JP2546630Y2 - 水洗タンクの薬剤容器 - Google Patents
水洗タンクの薬剤容器Info
- Publication number
- JP2546630Y2 JP2546630Y2 JP7160291U JP7160291U JP2546630Y2 JP 2546630 Y2 JP2546630 Y2 JP 2546630Y2 JP 7160291 U JP7160291 U JP 7160291U JP 7160291 U JP7160291 U JP 7160291U JP 2546630 Y2 JP2546630 Y2 JP 2546630Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- lid
- tank
- water
- gap
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- Expired - Lifetime
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、トイレ用の水洗タンク
内の流し水に消臭剤、洗浄剤等の薬液を適量ずつ自動的
に流出混入させる水洗タンクの薬剤容器に関する。
内の流し水に消臭剤、洗浄剤等の薬液を適量ずつ自動的
に流出混入させる水洗タンクの薬剤容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種、水洗タンクの薬剤容器として、
水洗タンク内に吊下げて水中に容器内の薬液を混入させ
るものが知られている。この場合、トイレの使用の都度
適量の薬液をタンク内に流出させる必要があり、従来種
々の構造のものが提供されている。実公昭62−27583 号
公報はその１例である。この公報のものは、容器のキャ
ップに流し水の放流、貯溜で昇降する浮動栓を設け、こ
の浮動栓の作用によりトイレ使用の都度適量ずつの薬液
を自動的に流し水に流出混入できるようにしたものであ
る。このほか、同じく浮動栓を利用し水洗タンク内に吊
下げる方式として実公昭61−8147号公報、実公昭62−27
582 号公報等がある。
水洗タンク内に吊下げて水中に容器内の薬液を混入させ
るものが知られている。この場合、トイレの使用の都度
適量の薬液をタンク内に流出させる必要があり、従来種
々の構造のものが提供されている。実公昭62−27583 号
公報はその１例である。この公報のものは、容器のキャ
ップに流し水の放流、貯溜で昇降する浮動栓を設け、こ
の浮動栓の作用によりトイレ使用の都度適量ずつの薬液
を自動的に流し水に流出混入できるようにしたものであ
る。このほか、同じく浮動栓を利用し水洗タンク内に吊
下げる方式として実公昭61−8147号公報、実公昭62−27
582 号公報等がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記例に示した従来装
置はかなり満足度の高いものであるが、難点がないわけ
ではない。例えば、薬剤容器は水洗タンク内に吊下げる
ので、容器の交換あるいは薬液補充の際にはタンクの重
い蓋を開ける必要があり、また水洗タンク内の流し水の
水位が様式により変るので、浮動栓の動作上タンクの種
別により薬剤容器の吊下げ位置を調整する必要が生じる
等の取扱い上の点である。
置はかなり満足度の高いものであるが、難点がないわけ
ではない。例えば、薬剤容器は水洗タンク内に吊下げる
ので、容器の交換あるいは薬液補充の際にはタンクの重
い蓋を開ける必要があり、また水洗タンク内の流し水の
水位が様式により変るので、浮動栓の動作上タンクの種
別により薬剤容器の吊下げ位置を調整する必要が生じる
等の取扱い上の点である。
【０００４】本考案は、水洗タンク上方の水道蛇口から
放流されて流し水となる手洗い用水を利用して薬液流出
制御をし、従ってタンクの蓋上に単に載置すればすむ取
扱いの簡便な水洗タンクの薬剤容器を得るにある。
放流されて流し水となる手洗い用水を利用して薬液流出
制御をし、従ってタンクの蓋上に単に載置すればすむ取
扱いの簡便な水洗タンクの薬剤容器を得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の水洗タンクの薬
剤容器は、底壁４の中心部に縦形の軸受筒５を貫通形成
した皿状であって、水洗タンク６の蓋７上面にこの蓋７
との間に隙間を設けて載置された受台１と、この受台１
に胴部を密に内嵌し、かつ口頂部が底壁４との間に適宜
の間隙を存するよう倒立保持された薬液収納用の容器体
２と、常時は液が通流しない程度の隙間を設けて前記容
