JP4639213B2 - 印刷機のインキ練り方法及び印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷機のインキ練り方法及び印刷機に関する。
従来の印刷機のなかには、例えば、インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動されることで、該表面のインキを次工程のローラ(例えば、インキ送りローラ)に供給するインキ元ローラに対しローラ軸線方向の第1方向に沿って配置されるとともに前記第1方向を横切る第2方向に沿って移動可能に臨設される1又は2以上のインキ壺キーを、前記インキ元ローラとの間隔がそれぞれ所定の一定間隔になるように、前記第2方向に沿ってそれぞれ移動させることで、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量を決定する印刷機がある。
このような印刷機では、例えば、インキ壺からインキ元ローラに供給されたインキは、次工程のインキ送りローラを含む多数のローラから構成されたローラ群を介して、刷版が巻き付けられた版胴に供給され、この版胴上のインキがゴム胴(ブランケット胴)に印刷画像として転写され、さらに版胴上から印刷画像として転写されたゴム胴におけるインキが、圧胴とゴム胴との間を通過する被印刷体(例えば印刷用紙)に転写されることで、当該被印刷体に印刷画像が印刷される。こうして印刷画像が印刷された被印刷体(印刷物)が提供されるのであるが、かかる印刷動作においては、インキ壺キーのインキ元ローラとの間隔を所定の一定間隔にし、印刷物の画像品質(例えば、画像濃度)を調整するための所望のインキ供給量のインキをインキ元ローラからインキ送りローラに供給することで、印刷される印刷物の画像品質を所望のものにしている。このとき、印刷される印刷物の画像品質は、インキの特性変化に影響され易い。例えば、インキ壺内のインキは、印刷後、印刷機を停止して長時間放置すると、その特性が変化し、一般的には粘度が高くなって、次のような現象が発生することが知られている。
すなわち、印刷状態では、印刷を行うに従って、インキ元ローラの回転によりインキが練られ、このように練られたインキは、この練り効果を受けるため、通常は、インキ粘度が、印刷機を停止して長時間放置したときのインキ粘度よりも低くなる。さらに説明すると、インキ壺内インキについて長時間放置した後に印刷を行うと、印刷の初期段階では、インキ粘度が高くなっているために印刷される印刷物の濃度が低くなる傾向にあるが、印刷を継続するに従い、徐々にインキ粘度が低くなると、印刷される印刷物の濃度が高くなる傾向になる。このように印刷中における印刷機初期稼働時と印刷機継続稼働時とのインキの特性変化(特に粘度変化)で印刷物の濃度が変化すると、例えば、印刷機初期稼働時の印刷物において製品として使用できない印刷物(いわゆるヤレ紙)が発生し易い。
従来は、印刷に先立って、印刷機において、所定のモードにて、例えば、メンテナンスや何らかのトラブル等、具体的にはインキ元ローラの清掃等の際に使用するためのモードにて、インキ壺キーのインキ元ローラとの間隔を所定の一定間隔にした状態で(例えば、前記インキ壺キーを最大に開いた状態にして)、インキ元ローラを所定時間(例えば、数十分程度)回転させ、このインキ元ローラの回転によりインキ壺内インキを練ることで、長時間放置したときのインキ粘度を印刷機継続稼働時におけるインキ粘度と同程度になるようにしてから、印刷を開始していた。
さらにインキの練り効果を向上させるために、前記のインキ元ローラの回転によるインキ練りに加え、例えば、オペレータによって、ヘラのような部材でインキ壺内インキを練ったり、印刷機とは別途設けられるインキ練りのための装置(例えば、インキ壺に対しインキ元ローラのローラ軸線方向に沿って移動可能に設けられる円錐形状の回転攪拌部材を備えた装置であって該攪拌部材をインキ元ローラのローラ軸線方向に沿って移動させつつインキ壺内で回転させる装置)によってインキ壺内インキを練ったりしていた。
ところが、前記したようなインキ元ローラの回転によるインキ練りに加えて、練り効果を向上させるための従来の手法では、オペレータがインキ壺内インキを練る場合、インキ練りのための作業がオペレータの作業負荷になっており、また、インキ練りのための装置を設ける場合には、インキ練り後に攪拌部材等を洗浄する等の作業を要し、いずれにしてもオペレータの作業負荷になっている。さらに、インキ練りのための装置を設ける場合には、それだけ印刷機コストが高くつく。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され該表面のインキを次工程のローラに供給することができるインキ元ローラと、ローラ軸線方向に沿って配置されるとともに、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量を決定するために前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーとを備える印刷機のインキ練り方法及び印刷機であって、前記インキ元ローラの回転によるインキ練りに加えて、オペレータによる前記インキ壺内インキの練り作業を行うことなく、且つ、当該印刷機とは別途設けられるようなインキ練りのための装置を設けることなく、練り効果を向上させることができ、これにより、オペレータの作業負荷を軽減できるとともに、印刷機コストを低く抑えることができる印刷機のインキ練り方法及び印刷機を提供することを課題とする。
本発明は前記課題を解決するため、インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され該表面のインキを次工程のローラ(例えば、インキ送りローラ)に供給することができるインキ元ローラと、ローラ軸線方向に沿って配置されるとともに、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量(印刷物の画像品質を調整するためのインキ供給量)を決定するために前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーとを備える印刷機のインキ練り方法であって、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記間隔が広狭するように移動させることで前記インキ壺内の印刷用インキを、前記インキ元ローラの回転によってローラ周方向に練ると共に、前記インキ壺キーの移動によって練り、更に前記インキ元ローラの回転とインキ壺キーの移動とで生じるインキ元ローラ表面のインキ量の変動によってローラ径方向に練ることを特徴とする印刷機のインキ練り方法を提供する。
