JP2546160Y2 - リールシート - Google Patents
リールシートInfo
- Publication number
- JP2546160Y2 JP2546160Y2 JP9602191U JP9602191U JP2546160Y2 JP 2546160 Y2 JP2546160 Y2 JP 2546160Y2 JP 9602191 U JP9602191 U JP 9602191U JP 9602191 U JP9602191 U JP 9602191U JP 2546160 Y2 JP2546160 Y2 JP 2546160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- movable hood
- sheet
- seat
- seat base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fishing Rods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、シートベースに固設し
た固定フードと、シートベースと係合する状態で、この
シートベースの長手方向に移動自在に形成した可動フー
ドと、この可動フードをシートベースに固定するロック
手段とを備えたリールシートの改良に関するものであ
る。
た固定フードと、シートベースと係合する状態で、この
シートベースの長手方向に移動自在に形成した可動フー
ドと、この可動フードをシートベースに固定するロック
手段とを備えたリールシートの改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記の如く構成されるリールシー
トとしては、実開平２−７８０６７号公報に示されるも
のが存在し、この従来例では、シートベースの上面に多
数の凹凸面を連続的に形成し、可動フードと一体的に形
成した揺動型のレバーの操作で、この凹凸面と係脱する
係合片を備えてロック手段が構成されている。尚、この
従来例でリールの固定を行う場合には、レバーを開放姿
勢に設定してロックを解除した状態で、可動フードをリ
ールの脚部に係合させ、レバーを閉じ操作することにな
る。
トとしては、実開平２−７８０６７号公報に示されるも
のが存在し、この従来例では、シートベースの上面に多
数の凹凸面を連続的に形成し、可動フードと一体的に形
成した揺動型のレバーの操作で、この凹凸面と係脱する
係合片を備えてロック手段が構成されている。尚、この
従来例でリールの固定を行う場合には、レバーを開放姿
勢に設定してロックを解除した状態で、可動フードをリ
ールの脚部に係合させ、レバーを閉じ操作することにな
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ここで、前述のように
構成されたリールシートについて考えるに、このリール
シートでは、可動フードと一体的にロック手段が形成さ
れているので、このリールシートにリールの脚部を取り
付ける際には、可動フードがリール本体に極めて接近す
るものとなり、レバーの閉じ操作を行うにもリールとリ
ールシートとの間の比較的狭小な空間に指先を挿入する
必要から、この操作時にはレバーに指を挟む等の不都合
を生ずることもある。
構成されたリールシートについて考えるに、このリール
シートでは、可動フードと一体的にロック手段が形成さ
れているので、このリールシートにリールの脚部を取り
付ける際には、可動フードがリール本体に極めて接近す
るものとなり、レバーの閉じ操作を行うにもリールとリ
ールシートとの間の比較的狭小な空間に指先を挿入する
必要から、この操作時にはレバーに指を挟む等の不都合
を生ずることもある。
【０００４】尚、実釣時においては、リールシートに対
するリールの装着操作を出来るだけ短時間に行えること
が釣りの能率を高め、釣果も向上させるものとなる。
又、この従来例では、可動フードがシートベースの側部
の一対の溝に係合する状態でスライド移動自在に備えら
れているものの、この可動フードのスライド方向に沿う
支持スパンが小さいため、可動フードの姿勢が安定し難
く、長期に亘って使用した場合には、ガタツキの拡大に
よって可動フードの姿勢を不安定にすることも考えられ
改善の余地がある。
するリールの装着操作を出来るだけ短時間に行えること
が釣りの能率を高め、釣果も向上させるものとなる。
又、この従来例では、可動フードがシートベースの側部
の一対の溝に係合する状態でスライド移動自在に備えら
れているものの、この可動フードのスライド方向に沿う
支持スパンが小さいため、可動フードの姿勢が安定し難
く、長期に亘って使用した場合には、ガタツキの拡大に