器体２の口頸部８に内設したスクリュー部９から、前記
軸受筒５を通しタンク６内に通じる蓋７の流水孔10部に
垂下した下部に羽根11を設けた回転軸12を取外し可能に
垂設したスクリューポンプ３とで構成している。
剤容器は、底壁４の中心部に縦形の軸受筒５を貫通形成
した皿状であって、水洗タンク６の蓋７上面にこの蓋７
との間に隙間を設けて載置された受台１と、この受台１
に胴部を密に内嵌し、かつ口頂部が底壁４との間に適宜
の間隙を存するよう倒立保持された薬液収納用の容器体
２と、常時は液が通流しない程度の隙間を設けて前記容
器体２の口頸部８に内設したスクリュー部９から、前記
軸受筒５を通しタンク６内に通じる蓋７の流水孔10部に
垂下した下部に羽根11を設けた回転軸12を取外し可能に
垂設したスクリューポンプ３とで構成している。
【０００６】
【作用】上記において、スクリューポンプ３のスクリュ
ー部９は、容器体２の口頸部８に通常の状態では薬液が
通流しない程度の狭い隙間を介して内嵌してあるので、
常時は容器体２内の薬液は下方に流下排出されない。
ー部９は、容器体２の口頸部８に通常の状態では薬液が
通流しない程度の狭い隙間を介して内嵌してあるので、
常時は容器体２内の薬液は下方に流下排出されない。
【０００７】ここで、トイレ使用後図示しない操作栓の
操作により水洗タンク６内の水を流すと、この操作と連
動して蓋７上方の図示しない水道蛇口からタンク６内に
流れ落ち貯溜されて次回使用時の流し水となる手洗い用
水が放流される。
操作により水洗タンク６内の水を流すと、この操作と連
動して蓋７上方の図示しない水道蛇口からタンク６内に
流れ落ち貯溜されて次回使用時の流し水となる手洗い用
水が放流される。
【０００８】この水は薬剤容器の容器体２の底部（図１
で上面) に流下し、そしてこの容器体２と受台１まわり
を伝わって蓋７上面に流れ落ち、この後蓋７上面と受台
１底面との間の間隙を通し流水孔10からタンク６内に流
れ落ちる。
で上面) に流下し、そしてこの容器体２と受台１まわり
を伝わって蓋７上面に流れ落ち、この後蓋７上面と受台
１底面との間の間隙を通し流水孔10からタンク６内に流
れ落ちる。
【０００９】すると、このタンク６内に流れ落ちる手洗
い用水は羽根11に当り回転軸12を介しスクリュー部９を
回転駆動するので、スクリューポンプ３が始動し、容器
体２内の薬液を狭い隙間を介しスクリュー部９により強
制的に下方の流水孔８を通しタンク６内に圧送排出す
る。
い用水は羽根11に当り回転軸12を介しスクリュー部９を
回転駆動するので、スクリューポンプ３が始動し、容器
体２内の薬液を狭い隙間を介しスクリュー部９により強
制的に下方の流水孔８を通しタンク６内に圧送排出す
る。
【００１０】手洗い用水が停止すると、羽根11の回転が
停止しスクリューポンプ３が停止するので、薬液の送出
は停止する。手洗い用水の放出量は略一定なので、薬液
送出量も略一定量である。
停止しスクリューポンプ３が停止するので、薬液の送出
は停止する。手洗い用水の放出量は略一定なので、薬液
送出量も略一定量である。
【００１１】
【実施例】以下図面を参照して一実施例を説明するに、
本考案の水洗タンクの薬剤容器は受台１、薬液収納用容
器体２及びスクリューポンプ３の主部材で構成してい
る。
本考案の水洗タンクの薬剤容器は受台１、薬液収納用容
器体２及びスクリューポンプ３の主部材で構成してい
る。
【００１２】受台１は、底壁４の周辺側を上方に傾斜底
上げした皿状のもので、この底上げ底部の隅部四方から
足13を出し、またこの底壁４の中心部に縦形の軸受筒５
を貫通垂設し、また周壁14の下半部内面四方から内向き
に放射方向の受板15を突設し、さらに周壁14の内方に位
置させて保持筒16を底壁４から立設している。
上げした皿状のもので、この底上げ底部の隅部四方から
足13を出し、またこの底壁４の中心部に縦形の軸受筒５
を貫通垂設し、また周壁14の下半部内面四方から内向き
に放射方向の受板15を突設し、さらに周壁14の内方に位
置させて保持筒16を底壁４から立設している。
【００１３】この受台１は、水洗タンク６の蓋７上面部
に軸受筒５を蓋７の流水孔10中心部に位置させて足13に
より載置される。従って、この受台１底面と蓋７上面と
の間には足13により隙間が形成される。
に軸受筒５を蓋７の流水孔10中心部に位置させて足13に
より載置される。従って、この受台１底面と蓋７上面と
の間には足13により隙間が形成される。
【００１４】なお、底壁４下面中央部から割り筒状に数
本の係合片を周方向とびとびに垂設し、これらを流水孔
10の孔縁に係合させて位置決めするようにしてもよい。