本発明はまた、前記課題を解決するため、印刷用インキを収容するインキ壺と、前記インキ壺に収容されるインキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され、該表面のインキを次工程のローラ(例えば、インキ送りローラ)に供給することができるインキ元ローラと、前記インキ元ローラ及び前記次工程のローラのうち少なくとも一方を、他方に対して近接するように又は離反するように、選択的に配置できるローラ配置装置と、前記インキ元ローラを回転駆動するローラ駆動装置と、それぞれが前記インキ元ローラに対しローラ軸線方向に沿って配置されるとともに前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーと、前記1又は2以上のインキ壺キーを前記間隔が広狭するようにそれぞれ移動させることで、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量(印刷物の画像品質を調整するためのインキ供給量)を決定し得るインキ壺キー移動装置と、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記間隔が広狭するように移動させて前記インキ壺内の印刷用インキを、前記インキ元ローラの回転によってローラ周方向に練ると共に、前記インキ壺キーの移動によって練り、更に前記インキ元ローラの回転とインキ壺キーの移動とで形成されるインキ元ローラ表面のインキ量の変動によってローラ径方向に練るべく、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する制御部とを備えることを特徴とする印刷機も提供する。
本発明に係るインキ練り方法及び印刷機では、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つをインキ元ローラとインキ壺キーとの間隔が広くなったり狭くなったりするように移動させて前記インキ壺内の印刷用インキを練るので、オペレータによる前記インキ壺内インキの練り作業を行わなくてもよく、また、当該印刷機とは別途設けられるようなインキ練りのための装置を設けなくてもよい。このとき、前記インキ元ローラの回転によって前記インキ壺内インキが練られるのであるが、このインキ元ローラの回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、インキ壺キーのうち少なくとも一つについて、インキ元ローラとインキ壺キーとの間隔が広くなったり狭くなったりするので、前記インキ壺内のインキが、当該インキ壺キーの移動によって練られるとともに、さらに当該移動するインキ壺キーとインキ元ローラとの間隔が広くなったり狭くなったりすることによって、前記インキ元ローラの表面に付着して該インキ元ローラの回転に伴って回動するインキのインキ量が変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキが、このインキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によってローラ径方向に沿って練られる。こうして、前記インキ元ローラの回転により前記インキ壺内インキが練られるとともに、当該インキ壺キーの移動によるインキ練り効果と、前記インキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、前記インキ壺内インキがさらに効果的に練られ得る。
なお、前記のインキ練りは、印刷を行うに先立って(例えば、前記インキ供給量を決定するに先立って)行うことが望ましい。また、前記のインキ練りにあたっては、先ず、前記次工程のローラにインキを供給しないようにしたあと、前記インキ元ローラを回転駆動し、そのあとインキ元ローラとインキ壺キーとの間隔が広くなったり狭くなったりするようにインキ壺キーを移動させてもよいし、先ず、前記次工程のローラにインキを供給しないようにしたあと、インキ元ローラとインキ壺キーとの間隔が広くなったり狭くなったりするようにインキ壺キーを移動させ、そのあと前記インキ元ローラを回転駆動してもよい。いずれにしても、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記間隔が広狭するように移動させることで前記インキ壺内の印刷用インキを練るができる。
前記1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラとの間隔が最小となる最小位置から最大となる最大位置への移動量は大きい方が好ましい。この移動量としては、それには限定されないが、例えば、0.1mm〜1.0mm程度を挙げることができる。この範囲は、前記インキ供給量を決定するための移動量の範囲に限定されるものではなく、それより広くすることができる。また、前記最小位置としては、0mm程度を、前記最大位置としては、1.0mm程度を例示できる。また、前記インキ元ローラの周速としては、それには限定されないが、10mm/s〜200mm/s程度を例示できる。
本発明に係る印刷機において、前記制御部は、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置による前記インキ練り動作を所定の時間行うようするためのタイマー手段を備えていていてもよい。このタイマー手段においては、例えば、所定時間毎に(具体例としては5分から60分まで5分刻みに)設定された複数時間のうちいずれか一つを選択できるようにしていてもよい。
以上説明したように本発明によると、インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され該表面のインキを次工程のローラに供給することができるインキ元ローラと、ローラ軸線方向に沿って配置されるとともに、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量を決定するために前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーとを備える印刷機のインキ練り方法及び印刷機であって、前記インキ元ローラの回転によるインキ練りに加えて、オペレータによる前記インキ壺内インキの練り作業を行うことなく、且つ、当該印刷機とは別途設けられるようなインキ練りのための装置を設けることなく、練り効果を向上させることができ、これにより、オペレータの作業負荷を軽減できるとともに、印刷機コストを低く抑えることができる印刷機のインキ練り方法及び印刷機を提供することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るインキ練り方法を実施する印刷機の一実施形態の概略構成を示す図である。なお、図1において、実質的に同様の構成、作用を有する部品には同じ参照符号を付してある。
図1に示す印刷機100は、給紙部20、印刷部30、排紙部40及び制御部CONTを備えている。給紙部20は、被印刷体P(ここでは印刷用紙)を印刷部30に供給することができる。印刷部30は、給紙部20から供給される用紙Pを印刷することができ、複数の印刷ユニット(ここでは4台の印刷ユニット30a〜30d)を備えている。また、排紙部40は、印刷部30にて印刷された印刷物Qを排紙することができる。この印刷機100では、給紙部20から用紙Pが印刷部30に供給され、当該供給された用紙Pが印刷部30における各印刷ユニット30a〜30dにて印刷された後、当該印刷された印刷物Qが排紙部40にて排紙される。
給紙部20は、収容部21及び供給部22を備えている。収容部21は、複数の用紙Pを収容することができるものであり、供給部22は、収容部21に収容される用紙Pを1枚ずつ引き出し、当該引き出された用紙Pを印刷部30に向けて搬送することができるものである。これにより、用紙Pを印刷部30に供給することができる。
印刷部30の各印刷ユニット30a〜30dは、それぞれ版胴1、ゴム胴2及び圧胴3を主要構成要素の一組として構成されるものである。印刷ユニット30aにおける4a、印刷ユニット30b〜30dにおける4はいずれも渡し胴である。
