JP2546549B2 - B含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法 - Google Patents

B含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法

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JP2546549B2 JP3034262A JP3426291A JP2546549B2 JP 2546549 B2 JP2546549 B2 JP 2546549B2 JP 3034262 A JP3034262 A JP 3034262A JP 3426291 A JP3426291 A JP 3426291A JP 2546549 B2 JP2546549 B2 JP 2546549B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉の制御棒や遮蔽
材や使用済み核燃料の輸送及び貯蔵用容器材料に用いる
B含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、Bを含有したオーステナイト
系ステンレス鋼は中性子吸収断面積が大きく、また耐食
性が優れていることから、原子炉の制御棒や遮蔽材等に
使用されており、また使用済み核燃料の輸送及び貯蔵用
容器材料としてその使用が検討されている。
【0003】しかしながら、従来から知られているよう
に、Bを多量に含んだオーステナイト系ステンレス鋼は
熱間加工性が著しく悪いために、さまざまな製造方法が
試みられている。例えば、特公昭57-45464号公報や特開
昭55-89459号公報で開示されているように限定量のBを
含有させ、Al /Nを限定することによってオーステナ
イト粒を微細化する方法や、Vを適量添加させてVほう
化物を生成させほう化物相の安定性を高め熱間加工性を
改善する方法、また特開平1−242758号公報に示されて
いるような粉末冶金を適用した方法等が知られている。
また特開昭61−222612号公報に開示されているようにB
含有オーステナイト系ステンレス鋼をBを含有しない素
材でくるんで圧延を行うような方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような技術に
よっても、Bを含有するオーステナイト系ステンレス鋼
の熱間脆性を防止し、現状の鉄鋼製造プロセスによる大
量生産によって安価にしかも安定的に生産する事は困難
である。従って、本発明は、このような現状を鑑みて、
Bを多量に含有するオーステナイト系ステンレス鋼の熱
間加工性を改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは下記の通りである。 (1)重量%でC: 0.005〜0.05%、Si :1.0%以
下、Mn :2%以下、Ni:7〜20%、Cr :17〜30
%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜3.0
%、Al : 0.003%以下、N:0.3%以下、S: 0.003
%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下を主成分と
し、残部Fe と不可避的不純物からなるB含有オーステ
ナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳造し、1100
℃以上で加熱した後に熱間圧延を行うことを特徴とする
B含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造方法。
【0006】(2)重量%でC: 0.005〜0.05%、Si
:1.0%以下、Mn :2%以下、Ni:7〜20%、Cr
:17〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:
0.1〜3.0%、Al : 0.003%以下、N:0.3%以下、
S: 0.003%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下
を主成分とし、選択成分としてCa : 0.005%以下、
Y:0.01%以下、Ce +La :0.01%以下のうち1種ま
たは2種以上の合計で0.01%以下を含有し、残部Fe と
不可避的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼
を連続鋳造によって鋳造し、1100℃以上で加熱した後に
熱間圧延を行うことを特徴とするB含有オーステナイト
系ステンレス鋼の製造方法。
【0007】(3)重量%でC: 0.005〜0.05%、Si
:1.0%以下、Mn :2%以下、Ni:7〜20%、Cr
:17〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:
0.1〜3.0%、Al :0.3%以下、N:0.3%以下、
S: 0.003%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下
を主成分とし、残部Fe と不可避的不純物からなるB含
有オーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳
造し、得られたスラブを1100℃以上の温度で5時間以上
ソーキング処理を行い、1100℃以上で加熱した後に熱間
圧延を行うことを特徴とするB含有オーステナイト系ス
テンレス鋼の製造方法。
【0008】(4)重量%でC:0.05%以下、Si :1.
0%以下、Mn :2%以下、Ni :7〜20%、Cr :17
〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜
3.0%、Al :0.3%以下、N:0.3%以下、S: 0.0
03%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下、選択成
分としてCa : 0.005%以下、Y:0.01%以下、Ce +
La :0.01%以下のうち1種または2種以上の合計で0.
