JP2546740Y2 - 物品棚における載置物転落防止装置 - Google Patents

物品棚における載置物転落防止装置

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JP2546740Y2
JP2546740Y2 JP1993011285U JP1128593U JP2546740Y2 JP 2546740 Y2 JP2546740 Y2 JP 2546740Y2 JP 1993011285 U JP1993011285 U JP 1993011285U JP 1128593 U JP1128593 U JP 1128593U JP 2546740 Y2 JP2546740 Y2 JP 2546740Y2
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JP1993011285U
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JPH0662847U (ja
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訓啓 塩川
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Okamura Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、物品棚の棚板上の載置
物の転落を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品棚は、通常、前部が開口しており、
ここより物品を、棚板に向って出入れする。しかし、振
動や衝撃で載置物が転倒落下することがあるので、これ
を防ぐために、物品棚に落下防止措置を講じることがあ
る。
【0003】例えば実開昭57−79457号公報に開
示されている考案は、内側面に係合溝を有する支持体
左右の支柱の前面に固着し、この支持体に棒状部材を
して、棚板上の物品の落下防止を図っている。
【0004】また実公昭59−22853号公報には、
枠部材の両端に、常時、外方向にスプリング付勢された
進退可能な爪を設けた開閉扉を、物品収納棚の左右の
柱間に設置して物品の落下を防止する考案が開示され
ている。
【0005】さらに実公平4−43077号公報には、
左右の棚受部に設けた長孔に取付金具を取り付け、この
取付金具間に物品落下防止用バーを架設した考案が開
示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来の技術は、
いずれも、その構成が複雑であり、製造コストが高くな
るという問題がある。
【0007】例えば、実開昭57−79457号公報の
場合、係合溝を有する支持体を前面支柱に固しなけれ
ばならず、しかも棒状部につば部を加工しなければな
らない。実公昭59−22853号公報の場合は、爪を
突出及び後退させる機構が非常に複雑で製造に手間と
コストが掛かり過ぎる。実公平4−43077号公報の
場合は、左右の棚受部における長孔より前方の内側面
に、棚装置の内側へ突出する段部を形成しなければなら
ない。
【0008】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、構成が簡単で、かつ着脱容易な物品棚
の載置物落下防止装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の装置は、左右方向を向く転落防止棒の両端面
における軸線と偏心する位置に、転落防止棒よりも著し
く小径で、左右方向を向く基部の外端に転落防止棒の中
心に向かって鉤形に折曲された折曲部を連設した係止杆
の基部を固着し、かつ物品棚の内側面前部に、係止杆の
折曲部が通過しうる前後に長い狭幅の係止孔を、互いに
対向させて穿設し、各係止孔に、前記各係止杆を嵌合し
て係止したことを特徴としている。
【0010】係止孔の一端に垂下部を連設しておくのが
望ましい。
【0011】
【作用】転落防止棒の両端面の偏心部に係止杆の基部を
固着し、係止杆の基部の端に転落防止棒の中心に向か
って鉤形に折曲した折曲部を形成したことにより、各係
止杆を対応する係止孔に係止させたとき、転落防止棒
は、自重により、その中心が係止杆の基部より常に下方
に位置するように吊支され、それに伴って、係止杆の折
曲部は常に真下を向くので、係止杆が係止孔より脱落す
ることはない。
【0012】また、転落防止棒の着脱は容易であり、か
つ取付けた際、係止杆が外部より見えることはない。
【0013】
【実施例】図1〜図5は、本考案の第1実施例を示す。
図4及び図5に示すように、前後左右に立設した角筒状
の4本の支柱(1)の左右対向する内側面には、前後に
長く、かつ上下に並ぶ横長の係止孔(2)が多数穿設され
ている。
【0014】左側の前後支柱(1)と側の前後支柱
(1)における等高をなす係止孔(2)には、正面から見た
縦断面がL字形の棚板受け(3)が、その垂直片(3a)の前
部に外側へ向けて切り起して形成した下向フック
(4)を係止することにより架設されている。左右に対向
する棚板受け(3)の水平片(3b)に棚板(5)が設され
る。従って必要に応じて、棚板(5)の高さを変え
り、数を増減したりすることができる。
【0015】各棚板(5)の前部上方には、転落防止棒
(6)が架設されている。転落防止棒(6)は、図1〜図3
に示すように、左右方向を向くパイプ状のもので、そ
端面における軸線より下方に偏心した個所には、転落
防止棒(6)よりも著しく小径の外向L字形の係止杆(7)
水平基部(7a)の内端が固着されている 係止杆(7)の
水平基部(7a)の外端における折曲部(7b)は、転落防止棒
(6)の線と直交している。
【0016】係止杆(7)の直径は、係止孔(2)の上下幅
よりやや小径であり、左右係止杆(7)の折曲部(7b)の
内側間隔は、対向する係止孔(2)の間隔よりやや大とし
てある。 また転落防止棒(6)自体の一端面と、その他端
