JP2546742Y2 - フイルム装填装置 - Google Patents

フイルム装填装置

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JP2546742Y2
JP2546742Y2 JP1989024677U JP2467789U JP2546742Y2 JP 2546742 Y2 JP2546742 Y2 JP 2546742Y2 JP 1989024677 U JP1989024677 U JP 1989024677U JP 2467789 U JP2467789 U JP 2467789U JP 2546742 Y2 JP2546742 Y2 JP 2546742Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フイルム収容位置とフイルム取出位置との
間を移動可能なマガジン載置台に載置されたマガジンに
層状に収容されたフイルムを取出し、カセツテ内へ装填
するフイルム装填装置に関する。
〔背景技術〕
X線フイルムの撮影時に用いられるフイルムカセツテ
へシートフイルムを装填するフイルム装填装置では、あ
らかじめ多数枚のフイルムを供給マガジン内へ収容して
おき、このマガジン内からカセツテへシートフイルムを
移動させて装填するようになっている。
このフイルム装填装置へ取付けるマガジンは、一般的
には暗室でフイルムを収容する方式だが、専用包袋で覆
ったフイルムを明室で収容できるマガジンもある。この
明室でフイルムを収容できるマガジンの場合には、この
マガジンをフイルム装填装置から取外し、蓋を開放して
内部へシートフイルムを収容させるようになっている
(実開昭59−184143号参照)。
ところがこのマガジンは一般的に、内部に複数の案内
ローラが配置されていたり、内部を遮光状態とするた
め、大重量であってフイルム装填装置からの取外し及び
取付作業が重労働となる。またこのマガジンにはフイル
ム装填装置へ取付けた場合にフイルム装填装置の取付開
口を閉止するための遮光板が中間部から突出しているの
で、このマガジンを作業台上へ載置した場合に、水平状
態とはならず、不安定な設置状態での作業が必要とな
る。
これに対して、フイルム装填装置へシートフイルムの
載置台を出し入れ可能に設け、シートフイルムの収容時
にはこの載置台をフイルム装填装置から引き出した状態
で収容させるようにした構成が提案されている(特開昭
63−223741号参照)。この装填装置では、大重量の載置
台をフイルム装填装置から取外すことなくシートフイル
ムを収容させることができるので、作業者の労力が低減
できる。
ところがこの提案されている装填装置は、この載置台
内へ直接シートフイルムを収容する必要があるので、シ
ートフイルムを明室で収容可能な専用包袋で覆った状態
でのみフイルムを収容することができ、専用包袋の無い
フイルムは適用不可能である。またこの装填装置では複
数個の載置台が特定のサイズのフイルムのみに適用可能
となっているので、異るサイズのフイルムには適用でき
ず多数のフイルムサイズのうちの載置台の数に応じた種
類のフイルムのみが適用可能である。
〔考案が解決すべき課題〕
本考案は上記事実を考慮し、フイルム収容作業が容易
であり、且つ異なるフイルムサイズにも対応可能なフイ
ルム装填装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、シートフイルムをカセツテへ供給する場合
には、マガジン載置台をシートフイルム収容位置まで突
出するようにスライドさせ、この状態でマガジンをこの
マガジン載置台に搭載する。
このマガジンは予めシートフイルムを収容できる専用
の包袋紙へ収容したシートフイルムのみでなく、予め暗
室でマガジン内に収容したシートフイルムもカセツテへ
供給することができる。
また、カセツテとマガジンとは別体であり、シートフ
イルムのサイズに合わせる場合、マガジンを交換すれば
よい。本考案では、固定手段によって、マガジンをマガ
ジン載置台に対して位置決めすることができる。
例えば、固定手段として、マガジン載置台上に載置さ
れるマガジンの長手方向及び幅方向に対応し、かつマガ
ジンに接離可能なストツパを配置する。このストツパを
マガジンのサイズに合わせて移動させれば、マガジンを
マガジン載置台上の所定の位置でストツパによって保持
することができる。
さらに、このマガジン載置台は、異なるサイズのマガ
ジンであっても、マガジン内に収容されるフイルムの取
出側端部とフイルム取出位置とが常に一定となる如く、