各印刷ユニット30a〜30dにおいて、版胴1には印刷用の版(図示を省略)が配設される。この版にはインキ及び水が供給され、版に従ってインキがゴム胴2に転写される。そしてゴム胴2に転写されたインキがゴム胴2及び圧胴3に挟持されつつ搬送されてくる用紙Pにさらに転写される。これにより、給紙部20から供給される用紙Pに対してそれぞれに設けられた版に対応して印刷を行うことができる。この動作ついてはのちほどさらに説明する。
印刷ユニット30a〜30dは、それぞれブラック色(K)、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)の4色の印刷用インキにより、用紙Pにカラー印刷画像を印刷する。かくして印刷部30では、用紙Pに、互いに異なる複数の基本色(ここではブラック色(K)、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)の4色)で構成されるカラー印刷画像が印刷される。
排紙部40は、搬送部41及び収容部42を備えている。この排紙部40では、印刷ユニット30dの圧胴3にて搬送されてくる印刷物Qは、先端部が搬送部41の保持部(図示省略)に保持され、搬送部41の図中略下側面に沿って搬送されて収容部42に送られる。収容部42は、搬送部41にて搬送されてきた印刷物Qを収容することができる。
図2で図1に示す印刷部30における各印刷ユニット30a〜30dの要部概略側面図を示す。なお、印刷ユニット30a〜30dはいずれも実質的に同様の構成をしており、図2では、一つの図で示している。
印刷ユニット30a〜30dでは、いずれも刷版4が巻き付けられる版胴1からゴム胴2(ブランケット胴)を介して、圧胴3とゴム胴2との間を通過する用紙Pに印刷される。
各印刷ユニット30a〜30dは、前記した版胴1、ゴム胴2及び圧胴3の他、インキ供給装置5、ローラ配置装置の一例である揺動装置70(図2では図示省略、後述する図3(A)参照)、インキローラ群11及び水供給装置6を備えている。インキ供給装置5は、印刷用インキ10をインキローラ群11に供給することができ、インキローラ群11は、インキ供給装置5から供給されるインキ10を版胴1の刷版4に供給することができ、また水供給装置6は、刷版4に水を供給することができる。
図3(A)にインキ供給装置5の要部及びその周辺部分を拡大した模式図を示し、図3(B)にインキ供給装置5における後述するインキ壺キーK1〜Kn(nは2以上の整数)のインキ元ローラ8との間隔Gの様子を誇張して表した一部模式図を示す。
インキ供給装置5は、図3(A)に示すように、インキ壺7、インキ元ローラ8、複数のインキ壺キーK1〜Kn、ローラ駆動装置80及びインキ壺キー移動装置90を備えている。
インキ壺7は、インキ10を収容でき、元ローラ8及びインキ壺キーK1〜Knが設けられている。元ローラ8は、インキ壺7の底部において回転自在に配設されており、ローラ駆動装置80に接続されている。ローラ駆動装置80は、制御部CONTに接続されており、制御部CONTの指示の下、元ローラ8を所定方向(図3(A)中矢印反時計方向A)に回転駆動することができるように構成されている。これにより、元ローラ8は、インキ壺7に収容されるインキ10を表面に付着しつつ回転駆動されることで、該表面のインキ10を次工程のローラ(本例ではインキ送りローラ16)に供給することができる。ここで、元ローラ8の周速は、例えば、10mm/s〜200mm/s程度である。なお、ローラ駆動装置80は、元ローラ8を回転駆動できるものであれば、従来周知の各種装置を適用でき、ここでは構成等の詳しい説明は省略する。
複数のインキ壺キーK1〜Knは、それぞれが元ローラ8に対しローラ軸線方向の第1方向(図3(B)中矢印X方向)に沿って配置されるとともに第1方向Xを横切る第2方向(図3(A)中矢印Y方向)に沿って移動可能に臨設される。さらに説明すると、インキ壺キーK1〜Knは、いずれも板状の可撓性を有する部材であり、元ローラ8側の端部Rが開放された状態で、図示を省略した支持部材に片持ち支持されている。このインキ壺キーK1〜Knの開放端部Rがインキ壺キー移動装置90に接続されている。インキ壺キー移動装置90は、制御部CONTに接続されており、制御部CONTの指示の下、複数のインキ壺キーK1〜Knの開放端部Rを第2方向Yに沿ってそれぞれ移動させることができるように構成されている。なお、インキ壺キーK1〜Knを、いずれも板状の剛性を有する部材とし、元ローラ8側とは反対側の端部を押したり、引いたりするようにしてもよい。これにより、複数のインキ壺キーK1〜Knの元ローラ8との間隔(図中G)をそれぞれ所定の一定間隔にして送りローラ16に供給されるインキ供給量を決定することができる。ここで、複数のインキ壺キーK1〜Knの元ローラ8との間隔Gが最小となる最小位置から最大となる最大位置への移動量は、例えば、0.1mm〜1.0mm程度であり、前記最小位置は、0mm程度、前記最大位置は、1.0mm程度である。なお、インキ壺キー移動装置90は、複数のインキ壺キーK1〜Knを第2方向Yに沿ってそれぞれ移動させることができるものであれば、従来周知の各種装置を適用でき、ここでは構成等の詳しい説明は省略する。
図2及び図3に示すインキ供給装置5では、インキ壺7に収容されるインキ10が、元ローラ8とインキ壺キーK1〜Knとの間隔Gから流出し、回転する元ローラ8の外周面に供給される。前記の間隔Gは、制御部CONTの指示の下、インキ壺キー移動装置90によって、インキ壺キーK1〜Knを第2方向Yにそれぞれ移動させることで調節可能となっており、インキ壺キーK1〜Knの開き度が大きくなると間隔Gが広がり、インキ壺7から出ていくインキ量が増加する一方、インキ壺キーK1〜Knの開き度が小さくなると間隔Gが狭くなってインキ壺7から出ていくインキ量が少なくなる。
図2に示すように、インキ壺7から元ローラ8上に流出したインキは、多数のローラ12〜17から構成されるローラ群11を介して刷版4に供給される。ローラ群11は、元ローラ8や版胴1等と平行に設けられており、互いに臨設されることで上流側から下流側へと順にインキを移すように構成されている。なお、最も下流側には、版胴1にインキを付けるインキ着けローラ12,13,14,15が配設されており、最も上流側には、インキ送りローラ16が配設されており、また、それらの間に多数のインキローラ17が配設されている。
送りローラ16は、図3(A)に示すように、元ローラ8とインキローラ17との間に揺動自在に配置されており、揺動装置70に接続されている。揺動装置70は、制御部CONTに接続されており、制御部CONTの指示の下、送りローラ16を、元ローラ8に近接するように又は元ローラ8から離反してインキローラ17に近接するように、選択的に配置することができるように構成されている。これにより、送りローラ16は、制御部CONTの指示の下、揺動装置70によって、元ローラ8とインキローラ17との間を一定周期で図中矢印Z1,Z2方向に往復移動し、この往復移動動作によって、元ローラ8に近接するときは元ローラ8から外周面にインキが供給され、インキローラ17に近接するときは、元ローラ8から外周面に供給されたインキをローラ17に供給することができる。かくして元ローラ8の外周面に付着したインキがインキローラ17に転移する。なお、揺動装置70は、送りローラ16を前記のように選択的に配置できるものであれば、従来周知の各種装置を適用でき、ここでは構成等の詳しい説明は省略する。