本の係合片を周方向とびとびに垂設し、これらを流水孔
10の孔縁に係合させて位置決めするようにしてもよい。
【００１５】薬液収納容器体２は、胴部が前記受台１の
周壁14に液密に内嵌できる形状のもので、口頸部８に内
筒17を内嵌固定し、そしてこの口頸部８の口頂部外面に
係合突条を設け、この係合突条を利用して口頂面に内向
きフランジ状の支え板18を係嵌固定しており、肩部周縁
を前記受板15に支えさせ、かつ口頸部８を保持筒16に内
装し、底壁４との間に適宜の隙間を設けて受台１に倒立
状態に保持してある。
周壁14に液密に内嵌できる形状のもので、口頸部８に内
筒17を内嵌固定し、そしてこの口頸部８の口頂部外面に
係合突条を設け、この係合突条を利用して口頂面に内向
きフランジ状の支え板18を係嵌固定しており、肩部周縁
を前記受板15に支えさせ、かつ口頸部８を保持筒16に内
装し、底壁４との間に適宜の隙間を設けて受台１に倒立
状態に保持してある。
【００１６】なお、内筒17の下端（図１では上端) には
内向きフランジ19が短かく突出してあり、また支え板18
の上面には放射方向の薬液通流用の溝20が周方向とびと
びに数条設けている。
内向きフランジ19が短かく突出してあり、また支え板18
の上面には放射方向の薬液通流用の溝20が周方向とびと
びに数条設けている。
【００１７】スクリューポンプ３は、図２に示すよう
に、上面閉の筒体外面に螺旋部を形成したスクリュー部
９の中空部に、下端に数枚の羽根11を設けた回転軸12を
取外しできるように嵌込み固定した形状であり、スクリ
ュー部９を前記容器体２の口頸部８の支え板18に乗せて
内筒17に内装し、回転軸12を軸受筒５を通し下方の流水
孔10の軸芯部に垂下し、この回転軸12下端の羽根11を流
水孔８内で回転できるように取付けている。
に、上面閉の筒体外面に螺旋部を形成したスクリュー部
９の中空部に、下端に数枚の羽根11を設けた回転軸12を
取外しできるように嵌込み固定した形状であり、スクリ
ュー部９を前記容器体２の口頸部８の支え板18に乗せて
内筒17に内装し、回転軸12を軸受筒５を通し下方の流水
孔10の軸芯部に垂下し、この回転軸12下端の羽根11を流
水孔８内で回転できるように取付けている。
【００１８】回転軸12の軸受筒５に位置する外面には周
条があり、この周条を軸受筒５内面の係合溝に係合させ
て支持されている。そして回転軸12の周条を挟む中間部
外面周方向とびとびに縦溝21を凹設して薬液流下を可能
にしている。
条があり、この周条を軸受筒５内面の係合溝に係合させ
て支持されている。そして回転軸12の周条を挟む中間部
外面周方向とびとびに縦溝21を凹設して薬液流下を可能
にしている。
【００１９】なお、スクリュー部９上面角部と内筒17の
フランジ19間の隙間が薬液排出部となるが、この隙間は
通常時には薬液が通流しない程度の狭い隙間としてあ
る。
フランジ19間の隙間が薬液排出部となるが、この隙間は
通常時には薬液が通流しない程度の狭い隙間としてあ
る。
【００２０】この実施例において、スクリューポンプ３
のスクリュー部９と内筒17のフランジ19間の薬液排出用
の隙間が狭いので、常時は薬液が容器体２から下方に流
出することはない。
のスクリュー部９と内筒17のフランジ19間の薬液排出用
の隙間が狭いので、常時は薬液が容器体２から下方に流
出することはない。
【００２１】しかし、トイレ使用で図示しない水道蛇口
から手洗い用水が放流されると、この手洗い用水は薬剤
容器上面から蓋７上面に流下し、受台１底面との間の隙
間を通し流水孔10からタンク６内に流れ落ちるので、こ
の流れ落ちる水は流水孔10内で羽根11に当り、回転軸12
を介しスクリュー部９を回転するのでスクリューポンプ
３が始動し、容器体２内の薬液をスクリュー部９と内筒
17間の隙間を通し強制的に下方に送出するので、この薬
液は支え板18上面の溝20から回転軸12外面の溝21を通し
タンク６内に送り出される。
から手洗い用水が放流されると、この手洗い用水は薬剤
容器上面から蓋７上面に流下し、受台１底面との間の隙
間を通し流水孔10からタンク６内に流れ落ちるので、こ
の流れ落ちる水は流水孔10内で羽根11に当り、回転軸12
を介しスクリュー部９を回転するのでスクリューポンプ
３が始動し、容器体２内の薬液をスクリュー部９と内筒
17間の隙間を通し強制的に下方に送出するので、この薬
液は支え板18上面の溝20から回転軸12外面の溝21を通し
タンク６内に送り出される。
【００２２】手洗い用水が停止すると、羽根11の回転が
停止しスクリューポンプ３が停止するので、薬液の送出
は停止する。
停止しスクリューポンプ３が停止するので、薬液の送出