該マガジンを位置決めしたため、異なるフイルムサイズ
も安定してカセツテへ供給できる。
〔考案の実施例〕
第1、2図には本考案がX線フイルムの装填用として
用いられたフイルム装填装置12が示されている。このフ
イルム装填装置12では装置本体13内へ多数のマガジン14
が上下に隔てて互いに平行に水平状態で収容されてい
る。このフイルム装置12の上方には挿入口16からカセツ
テ18が挿入されるようになっており、挿入されたカセツ
テ18は開蓋ピン22へ押圧されて開閉蓋18Aが開放される
ようなっている。
さらにこのフイルム装填装置12には開閉蓋18Aが開放
された状態で撮影済のX線シートフイルムをカセツテ18
内から取出す吸盤24が配置され、取出した後のシートフ
イルムを現像装置26へと送り出すようになっている。
一方マガジン14の側方には昇降台27へ取出し手段であ
る吸盤28が配置されていずれかのマガジン14内のシート
フイルムをその最上層から吸着して取出し、保持手段32
へと受け渡すようになっている。これらの昇降台27、保
持手段32はねじ軸36、37の駆動力により対応するマガジ
ン14に応じて上下動可能とされており、保持手段32は複
数のローラ対34間へシートフイルムを挟持した状態で上
昇し、開閉蓋18Aが開放した状態のカセツテ18内へこの
シートフイルムを装填するようになっている。シートフ
イルムが装填された後に開閉蓋18Aは閉止され、挿入口1
6から送り出されて撮影場所へと持ち込まれるようにな
っている。
なお、吸盤28と対応したマガジン14は第1図に示され
る待機位置から図示しない駆動装置によって右方向へ駆
動され吸盤28の下方へ入り込んでフイルム取出位置とな
る構成である。
第3図から第5図に従いマガジン14を説明する。
第3図に示される如くマガジン14は移動台であるトレ
イ42へ搭載された状態でフイルム装填装置12へ設置され
るようになっている。このトレイ42は載置台42Aがマガ
ジン14の搭載部とされており、この載置台42Aの両側面
に立設された側壁42Bには軸心を水平として複数の支持
ローラ44が軸支されている。これらの支持ローラ44はフ
イルム装填装置12へ取付けられる垂直断面がコ字型のガ
イドレール46に案内されてトレイ42を水平方向へ移動可
能としている。これによってトレイ42はフイルム装填装
置12の引出開口12Aを通して第2図に示される如く引き
出してマガジンを待機位置からフイルム補給位置とし、
トレイ42を片持突出状態としたままシートフイルムFを
マガジン14内へ補給できるようになっている。また載置
台42Aの手前側には閉止板42Cが固着されており、把持用
凹部48が形成されている。この閉止板42Cはマガジン14
をフイルム装填装置12内へ挿入した状態で引出開口12A
を閉止してフイルム装填装置12内を遮光状態とする役目
を有している。
載置台42Aにはマガジン14の大きさが異なる場合にも
確実にマガジン14へ収容されるシートフイルムFの吸盤
28側の端面を一定位置に支持するための固定手段が設け
られている。すなわちマガジン本体52は矩形箱状に形成
されており、その前面52Aに対応するストツパ54及び後
面52Bと側面52Cとの角部に対応する平面視でL形の一対
のストツパ56とが設けられている。ストツパ54は切欠54
Aが形成され、マガジン本体52の前面52Aへ固着される把
手58との干渉が防止されている。またこのストツパ54は
下端部から水平板54Bが延長されており、この水平板54B
へ一対の回転板62、64がピン66で同軸的に軸支されてい
る。これらの回転板62、64からはアーム62A、64Aが突出
し、これらの先端部は爪62B、64Bとされ、載置台42Aに
形成されるラチエツト歯42Dと対応している。
ねじりコイルばね68が爪62B、64Bを互いに反対方向に
広げ、これらをラチエツト歯42Dへ係合させるようにな
っている。このためこれらの爪62B、64Bはラチエツト歯
42Dのいずれかと係合することによってマガジン本体52
のフイルム長さ方向(第3、4図矢印L方向)の位置決
めを行うことができるようになっている。
これらの回転板62、64からは操作アーム62C、64Cが突
出しており、作業者は手動でこれらの操作アーム62C、6
4Cを互いに接近する方向にねじりコイルばね68の付勢力
に抗して移動させることによって爪62B、64Bをラチエツ
ト歯42Dから離脱させ、ストツパ54を矢印L方向へ位置
調節できるようになっている。
ストツパ56にもストツパ54と同様に回転板62、64等が
取付けられてシートフイルムFの対角線方向(矢印H方
