JP2546298Y2 - アップカットシャー設備 - Google Patents

アップカットシャー設備

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JP2546298Y2
JP2546298Y2 JP4285492U JP4285492U JP2546298Y2 JP 2546298 Y2 JP2546298 Y2 JP 2546298Y2 JP 4285492 U JP4285492 U JP 4285492U JP 4285492 U JP4285492 U JP 4285492U JP 2546298 Y2 JP2546298 Y2 JP 2546298Y2
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cut
shear
steel strip
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support roll
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JP4285492U
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JPH063522U (ja
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末信 椎葉
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JFE Steel Corp
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JFE Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋼帯などの帯状材の処
理ラインに設けられ、該帯状材を切断するためのアップ
カットシャー設備に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼帯のコイル処理ラインに設置
されるエンドシャーは、設備費が安価であることから、
図2及び図3に示されるようなアップカット式シャー設
備が多い。
【0003】このアップカットシャー設備は、鋼帯1の
パスライン1Aに対して、送りピンチロール2は低く、
又アップカットシャーの上刃3はパスライン1Aよりも
かなり高く固定して、送りピンチロール2におけるパス
レベルとシャーの切断位置レベルが上下方向に大きく開
くようにして、鋼帯1の擦り傷発生を防止している。こ
こで、アップカットシャーにおける下刃4はパスライン
1Aよりも低く設定され、鋼帯切断時には該下刃4が上
刃3の位置にまで上昇するようにされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、図2のアップ
カットシャー設備において鋼帯1を切断する際には、図
3に示されるように、該鋼帯1がピンチロール2の位置
を基点として先端側が上方に持ち上げられて切断される
ことになる。
【0005】このとき、例えば送りピンチロール2から
下刃4の位置までの距離を、図4に示されるようにL=
1100mmとし、パスラインから上刃3までの高さを5
5mmとすると、実際に切断される鋼帯5の送りピンチロ
ール2から切断ポイントまでの距離L′(ストリップ切
断長)は、ΔL=L′−L=1.4mm長くなる。
【0006】従って、下刃4が上刃3の位置にまで上昇
して切断した後降下すると、同時に切断された鋼帯1の
先端も降下し、送りピンチロール2からL=1100mm
の長さ範囲に切断長L′=1101.4mmの鋼帯1が入
り込むことになり、ガイド板7に上方から接触したと
き、切断された鋼帯1の先端が下刃4に、図5に示され
るように突っ掛かり、ここに座屈現象が発生してしまう
という問題点がある。このように、突掛かりが生じる
と、鋼帯1を連続して切断することが不可能となり、自
動化の妨げとなっていた。
【0007】この考案は上記従来の問題点に鑑みて成さ
れたものであって、下刃下降時に被切断材先端が該下刃
に引掛かり座屈現象を起こしたりすることがないように
したアップカットシャー設備を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、被切断材の
パスラインより上方に固定配置された上刃及び前記パス
ラインよりも下方位置に配置された下刃を備えたアップ
カットシャーと、シャー前ピンチロールと、を有してな
るアップカットシャー設備において、前記ピンチロール
とアップカットシャーの中間位置で、且つ、該アップカ
ットシャーのカット位置と前記パスラインとの中間高さ
位置に支えロールを配置することにより、上記目的を達
成するものである。
【0009】前記ピンチロールと支えロールの間に、一
端が該ピンチロールの出側近傍、他端が該支えロールの
上端入側近傍となるように前側ガイドを配置し、又、前
記支えロールと前記下刃との間に、一端が前記支えロー
ルの出側近傍、他端が前記下刃の上端近傍で、前記パス
ライン直下となるように後側ガイドを配置するようにし
てもよい。
【0010】
【作用及び効果】この考案においては、ピンチロールと
アップカットシャーの間で、アップカットシャーのカッ
ト位置とパスラインとの中間高さ位置に支えロールを配
置したので、切断時に被切断材の先端が、前記支えロー
ルを支点として上下に等しい距離で振れることになり、
切断長と支えロール・下刃間の長さが等しくなり、切断
材先端が下刃に突掛かって座屈現象が起きたりすること
がない。
【0011】請求項2によれば、支えロールとピンチロ
ール間及び支えロールと下刃上端との間に前側ガイド及
び後側ガイドを設けたので、切断後の被切断材先端の下
刃への引掛かりを更に確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0013】この実施例に係るアップカットシャー設備
10は、図1に示されるように、被切断材である鋼帯1
2のパスライン12Aより上方に固定配置された上刃1
4、及び前記パスライン12Aよりも下方位置に配置さ