このようにして、インキ壺7内のインキ10は、元ローラ8から送りローラ16、インキローラ17、さらにはインキ着けローラ12,13,14,15へと移動し、インキ着けローラ12,13,14,15により、刷版4に供給される。
図4に図1に示す印刷機100の制御部CONTを中心に記載した概略ブロック図を示す。制御部CONTは、印刷機100全体を制御するものであり、例えば、インキ壺キーK1〜Knを、元ローラ8との間隔Gが所定の一定間隔になるように、第2方向Yに沿って移動させることで、インキ送りローラ16に供給されるインキ供給量を決定するように、インキ壺キー移動装置90を制御することができる手段を含むものである。これにより、印刷動作を行うにあたって、刷版4の絵柄面積率に応じて各インキ壺キーK1〜Knの開き度が設定される。この絵柄面積率は刷版の幅方向にインキ壺キーK1〜Knに対応して等分に区画したゾーン毎に測定され、該ゾーン毎の絵柄面積率データがインキ壺 キーK1〜Knの開き度データに変換され、この開き度データに基づいて、各インキ壺キーK1〜Knの開き度が設定される。
この制御部CONTは、印刷処理を実行させるためのプログラムや制御・演算処理に必要なデータなどを記憶したROM61と、このROM61からデータを読み出し演算および制御を行うマイクロプロセッサMPと、このプロセッサMPの動作に必要なデータを一時的に記憶するRAM62と、プロセッサMPに対してデータを入力したり出力したりするインターフェイスIFとを備えており、該インターフェイスIFを介して、印刷に必要な情報や操作情報などを入力するための操作パネルOP及び印刷ユニット30a〜30dが接続されている。
制御部CONTはまた、印刷動作に先立って、インキ元ローラを回転駆動させつつインキ壺キーを変動させることでインキ壺内のインキを練るインキ練り機能を有している。このインキ練り機能は、前記のプログラムの一部が前記のマイクロプロセッサMPを、後述するインキ送りローラ揺動手段、インキ元ローラ駆動手段、インキ壺キー変動手段及びタイマー手段として機能させることで実行される。
前記インキ送りローラ揺動手段では、揺動装置70を、インキ元ローラ8に近接するように又はインキ元ローラ8から反してインキローラ17に近接するように制御し、前記インキ元ローラ駆動手段では、ローラ駆動装置80をインキ元ローラ8が回転駆動するように制御する。
前記インキ壺キー変動手段では、インキ壺キー移動装置90をインキ壺キーK1〜Knのうち少なくとも一つが第2方向Yに沿って移動して、当該インキ壺キーの元ローラ8に対する位置が時間的に変動するように制御する。これについて図5(A)から図5(C)を参照しながら、さらに具体的に説明する。制御部CONTは、インキ壺キー移動装置90に対して次のいずれかの制御を行う。すなわち、
(a)インキ壺キー移動装置90を、図5(A)に示すように、インキ壺キーK1〜Knが、当該インキ壺キーの元ローラ8に対する移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動して、前記移動位置が所定の一定周期(例えば1回/分〜5回/分)で規則的に変動するように制御する。
(b)インキ壺キー移動装置90を、図5(B)に示すように、第1番目から第n番目のインキ壺キーK1〜Knのうち、奇数番目のインキ壺キーK1,K3…が、当該奇数番目のインキ壺キーK1,K3…の元ローラ8に対する奇数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動するとともに、偶数番目のインキ壺キーK2,K4…が、当該偶数番目のインキ壺キーK2,K4…の元ローラ8に対する偶数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動して、前記奇数移動位置と前記偶数移動位置とが交互に所定の一定周期(例えば1回/分〜5回/分)で規則的に変動するように制御する。
(c)インキ壺キー移動装置90を、図5(C)に示すように、第1番目から第n番目のインキ壺キーK1〜Knのうち、所定の三つインキ壺キー(K1,K2,K3),(K4,K5,K6)…からなる第1番目から第m番目(mは2以上n未満の整数)のインキ壺キー群KA1〜KAmが、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群KA1〜KAmにおける隣り合う三つのインキ壺キーの元ローラ8に対する第1から第mの移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動して、前記第1から第mの移動位置が該各移動位置毎に所定の時間ずれて所定の一定周期(例えば1回/分〜5回/分)で規則的に、いわば所定の一定周期の規則的な波のように変動するように制御する。なお、前記(a)〜(c)の制御は、前記操作パネルOPにおいて、オペレータによって選択されることにより決定される。
前記タイマー手段では、ローラ駆動装置80及びインキ壺キー移動装置90による前記インキ練り動作を所定の時間行うようするためのタイマー機能を有しており、このタイマー機能により、ローラ駆動装置80及びインキ壺キー移動装置90に対し前記インキ練り動作を所定の時間行わせる。なお、この所定時間は、インキ練り動作にあたって、前記操作パネルOPにおいて、例えば、5分から60分まで5分刻みに設定された複数時間のうちいずれか一つを選択できるように表示しておくことで、オペレータによって選択されることにより決定される。
図6に前記インキ練り動作を行うための概略的な処理の流れを示す。インキ練り動作を行うにあたり、先ず、オペレータによって前記操作パネルOPのインキ練り動作用ボタン(図示省略)が押下され、印刷機100がインキ練り動作モードに設定される(ステップS1)。次いで、前記タイマー手段によって、5分から60分まで5分刻みに設定された12種類の時間のうちいずれか一つが前記操作パネルOPに選択できるように表示され、オペレータによってインキ練り時間が選択されると(ステップS2)、前記操作パネルOPには、さらに前記(a)〜(c)の3種類のインキ壺キー変動動作のうちいずれか一つが選択できるように表示されて、さらにオペレータによってインキ壺キー変動動作の種類が選択される(ステップS3)。なお、このように1回のインキ練り動作で前記(a)〜(c)のインキ壺キー変動動作のうち一つを実行するようにしてもよいが、前記(a)〜(c)のインキ壺キー変動動作のうち少なくとも二つについて、それぞれ所定時間毎に実行するようにしてもよい。
次に、前記インキ送りローラ揺動手段によって、インキ送りローラ16がインキ元ローラ8から離反してインキローラ17に近接するように揺動装置70の揺動動作がなされ(ステップS4)、前記インキ元ローラ駆動手段によって、インキ元ローラ8が回転駆動するようにローラ駆動装置80の駆動動作がなされる(ステップS5)。そして、ステップS2にて選択されたインキ練り時間になるまで(ステップS6)、前記インキ壺キー変動手段によって、インキ壺キー移動装置90の、ステップS3にて選択された種類のインキ壺キー変動動作がなされ(ステップS7)、さらにステップS2にて選択されたインキ練り時間が経過すると(ステップS6)、インキ壺キー移動装置90のインキ壺キー変動動作が終了し(ステップS8)、ローラ駆動装置80の駆動が停止される(ステップS9)。
