
    供給する塗料供給手段とを設けたことを特徴とするダイ
    コータ。
  2. 【請求項2】 上記柄模様塗料供給管を回動させる回動
    手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のダイコ
    ータ。
  3. 【請求項3】 上記柄模様塗料供給管の内部が複数の塗
    料供給室に分割され、第2の塗料を供給する塗料供給手
    段からそれぞれの塗料供給室に対して別々の色の塗料を
    供給可能に構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載のダイコータ。
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KR100830050B1 (ko) * 2007-04-17 2008-05-16 주식회사 케이씨텍 슬릿코터의 도포액 공급장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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