JP2546335Y2 - 光センサ - Google Patents

光センサ

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JP2546335Y2
JP2546335Y2 JP1991035963U JP3596391U JP2546335Y2 JP 2546335 Y2 JP2546335 Y2 JP 2546335Y2 JP 1991035963 U JP1991035963 U JP 1991035963U JP 3596391 U JP3596391 U JP 3596391U JP 2546335 Y2 JP2546335 Y2 JP 2546335Y2
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英司 丸岡
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特定波長の光を透過せ
しめる光学フィルタを備えた光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の色を検知する場合の光セン
サは、主として発光光源及び受光素子からなり、この光
センサの概略断面図を図3に示す。
【0003】1はガラス等の透光性且つ絶縁性の透光性
絶縁基板、2は透光性絶縁基板1の一方の主面である受
光面側に形成された、検出すべき特定の単色光のみを透
過せしめるカラーフィルタ、3は透光性絶縁基板1の他
方の主面である背面側に形成された酸化インジウム(I
TO)、酸化スズ(SnO2)等の透光性導電酸化物(T
CO)からなる受光面電極、4は受光面電極3上に形成
され、カラーフィルタ2を透過した光によって光電変換
動作して光起電力を発生するアモルファスシリコン系の
半導体光活性層、5は半導体光活性層4とオーミック接
触し、受光面電極3と共に半導体光活性層4の光起電力
を導出する背面電極で、これら受光面電極3、半導体光
活性層4及び背面電極5によって受光素子が構成されて
いる。
【0004】また、6は上記受光素子から離れた位置に
設けられ、対象物体7に光を放出する発光光源である。
【0005】上記構成において、発光光源6より放たれ
た光は対象物体7に当って反射し、カラーフィルタ2に
よって、上記反射光のなかで所定の色の光のみが選択的
に透過せしめられ、透光性絶縁基板1及び受光面電極3
を介して半導体光活性層4に到達することで光起電力が
発生する。そして、この光起電力が、受光面電極3及び
背面電極5に接続された色識別装置(不図示)へ入力さ
れ、上記光起電力の入力値によって、対象物体7の色が
所定の色であるか、否かを識別する。
【0006】また、図4は、R(レッド)、G(グリー
ン)及びB(ブルー)の光が検出できるフルカラー用の
光センサである。
【0007】2R、2G及び2Bは透光性絶縁基板1上
に形成されたR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブ
ルー)の光を透過させるカラーフィルタ、4R、4G及
び4Bは受光面電極3上に夫々独立的に形成された半導
体光活性層、5R、5G及び5Bは半導体光活性層4
R、4G及び4B上にこれらと対応して形成された背面
電極である。
【0008】上記構成において、カラーフィルタ2R、
2G及び2Bを透過した赤、緑及び青色光は、半導体光
活性層4R、4G及び4Bにおいて夫々光起電力に変換
され、この起電力値を受光面電極3及び背面電極5R、
5G及び5Bに夫々接続された図示しない色識別装置に
よって判別することによって、フルカラーの色識別を行
うことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
センサにおいては、発光光源6は受光素子から離れた位
置に設けられているので、光センサ自体としては大型化
してしまう。
【0010】そこで、本考案は、受光素子の背面側に発
光光源6を配することによって光センサを小型化するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の光センサは、透
光性基板と、この透光性基板上に、透光性受光面電極、
部分的に除去されて形成された孔状の光透過部を有する
半導体光活性層及び背面電極を積層してなる受光素子
と、この受光素子の背面電極側に配された発光素子と、
を具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】本考案の光センサにおいては、発光光源を、受
光素子の背面電極の背面側に配することにより、この発
光光源から放たれた光が、受光素子に設けられた光透過
部を透過して対象物体で反射し、受光素子で検出され
る。
【0013】
【実施例】本考案の特定の単色光を検出する光センサの
概略断面図を第1の実施例として図1に示し、従来と同
一構成については同一番号を付す。
【0014】8は透光性絶縁基板1に対接配置された、
透光性絶縁基板1と同じ材料からなる保護板、2aは特
定波長の光のみを透過させる、保護板8の透光性絶縁基