01%以下を含有し、残部Fe と不可避的不純物からなる
オーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳造
し、得られたスラブを1100℃以上の温度で5時間以上ソ
ーキング処理を行い、1100℃以上で加熱した後に熱間圧
延を行うことを特徴とするB含有オーステナイト系ステ
ンレス鋼の製造方法。
【0009】以下に、本発明を詳細に説明する。
【作用】本発明者らはBを多量に含有する合金である20
Cr −10Ni −1Bを基本成分とする合金について詳細
に検討を加えた。実験に供した素材は、実験室で真空溶
解によって溶製した10kg鋼塊(鋳片)であり鋼種A〜G
の各成分を表1に示す。検討項目としては熱間加工性に
及ぼす各合金元素の影響、組織の影響について調査を行
った。
【0010】
【表1】
【0011】合金元素の影響を調査する場合には、鋳片
より直径10mmの丸棒引張試験片を採取し、グリーブル試
験機を用い試験片を通電加熱により1200℃または1250℃
に再加熱しその後引張試験温度まで冷却し引張試験を行
い、試験片の絞り(断面収縮率、%)を求め、合金元素
の高温延性に及ぼす影響を調査した。その結果、熱間加
工性に大きく影響する元素として、Al ,S,O等の各
元素があり、特にBの原料であるFe −Bから混入する
Al の影響が大きいことが判明した。
【0012】図1は、鋳片の高温延性に及ぼす合金元素
の影響を示したものであり、A鋼、B鋼、C鋼はAl の
影響、F鋼はS,Oの影響、G鋼はCaの影響を調査し
たものである。Al の影響についてみてみると、Alを
0.41%含有しているC鋼は断面収縮率が1200℃から 900
℃の間で著しく低く、高温延性が劣っているが、B鋼
(Al:0.10%)、A鋼(Al:0.0004%)とAl が低くな
るほど断面収縮率は向上することがわかる。したがって
高温延性すなわち熱間加工性を改善するにはAl量を低
減することが必要であることが判明した。
【0013】また、S,Oがそれぞれ 48ppm,42ppm 含
まれているF鋼は1100℃より低温側で断面収縮率が低下
し、同程度のAl を含有しているB鋼と比較すると高温
延性が1100℃以下で著しく劣化し、熱間加工性を改善す
るには、S,Oの含有量を低減することも重要であるこ
とが判明した。また、Ca を添加したG鋼は同程度のA
l 量であるA鋼よりも断面収縮率が向上し、Ca の添加
は熱間加工性の改善に有効であることが判明した。
【0014】また、鋳片をソーキングした場合の高温延
性の変化について調査を行った。調査方法は、鋳片から
試験片を採取した場合と鋳片を1150℃で15時間熱処理
(ソーキング)を行った後に試験片を採取した場合の高
温延性を上述したグリーブル試験によって比較した。図
2は、高温延性に及ぼすソーキングの影響を示したもの
であるが、Al 量が低い場合(D鋼、Al:0.085%)に
は、ソーキングによって高温延性が大きく向上するが、
Al が多い場合(E鋼、Al:0.72%)にはソーキングを
行っても延性の向上がなく、熱間加工性の改善には熱間
加工の前にソーキングを行うことが有効であることが判
明した。
【0015】以上のことから、B含有オーステナイト系
ステンレス鋼の熱間加工性を改善するには、合金元素と
してAl ,S,Oの低減やCa の添加、また鋳片のソー
キングが有効であることが判明した。これらの効果につ
いて、実際に熱間圧延した場合の割れの発生の有無につ
いて確かめるために、各種合金系について実際に実験室
で熱間圧延を行った。
【0016】表2は、鋼種H〜Yの各種の成分系につい
て、厚み30mmの鋳片をソーキング条件や熱間圧延条件を
変えて、実験室の圧延機で30mmから6mmまで6パスで熱
間圧延したときの割れの発生を比較したものである。本
発明法である鋼種HからTについてみると、Al 量を低
減したH鋼、ソーキングを行ったI鋼、J鋼、P鋼、Q
鋼、R鋼や熱間加工性を改善するためにCa , Y,La
+Ce を添加したK鋼、L鋼、M鋼、N鋼、O鋼、S
鋼、T鋼については熱間圧延時に大きな割れを発生する
ことなく圧延が可能であったが、比較法として示したU
鋼からY鋼は大きな割れが発生し次工程を実施するのは
不可能な状態であった。
【0017】
【表2】
【0018】以上のように、鋳片の延性を高めて熱間加
工性を向上させるためにはAl ,S,Oの合金元素の量
に注意することが必要であり、Al を 0.003%以下、S
を 0.003%以下、Oを 0.003%以下にすることが必要で
あり、熱間加工性の改善という点でCa , Y,La +C
e を添加することも有効である。またAl の含有量が0.
