JP2545623B2 - 回転刃 - Google Patents

回転刃

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JP2545623B2
JP2545623B2 JP2013001A JP1300190A JP2545623B2 JP 2545623 B2 JP2545623 B2 JP 2545623B2 JP 2013001 A JP2013001 A JP 2013001A JP 1300190 A JP1300190 A JP 1300190A JP 2545623 B2 JP2545623 B2 JP 2545623B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、回転胴または回転盤に装着する回転刃に
関し、食品、薬品、肥飼料、木材、ゴム、鉱石などの粉
砕や破砕処理による加工製造から産業廃棄物のリサイク
ルに至るまで広範な分野において用いられる。
(従来の技術) 本出願人によってすでに提案されている前記形式の回
転刃は少なくとも回転方向の前端部における両側面の交
叉縁およびこれに連接する両側縁部に切刃を形成した横
断面多角形の刃板と前記刃板部の下方に一体に形成され
た刃軸とからなり、このような回転刃を回転ロール等の
回転体の周面に多数固定した破枠もしくは摩砕装置は、
従来の装置に比較して極めて高性能の粉砕、摩砕効果を
有し、かつ長時間にわたって摩耗および破損することな
く使用される。
このような回転刃を回転体の回転周面に固定する方法
として本願発明者はその先願において種々の方法を用い
ている。すなわち、特許第1443533号(PCT/JP85/0043
0)および特願昭63−304279号のロール摩砕刃において
は刃片は任意の方法で固定されるが、一例としてホルダ
で刃軸を挟持し、接着によって固定する手段が開示され
ている。
また特願昭63−272130号のひし形角柱状回転刃の固定
装置においては、刃軸にリングを固着して、稼働時の強
力な遠心力によっても、回転刃が脱落することの無いよ
うにする手段が開示されている。
(発明が解決すべき課題) しかし、接着による刃軸の固定は使用時に接着部に大
きな繰返し応力や遠心力がかかってずれを生じ破損や脱
落に至るおそれがある。
また特願昭63−272130号では刃軸に対して固定用リン
グを固着することにより確実な固定を図り、かつ個々の
回転刃を容易に取換えられるようにしている。しかしこ
れはリングの製造および取付等の点で回転刃の製作を複
雑にする。
また前記先願等において、刃軸とホルダに挿通溝を設
け、線材を通して刃高を一定にした上で接着固定を図
り、ホルダ内に挟着することも試みられている。しか
し、細径の刃軸に通される極めて細い鋼線等では強度が
不充分なため刃軸に加わる大きな遠心力や衝撃によって
線材に変形や曲りを生じて、刃高が不揃いになると共に
極端な場合は刃軸自体が破損し脱落する。
前記のようにこれらの柱状多角形の回転刃の大きな特
色は従来の刃に比較して破砕能力が格段にすぐれている
ことに加えて、耐摩耗性や耐衝撃性が大きなため長時間
にわたって交換を必要とせず保守性が良好なことであ
る。
しかしこの種の回転刃では刃の寿命がこのように増大
した結果、従来のロールカッター等では予測されなかっ
た問題、すなわち刃の摩耗、破損以前に固定部から刃自
体が脱落し、これによって前記の保守性についての特色
が大きく相殺されてしまう懸念があった。
本発明の目的は高速回転する回転体に対して取付けら
れる前記形式の回転刃を確実に固定保持することがで
き、製作が容易で構造の簡単な保持構造を備えた回転刃
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の前記目的は、高速回転する回転胴の回転周面
に対して平行に列設され、回転方向の前端における両側
面の交叉縁およびこれに連接する両側面の各側縁に夫々
切刃が形成された横断面が多角形の刃板と前記刃板の下
方に一体に形成された刃軸とからなる柱状多角形回転刃
を前記回転周面に埋設した保持部材によって固定保持す
る保持構造を備えた回転刃において、前記刃軸は軸線と
直角な方向に延設された嵌合突起を有し、前記保持部材
は前記刃軸を回転方向の前後から挟着する一対のホルダ
からなり、各ホルダは前記刃軸を収容する凹部を形成す
るV字状溝を有しかつ少なくとも一方のホルダには前記
刃軸の嵌合突起と係合する嵌合溝を有することを特徴と
する保持構造を備えた回転刃によって達成される。
(作用) 前記のように刃軸にはその軸方向と直角な嵌合突起が
形成され、一方ホルダの対応する部分には前記嵌合突起
と対応する形状の嵌合溝が形成されており、刃軸はその
嵌合突起を一方のホルダの嵌合溝に嵌合させるだけで回
転体の周面に確実に固着される。
刃軸とホルダとは軸方向と直角に嵌合されるので大き
な遠心力(すなわち回転周面に対して直角方向の力)が
加わっても刃軸の外方への動きは完全に抑止される。ま
たこの場合刃軸は回転の前後方向に沿って一対のホルダ
間に挟着されるので、回転刃に衝撃による動揺が加わっ
てもその嵌合突起とホルダの嵌合溝との前記嵌合がずれ
ることはなく、脱落が防止される。
また前記嵌合によってホルダに対する刃軸の高さ方向
の位置が自ずと規制されるので、刃高規制のための線材
挿通等の特別な手段は必要でなく回転刃の刃高は常に同
一かつ一定に保たれる。
なお、回転刃はこの嵌合のみによってホルダに固定さ
れるので接着や溶着は場合によっては必要ではなく、製