向)へ長手方向として載置台42Aへ形成されたラチエツ
ト歯42Dと係合している。これによってストツパ54、56
が大きさの異なるマガジン本体52の長手方向及び幅方向
の移動を確実に制限するようになっている。
マガジン本体52には第4図に示される如く開閉蓋72が
ヒンジ73を介して軸支されている。この開閉蓋72は第4
図に想像線で示される如く開放状態とされることによっ
てフイルム包装袋Eをマガジン本体52内へ収容させるこ
とができる。この開閉蓋72には吸盤28寄りの部分に開口
72Aが形成され、シートフイルムFの取出口となってい
る。この開口72Aはスライド蓋72Bにより閉止されている
が、このスライド蓋72Bの突起72Cはマガジンが待機位置
からフイルム取出位置へ移動すると昇降台27に設けられ
る吸着片(図示省略)と当たって開口72Aを解放するよ
うになっている。逆にマガジンがフイルム取出位置から
待機位置へもどるとスライド蓋72Bが開口72Aを閉止する
まで吸着片が突起72Cを吸着する構成である。
フイルム包装袋E内には第8図に示される如くシート
フイルムFが多数枚重ねて収容されている。またこのフ
イルム包装袋EはシートフイルムFを収容する前の状態
が筒状とされており、フイルム収容後にこの筒状の両端
部及び中間部はそれぞれ密着されて閉止部74、75、74A
とされることによって内部が遮光状態とされ、閉止部7
4、75は第4図に示される如く互いに重ね合わせた状態
とされてシールテープ76によって連結されている。なお
フイルム包装袋E内にはシートフイルムFのフイルム装
填装置12内での吸盤28による取出端部と反対側の端部に
コ字型の当てボール紙78が収容されており、シートフイ
ルムFのエツジ部を保護するとともに、フイルム包装袋
Eの抜き出しを容易にするようになっている。
この当てボール紙78にはフイルムサイズ、種別等を表
示するバーコード、凹凸記号等の識別マークを付してお
き、フイルム装填装置12内の読取装置でこれを読取るよ
うにしてもよい。またこの識別マークは当てボール紙78
以外にもマガジン14やトレイ42等へ付すようにしてもよ
い。
次にマガジン本体52の内部の構造について第5、6図
に従い説明する。
マガジン本体52内には収容されるシートフイルムFの
長手方向の両端部に対応して遮光ローラ群82、84が設け
られている。これらの遮光ローラ群82、84は各々3本の
遮光ローラ82A、82B、82C及び遮光ローラ84A、84B、84C
から構成され互いに一部を接触した状態で側面52Cへ軸
支されている。またこれらの遮光ローラ群82、84間には
一対のしごきローラ88、92が遮光ローラ群82寄りの位置
に配置されている。
第7図にも示される如くこれらのしごきローラ88、92
はブラケツト94の両端から延長した一対の立設部94Aへ
軸支されている。このブラケツト94はマガジン本体52の
底面52Dへ固着される取付板96に案内されてシートフイ
ルムFの長手方向(矢印L方向)へ移動可能となってい
る。すなわち取付板96はシートフイルムFの幅方向に長
手方向とされ、両端部に形成される貫通孔96Aへ取付ボ
ルト98が適用されて底面52Dへ固着されるようになって
いる。この取付ボルト98が螺合するねじ孔102が底面52D
へ穿設されている。
取付板96の長手方向中間部は段部96Bで屈曲されて底
面52Dと離間されるとともに、この取付板96の中間部に
はシートフイルムFの長手方向に沿った長孔104が穿設
されている。この長孔104へはブラケツト94の貫通孔94B
を貫通する段付ボルト106が挿入され、貫通先端部にナ
ツト108が螺合するようになっている。また取付板96に
は両端部付近からアーム96Cが一体的に突出され、ブラ
ケツト94との間に引張コイルばね112が介在されてい
る。
これによってしごきローラ88、92はシートフイルムF
の長手方向へ取付ボルト106が長孔104内を移動すること
によってスライド可能とされているが、引張コイルばね
112の付勢力によって取付ボルト106が長孔104の遮光ロ
ーラ群84寄りの端部に当接して係止している。
このブラケツト94、取付板96の取付位置を変更するた
めに底面52Dにはねじ孔102に隣接して複数の予備ねじ孔
114が形成されており、しごきローラ88、92の取付位置
をシートフイルムFの長手方向へ変更可能としている。
また第5、6図に示される如く底面52Dにはフイルム
載置台52EへシートフイルムFの幅方向の両端部に対応
して各々一対のガイドローラ118、122が軸支されてい
る。これらのガイドローラ118、122は軸心を貫通する取
