JPH0337751Y2 - - Google Patents

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JPH0337751Y2
JPH0337751Y2 JP1985058441U JP5844185U JPH0337751Y2 JP H0337751 Y2 JPH0337751 Y2 JP H0337751Y2 JP 1985058441 U JP1985058441 U JP 1985058441U JP 5844185 U JP5844185 U JP 5844185U JP H0337751 Y2 JPH0337751 Y2 JP H0337751Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用用分野) 本考案は、鉱石、砕石等のふるい分けに用いら
れるラバースクリーンに関するものである。
(従来の技術) 近年、ポリウレタン等の液状ポリマーを素材と
するラバースクリーンは、剛製スクリーンに比し
て、耐久性に優れ、かつその弾性効果により被処
理物の目詰り、付着成長が少ないことから、汎用
されつつあるが、例えばふるい孔と略同一寸法の
被処理物による目詰り、水分含有率が5〜10%程
度の粘着性が高い被処理物の付着成長は解消され
ていないのが現状である。
ところで、例えば実開昭55−153179号公報に記
載されるように、板状部分と、該板状部分の少な
くとも一方側面に設ける複数の突出部とを、一体
的に櫛歯状に形成してなるラバースクリーン用単
位ブロツクを用いてラバースクリーンを形成する
ことが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した如き公報記載のラバースクリーンで
は、単位ブロツクの突出部先端が自由端であれ
ば、突出部がいわゆる片持梁として挙動すること
からある程度被処理物の目詰り、付着防止効果は
あるが、ふるい分け性能に影響を与える開孔率が
低くなるという別の問題がある。すなわち、基本
的にブロツク同士を連結する連結具を挿入するた
めの貫通孔を各ブロツクの板状部分に設ける必要
があるため、板状部分の幅が広くなり、また、ふ
るい孔形成のための剛性確保の点から、突出部の
幅も広くする必要があるので、スクリーン総面積
に対するふるい孔の数が少なくなり、結果として
開孔率が低くなり、ふるい分け効率が低下する。
また、ブロツクの組合せによりスクリーンを構成
するようにしているが、例えば1辺5mmの角形ふ
るい孔のスクリーンを形成する場合、1m2あたり
7000〜10000個のブロツクが必要になると考えら
れるので、一般に組立ては極めて煩雑である。さ
らに、ふるい孔が小さくとも、上述した理由か
ら、連結用の貫通孔とそれを設ける板状部分をふ
るい孔の大きさに比例させて小さくすることがで
きないので、ふるい孔が小さい場合は開孔率が低
くなり、上述した欠点が一層問題となつてくる。
本考案は、従来のラバースクリーンの素材によ
る弾性効果を損うことなく、被処理物の目詰り、
付着防止効果を向上させ、少ない部品点数で容易
に製造することができ、強度的にも優れるラバー
スクリーンを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、スクリ
ーン全幅に対応する長さを有する直線状の基部と
該基部の一側面に該基部の長手方向に一定間隔を
存して設けられた複数の突片部とからなり略同一
平面内に並列に配設されて多数のふるい孔を形成
する櫛状部材と、被処理物の流れ方向に延び、液
状ポリマーにより成形され上記各櫛状部材の左右
端部を連結する連結部と、被処理物の流れ方向に
延び、液状ポリマーにより成形され上記各櫛状部
材の左右方向の中間部を連結する補強部とからな
り、上記各櫛状部材が略スクリーン全幅に亘つて
延びていることを特徴とする。
(作用) スクリーン素材そのものの弾性に起因するスク
リーン自体の二次振動あるいはバタツキに加え
て、各櫛状部材がそれぞれ単独で二次振動あるい
はバタツキを起こすので、従来のラバースクリー
ンでは目詰りの原因となり易かつたふるい孔と略
同一寸法の被処理物、付着成長の原因となり易か
つた粘着性の高い被処理物も、上記スクリーン自
体の二次振動あるいはバタツキと櫛状部材の二次
振動あるいはバタツキとの相乗効果によつてふる
い落される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
ラバースクリーンの全体構成を示す第1図にお
いて、1は振動篩であるラバースクリーンで、多
数の正方形状のふるい孔2が形成されている。ラ