よって可動フードの姿勢を不安定にすることも考えられ
改善の余地がある。
【０００５】本考案の目的は、リールを装着する場合
に、リールに阻害されることなく出来るだけ迅速に固定
操作を行い、しかも、長期に亘って使用した場合にも可
動フードにガタツキを発生させ難いリールシートを合理
的に構成する点にある。
に、リールに阻害されることなく出来るだけ迅速に固定
操作を行い、しかも、長期に亘って使用した場合にも可
動フードにガタツキを発生させ難いリールシートを合理
的に構成する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、冒頭に
記したように、固定フードと、可動フードと、可動フー
ドをシートベースに固定するロック手段とを備えたリー
ルシートにおいて、シートベースの長手方向に沿って移
動自在に備えた帯状材に前記可動フードを形成すると共
に、帯状材の長手方向に沿って凹凸部を連続的に形成
し、この凹凸部の任意の位置に係脱する係合片、及び、
この係合片の係合操作時に、この係合片をシートベース
の長手方向の任意の位置に固定する保持機構で前記ロッ
ク手段を構成して成る点にあり、その作用、及び、効果
は次の通りである。
記したように、固定フードと、可動フードと、可動フー
ドをシートベースに固定するロック手段とを備えたリー
ルシートにおいて、シートベースの長手方向に沿って移
動自在に備えた帯状材に前記可動フードを形成すると共
に、帯状材の長手方向に沿って凹凸部を連続的に形成
し、この凹凸部の任意の位置に係脱する係合片、及び、
この係合片の係合操作時に、この係合片をシートベース
の長手方向の任意の位置に固定する保持機構で前記ロッ
ク手段を構成して成る点にあり、その作用、及び、効果
は次の通りである。
【０００７】
【作用】上記特徴を例えば図１乃至図３に示すように構
成すると、リール１０の装着を行う場合には、可動フー
ド５をリール１０の脚部１０Ａに係合させ、ロック手段
Ｒをロック操作することにより、帯状材６の移動が規制
されることにより、可動フード５の移動が阻止されてリ
ール１０が固定されるものとなり、又、このように帯状
材６を介して可動フード５の固定を行うので、この固定
を可動フード５と離間した位置で行え、しかも、可動フ
ード５とロック手段Ｒとのスパンを大きく取れるものと
なる。
成すると、リール１０の装着を行う場合には、可動フー
ド５をリール１０の脚部１０Ａに係合させ、ロック手段
Ｒをロック操作することにより、帯状材６の移動が規制
されることにより、可動フード５の移動が阻止されてリ
ール１０が固定されるものとなり、又、このように帯状
材６を介して可動フード５の固定を行うので、この固定
を可動フード５と離間した位置で行え、しかも、可動フ
ード５とロック手段Ｒとのスパンを大きく取れるものと
なる。
【０００８】つまり、この考案では、装着時にリール本
体と可動フード５との間の距離が小さくとも、ロック操
作を可動フード５と離間した位置で行えるので、ロック
操作時にはリール本体に接近する位置に指を挿入するこ
と無く、大きく開放する空間で、ロック操作を行えるも
のとなり、しかも、可動フード５とロック手段Ｒとのス
パンを大きく取れることから、使用時にリール１０から
大きい外力が作用しても、この外力に耐えるものとな
る。
体と可動フード５との間の距離が小さくとも、ロック操
作を可動フード５と離間した位置で行えるので、ロック
操作時にはリール本体に接近する位置に指を挿入するこ
と無く、大きく開放する空間で、ロック操作を行えるも
のとなり、しかも、可動フード５とロック手段Ｒとのス
パンを大きく取れることから、使用時にリール１０から
大きい外力が作用しても、この外力に耐えるものとな
る。
【０００９】
【考案の効果】従って、リールを装着する場合に、リー
ルに阻害されることなく迅速に固定操作を行え、しか
も、長期に亘って使用した場合にも可動フードのガタツ
キを発生させ難いリールシートが合理的に構成されたの
である。特に、図１乃至図４に示すように、ロック手段
に押し操作型の操作具を備えた場合には、レバー型の操
作具と比較してリールの装着操作を極めて迅速に行える
という効果も奏する。
ルに阻害されることなく迅速に固定操作を行え、しか
も、長期に亘って使用した場合にも可動フードのガタツ
キを発生させ難いリールシートが合理的に構成されたの
である。特に、図１乃至図４に示すように、ロック手段
に押し操作型の操作具を備えた場合には、レバー型の操
作具と比較してリールの装着操作を極めて迅速に行える
という効果も奏する。
【００１０】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１乃至図６に示すように、元竿１と一体的に形