付ボルト124、126がその先端部をフイルム載置台52Eの
ねじ孔127へ螺合されることによって底面52Dから軸心を
垂直とされて軸支されている。ガイドローラ122の取付
位置を変更するために、底面52Dには予備ねじ孔128が穿
設されてシートフイルムの幅寸法変更に対処している。
第6図には一組の予備ねじ孔のみが示されているが、さ
らに別の予備ねじ孔を形成して多種類のフイルム幅寸法
に対応させてもよい。
次に本実施例の作用を説明する。
マガジン本体52内へシートフイルムFを収容させる場
合には、第2図に示される如くトレイ42をフイルム装填
装置12の引出開口12Aから引き出して突出させる。この
状態でトレイ42は片持ち状態でフイルム装填装置12から
突出され、このトレイ42上へとマガジン本体52が搭載さ
れているので、作業者はこのマガジン本体52へと容易に
シートフイルムFを収容させることができる。
この収容作業は、マガジン本体52の開閉蓋72を第3、
4図に想像線で示される如く開放した後に内部にシート
フイルムFが収容されているフイルム包装袋Eをマガジ
ン本体52内へと収容する。このフイルム包装袋Eはシー
ルテープ76を破断または取除いて長手方向両端部を第5
図に示されるように遮光ローラ群82、84間を通してマガ
ジン本体52から突出した状態で開閉蓋72を閉止する。こ
の閉止状態では遮光ローラ群82、84がマガジン本体52の
内部を遮光状態とする。なお、遮光ローラ群82、84のう
ち遮光ローラ82B、82C及び遮光ローラ84B、84Cを底面52
Dへ軸支し、遮光ローラ82A、84Aを開閉蓋72へ軸支すれ
ば、開閉蓋72をマガジン本体52へ閉止する動作でフイル
ム包装袋Eを容易に第5図の状態とすることができる。
ここでフイルム包装袋Eの閉止部75を切断して切り落
とすとフイルム包装袋Eの遮光ローラ群84から突出した
端部は筒状に開放された状態となる。これによってフイ
ルム包装袋Eを閉止部74方向(矢印P方向)に引っ張っ
てマガジン本体52から抜き出す。この抜出操作によって
フイルム包装袋Eはしごきローラ88、92を通り、さらに
遮光ローラ群82を通ってマガジン本体52の外部へと引き
出される。
この引出状態ではシートフイルムF及び当てボール紙
78がしごきローラ88、92を通ることができないので、シ
ートフイルムFの端部がしごきローラ88、92へ挟持され
ずにフイルム載置台52E上へと残存する。また第6図に
示される如く、しごきローラ88、92はブラケツト94とと
もに引張コイルばね112の付勢力に抗して遮光ローラ群8
2方向へと移動可能であるが、フイルム包装袋Eが抜き
出された後は再び引張コイルばね112の付勢力で元の位
置に復帰する。
マガジン本体52はその内部へ収容されるシートフイル
ムFの大きさに応じてしごきローラ88、92の取付位置を
変更する。すなわち取付板96を底面52Dへ取付けている
取付ボルト98をねじ孔102から離脱し、予備ねじ孔114へ
螺合することによって異なる寸法のシートフイルムFに
対応し、フイルム包装袋Eが抜き出された状態で確実に
シートフイルムFの長手方向−端部を遮光ローラ群84に
隣接して配置できる。
また取付ボルト126を予備ねじ孔128へ螺合することに
よって、シートフイルムFの幅寸法が変更された場合に
もフイルム包装袋Eが抜き出された状態のシートフイル
ムFの幅方向両端部にガイドローラ118、122を対応させ
ることができる。またこれらのガイドローラ118、122は
取付ボルト124、126の回りに回転可能であるため、フイ
ルム包装袋Eの抜出時に抜き出し抵抗力を減少し、且つ
シートフイルムFの取出時における移動抵抗力を減少す
る。
このようなシートフイルムFの供給の作業ではマガジ
ン14をフイルム装填装置12から取外すことなく、第2図
に示される如くフイルム装填装置12から引出した状態で
行えるので、マガジン14が大重量であっても作業は容易
である。またトレイ42をフイルム装填装置12から引出し
マガジン14をこのトレイ42から取外し、別の場所(例え
ば暗室内)でシートフイルムFを収容させることもでき
る。この場合にはフイルム包装袋Eへ挿入されていない
フイルムも使用できる。
このようにマガジン14内からフイルム包装袋Eを取出
し、シートフイルムFが収容された状態とした後に、ト
レイ42をフイルム装填装置12内へと押し込む。このため
閉止板42Cが引出開口12Aを閉止してフイルム装填装置12
内を遮光状態とする。
カセツテ18がフイルム装填装置12内へと挿入され、開
閉蓋18Aが開放された後に吸盤24によって撮影済のシー