003%以上でも0.3%以下の場合には、熱間圧延前にソ
ーキングを行うと熱間加工性が向上する。ソーキングの
効果は、1100℃以上で5時間以上のソーキングを行うと
延性の改善が認められるようになり、これより低い温度
では熱間加工性の向上はみられない。
【0019】このようにして溶製段階で、熱間加工性に
影響する成分のAl ,S,Oの含有量を規制し、熱間加
工性を改善する効果があるCa , Y,La +Ce を必要
に応じて添加し、またAl 量に応じて圧延前にソーキン
グを行った場合に通常の鉄鋼製造プロセスにおいて製造
可能なB含有オーステナイト系ステンレス鋼が得られる
ことが判明した。この鋳片を熱間加工するにあたって
は、加熱温度を1100℃以上の温度にする事が必要であ
り、加熱温度の上限は1200℃以下とするのが望ましい。
1200℃を越えると共晶ボライドが溶融し熱間圧延が不可
能となり、加熱温度が1100℃より低い場合には熱間圧延
の終了温度が下がり熱間圧延時の割れが発生しやすくな
る。熱間圧延については圧延をできるだけ高温で終了さ
せるのが好ましく、 950℃以上が望ましい。これらの考
え方は、次の合金系、すなわち、重量%でC:0.05%以
下、Si:1.0%以下、Mn:2%以下、Ni:7〜20%、C
r:17〜30%、Cu:3%以下、Mo:7%以下、B:0.1〜
3.0%、Al:0.3%以下、N:0.3%以下、S:0.003%
以下、P:0.03%以下、O:0.003%以下、選択成分とし
てCa: 0.005%以下、Y:0.01%以下、Ce +La:0.01
%以下のうち1種または2種以上の合計で0.01%以下を
含み、残部Fe と不可避的不純物からなるオーステナイ
ト系ステンレス鋼についても成り立つ。
【0020】以下に成分(重量%)の限定理由を述べる
C:Cは強度の点からは望ましい元素であるが、耐食性
の点では有害であり少ない方が望ましい。しかし 0.005
%未満では製造コストを増加させ、また0.05%以上では
耐食性を劣化させ、また炭化物を作り熱間加工性を劣化
させるので上限を0.05%とした。Si:Si は脱酸元素で
ありステンレス鋼の耐食性を向上させる元素であるが、
1.0%を越えると熱間加工性を劣化させるので1.0%以
下とした。Mn:Mn はSi と同様に脱酸元素として有効
でありまたNi の代替として可能な元素であるが、多量
に添加すると誘導放射能の残留が多くなるので2%以下
とした。
【0021】Cu:Cu はステンレス鋼の耐食性向上に有
効であり3%以下で添加する。3%を越えて添加しても
耐食性の点では効果が飽和し、また熱間加工性を劣化さ
せる。Mo:Mo はステンレス鋼の耐食性向上に有効で、
特に孔食や隙間腐食等の局部腐食に対して有効な元素で
あり、このような耐食性が要求される場合に7%以下で
添加する。7%を越えて添加すると脆化が生じ、またオ
ーステナイト相とするために必要なNi 等が多量に必要
になるため上限を7%とした。
【0022】Ni:Ni はCr とともにステンレス鋼の基
本成分であり、オーステナイト相を安定にするためには
必須の元素である。しかしB含有量が高い場合、Ni は
ボライドにはほとんど固溶せず、マトリックス中に濃縮
するため7%の添加でオーステナイト相を安定化可能で
ある。しかし20%を越えて添加するとコストが高くなる
ため上限を20%とした。Cr:Cr はステンレス鋼の基本
成分であり、耐食性の点から17%以上添加することが必
要である。しかし30%を越えて添加すると脆化が著しい
ため上限を30%とした。
【0023】B:Bは中性子吸収能を確保するためには
0.1%以上の添加が必要であるが、3.0%を越えて添加
すると本発明によっても熱間加工性が劣化するので上限
を3.0%とした。Al:Al は強力な脱酸元素として有効
な元素であるが、添加量が多くなると熱間加工性を著し
く劣化させるために0.3%以下とした。N:Nはステン
レス鋼の強度と耐食性を向上させる元素であり、また強
力なオーステナイト生成元素である。しかし0.3%を越
えると気泡となり効果が飽和するので0.3%以下で添加
する。
【0024】S:SはB含有ステンレス鋼において熱間
加工性を著しく劣化させる元素であり、低ければ低いほ
どよく、Oとともに極力低く抑えることが必要であり、
0.003%以下とした。P:Pは耐食性、熱間加工性の点
で少ない方が良好であり、0.03%以下とした。これを越
えると耐食性、熱間加工性を劣化させる。O:OはSと
同様に熱間加工性を著しく劣化させる元素であり、低け
れば低いほどよくSとともに極力低く抑えることが重要
であり、0.003%以下とした。
【0025】Ca ,Y,Ce +La は強力な脱酸、脱硫
剤であり、熱間加工性を改善するのに有効な元素であ
り、それぞれCa: 0.005%以下、Y:0.01%以下、Ce
+La:0.01%で単独添加あるいは2種以上複合添加する
場合は0.01%以下で添加する。これを越えると耐食性を
劣化させる。
【0026】
【実施例】表3は高Bを含有するオーステナイト系ステ
ンレス鋼の化学成分を示し、電気炉−AODによって溶
製し、脱硫、脱酸を十分に行った。これを 140mm厚みの