作工程が簡略化されると共に個々の回転刃の交換も容易
である。
(実施例) 以下この発明の好ましい実施例を図面によって説明す
る。第1図は本発明の回転刃を高速回転する回転胴1の
周面に多数列設してなるロール破砕装置の斜視図であ
る。
図中回転胴1の回転周面には所定間隔で複数の装着溝
2が形成され、夫々の装着溝2には回転方向において相
対して組合される各一対のホルダ3、3'からなる保持部
材が多数埋設され着脱自在に装着されている。
各一対のホルダ3、3'には、たとえば2図〜4図に示
すような刃板6Aおよび刃軸6Eからなる柱状多角形の回転
刃6が、各ホルダ3、3'の内に夫々形成されたV字状溝
4、4'からなる保持スペース内に挟着保持されている。
回転刃6の刃板6Aは回転方向の前端における両側面の
交叉線6Bおよび各側面の側縁6Cを夫々切り刃としかつ下
方に切溝6Dを備えた横断面四辺形の形状を有する。
ここで本実施例においては、たとえば第2図および3
図に示すように前記刃軸6Eの回転方向前面に刃軸方向と
直角に延設した縦断面コ字状の嵌合突起6Fが一体に形成
されている。一方前記ホルダ3、3'の中、前方のホルダ
3のV字状溝4の前端部すなわち溝底には前記嵌合突起
6Fと対応する部分に突起6Fと嵌合する縦断面コ字状の嵌
合溝5がさらに形成されている。
本実施例において、回転刃6の刃軸6Eを回転胴1に固
着する際にはその嵌合突起6Fを前方のホルダ3の嵌合溝
5に嵌合させた状態で刃軸6Eをホルダ3、3'間に挟着さ
せればよい。
ここで嵌合突起6Fと嵌合溝5とは刃軸方向と直角な方
向すなわち回転周面と平行する方向に沿って嵌合されて
いるので、刃軸6Eに対して回転胴1の回転によって図中
上下方向の遠心力が加わっても刃軸6Eの軸方向への動き
は完全に抑止され、この嵌合が保持される限り回転刃6
が遠心力等によって脱落することはない。
また刃軸6Eは一対のホルダ3、3'のV字状溝4、4'間
に挟着されているので、嵌合突起6Fと嵌合溝5との図中
水平方向への動きは確実に抑止され回転加工時の衝撃に
よって両者の嵌合がはずれることはない。
尚ホルダ3への刃軸6Eの固定に際してその高さ位置の
関係は前記嵌合部によって自ずと規制されるので、特別
な高さ規制手段を設けなくても刃先のホルダ3からの刃
板6Aの突出高さは、刃軸6Eに設ける嵌合突起6Fの位置に
よって決められる。また刃板6Aとホルダ3の上面との位
置関係は刃板6Aの好ましくは弧状の切り溝6Dの全体また
はその一部がホルダ3の上面より突出するように任意に
定めることができる。
尚、本実施例におけるホルダ3と刃軸6Eとの嵌合構造
は刃板6Aの形状如何によらず適用することができる。
(発明の効果) 本発明においては回転刃の刃軸に対して軸線と直角な
方向に延設した嵌合突起を設け、かつ刃軸を回転方向か
ら挟着固定する保持部材の少なくとも一方のホルダに対
して前記嵌合突起に対応する嵌合溝を設けてあるので、
回転時の遠心力や応力による刃軸の脱落が完全に防止さ
れ、また各回転刃の刃高もこの嵌合によって常に同一レ
ベルに確実に規制されるので、実用価値ある優れた回転
刃を実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を適用した回転胴の斜視図、第
2図は回転刃を固着したホルダの拡大側面図、第3図は
固着前のホルダと同回転刃の拡大側面図、第4図はその
平面図である。 1……回転胴、2……装着溝、3、3'……ホルダ 4、4'……V字状溝、5……コ字状溝(嵌合溝) 6……回転刃、6A……刃板、6B……切り刃の交叉線 6C……切り刃の側縁、6D……切り溝、6E……刃軸 6F……コ字状突起(嵌合突起)、矢印は回転方向を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速回転する回転胴(1)の回転周面に回
    転軸に対して平行に、かつ互いに所定間隔をもって平行
    に埋設・固定される複数の保持部材(3)(3')−−−
    の夫々に挾持固定される粉砕用の切り刃を有する回転刃
    (6)において、 前記回転刃(6)が回転方向の前方に対応する一対の両
    側面(6C、6C)の交叉縁(6B)に連結する前記両側面
    (6C、6C)に夫々切り刃を有する回転周面に対して水平
    な断面四角形の刃板(6A)と、前記刃板(6A)の下方に
    垂直に一体として形成された断面四角形の刃軸(6E)
    と、前記刃軸(6E)の刃軸(6E)に一体に回転方向に延
    設された嵌合突起(6F)とを有し、 前記保持部材(3)(3')は前記四角形の刃軸(6E)の
    回転方向の一対の頂角部分に対応する一対のV字状溝
    (4)(4')とを有し、かつ回転方向前方の保持部材
    (3)は前記刃軸(6E)の嵌合突起(6F)と嵌合する形
    状の嵌合溝(5)を有することを特徴とする前記回転
    刃。
JP2013001A 1990-01-22 1990-01-22 回転刃 Expired - Lifetime JP2545623B2 (ja)

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JPS6048153A (ja) * 1983-08-25 1985-03-15 川崎重工業株式会社 両回転型衝撃式破砕機における円周方向の打撃板保持方法
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