トフイルムが取出されて現像装置26へと送られると同時
に、吸盤28及び保持手段32はカセツテ18へ装填するべく
選択されたマガジン14の側方へと移動する。この選択さ
れたマガジン14はトレイ42と共に図示しない駆動装置に
よって第1図の待機位置から右方向へ移動して吸盤28の
下方へ至りフイルム取出位置となる。この移動時にスラ
イド蓋72Bが開口72Aを解放する。このため吸盤28はマガ
ジン本体52の内部の最上層にあるシートフイルムFの端
部付近を吸着して保持手段32へと送り出す。この場合に
シートフイルムFのサイズに拘わらずシートフイルムF
の端部は必ず遮光ローラ群84に隣接した部分にあるの
で、確実にシートフイルムFが吸着される。
保持手段32は上昇し、取出されたシートフイルムFを
カセツテ18内へと装填する。装填後に開閉蓋18Aが閉止
されてフイルム装填装置12から送り出されトレイ42及び
マガジン14は再び待機位置に戻されてフイルム装填作業
が終了する。
なお上記実施例のストツパ54、56の位置決めを行う構
造は上記のような回転板62、64に限るものではなく、各
種の構造が適用できる。また大きさの異なるマガジン14
をいずれのトレイ42へも取付けられるようにストツパ5
4、56を移動できる構成としたが、マガジンの大きさに
よって取付位置が異なるピンを、トレイに穿設した多数
の収容孔へ選択的に挿入することによって、マガジンサ
イズに拘わらず常にフイルム端をトレイの一定位置とす
る等の他の構造も適用できる。さらに、上記実施例で
は、しごき部材として一対のローラを用いたが、一対の
ガイド板間へフイルム包装袋Eを通す等の他の構造であ
ってもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記の構成としたので、フイルム収容作業が
容易であり、且つ異なるフイルムサイズにも適用可能と
なる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたフイルム装填装置を示す縦
断面図、第2図はこのフイルム装填装置を示す斜視図、
第3図はマガジン及びトレイを示す斜視図、第4図はマ
ガジン及びトレイを示す分解斜視図、第5図はフイルム
供給マガジンの第4図V−V線に対応する断面図、第6
図は第5図の蓋解放状態を示す平面図、第7図はしごき
ローラの支持構造を示す分解斜視図、第8図はフイルム
包装袋とフイルムの対応状態を示す包装袋を一部破断状
態で示す斜視図である。 E……フイルム包装袋、F……シートフイルム、12……
フイルム装填装置、14……マガジン、18……カセツテ、
28……吸盤、42……トレイ、42A……載置台、44……支
持ローラ、46……ガイドレール、52……マガジン本体、
54、56……ストツパ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルム収容位置とフイルム取出位置との
    間を移動可能なマガジン載置台に載置されたマガジンに
    層状に収容されたフイルムを取出し、カセツテ内へ装填
    するフイルム装填装置であって、 前記マガジン載置台に載置されるマガジンのサイズに応
    じ、該マガジン内に収容されるフイルムの取出側端部と
    フイルム取出位置とが常に一定となる如く、該マガジン
    を位置決めし、固定する固定手段を、 前記マガジン載置台に設けたことを特徴とするフイルム
    装填装置。
JP1989024677U 1989-02-14 1989-03-03 フイルム装填装置 Expired - Lifetime JP2546742Y2 (ja)

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US07/773,004 US5201506A (en) 1989-02-14 1991-10-08 Sheet film loading apparatus
US07/967,737 US5333850A (en) 1989-02-14 1992-10-28 Sheet film loading apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5647631Y2 (ja) * 1979-06-22 1981-11-07
JP2528295B2 (ja) * 1986-05-23 1996-08-28 富士写真フイルム株式会社 フイルム装填装置

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