は停止する。
【００２３】上記実施例で、流通時にはスクリューポン
プ３の回転軸12と羽根11の一体物をスクリュー部９から
外し、図３のように容器体２の口頸部８外面に別途のキ
ャップ22を螺合する。
プ３の回転軸12と羽根11の一体物をスクリュー部９から
外し、図３のように容器体２の口頸部８外面に別途のキ
ャップ22を螺合する。
【００２４】
【考案の効果】上記したように、本考案の水洗タンクの
薬剤容器は、手洗い用水を利用して薬液送出用のスクリ
ューポンプ３を作動させる構成なので、タンク６の蓋７
上面に載置すればよく、その取扱いは至極簡便であり、
その上タンク６内に吊り下げる吊り下げ用部品が不要と
なる利点がある。
薬剤容器は、手洗い用水を利用して薬液送出用のスクリ
ューポンプ３を作動させる構成なので、タンク６の蓋７
上面に載置すればよく、その取扱いは至極簡便であり、
その上タンク６内に吊り下げる吊り下げ用部品が不要と
なる利点がある。
【００２５】また薬液送出は、液位レベルの変位で動作
する浮動栓ではなく、落下する手洗い用水で作動するス
クリューポンプ３によるので薬液送出は確実、安定であ
り、信頼性が高い。
する浮動栓ではなく、落下する手洗い用水で作動するス
クリューポンプ３によるので薬液送出は確実、安定であ
り、信頼性が高い。
【図１】一実施例の半部縦断面図である。
【図２】同実施例のスクリューポンプの分解斜視図であ
る。
る。
【図３】同実施例の主体部の流通段階での半部縦断面図
である。
である。
１ 受台 ２ 容器体 ３ スクリューポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 底壁４の中心部に縦形の軸受筒５を貫通
形成した皿状であって、水洗タンク６の蓋７上面にこの
蓋７との間に隙間を設けて載置された受台１と、この受
台１に胴部を密に内嵌し、かつ口頂部が底壁４との間に
適宜の間隙を存するよう倒立保持された薬液収納用の容
器体２と、常時は液が通流しない程度の隙間を設けて前
記容器体２の口頸部８に内設したスクリュー部９から、
前記軸受筒５を通しタンク６内に通じる蓋７の流水孔10
部に垂下した下部に羽根11を設けた回転軸12を取外し可
能に垂設したスクリューポンプ３とからなる水洗タンク
の薬剤容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7160291U JP2546630Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 水洗タンクの薬剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7160291U JP2546630Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 水洗タンクの薬剤容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516873U JPH0516873U (ja) | 1993-03-02 |
| JP2546630Y2 true JP2546630Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13465372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7160291U Expired - Lifetime JP2546630Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 水洗タンクの薬剤容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546630Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5478002B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2014-04-23 | 小林製薬株式会社 | 通液構造及び該通液構造を備えた薬液供給装置 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP7160291U patent/JP2546630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0516873U (ja) | 1993-03-02 |
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