れた下刃16を備えたアップカットシャー18と、シャ
ー前ピンチロール20と、前記シャー前ピンチロール2
0とアップカットシャー18の中間位置で、且つ、該ア
ップカットシャー18のカット位置(上刃14下端)
と、前記パスライン12Aとの中間高さ位置に設けられ
た支えロール22とを備えている。
【0014】前記シャー前ピンチロール20と支えロー
ル22との間には、一端(図において左端)が該シャー
前ピンチロール20の出側近傍、他端(図において右
端)が支えロール22の上端入側近傍となるように前側
ガイド24が配置されている。
【0015】又、前記支えロール22とアップカットシ
ャー18との間には、一端が前記支えロール22の出側
近傍、他端が前記下刃16の上端近傍で、前記パスライ
ン12A直下となるように配置された後側ガイド26が
設けられている。
【0016】次に、上記実施例に係るアップカットシャ
ー設備10により鋼帯12を切断する過程について説明
する。
【0017】鋼帯12を切断する場合は、パスライン1
2A上を進行してきた鋼帯12を、まずシャー前ピンチ
ロール20で拘束し、次いで所定長さを送り出した後
に、下刃16を上刃14に対して上昇させ、下刃16の
先端位置(カット位置)で鋼帯12を切断する。
【0018】このとき、支えロール22はパスライン1
2Aと上刃14先端との間の高さ位置にあるので、下刃
16上昇前の状態では、支えロール22を支点として下
向きにやや屈曲した状態(図1の2点鎖線)となってい
る。
【0019】この状態で下刃16を上昇させ、上刃14
先端位置で鋼帯12を切断すると、このときの支えロー
ル12からカット位置までの鋼帯12の長さ、即ち切断
長さは、図1の2点鎖線で示される支えロール22から
下刃16上端近傍までの長さと等しいことになる。
【0020】従って、切断後下刃16が図1の実線位置
まで下降しても、切断された鋼帯12の先端は、単に支
えロール22を中心として等しい長さで揺動するにすぎ
ないので、下刃16に突掛かったりすることがない。
【0021】更に、支えロール22の前後の前側ガイド
24及び後側ガイド26は、隙間をなくした1枚板状で
あるので、円滑に鋼帯12を案内できると共に、特に後
側ガイド26は、切断後元の位置に下刃16が降下した
ときの鋼帯12の下方へやや屈曲した状態(図1の2点
鎖線の状態)で、該鋼帯12を支えるようにされている
ので、更に確実に鋼帯12先端の下刃16への引掛かり
を防止することができる。
【0022】なお、上記実施例において、支えロール2
2はシャー前ピンチロール20とアップカットシャー1
8の中間位置に配置されているが、これは実施例に限定
されるものでなく、該支えロール22によって切断時に
鋼帯12が屈曲するとき、その屈曲量が僅かとなるよう
にできる位置であればよく、シャー前ピンチロール22
とアップカットシャー18間の距離が大きい場合はアッ
プカットシャー18に接近した位置、逆に距離が小さい
場合はシャー前ピンチロール20に接近した位置に設け
るとよい。
【0023】又、上記実施例は、支えロール22の前側
及び後側に1枚板状の前側ガイト24と後側ガイド26
を設けたものであるが、本考案はこれに限定されるもの
でなく、他の構造のガイドであってもよい。
【0024】又、上記実施例は、鋼帯を切断するための
アップカットシャー設備についてのものであるが、本考
案は、鋼帯以外の帯状材の切断設備についても当然適用
されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアップカットシャー設備の実施例
を示す略示側面図
【図2】従来のアップカットシャー設備における鋼帯通
過状態を示す略示側面図
【図3】従来のアップカットシャー設備における鋼帯切
断時を示す略示側面図
【図4】従来のアップカットシャー設備で鋼帯を切断し
たときの切断前後の鋼帯の長さを比較して示す線図
【図5】従来のアップカットシャー設備で切断された鋼
帯先端が下刃に突掛かった状態を示す略示側面図
【符号の説明】
10…アップカットシャー設備 12…鋼帯 12A…パスライン 14…上刃 16…下刃 18…アップカットシャー 20…シャー前ピンチロール 22…支えロール 24…前側ガイド 26…後側ガイド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被切断材のパスラインより上方に固定配置
    された上刃及び前記パスラインよりも下方位置に配置さ
    れた下刃を備えたアップカットシャーと、シャー前ピン
    チロールと、を有してなるアップカットシャー設備にお
    いて、前記ピンチロールとアップカットシャーの中間位
    置で、且つ、該アップカットシャーのカット位置と前記
    パスラインとの中間高さ位置に支えロールを配置したこ
    とを特徴とするアップカットシャー設備。
  2. 【請求項2】請求項1において、一端が該ピンチロール
    の出側近傍、他端が前記支えロールの上端入側近傍とな
    るように、前記ピンチロールと支えロールの間に配置さ
    れた前側ガイドと、一端が前記支えロールの出側近傍、
    他端が前記下刃の上端近傍で、前記パスライン直下とな
    るように、前記支えロールと前記下刃との間に配置され
    た後側ガイドと、を設けたことを特徴とするアップカッ
    トシャー設備。
JP4285492U 1992-06-22 1992-06-22 アップカットシャー設備 Expired - Lifetime JP2546298Y2 (ja)

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JPH063522U JPH063522U (ja) 1994-01-18
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JP6863103B2 (ja) * 2017-06-07 2021-04-21 住友金属鉱山株式会社 切断機

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