JP2546964B2 - 舗装構造と舗設方法 - Google Patents
舗装構造と舗設方法Info
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Description
として、骨材、フィラと共に、廃プラスチックの成形品
を破砕して得た材料を骨材の一部分として用いるアスフ
ァルト舗装混合物の舗設方法と、同方法により得られる
舗装構造に関するものである。
材とフィラとアスファルトから構成されており、舗設時
には該混合物を敷き均したのち、ローラにより転圧して
仕上げている。
ト舗装混合物の主な構成材料の一つである骨材の一部分
に替えて、廃プラスチックを破砕して得た材料を用い、
アスファルトを、従来のアスファルト混合物の設計アス
フアルト量よりやや多目に用いたアスファルト混合物に
よれば、従来以上に安定性、耐久性に優れた舗装を提供
できる。本発明は、該アスファルト舗装混合物を用いた
舗装構造とその舗設方法を提供することを目的としてい
る。
は、骨材と、フィラと、前記骨材間の空隙の一部を占め
るアスファルトと、廃プラスチックの成形品を破砕して
熱で変形させた骨材間の空隙の一部を占める廃プラスチ
ック材料とを一体化してなることを特徴としている。
と、フィラと、廃プラスチックの成形品を破砕して得た
材料とをミキサに投入し、プラスチックが熱変形すると
ともにアスファルトが変性しない温度範囲においてドラ
イミキシングし、その後加熱して溶融したアスファルト
を加えてウエットミキシングを行って得たアスファルト
舗装混合物を舗設面に敷き均し、敷き均された前記舗装
混合物を、前記プラスチックの熱変形温度以上の温度で
締め固め、その後前記熱変形温度よりも低温になるまで
養生し、プラスチックを塑性化し固化し安定させること
を特徴としている。
混入しているアスファルト混合物のプラント製造におい
て、熱変形するプラスチックの特性を応用し、該混合物
の温度を前記プラスチックの熱変形温度以上になるよう
に設定することにより、プラスチックは軟化あるいは硬
化して自由な形に変形し、アスファルトで被覆された骨
材間の空隙の一部を埋める。この混合物を敷き均した上
でプラスチックの熱変形温度以上の温度の間に締め固め
ると、さらにプラスチックは骨材間の空隙に圧入され
る。その後熱変形温度以下になるまで養生すると、該プ
ラスチックは塑性化し、骨材間の隙間を埋め固化し安定
する。
編集発行による「アスファルト舗装要綱」(平成2年4
月6日6版発行)に記されている品質のものを使用す
る。
ックの廃プラスチック成形品を破砕して得た材料が利用
できる。破砕とは、せん断破砕及び衝撃破砕することを
いう。又、これらの廃プラスチックを加熱して体積を減
少させた成形材料も利用できる。廃プラスチックは、異
種のプラスチックが混じっている場合には、偏在しない
ように混合しておくのがよい。プラスチックの粒径、粒
度は骨材粒度に合わせて調整し、骨材との置き換えで使
用する。プラスチック量は、全骨材量に対する体積比で
5〜30%の範囲内で適切に配合する。
条件により3.5〜8%の範囲内で「アスファルト舗装
要綱」に記されている内容に準じて設定するが、アスフ
ァルト量は、従来のアスファルト混合物の設計アスファ
ルト量に比して、重量比で2%以上多くなる。この舗装
混合物は通常のアスファルト混合物と異なり、マーシャ
ル安定度試験で評価できない場合もあり、特に空隙率は
低めとなるので、その場合は総合的な評価で決定する。
る。図1に示すように、まず加熱した骨材とフィラをミ
キサに投入する。次に、廃プラスチックを破砕して得た
材料を常温で投入し15〜30秒間ドライミキシングす
る。この際、骨材加熱温度を、プラスチックが熱変形温
度以上に加熱され、塩化ビニルが脱塩酸を起こさず、ア
スファルトが変性しないような温度である130〜18
5℃に設定すると、プラスチックは軟質となって骨材及
びフィラとよく混ざりあう。前記プラスチック材料が熱
硬化性プラスチック単独の場合は従来の骨材と同様に取
り扱う。
噴射し、30〜50秒間ウエットミキシングを行う。ア
スファルトの加熱温度は、「アスファルト舗装要綱」に
記されているとおり、動粘度150〜300センチスト
ークス(セイボルトフロール度75〜150秒)のとき
の温度範囲の中から選ぶ。ただしこの舗装混合物の場合
は範囲内の低めで設定する。
間はドライミキシング・ウエットミキシング合わせて3
0〜50秒間であるが、本実施例では、材料にプラスチ
ックが加わっているので上記のようにやや長めのミキシ
ング時間とする。なお、混合温度は前記ドライミキシン
グで設定した温度を超えないように注意する。
2に示すようにプラスチック3は更に軟化、あるいは硬
化して、自由な形に変形し、アスファルト2で被膜され
た骨材1・1間の空隙の一部を埋める。これにより混合
物は一体化し、舗装としての安定性が高まり、耐久性が
向上する。
する。舗設する混合物との付着を良くするため、舗設面
にアスファルト乳剤を散布する。
の場合には、アスファルトフィニッシャを用いる。敷き
均し後、舗装混合物の温度を前記プラスチックの熱変形
温度以上に保ち、ローラによって締め固める。アスファ
ルトプラントにおける舗装混合物の製造工程において、
前記プラスチックは軟化あるいは硬化して自由な形に変
形し、アスファルト被膜された骨材間の空隙の一部を埋
めているが、上記舗設の工程においてさらに骨材間の空
隙に圧入される。その後、プラスチックの熱変形温度以
下になるまで養生して、プラスチックを塑性化して固化
させ舗装層を安定させる。
の一部分として用いたアスファルト舗装混合物を、この
ような舗設方法で施工することにより、アスファルト被
膜された骨材間の空隙の一部を、変形したプラスチック
が埋めた強度の大きい舗装構造を実現できるので、舗装
の安定性を高め耐久性を向上させることが出来る。
材と、フィラと、廃プラスチックの成形品を破砕して得
た材料とをミキサに投入してドライミキシングし、その
後アスファルトを加えてウエットミキシングを行って得
