JP2546527Y2 - 測距装置の投光素子 - Google Patents

測距装置の投光素子

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JP2546527Y2
JP2546527Y2 JP1991068153U JP6815391U JP2546527Y2 JP 2546527 Y2 JP2546527 Y2 JP 2546527Y2 JP 1991068153 U JP1991068153 U JP 1991068153U JP 6815391 U JP6815391 U JP 6815391U JP 2546527 Y2 JP2546527 Y2 JP 2546527Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光電的手段によって距離
を測定する測距装置において、その測定のための光線を
投光する投光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】測距装置は例えば、カメラのオートフォ
ーカス装置に組み込まれていて、この測距装置は被写体
に赤外光線などの光線を投光し、其の反射光を受光し
て、光電変換して被写体までの距離を検出するようにな
っている。図および図はかかる測距装置における光
源としての従来の投光素子の各例を示す。図に示す投
光素子は半球状に加工された発光片71を基板72に取
り付けて構成されている。この構造の投光素子は発光片
71自体を半球状の特殊形状としたため、光線を良好に
特定方向に集光させることができると共に、散乱光など
の2次光の発生が比較的少なくなっている。このため良
好な性能で測距を行うことができる。
【0003】図に示す投光素子は基板81に発光片8
2を取り付けると共に、発光片82の前面に保護部材8
3を設けている。また基板81には端子84が設けら
れ、この端子84と発光片82とが導線85で接続さ
れ、制御信号が端子84から発光片82に出力されるこ
とにより発光片82が点灯する。この場合、基板81に
は散乱光を前方へ反射するための凹部81aが形成され
ており、発光片82はこの凹部81aの内部に位置する
ように取り付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら図に示
す従来の投光素子は発光片71を特殊形状に加工するた
め、その製造が難しく高価となっている。従って、市販
用のカメラの測距装置としては、図に示す構造のもの
が多用されている。ところが図に示す投光素子は、発
光片82から出射する主投射光aの他に2次光b,cが
同時に発生する。2次光bは保護部材83に反射した
後、基板81で反射した散乱光であり、2次光cは基板
81の凹部81aで散乱方向に反射した光線である。こ
れら2次光b,cは主投射光aの周囲で被写体に投射す
るため、主投射光aを光点として測距する場合の測距誤
差の原因となる。特に、被写体が近距離であったり、高
反射率を有している場合には、その影響が大きく正確な
測距が不可能となっている。
【0005】本考案は上記事情を考慮してなされたもの
であり、基本的には図に示す構造としながらも、2次
光の悪影響を抑制して、正確な測距のための光線を投光
することができる測距装置の投光素子を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、基板に取り付けられた複数の発光片の点灯
個々に制御するための信号を出力する端子と、前記発
光片からの光が透過する複数の透過窓を有した状態で
発光片の前側に配置された保護部材と、少なくとも前
記基板または保護部材のいずれかの内面に設けられ前記
発光片の発光に基づく2次光を吸収して点灯している発
光片の透過窓以外の透過窓から出射するの防ぐ2次光
手段とを備えたことを構成とするものである。
【0007】
【作用】端子からの制御信号により発光片が点灯する
と、発光片からの光線が保護部材の発光片に対応した位
置の透光窓から出射する。このとき発光片から発光した
光線は基板や保護部材で反射して2次光を生じ、前記し
た対応位置にある透光窓以外の透光窓から出射しようと
するが、この2次光は保護部材または基板の内面に設け
た2次光吸収手段により吸収され、他の透光窓からは出
ないか出ても十分減衰した光になっている。このため2
次光が測距に悪影響を与えることなく正確な測距が可能
となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図1はカメラのオートフォーカス装置にお
くるアクティブ型の測距装置を示し、赤外光線発光ダイ
オードなどの投光素子1と、投光素子1から投光される
赤外光線を集光して光線束とし被写体2に投光する投光
レンズ3とを備える。また投光素子1から所定距離(基
線長)だけ離れて受光素子4(例えば、PSD:Positi
on Sensitive Diode)が配設され、被写体2からの反射
