JP2546905B2 - 自動車のドアフレーム保持装置 - Google Patents

自動車のドアフレーム保持装置

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JP2546905B2
JP2546905B2 JP2039325A JP3932590A JP2546905B2 JP 2546905 B2 JP2546905 B2 JP 2546905B2 JP 2039325 A JP2039325 A JP 2039325A JP 3932590 A JP3932590 A JP 3932590A JP 2546905 B2 JP2546905 B2 JP 2546905B2
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JP
Japan
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door frame
seat belt
pillar
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holding device
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稔 平野
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車のドアフレーム保持装置に関するも
のである。
[従来の技術] 第5図に示す自動車のシートベルト装置1の上部のア
ンカ部2の詳細は第6図及び第7図に示され、リヤピラ
ー3のインナパネル3aには、アンカプレート4がピン5
を介し回転自在に取付けられ、アンカプレート4のスリ
ット4aにはシートベルト6が移動自在に挿通されてい
る。
上記シートベルト装置1では、シートベルト6に張力
が作用した場合、該張力をリヤピラー3だけではなくド
アフレーム7にも分担させるようにすることが、車体重
量の軽減化の観点から望ましい。
ところが、シートベルト6に張力が作用した場合、リ
ヤピラー3は、第7図の矢印イに示すように内側前方へ
向けて引張られるため、アンカプレート4取付部近傍が
変形してドアフレーム7から外れ、張力をドアフレーム
7に分担させることができない。
そこで、従来は第7図に示すように、リヤピラー3の
インナパネル3a内面に補強材8を溶接等により固定し、
或いはインナパネル3a及びアウタパネル3bの板厚を大き
くして、シートベルト6に張力が作用してもリヤピラー
3がドアフレーム7から外れないようにしている。
なお、図中9はバックパネル、10はウエザーストリッ
プ、11はドアフレーム7に嵌入されたウインドガラスで
ある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、補強材8はリヤピラー3の強度、剛性
を確保するため、インナパネル3aのアンカプレート4取
付部近傍からルーフパネルまで延びて大型となり、又イ
ンナパネル3a及びアウタパネル3bの板厚を大きくするこ
とは、車体重量を増大させるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑み、補強材の大型化やリヤピ
ラーの板厚を増大することなく、シートベルトに作用す
る張力をドアフレームにも分担させ得るようにすると共
に車体重量の軽減化を図ることを目的としてなしたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ピラーに枢着したシートベルト挿通用のア
ンカプレートの回動に連動して前進後退可能で且つ前進
時に先端部がドアフレームに設けた連結孔に嵌合可能な
連結部材を、前記ピラーに設置したものである。
[作用] アンカプレートの回動により連結部材が前進してその
先端部はドアフレームに設けた連結孔に嵌合される。こ
のため、ピラーとドアフレームは一体化し、シートベル
トに張力が作用した場合でもピラーが変形することがな
い。従って、シートベルトに作用する張力はピラーによ
り支持されると共にドアフレームにも分担される。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例であり、図中第5
図〜第7図と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。
リヤピラー3のインナパネル3aに穿設した孔12に中空
円筒状の軸受13を取付け、該軸受13にピン14を回転自在
に内嵌し、ピン1の一端にアンカプレート4を固着し、
他端にレバー15を固着する。
リヤピラー3を形成するアウタパネル3bのドアフレー
ム7側側部内面に中空状のケーシング16を取付け、該ケ