成されたシートベース２の前部に固定フード３を形成
し、このシートベース２の両側部に形成されたガイド溝
４に係合する状態で、このシートベース２の長手方向に
沿って移動自在な可動フード５を備え、又、この可動フ
ード５の樹脂製の係合材５Ａと一体的に形成された樹脂
製の帯状材６とシートベース２とを連結固定するロック
手段Ｒを備えてリールシートを構成する。
する。図１乃至図６に示すように、元竿１と一体的に形
成されたシートベース２の前部に固定フード３を形成
し、このシートベース２の両側部に形成されたガイド溝
４に係合する状態で、このシートベース２の長手方向に
沿って移動自在な可動フード５を備え、又、この可動フ
ード５の樹脂製の係合材５Ａと一体的に形成された樹脂
製の帯状材６とシートベース２とを連結固定するロック
手段Ｒを備えてリールシートを構成する。
【００１１】図２乃至図４に示すように、前記帯状材６
はシートベース２の外面に接触する状態に配置されると
共に、その外面の長手方向に沿って凹凸部６Ａを連続的
に形成してあり、ロック手段Ｒは、前記ガイド溝４に係
合する状態で移動可能な可動部材７と、姿勢の切換によ
って凹凸部６Ａと係脱可能な係合片８（バネに兼用され
ている）と、この係合片８の傾斜面８Ａとの接触によ
り、この係合片８を非係合方向に操作する押し操作と同
時スライド操作を行う一対の操作具９とを備えると共
に、帯状材６とシートベース２との圧接により夫々の相
対移動を阻止する摩擦型の保持機構Ｋを備えて成ってい
る。尚、このロック手段Ｒでは、係合片８が帯状材６の
凹凸部６Ａに係合する際の押圧力で、帯状材６とシート
ベース２の外面とを圧接させるよう、帯状材６、シート
ベース２夫々の接触面で保持機構Ｋが構成され、又、図
２の（イ）、（ロ）、（ハ）には、非係合状態の係合片
８が係合状態に達する状況を表している。
はシートベース２の外面に接触する状態に配置されると
共に、その外面の長手方向に沿って凹凸部６Ａを連続的
に形成してあり、ロック手段Ｒは、前記ガイド溝４に係
合する状態で移動可能な可動部材７と、姿勢の切換によ
って凹凸部６Ａと係脱可能な係合片８（バネに兼用され
ている）と、この係合片８の傾斜面８Ａとの接触によ
り、この係合片８を非係合方向に操作する押し操作と同
時スライド操作を行う一対の操作具９とを備えると共
に、帯状材６とシートベース２との圧接により夫々の相
対移動を阻止する摩擦型の保持機構Ｋを備えて成ってい
る。尚、このロック手段Ｒでは、係合片８が帯状材６の
凹凸部６Ａに係合する際の押圧力で、帯状材６とシート
ベース２の外面とを圧接させるよう、帯状材６、シート
ベース２夫々の接触面で保持機構Ｋが構成され、又、図
２の（イ）、（ロ）、（ハ）には、非係合状態の係合片
８が係合状態に達する状況を表している。
【００１２】そして、このリールシートにリール１０を
装着する場合には操作具９の操作によってロックを解除
した状態で可動フード５をリール１０の脚部１０Ａに係
合させ、操作具９の操作を解除することにより、凹凸部
６Ａと係合片８との係合と共に、帯状材６とシートベー
ス２の外面とが圧接する結果、リール本体から比較的離
間した位置からの操作でリール１０の固定が完了するよ
うになっている。因みに、この装着時において、操作具
９の操作を軽く行うと係合片８と凹凸部６Ａとが係合し
た状態のまま、帯状材６とシートベース２との間で（前
記保持機構Ｋの部位で）の移動が可能となり、又、操作
具９の操作を強く行うと係合片８と凹凸部６Ａとの係合
が解除され、係合片８と凹凸部６Ａとの係合位置の変更
と共に、帯状材６とシートベース２との間で（前記保持
機構Ｋの部位で）の移動が可能となる。
装着する場合には操作具９の操作によってロックを解除
した状態で可動フード５をリール１０の脚部１０Ａに係
合させ、操作具９の操作を解除することにより、凹凸部
６Ａと係合片８との係合と共に、帯状材６とシートベー
ス２の外面とが圧接する結果、リール本体から比較的離
間した位置からの操作でリール１０の固定が完了するよ
うになっている。因みに、この装着時において、操作具
９の操作を軽く行うと係合片８と凹凸部６Ａとが係合し
た状態のまま、帯状材６とシートベース２との間で（前
記保持機構Ｋの部位で）の移動が可能となり、又、操作
具９の操作を強く行うと係合片８と凹凸部６Ａとの係合
が解除され、係合片８と凹凸部６Ａとの係合位置の変更
と共に、帯状材６とシートベース２との間で（前記保持
機構Ｋの部位で）の移動が可能となる。
【００１３】〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、帯状材６とシート