光を受光する。また、受光素子4の前方には受光レンズ
5が配設され、前記反射光を受光素子4に結像させてい
る。
【0009】図2は、この測距装置に搭載される制御回
路のブロック構成図である。投光素子1から狭い投光角
の光線束が被写体2へ向けて投光され、この被写体から
の反射光を受光素子4で受光すると、この受光素子4の
出力信号に基づいて距離演算回路14によって被写体2
までの距離が算出される。次に被写体距離が信号として
主制御回路15からレンズ駆動手段16へ出力される。
【0010】図3は上記構成における本考案の投光素子
1の第1実施例を示す。基板21上に3個の発光片22
が配設されており、それぞれの発光片22は基板21に
対応して設けられた端子23に導線24を介して接続さ
れている。これにより各発光片22は対応した端子23
から制御信号が入力されてその点灯が個々に制御され
る。また、基板21における投光側には保護部材25が
設けられている。保護部材25は発光片22の前側を覆
うように基板21に取り付けられており、各発光片22
との対向部分には光線が透過する透光窓26がそれぞれ
形成されている。さらに、この保護部材25の裏面には
2次光吸収手段として2次光を吸収する吸収部材27が
設けられている。吸収部材27は透光窓26を除く保護
部材25の裏面に黒色塗料を塗布することにより形成さ
れている。保護部材25の裏面にて反射する発光片22
から発した光線散乱光bとなるが、この裏面に吸収
材27を形成することにより、発光片22からの光線を
吸収するため散乱光bを著しく減衰させることができ
る。このため、ある発光片が点灯したときその発光片に
対応した位置以外にある透光窓から出る散乱光bが少な
なり、2次光に基づく測距誤差を防止することができ
る。
【0011】
【0012】図は本考案の投光素子1の第実施例を
示す。この実施例では各発光片22と端子23とを接続
する導線24および発光片22周辺部分の基板21の面
に黒色塗料などの吸収部材29が設けられている。この
吸収部材29における基板面部分は保護部材25から反
射した発光片22からの光線を吸収する一方、導線部分
吸収部材は導線での光線の反射を防止している。従っ
てこの第実施例においても散乱光が主投射光周辺に投
射することを防止でき、測距誤差がなくなる。
【0013】
【0014】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
となく種々変更が可能であり、例えばカメラ以外の測距
装置の投光素子として同様に適用することができ、ま
た、発光片の数を適宜変更することができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、
数の透光窓を有する投光素子において2次光吸収手段を
設けて発光片からの2次光を吸収するようにしたため、
ある発光片が点灯したときその発光片に対応した位置以
外にある透光窓から2次光が出ても減衰されているため
測距には影響しない。このため、測距を正確に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による測距装置の概略全体図である。
【図2】本考案による測距装置の制御回路のブロック図
である。
【図3】本考案の第1実施例の断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の断面図である。
【図5】従来の投光素子の側面図である。
【図6】他の従来の投光素子の断面図である。
【符号の説明】
1 投光素子 21 基板 22 発光片 23 端子 24 導線 25 保護部材 26 透光窓 27,29 2次光吸収手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川合 道雄 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 平3−188312(JP,A) 特開 昭61−278709(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に取り付けられた複数の発光片の点
    灯を個々に制御するための信号を出力する端子と、前記
    発光片からの光が透過する複数の透過窓を有した状態で
    前記発光片の前側に配置された保護部材と、少なくとも
    前記基板または保護部材のいずれかの内面に設けられ
    記発光片の発光に基づく2次光を吸収して点灯している
    発光片の透過窓以外の透過窓から出射するの防ぐ2次光
    吸収手段とを備えていることを特徴とする測距装置の投
    光素子。
JP1991068153U 1991-08-27 1991-08-27 測距装置の投光素子 Expired - Fee Related JP2546527Y2 (ja)

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