板1側表面を染色する染色層、4a及び5aは受光面電
極3上に順次積層形成された半導体光活性層及び背面電
極、9aは保護板8に形成された、孔状の複数の光透過
部、9bは半導体光活性層4a及び背面電極5aが部分
的に除去されて形成された孔状の複数の光透過部、6a
は背面電極5aの背面側近傍に配された発光光源であ
る。
【0015】なお、保護板8、半導体光活性層4a及び
背面電極5aに夫々形成された光透過部9a、光透過部
9bは、発光光源6aから放たれた光が対象物体7に到
達できるような対向する位置関係にある。
【0016】上記構成において、発光光源6aから放た
れた光は、光透過部9b、受光面電極3及び透光性絶縁
基板1を透過した後、光透過部9a及び保護板8を透過
して対象物体7で反射される。対象物体7で反射された
光は、保護板8、染色層2a及び透光性絶縁基板1を介
して半導体光活性層4aに達することによって、この層
で光起電力に変換され、この光起電力が受光面電極3及
び背面電極5aに接続された不図示の色判別装置に入力
され、その入力に応じて対象物体7が所定の色であるか
否かを判別する。
【0017】更に、R(レッド)、G(グリーン)及び
B(ブルー)の光を検出可能な光センサの概略断面図を
第2の実施例として図2に示す。
【0018】2R、2G及び2Bは赤色、緑色及び青色
光のみを透過させる、保護板8の透光性絶縁基板1側表
面を染色する染色層、4R、4G及び4Bは受光面電極
3上に形成された半導体光活性層、5R、5G及び5B
は半導体光活性層4R、4G及び4B上に形成された背
面電極である。
【0019】また、光透過部9a、9bの形状、配置は
上記の単色光の光センサと同じである。
【0020】上記構成において、発光光源6aから放た
れて、対象物体7で反射した光は、染色層2R、2G及
び2Bで、夫々所定波長の光だけが選択されて、その光
が夫々半導体光活性層4R、4G及び4Bに達する。
【0021】したがって、受光面電極3を共通電極と
し、他方の電極を背面電極5R、5G及び5Bとして、
それらの電極間にそれぞれ色判別装置を設け、半導体光
活性層4R、4G及び4Bで変換された光起電力比に応
じて対象物体7の色判別を行なうことができる。
【0022】このように、発光光源6aを、受光素子の
背面電極5、若しくは背面電極5R、5G及び5Bの背
面側に配することにより光センサ自体の大きさを小型化
できる。
【0023】なお、本実施例では、光透過部9a、9b
の形状を孔状に限って述べたが、これには限られない。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、透光性基板上に、透光
性受光面電極と、部分的に除去されて形成された孔状の
光透過部を有する半導体光活性層及び背面電極と、が設
けられた受光素子において、この受光素子の背面電極側
に発光素子を配することによって、発光素子を受光素子
から離間配置する必要がなくなる結果、光センサを小型
化できる。そして、本考案においては、非光電変換領域
である光透過部が孔状であることよりこの面積が比較的
小さく、その分、この光透過部の周囲に配置される光電
変換領域が大面積となり、受光素子の感度が向上する。
加えて、発光素子から放たれた光は、光透過部を通過し
た後、対象物体で反射される。この反射光を、光透過部
の周囲に配置した光電変換領域にて感知していることよ
り、対象物体からの散乱光も含めて検出することができ
るので感度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の単色光を検出する光センサの概略断面
【図2】本考案の赤、緑及び青色光を検出する光センサ
の概略断面図
【図3】従来の単色光を検出する光センサの概略断面図
【図4】従来の赤、緑及び青色光を検出する光センサの
概略断面図
【符号の説明】
1 透光性絶縁基板 2a、2R、2G及び2B 染色層 3 受光面電極 4a、4R、4G及び4B 半導体光活性層 5a、5R、5G及び5B 背面電極 6、6a 発光光源 8 保護板 9a、9b 光透過部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板と、この透光性基板上に、透
    光性受光面電極、部分的に除去されて形成された孔状の
    光透過部を有する半導体光活性層及び背面電極を積層し
    てなる受光素子と、この受光素子の背面電極側に配され
    た発光素子と、を具備することを特徴とする光センサ。
JP1991035963U 1991-05-21 1991-05-21 光センサ Expired - Fee Related JP2546335Y2 (ja)

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JPH0737323Y2 (ja) * 1988-03-28 1995-08-23 京セラ株式会社 カラーセンサー

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