以上説明した印刷機100によると、インキ送りローラ16にインキを供給しないようにするとともに、元ローラ8を回転駆動し、且つ、元ローラ8の回転駆動に際して、インキ壺キーK1〜Knのうち少なくとも一つを第2方向Yに沿って移動させて、当該インキ壺キーの元ローラ8に対する位置を時間的に変動させるので、オペレータによるインキ壺7内インキ10の練り作業を行わなくてもよく、また、印刷機100とは別途設けられるようなインキ練りのための装置を設けなくてもよい。このとき、元ローラ8の回転によってインキ壺7内インキ10が練られるのであるが、この元ローラ8の回転によるインキ練りに加えて、次のようなインキ練り効果が得られる。
すなわち、前記(a)の場合には、元ローラ8の回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、図3(A)及び図5(A)に示すように、インキ壺キーK1〜Knの元ローラ8に対する移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、前記移動位置が所定の一定周期で規則的に変動するので、インキ壺7内のインキ10が、このインキ壺キーK1〜Knの位置変動によって第2方向Yに沿って練られるとともに、さらに前記の位置変動により、インキ壺キーK1〜Knの元ローラ8との間隔が変動し、従って、図7に示すように、元ローラ8の表面に付着してローラ8の回転に伴って回動するインキ10aのインキ量が変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキ10bが、この元ローラ8表面におけるインキ量の変動によってローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、元ローラ8の回転によりインキ壺7内インキ10が練られるとともに、インキ壺キーK1〜Knの位置変動によるインキ練り効果と、元ローラ8表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、インキ壺7内インキ10がさらに効果的に練られ得る。
前記(b)の場合には、元ローラ8の回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、図3(A)及び図5(B)に示すように、奇数及び偶数番目のインキ壺キーK1,K3…,K2,K4…の元ローラ8に対する奇数及び偶数移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、前記奇数移動位置と前記偶数移動位置とが交互に所定の一定周期で規則的に変動するので、インキ壺7内のインキ10が、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーK1,K3…,K2,K4…の位置変動によってそれぞれ第2方向Yに沿って練られるとともに、各隣り合うインキ壺キー(K1,K2),(K2,K3)…が交互に移動することで、主として当該各隣り合うインキ壺キー(K1,K2),(K2,K3)…間近傍のインキが、この隣り合うインキ壺キー(K1,K2),(K2,K3)…の交互移動によってそれぞれ練られる。さらに前記の位置変動により、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーK1,K3…,K2,K4…の元ローラ8との間隔がそれぞれ変動し、従って、図7に示すように、元ローラ8の表面に付着してローラ8の回転に伴って回動するインキ10aのインキ量がそれぞれ変動し、これにより、主として元ローラ8近傍に存在するインキ10bが、この元ローラ8表面におけるインキ量の変動によってそれぞれローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、元ローラ8の回転によりインキ壺7内インキ10が練られるとともに、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーK1,K3…,K2,K4…の位置変動によるインキ練り効果と、当該各隣り合うインキ壺キー(K1,K2),(K2,K3)…の交互移動によるインキ練り効果と、元ローラ8表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、インキ壺7内インキ10がより一層効果的に練られ得る。
前記(c)の場合には、元ローラ8の回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、図3(A)及び図5(C)に示すように、第1番目から第m番目のインキ壺キー群KA1〜KAmにおける隣り合う三つのインキ壺キー(K1,K2,K3),(K4,K5,K6)…の元ローラ8に対する第1から第mの移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、当該第1から第mの移動位置が該各移動位置毎に所定の時間ずらして所定の一定周期で規則的に変動するので、インキ壺7内のインキ10が、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群KA1〜KAmの位置変動によってそれぞれ第2方向Yに沿って練られるとともに、各隣り合うインキ壺キー群(KA1,KA2),(KA2,KA3)…が該各移動位置毎に所定の時間ずれて(いわば、波のように)移動することで、主として当該各隣り合うインキ壺キー群(KA1,KA2),(KA2,KA3)…間近傍のインキが、この隣り合うインキ壺キー群(KA1,KA2),(KA2,KA3)…の相互移動によってそれぞれ練られる。さらに前記の位置変動により、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群KA1〜KAmの元ローラ8との間隔がそれぞれ変動し、従って、図7に示すように、元ローラ8の表面に付着してローラ8の回転に伴って回動するインキ10aのインキ量がそれぞれ変動し、これにより、主として元ローラ8近傍に存在するインキ10bが、この元ローラ8表面におけるインキ量の変動によってそれぞれローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、元ローラ8の回転によりインキ壺7内インキ10が練られるとともに、当該第1から第mのインキ壺キー群KA1〜KAmの位置変動によるインキ練り効果と、当該各隣り合うインキ壺キー群(KA1,KA2),(KA2,KA3)…の相互移動によるインキ練り効果と、元ローラ8表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、インキ壺7内インキ10がより一層効果的に練られ得る。
尚、本発明に係る印刷機のインキ練り方法としては、インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動されることで、該表面のインキを次工程のローラ(例えば、インキ送りローラ)に供給するインキ元ローラに対しローラ軸線方向の第1方向に沿って配置されるとともに前記第1方向を横切る第2方向に沿って移動可能に臨設される1又は2以上のインキ壺キーを、前記インキ元ローラとの間隔がそれぞれ所定の一定間隔になるように、前記第2方向に沿ってそれぞれ移動させることで、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量(印刷物の画像品質を調整するためのインキ供給量)を決定する印刷機のインキ練り方法であって、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記第2方向に沿って移動させて、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラに対する位置を時間的に変動させるようにすることも可能である。