ベース２との間に凹凸面を有した構造に保持機構Ｋを構
成して良く、又、図３における可動部材７の係合片７Ａ
の上方、あるは、下方に位置する面とガイド溝４の下面
との間に凹凸面を有した構造を介装して保持機構Ｋを構
成しても良い。又、本考案では、公報番号を挙げた従来
例のように、リールシート単独で製造されるものに適用
すること可能である。
ベース２との間に凹凸面を有した構造に保持機構Ｋを構
成して良く、又、図３における可動部材７の係合片７Ａ
の上方、あるは、下方に位置する面とガイド溝４の下面
との間に凹凸面を有した構造を介装して保持機構Ｋを構
成しても良い。又、本考案では、公報番号を挙げた従来
例のように、リールシート単独で製造されるものに適用
すること可能である。
【００１４】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】リールを装着した状態でのリールシートの側面
図
図
【図２】係合片等の構造を表す断面図
【図３】ロック状態での操作具等の断面図
【図４】非ロック状態での操作具等の断面図
【図５】可動フードの断面図
【図６】リールシートの平面図
２ シートベース ３ 固定フード ５ 可動フード ６ 帯状材 ６Ａ 凹凸部 ８ 係合片 ９ 操作具 Ｋ 保持機構 Ｒ ロック手段
Claims (2)
- 【請求項１】 シートベース（２）に固設した固定フー
ド（３）と、シートベース（２）と係合する状態で、こ
のシートベース（２）の長手方向に移動自在に形成した
可動フード（５）と、この可動フード（５）をシートベ
ース（２）に固定するロック手段（Ｒ）とを備えたリー
ルシートであって、 シートベース（２）の長手方向に沿って移動自在に備え
た帯状材（６）に前記可動フード（５）を形成し、帯状
材（６）の長手方向に沿って凹凸部（６Ａ）を連続的に
形成し、又、この凹凸部（６Ａ）の任意の位置に係脱す
る係合片（８）、及び、この係合片（８）の係合操作時
に、この係合片（８）をシートベース（２）の長手方向
の任意の位置に固定する保持機構（Ｋ）夫々を備えて前
記ロック手段（Ｒ）を構成して成るリールシート。 - 【請求項２】 前記帯状材（６）をシートベース（２）
に接触状態で配置し、この帯状材（６）の外面に前記係
合部（６Ａ）を形成し、この係合部（６Ａ）に対して外
方側から係合片（８）を係合させるバネの付勢力によ
り、帯状材（６）とシートベース（２）とを圧接させ
る、若しくは、係合させることにより帯状材（６）とシ
ートベース（２）との相対移動の阻止を行うよう前記保
持機構（Ｋ）を構成すると共に、前記バネの付勢力に抗
して係合片（８）を変位させる押し操作型の操作具
（９）を備えて成る請求項１記載のリールシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9602191U JP2546160Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | リールシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9602191U JP2546160Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | リールシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546278U JPH0546278U (ja) | 1993-06-22 |
| JP2546160Y2 true JP2546160Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=14153638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9602191U Expired - Lifetime JP2546160Y2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | リールシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546160Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP9602191U patent/JP2546160Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0546278U (ja) | 1993-06-22 |
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