たアスファルト舗装混合物を用いた舗装において、混合
により軟化あるいは硬化して自由な形に変形し、アスフ
ァルト被膜された骨材間の空隙の一部を埋めているプラ
スチックを、ローラ転圧により更に混合物中に確実に圧
入し固化させることが出来る。従って前記プラスチック
を混合している本発明のアスファルト舗装構造は安定性
及び耐久性が高い。また、本発明によれば、次のような
格段の効果が期待できる舗装が提供される。 ア、本発明によるアスファルト混合物は、従来の舗装混
合物に較べて粘性が低くなるので施工性が向上する。 イ、本発明によるアスファルト混合物は、アスファルト
混合物の流動抵抗性を示す指標である動的安定度が、通
常の混合物が1,000回/mm以下であるのに較べ
て、2,000回/mm以上になるなど、著しく耐久性
が向上する。 ウ、本発明による舗装構造を有する舗装は、高強度で安
定性が高く、耐久性にも富んでいるので、一般道路や駐
車場等の舗装に利用できる外、重交通道路にも有効であ
る。 エ 、本発明によるアスフアルト混合物は、空隙の一部を
プラスチックで埋めているので不透水性に富み、また骨
材の一部をプラスチックで代替しているので軽量となり
荷重を軽減することができる。このようにウで述べた効
果に加え不透水性で軽量という特長は、橋梁、高架道路
および建築物の屋上面、床面などの舗装に用いても有効
である。オ 、アスファルト混合物において、最も多量に用いる主
要材料である骨材は、日本国内では資源として乏しく、
また、それを採取する際に自然破壊を伴い易い材料であ
るが、本発明によればプラスチックの利用で節減するこ
とができる。プラスチックとしては、全骨材量に対する
体積比で5〜30%もの大量利用が可能である。しかも
本発明によれば、廃プラスチックを破砕した材料を利用
している。廃棄物の中でも適正な処理が困難である各種
の廃プラスチックを利用することができ、しかも、大量
利用が可能であり、資源の有効利用がはかれると共に、
経済的にも有利になる。カ 、本発明は、従来のアスファルト改質剤としてバージ
ンのプラスチック(ペレット等)をアスファルトと融合
させ使用する場合と異なり、添加したプラスチックはア
スファルトと融合することがないので、その混合物で舗
装し、長期間供用した後で、リプレースする場合も、再
生アスファルト混合物材料としての再利用を妨げない。
程を示すブロック図である。
図である。
一例を示す表図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 骨材と、フィラと、前記骨材間の空隙の
一部を占めるアスファルトと、廃プラスチックの成形品
を破砕して熱で変形させた骨材間の空隙の一部を占める
廃プラスチック材料とを一体化してなる舗装構造。 - 【請求項2】 加熱した骨材と、フィラと、廃プラスチ
ックの成形品を破砕して得た材料とをミキサに投入し、
プラスチックが熱変形するとともにアスファルトが変性
しない温度範囲においてドライミキシングし、その後加
熱して溶融したアスファルトを加えてウエットミキシン
グを行って得たアスファルト舗装混合物を舗設面に敷き
均し、敷き均された前記舗装混合物を、前記プラスチッ
クの熱変形温度以上の温度で締め固め、その後前記熱変
形温度よりも低温になるまで養生し、プラスチックを塑
性化し固化し安定させることを特徴とする舗設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346256A JP2546964B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装構造と舗設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346256A JP2546964B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装構造と舗設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193007A JPH06193007A (ja) | 1994-07-12 |
JP2546964B2 true JP2546964B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=18382171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4346256A Expired - Fee Related JP2546964B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装構造と舗設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546964B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102534188B1 (ko) * | 2021-09-08 | 2023-05-17 | 김동욱 | 슬라이스 입자의 선택적 편입을 통한 공극 조절 블록 시스템 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4727526U (ja) * | 1971-04-19 | 1972-11-28 | ||
JPS6221904A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | ジェイエスアール株式会社 | アスフアルト舗装体 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4346256A patent/JP2546964B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06193007A (ja) | 1994-07-12 |
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