また、本発明に係る印刷機としては、印刷用インキを収容するインキ壺と、前記インキ壺に収容されるインキを表面に付着しつつ回転駆動されることで、該表面のインキを次工程のローラ(例えば、インキ送りローラ)に供給するインキ元ローラと、前記インキ元ローラ及び前記次工程のローラのうち少なくとも一方を、他方に対して近接するように又は離反するように、選択的に配置できるローラ配置装置と、前記インキ元ローラを回転駆動するローラ駆動装置と、それぞれが前記インキ元ローラに対しローラ軸線方向の第1方向に沿って配置されるとともに前記第1方向を横切る第2方向に沿って移動可能に臨設される1又は2以上のインキ壺キーと、前記1又は2以上のインキ壺キーを前記第2方向に沿ってそれぞれ移動させることで、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量(印刷物の画像品質を調整するためのインキ供給量)を決定し得るインキ壺キー移動装置と、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記第2方向に沿って移動させて、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラに対する位置を時間的に変動させるように、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する制御部とを備えるものとすることもできる。
ここで「時間的に変動」とは、所定の時間間隔をおいて断続的に変動する場合、連続的に変動する場合、或いは周期的に変動する場合等を含む概念である。
当該インキ練り方法及び当該構成の印刷機では、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記第2方向に沿って移動させて、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラに対する位置を時間的に変動させるので、オペレータによる前記インキ壺内インキの練り作業を行わなくてもよく、また、当該印刷機とは別途設けられるようなインキ練りのための装置を設けなくてもよい。このとき、前記インキ元ローラの回転によって前記インキ壺内インキが練られるのであるが、このインキ元ローラの回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラに対する位置が時間的に変動するので、前記インキ壺内のインキが、このインキ壺キーの位置変動によって前記第2方向に沿って練られるとともに、さらに前記の位置変動により、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラとの間隔が変動し、従って、前記インキ元ローラの表面に付着して該インキ元ローラの回転に伴って回動するインキのインキ量が変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキが、このインキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によってローラ径方向に沿って練られる。こうして、前記インキ元ローラの回転により前記インキ壺内インキが練られるとともに、当該インキ壺キーの位置変動によるインキ練り効果と、前記インキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、前記インキ壺内インキがさらに効果的に練られ得る。
なお、前記のインキ練りは、印刷を行うに先立って(例えば、前記インキ供給量を決定するに先立って)行うことが望ましい。また、前記のインキ練りにあたっては、先ず、前記次工程のローラにインキを供給しないようにしたあと、前記インキ元ローラを回転駆動し、そのあと当該インキ壺キーを前記第2方向に沿って移動させてもよいし、先ず、前記次工程のローラにインキを供給しないようにしたあと、当該インキ壺キーを前記第2方向に沿って移動させ、そのあと前記インキ元ローラを回転駆動してもよい。いずれにしても、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、当該インキ壺キーの前記インキ元ローラに対する位置を時間的に変動させることができる。
前記1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラとの間隔が最小となる最小位置から最大となる最大位置への移動量は大きい方が好ましい。この移動量としては、それには限定されないが、例えば、0.1mm〜1.0mm程度を挙げることができる。この範囲は、前記インキ供給量を決定するための移動量の範囲に限定されるものではなく、それより広くすることができる。また、前記最小位置としては、0mm程度を、前記最大位置としては、1.0mm程度を例示できる。また、前記インキ元ローラの周速としては、それには限定されないが、10mm/s〜200mm/s程度を例示できる。
係る印刷機において、前記制御部は、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置による前記インキ練り動作を所定の時間行うようするためのタイマー手段を備えていていてもよい。このタイマー手段においては、例えば、所定時間毎に(具体例としては5分から60分まで5分刻みに)設定された複数時間のうちいずれか一つを選択できるようにしていてもよい。
係るインキ練り方法及び印刷機の具体的な態様として、例えば、次の場合を挙げることができる。すなわち、
(a1)インキ練り方法の第1態様
前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーを、当該1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記移動位置を(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動させる場合。
(a2)印刷機の第1態様
前記制御部が、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーを、当該1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記移動位置を(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動させるように、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する場合。