における係止杆(7)の折曲部(7b)の内面との間隔は、対
向する係止孔(2)の間隔より若干小としてある。
【0017】図1(A)及び図2に示すように、転落防止
棒(6)における例えば右方の係止杆(7)の折曲部(7b)
後方(図1の上方)に向けて右方の係止孔(2)に深
く挿入すれば、左方の係止杆(7)の折曲部(7b)は、左方
の係止孔(2)の外側面に近接する。
【0018】ついで図1(B)に示すように、転落防止
棒(6)を左方に移動させて、左方の係止杆(7)の折曲部
(7b)を、左方の係止孔(2)に入する。
【0019】ついで転落防止棒(6)より手を離せば、
図1(C)及び図3に示すように、両係止杆(7)の取付部
が偏心している転落防止棒(6)は、自重により係止杆
(7)の折曲部(7b)が下方を向く方向に回動して、係止孔
(2)の前端に係止る。
【0020】棚板(5)に物品を載置する際には、上述と
逆の操作により、転落防止棒(6)を簡単に取り外すこと
ができるので、邪魔になることはない。また転落防止
棒(6)を上方又は下方の係止孔(2)に付け変えることに
より、載置物の高さに対応して、転落防止棒(6)の棚板
(5)に対する高さを適切に設定することができる。
【0021】図6に示す別の実施例のように、係止孔
(2)の一端に垂下部(2a)を連設すれば、図7に示すよう
に、垂下部(2a)に係止杆(7)の基(7a)が嵌入して、転
落防止棒(6)は前後移動不能に係止されるので好都合で
ある。
【0022】上述の実施例は、棚板(5)が着脱自在かつ
高さ調節自在の物品棚における、棚板(5)支持用の係止
孔(2)を利用して、転落防止棒(6)を架設した場合のも
であるが、棚板固定式の物品棚に専用の係止孔を穿設
して、転落防止棒(6)を架設することもできる。この場
合、係止孔を垂直とするか、あるいは傾斜させれば、転
落防止棒(6)は自重により自動的に係止孔の下端に安定
よく係止される。
【0023】
【考案の効果】(a) 転落防止棒及び係止杆の構成が簡
単であり、かつこれを係止する係止孔は、棚板が高さ調
節自在の物品棚の場合には、棚板係止用の係止孔を利用
すればよく、棚板固定式の物品棚の場合には、係止孔の
穿設は容易であり、従って本考案の装置は簡単かつ安
価に製作することができる。
【0024】(b) 転落防止棒の着脱が容易であるた
め、棚板に物品を載置する際便利である。
【0025】(c) 転落防止棒の高さを載置物の高さ
に対応して、簡単に適切に定めることができる。
【0026】(d) 係止杆係合孔に係止ると、転落
防止棒の自重により、各係止杆の折曲部が常に下方を向
くので、係止杆が係止孔から妄りに脱落することはな
い。
【0027】(e) 転落防止棒を取り付けた際、係止杆
の折曲部は、支柱内に完全に没入して、外部から見えな
くなるので、体裁がよい。
【0028】(f) 係止杆の基部転落防止棒の両端
面の偏心部に固着してあるので、係止杆の径を、転落防
止棒のそれよりも著しく小であり、そのため、転落防止
棒の径を物品の転落を防止する目的に即した太さとす
る一方、係止杆の径を十分に小とすることができる。
その結果、係止杆が通過する係止孔のを小さくるこ
とができ係止孔穿設したことによ物品棚の強度の
低下を最小限度とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の転落防止棒の着脱要領を
示す横断平面図である。
【図2】図1(B)のX−X線断面図である。
【図3】図1のY−Y線断面図である。
【図4】本考案を適用した物品棚の一部省略斜視図であ
る。
【図5】図4の要部縦断拡大正面図である。
【図6】本考案の第2実施例の係止孔を示す縦断正面図
である。
【図7】図6に示す係止孔に転落防止棒を係止した状況
を示す、図3に相当する縦断面図である。
【符号の説明】
(1)支柱 (2)係止孔 (2a)垂下部 (3)棚板受け (3a)垂直片 (3b)水平片 (4)下向フック (5)棚板 (6)転落防止棒 (7)係止杆 (7a)水平 (7b)折曲部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向を向く転落防止棒の両端面にお
    ける軸線と偏心する位置に、転落防止棒よりも著しく小
    径で、左右方向を向く基部の端に転落防止棒の中心に
    向かって鉤形に折曲された折曲部連設した係止杆の基
    部を固着し、かつ物品棚の内側面前部に、係止杆の折曲
    部が通過しうる前後に長い狭幅の係止孔を、互いに対向
    させて穿設し、各係止孔に前記各係止杆を嵌合して係
    止したことを特徴とする物品棚における載置物転落防止
    装置。
  2. 【請求項2】 係止孔の一端に垂下部を連設してなる請
    求項1記載の物品棚における載置物転落防止装置
JP1993011285U 1993-02-22 1993-02-22 物品棚における載置物転落防止装置 Expired - Lifetime JP2546740Y2 (ja)

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JPH0662847U JPH0662847U (ja) 1994-09-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3629961B2 (ja) * 1998-07-07 2005-03-16 株式会社イトーキクレビオ 書架における感震式物品落下防止装置
JP4518815B2 (ja) * 2004-02-24 2010-08-04 株式会社岡村製作所 収納棚およびそれを備える実験台
JP4699880B2 (ja) * 2005-11-21 2011-06-15 株式会社岡村製作所 物品棚における物品落下防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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