バースクリーン1は、両側縁部にふるい装置の左
右側板に係止固定されるフツク部3が、また、ス
クリーン幅方向の中間部の適当部位に補強部4が
それぞれ形成されている。
前記補強部4は、ふるい装置の流れ方向に延び
スクリーンを下側から支持する中間支持部材があ
る場合などには、耐摩耗性の点からそれに対応し
て設けることが望ましい。
上記ラバースクリーン1は、スクリーン全幅に
対応する長さを有し略スクリーン全幅に亘つて延
びる複数の櫛状部材5が略同一平面内に並列に配
設され、櫛状部材5同士が、液状ポリマーからな
り流れ方向に延びる連結部として機能する上記フ
ツク部3および補強部4によつて連結固定されて
なる。
各櫛状部材5は、第2図に示すように、断面略
矩形で直接状の基部5aと、該基部5aの一側面
5cに該基部5aの長手方向(スクリーン幅方向
に対応)に一定間隔を存して設けられた複数の突
片部5bとからなる。
各櫛状部材5が連結されてラバースクリーン1
となつた状態では、櫛状部材5同士すなわち櫛状
部材5の基部5aの他側面5dとそれと隣合う櫛
状部材5の突片部5b先端とは、当接していても
離隔していてもよい。
なお、上記フツク部3および補強部4は、本出
願人が先に出願している特開昭59−174339号公報
に記載の技術によりポリウレタンなどの液状ポリ
マーを用いて形成される。すなわち、各櫛状部材
5の所定部位に該部位を挟持するように上下型を
適用し、該上下型に対し液状ポリマーを注型する
ことによりフツク部3、補強部4を成形し、それ
によつてフツク部3,補強部4が、ラバースクリ
ーン1の上下面側に位置しふるい孔面積よりも十
分に大きい断面積を有する上下層3a,3b,4
a,4bがふるい孔2を通じて連結された構造を
備えるようになつている。
したがつて、各櫛状部材5は、フツク部3、補
強部4を形成する液状ポリマーにて覆われて平面
的に相互に連結固定されてラバースクリーン1を
構成するので、櫛状部材5が分離脱落するおそれ
がない。
上記のように構成すれば、従来のラバースクリ
ーンと同様に、スクリーン素材そのものの弾性に
起因するスクリーン自体の二次振動あるいはバツ
キに加えて、各櫛状部材5がそれぞれ単独で二次
振動あるいはバタツキを起こすので、従来のラバ
ースクリーンでは目詰りの原因となり易かつたふ
るい孔2と略同一寸法の被処理物、付着成長の原
因となり易かつた粘着性の高い被処理物も、上記
スクリーン自体の二次振動あるいはバタツキと櫛
状部材5の二次振動あるいはバタツキとの相乗効
果でふるい落され、被処理物の目詰り、付着成長
を防止することができる。
また、スクリーン全幅に対応する長さの櫛状部
材5同士を連結部であるフツク部3および補強部
5を設けることで相互に連結するようにしている
ので、従来構造のように櫛状部材5の基部に連結
具挿入のための貫通孔を設ける必要がなく、ま
た、ふるい孔の数を少なくすることなく、櫛状部
材5同士の連結ができる。
さらに、スクリーン全幅に対応する長さの櫛状
部材5を用いているので、従来構造に比べて必要
な部品すなわち櫛状部材5の数は少なくなり、組
立ては容易であり、ふるい孔の大きさが小さい場
合には、従来構造のように櫛状部材5の基部に連
結具挿入のための貫通孔を設ける必要がないの
で、櫛状部材5の基部5aをふるい孔の大きさに
合わせてある程度小さくすることもでき、開孔率
の点でも有利である。
上記櫛状部材5は、単独に成形することも可能
であるが、そのほか、第3図に示すように、平板
部11aに対し多数の突条11bを並列に突設し
てなる基材11を、スクリーン厚さに相当する厚
さtに切断して製造することもできる。また、櫛
状部材5を形成できる基材11の成形は、押出し
成形にていわゆるバリを生ずることなく行うこと
ができる。
さらに、第4図に示すように、櫛状部材12の
基部12aに、スチールワイヤ、化学繊維あるい
はガラス繊維などからなる抗張体13を埋設し
て、剛性を高めることもできる。そのほか、櫛状
部材を例えば低伸度素材、高伸度素材と伸度の異
なる材料を用いて複数数種類形成し、それらを適
宜並べてラバースクリーン全体の伸度を広範囲に
亘つて自由に設定することができる。同様に、剛
性が異なる材料を用いて複数種類の櫛状部材を成
形することもできる。
このように、抗張体13の有無、材料(伸度、
剛性)の相違によつて、前述した二次振動あるい
はバタツキを、各櫛状部材ごとに異ならせること
ができる。
上記ラバースクリーンのふるい孔の形状として
は正方形に限らず、長方形、台形など任意の形状
を採用し得るが、特に、第5図に示すように、基
部14aより突出する突片部14bを断面略台形