前記(a1)及び(a2)の場合には、前記インキ元ローラの回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、当該1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、前記移動位置が(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動するので、前記インキ壺内のインキが、このインキ壺キーの位置変動によって前記第2方向に沿って練られるとともに、さらに前記の位置変動により、当該1又は2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラとの間隔が変動し、従って、前記インキ元ローラの表面に付着してローラの回転に伴って回動するインキのインキ量が変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキが、このインキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によってローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、前記インキ元ローラの回転により前記インキ壺内インキが練られるとともに、当該1又は2以上のインキ壺キーの位置変動によるインキ練り効果と、前記インキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、前記インキ壺内インキがさらに効果的に練られ得る。
(b1)インキ練り方法の第2態様
前記印刷機が、前記インキ壺キーが前記インキ元ローラに対し第1番目から第n番目(nは2以上の整数)まで前記第1方向に沿って配置されるとともに前記第2方向に沿って移動可能に臨設されるものであり、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記第1番目から第n番目のインキ壺キーのうち、奇数番目のインキ壺キーを、当該奇数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する奇数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させるとともに、偶数番目のインキ壺キーを、当該偶数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する偶数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記奇数移動位置と前記偶数移動位置とを交互に時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動させる場合。
(b2)印刷機の第2態様
前記インキ壺キーが前記インキ元ローラに対し第1番目から第n番目(nは2以上の整数)まで前記第1方向に沿って配置されるとともに前記第2方向に沿って移動可能に臨設され、前記制御部が、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記第1番目から第n番目のインキ壺キーのうち、奇数番目のインキ壺キーを、当該奇数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する奇数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させるとともに、偶数番目のインキ壺キーを、当該偶数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する偶数移動位置が同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記奇数移動位置と前記偶数移動位置とを交互に時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動させるように、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する場合。
前記(b1)及び(b2)の場合には、前記インキ元ローラの回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する奇数及び偶数移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、前記奇数移動位置と前記偶数移動位置とが交互に時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動するので、前記インキ壺内のインキが、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーの位置変動によってそれぞれ前記第2方向に沿って練られるとともに、各隣り合うインキ壺キーが交互に移動することで、主として当該各隣り合うインキ壺キー間近傍のインキが、この隣り合うインキ壺キーの交互移動によってそれぞれ練られる。さらに前記の位置変動により、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーの前記インキ元ローラとの間隔がそれぞれ変動し、従って、前記インキ元ローラの表面に付着してローラの回転に伴って回動するインキのインキ量がそれぞれ変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキが、このインキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によってそれぞれローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、前記インキ元ローラの回転により前記インキ壺内インキが練られるとともに、当該奇数及び偶数番目のインキ壺キーの位置変動によるインキ練り効果と、当該各隣り合うインキ壺キーの交互移動によるインキ練り効果と、前記インキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、前記インキ壺内インキがより一層効果的に練られ得る。
(c1)インキ練り方法の第3態様
前記印刷機が、前記インキ壺キーが前記インキ元ローラに対し第1番目から第n番目(nは2以上の整数)まで前記第1方向に沿って配置されるとともに前記第2方向に沿って移動可能に臨設されるものであり、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記第1番目から第n番目のインキ壺キーのうち、所定の1又は隣り合う2以上のインキ壺キーからなる第1番目から第m番目(mは2以上n未満の整数)のインキ壺キー群を、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群における1又は隣り合う2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する第1から第mの移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記第1から第mの移動位置を該各移動位置毎に所定の時間ずらして時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に、いわば所定の一定周期の規則的な波のように)変動させる場合。
(c2)印刷機の第3態様