連続鋳造鋳片に通常条件で鋳造した。この鋳片を1150℃
で15時間均熱した後に、通常の条件で手入れを行った。
この後、1150℃で2時間加熱したのち厚板圧延を行い、
6〜35mmの厚板を製造したが、熱間圧延が不可能となる
割れを発生することなく圧延することができ、また後行
程においても問題なく処理可能な製品が製造できた。
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】以上述べた本発明法によれば、従来熱間
加工性が劣り製品歩留まりの点から問題のあったB含有
オーステナイト系ステンレス鋼の熱間加工性を改善して
安価なB含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造が可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】高温延性に及ぼす合金元素Al ,S,O,Ca
の影響を示した図である。
【図2】高温延性に及ぼすソーキングの影響を示した図
である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でC: 0.005〜0.05%、Si :1.
    0%以下、Mn :2%以下、Ni :7〜20%、Cr :17
    〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜
    3.0%、Al : 0.003%以下、N:0.3%以下、S:
    0.003%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下を主
    成分とし、残部Fe と不可避的不純物からなるB含有オ
    ーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳造
    し、1100℃以上で加熱した後に熱間圧延を行うことを特
    徴とするB含有オーステナイト系ステンレス鋼の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 重量%でC: 0.005〜0.05%、Si :1.
    0%以下、Mn :2%以下、Ni :7〜20%、Cr :17
    〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜
    3.0%、Al : 0.003%以下、N:0.3%以下、S:
    0.003%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下を主
    成分とし、選択成分としてCa : 0.005%以下、Y:0.
    01%以下、Ce +La :0.01%以下のうち1種または2
    種以上の合計で0.01%以下を含有し、残部Fe と不可避
    的不純物からなるオーステナイト系ステンレス鋼を連続
    鋳造によって鋳造し、1100℃以上で加熱した後に熱間圧
    延を行うことを特徴とするB含有オーステナイト系ステ
    ンレス鋼の製造方法。
  3. 【請求項3】 重量%でC: 0.005〜0.05%、Si :1.
    0%以下、Mn :2%以下、Ni :7〜20%、Cr :17
    〜30%、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜
    3.0%、Al :0.3%以下、N:0.3%以下、S: 0.0
    03%以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下を主成分
    とし、残部Fe と不可避的不純物からなるB含有オース
    テナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳造し、得
    られたスラブを1100℃以上の温度で5時間以上ソーキン
    グ処理を行い、1100℃以上で加熱した後に熱間圧延を行
    うことを特徴とするB含有オーステナイト系ステンレス
    鋼の製造方法。
  4. 【請求項4】 重量%でC:0.05%以下、Si :1.0%
    以下、Mn :2%以下、Ni :7〜20%、Cr :17〜30
    %、Cu :3%以下、Mo :7%以下、B:0.1〜3.0
    %、Al :0.3%以下、N:0.3%以下、S: 0.003%
    以下、P:0.03%以下、O: 0.003%以下、選択成分と
    してCa : 0.005%以下、Y:0.01%以下、Ce +La
    :0.01%以下のうち1種または2種以上の合計で0.01
    %以下を含有し、残部Fe と不可避的不純物からなるオ
    ーステナイト系ステンレス鋼を連続鋳造によって鋳造
    し、得られたスラブを1100℃以上の温度で5時間以上ソ
    ーキング処理を行い、1100℃以上で加熱した後に熱間圧
    延を行うことを特徴とするB含有オーステナイト系ステ
    ンレス鋼の製造方法。
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