状の先細形状に形成した櫛状部材14を用いるこ
とにより、ふるい孔が台形状となるように構成す
れば、上述した正方形状のふるい孔2の場合に比
して、より被処理物の目詰り、付着成長を少なく
することができる。
第6図および第7図に示すように、基部15a
に対し突片部15bを突設する間隔L1よりも突
片部15bの突出量L2を十分に小さく設定した
櫛状部材15を用いれば、長方形状のふるい孔1
6とすることができる。さらに、図示しないが、
ふるい孔は上述した実施例の如く格子状に配置さ
れている必要はなく、櫛状部材を互いに長手方向
にずらせてふるい孔を互い違いとした千鳥状配置
とすることもできる。
また、櫛状部材を、スクリーン幅に関係なく予
め長く成形し、必要に応じて所望のスクリーン全
幅に対応した長さに切断し、それを用いてラバー
スクリーンを構成することもできる。そのように
すればラバースクリーンの幅に応じて多種類の成
形型を用意する必要がなくなるという利点があ
る。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、ふるい孔
と略同一寸法の被処理物、粘着性の高い被処理物
であつてもふるい分けられ、被処理物の目詰り、
付着成長を防止することができる。また、スクリ
ーン全幅に対応する長さの基部を備えた櫛状部材
を用いて形成するようにしているので、スクリー
ンの形成に必要な櫛状部材の数が少なくなり、ま
た、ふるい孔の大きさにかかわりなく、開孔率を
損なうことなく、容易に製造することができる。
補強部及び連結部は共に液状のポリマーからなる
ので、この点からも製造は容易である。さらに、
各櫛状部材は、左右端部が流れ方向に延びる連結
部にて、左右方向の中間部が流れ方向に延びる補
強部にてそれぞれ連結されているので、櫛状部材
が分離脱落することがなく、強度面においても優
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部を
省略して示すラバースクリーンの斜視図、第2図
は一部を省略して示す櫛状部材の斜視図、第3図
は櫛状部材を製造する基材の斜視図である。第4
図乃至第6図は櫛状部材の変形例の斜視図、第7
図は第6図に示す櫛状部材を用いたラバースクリ
ーンの要部平面図である。 1……ラバースクリーン、2,16……ふるい
孔、3……フツク部、4……補強部、5,12,
14,15……櫛状部材、5a,15a……基
部、5b,14b,15b……突片部、5c……
側面、13……抗張体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スクリーン全幅に対応する長さを有する直線
    状の基部と該基部の一側面に該基部の長手方向
    に一定間隔を存して設けられた複数の突片部と
    からなり略同一平面内に並列に配設されて多数
    のふるい孔を形成する櫛状部材と、 被処理物の流れ方向に延び、液状ポリマーに
    より成形され上記各櫛状部材の左右端部を連結
    する連結部と、 被処理物の流れ方向に延び、液状ポリマーに
    より成形され上記各櫛状部材の左右方向の中間
    部を連結する補強部とからなり、 上記各櫛状部材が略スクリーン全幅に亘つて
    延びていることを特徴とするラバースクリー
    ン。 (2) 基部は、スチールワイヤ、化学繊維あるいは
    ガラス繊維などからなる抗張体が埋設されてい
    るところの実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のラバースクリーン。 (3) 櫛状部材は、剛性または伸度の異なる複数種
    類の素材から構成されているところの実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のラバースクリー
    ン。
JP1985058441U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0337751Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833829U (ja) * 1981-08-29 1983-03-05 株式会社不二越 自動調心クラッチレリーズ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891480U (ja) * 1981-12-11 1983-06-21 バンドー化学株式会社 スクリ−ンプレ−ト

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