前記インキ壺キーが前記インキ元ローラに対し第1番目から第n番目(nは2以上の整数)まで前記第1方向に沿って配置されるとともに前記第2方向に沿って移動可能に臨設され、前記制御部が、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記第1番目から第n番目のインキ壺キーのうち、所定の1又は隣り合う2以上のインキ壺キーからなる第1番目から第m番目(mは2以上n未満の整数)のインキ壺キー群を、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群における1又は隣り合う2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する第1から第mの移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように移動させて、前記第1から第mの移動位置を該各移動位置毎に所定の時間ずらして時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に、いわば所定の一定周期の規則的な波のように)変動させるように、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する場合。
前記(c1)及び(c2)の場合には、前記インキ元ローラの回転によるローラ周方向のインキ練りに加えて、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群における1又は隣り合う2以上のインキ壺キーの前記インキ元ローラに対する第1から第mの移動位置がそれぞれ同時的に同じ又は略同じ位置になるように、且つ、当該第1から第mの移動位置が該各移動位置毎に所定の時間ずらして時間的に(例えば、所定の一定周期で規則的に)変動するので、前記インキ壺内のインキが、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群の位置変動によってそれぞれ前記第2方向に沿って練られるとともに、各隣り合うインキ壺キー群が該各移動位置毎に所定の時間ずれて(例えば、波のように)移動することで、主として当該各隣り合うインキ壺キー群間近傍のインキが、この隣り合うインキ壺キー群の相互移動によってそれぞれ練られる。さらに前記の位置変動により、当該第1番目から第m番目のインキ壺キー群の前記インキ元ローラとの間隔がそれぞれ変動し、従って、前記インキ元ローラの表面に付着してローラの回転に伴って回動するインキのインキ量がそれぞれ変動し、これにより、主として前記インキ元ローラ近傍に存在するインキが、このインキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によってそれぞれローラ径方向に沿って練られる。この場合においては、前記インキ元ローラの回転により前記インキ壺内インキが練られるとともに、当該第1から第mのインキ壺キー群の位置変動によるインキ練り効果と、当該各隣り合うインキ壺キー群の相互移動によるインキ練り効果と、前記インキ元ローラ表面におけるインキ量の変動によるインキ練り効果とが相俟って、前記インキ壺内インキがより一層効果的に練られ得る。
前記(a1)〜(c1)及び(a2)〜(c2)のいずれの場合においても、例えば、インキ壺キーを前記所定の一定周期で規則的に変動させる場合、この所定の一定周期としては、それには限定されないが、1回/分〜5回/分程度を例示できる。
本発明に係るインキ練り方法を実施する印刷機の一実施形態の概略構成を示す図である。 図1に示す印刷部における各印刷ユニットの要部を概略的に示す側面図である。 図(A)はインキ供給装置の要部及びその周辺部分を拡大した模式図であり、図(B)はインキ供給装置におけるインキ壺キーのインキ元ローラとの間隔の様子を誇張して表した一部模式図である。 図1に示す印刷機の制御部を中心に記載した概略構成を示すブロック図である。 図(A)から図(C)はそれぞれ本発明方法及び印刷機の第1から第3態様を説明するための図である。 インキ練り動作を行うための概略的な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明方法及び印刷機の第1から第3態様におけるインキ壺キー変動動作を説明するための図である。
符号の説明
7…インキ壺、8…インキ元ローラ、10…印刷用インキ、16…次工程のローラ、80…ローラ駆動装置、90…インキ壺キー移動装置、100…印刷機、CONT…制御部、 K1〜Kn…インキ壺キー、X…第1方向、Y…第2方向

Claims (2)

  1. インキ壺に収容される印刷用インキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され該表面のインキを次工程のローラに供給することができるインキ元ローラと、ローラ軸線方向に沿って配置されるとともに、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量を決定するために前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーとを備える印刷機のインキ練り方法であって、
    前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動し、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記間隔が広狭するように移動させることで前記インキ壺内の印刷用インキを、前記インキ元ローラの回転によってローラ周方向に練ると共に、前記インキ壺キーの移動によって練り、更に前記インキ元ローラの回転とインキ壺キーの移動とで生じるインキ元ローラ表面のインキ量の変動によってローラ径方向に練ることを特徴とする印刷機のインキ練り方法。
  2. 印刷用インキを収容するインキ壺と、
    前記インキ壺に収容されるインキを表面に付着しつつ回転駆動するように構成され、該表面のインキを次工程のローラに供給することができるインキ元ローラと、
    前記インキ元ローラ及び前記次工程のローラのうち少なくとも一方を、他方に対して近接するように又は離反するように、選択的に配置できるローラ配置装置と、
    前記インキ元ローラを回転駆動するローラ駆動装置と、
    それぞれが前記インキ元ローラに対しローラ軸線方向に沿って配置されるとともに前記インキ元ローラとの間隔が広狭するように移動可能に構成される1又は2以上のインキ壺キーと、
    前記1又は2以上のインキ壺キーを前記間隔が広狭するようにそれぞれ移動させることで、前記次工程のローラに供給されるインキ供給量を決定し得るインキ壺キー移動装置と、
    前記次工程のローラにインキを供給しないようにするとともに、前記インキ元ローラを回転駆動するように、且つ、前記インキ元ローラの回転駆動に際して、前記1又は2以上のインキ壺キーのうち少なくとも一つを前記間隔が広狭するように移動させて前記インキ壺内の印刷用インキを、前記インキ元ローラの回転によってローラ周方向に練ると共に、前記インキ壺キーの移動によって練り、更に前記インキ元ローラの回転とインキ壺キーの移動とで形成されるインキ元ローラ表面のインキ量の変動によってローラ径方向に練るべく、前記ローラ配置装置、前記ローラ駆動装置及び前記インキ壺キー移動装置を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする印刷機。
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