ーシング16内にピストン17をケーシング16軸線方向へ摺
動自在に嵌入し、該ピストン17に、該ピストン17を貫通
して軸線方向前後に延びる連結部材18を固着し、該連結
部材18を夫々ケーシング16前後から外方へ突出せしめ、
連結部材18の一端部18aを前記レバー15に当接せしめ他
端部18bを、シートベルト6に大きい張力が付与されな
い場合には、ドアフレーム7側に設けた連結孔19から外
れた位置に停止するようにし、ケーシング16内に、連結
部材18をピストン17を介してレバー15側へ付勢するスプ
リング20を収納する。而して、ケーシング16、ピストン
17、連結部材18、スプリング20によりドアフレーム保持
装置21に形成する。
なお、3cは連結部材18の他端部18b側が挿通するよう
アウタパネル3bに穿設した孔、22はナット、24はキャッ
プである。
シートベルト6に張力が付与されていない場合、アン
カプレート4及びレバー15は第1図の位置にあるため、
ドアフレーム保持装置21の連結部材18はドアフレーム7
に設けた連結孔19には嵌入せず、連結孔19から外れた状
態になっている。
シートベルト6に張力が作用すると、アンカプレート
4及びピン14並にレバー15が第1図の時計方向へ回動
し、連結部材18はレバー15に押され、スプリング20の抗
力に打勝って第1図の左方向へ移動し、他端部18bはド
アフレーム7に設けた連結孔19に嵌合される。従って、
リヤピラー3とドアフレーム7は連結部材18を介して連
結状態になるため、シートベルト6に大きな張力が掛か
ってもリヤピラー3は第7図の矢印イに示すように内側
前方へ引張られて変形することがなく、従って、リヤピ
ラー3に作用した張力はリヤピラー3のみならず、ドア
フレーム7によっても分担される。
又、リヤピラー3の変形の防止に従来のような大型の
補強板を設けたり、リヤピラーの板厚を増大させる必要
がないため、車体重量が軽減されると共にコストも安価
となる。
シートベルト6の張力が解除されると、アンカプレー
ト4及びレバー15が自重及びシートベルト6の重量によ
りもとの位置へ戻り、連結部材18もスプリング20により
もとの位置へ復帰する。
第4図は本発明の他の実施例で、本実施例ではピン14
にストライカ25を固着し、アンカプレート4が回動して
ストライカ25がリミットスイッチ等の位置検出器26を作
動させたら、検出信号27を制御装置28へ与え、制御装置
28から指令信号29をソレノイド30に与え、ソレノイド30
により進退動し得るようにした連結部材31をドアフレー
ム7に設けた連結孔19に嵌合し得るようにしたものであ
る。
このようにすると、アンカプレート4と連結部材31を
前記実施例のような機械的な連動ではなく、電気的に連
動させることができる。
なお、本発明の実施例では、アンカプレートの回動を
電気的に検出する場合は接触式の位置検出器を用いる場
合について説明したが、非接触式の検出器を用いること
もできること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の自動車のドアフレーム
保持装置によれば、シートベルトに作用する張力をドア
フレームにも分担させることができるうえ、大型の補強
材は不要で、又ピラーの板厚を増大させる必要がないた
め単体重量が軽減され、コストも安価になる、等種々の
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は第1図の
II−II方向矢視図、第3図は本発明において連結部材が
ドアフレームの連結孔に嵌入した状態を示す平面図、第
4図は本発明の他の実施例の側面図、第5図はシートベ
ルト装置の通常の配置状態を示す側面図、第6図は第5
図のシートベルト装置のアンカ部の詳細図、第7図は第
6図のVII−VII方向矢視図を示す。 図中1はシートベルト装置、2はアンカ部、3はリヤピ
ラー(ピラー)、3aはインナパネル、3bはアウタパネ
ル、4はアンカプレート、6はシートベルト、7はドア
フレーム、14はピン、15はレバー、17はピストン、18は
連結部材、18aは一端部、18bは他端部(先端部)、19は
連結孔、20はスプリング、21はドアフレーム保持装置、
25はストライカ、26は位置検出器、28は制御装置、30は
ソレノイド、31は連結部材を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラーに枢着したシートベルト挿通用のア
    ンカプレートの回動に連動して前進後退可能で且つ前進
    時に先端部がドアフレームに設けた連結孔に嵌合可能な
    連結部材を、前記ピラーに設置したことを特徴とする自
    動車のドアフレーム保持装置。
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