JP2545532Y2 - エアバツグ点火装置 - Google Patents

エアバツグ点火装置

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JP2545532Y2
JP2545532Y2 JP1990077619U JP7761990U JP2545532Y2 JP 2545532 Y2 JP2545532 Y2 JP 2545532Y2 JP 1990077619 U JP1990077619 U JP 1990077619U JP 7761990 U JP7761990 U JP 7761990U JP 2545532 Y2 JP2545532 Y2 JP 2545532Y2
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健一 木下
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 エアバツグ点火装置において、衝撃による電源遮断時
における動作を保障するための蓄電手段の電力を、第1
および第2スイツチング素子と整流手段との作用によつ
て負電圧で雷管に与える。
これによつて、雷管へのケーブルを、たとえば正電位
で動作し、警報音を発するためのホーンに接続されてい
るスイツチなどへの他のケーブルと共用し、ハンドル内
の配線数の削減を図る。
産業上の利用分野 本考案は、衝突時の衝撃から運転者を保護するエアバ
ツグを膨張させるための火薬に点火する点火装置に関す
る。
従来の技術 エアバツグ装置は、衝突時の衝撃から運転者を保護す
るために、ハンドル内に収納されたエアバツグを窒素ガ
スなどで膨張させる装置である。前記窒素ガスは化学反
応によつて生成され、またその化学反応は雷管によつて
火薬が点火されることによつて開始される。
典型的な従来技術では、前記雷管の点火のための電力
は、たとえばステアリングシヤフトの周囲に巻回された
スパイラルケーブルを介して供給されている。
考案が解決しようとする課題 上述の従来技術では、高価なスパイラルケーブルを用
いているため、コストが高く、またステアリングコラム
内の構造が複雑になる。
一方、近年の自動車の高機能化に伴い、運転者の視認
性の最も高いハンドルには、たとえば自動車電話装置の
マイクロホンや、その操作キー、あるいは音響機器の操
作キーなどが組込まれるようになつてきている。したが
つて、このような構成のためにもスパイラルケーブルが
必要となり、前記エアバツグのためのスパイラルケーブ
ルの削減が望まれていた。
本考案の目的は、雷管へのケーブルを他の用途のため
のケーブルと共用することによつて、ステアリングコラ
ム内のケーブル数を削減することができるエアバツグ点
火装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、自動車のハンドルに取付けられるエアバツ
グを膨張させるための火薬に点火する点火装置であつ
て、 前記火薬に点火する雷管と、 車体の衝撃を検出するセンサと、 前記センサの出力に応答し、センサの検出結果が予め
定める値以上であるときには駆動信号を出力する駆動回
路と、 一端が接地される直流電源と、 雷管と第1の整流手段とから成る第1直列回路と、 第1直列回路に並列に接続されて並列回路を構成する
第2直列回路であつて、この第2直列回路は、第2の整
流手段と警報音発生用ホーンを鳴動させるためのホーン
スイツチとから成る第2直列回路とを含み、 前記並列回路の一端は、直流電源の他端に接続され、 前記並列回路の他端は、接地され、 前記並列回路は、ハンドル内に装着され、 第2の整流手段は、第1整流手段とは逆極性の整流作
用を有し、かつ直流電源の順方向になるように接続さ
れ、さらに、 前記駆動回路からの駆動信号に応答して、前記並列回
路の前記一端を、直流電源の電位とは逆極性の電位にす
る手段とを含むことを特徴とするエアバツグ点火装置で
ある。
作用 本考案に従えば、加速度センサなどのセンサによつて
検出された車体の衝撃が、駆動回路における予め定める
値以上であるときには、駆動信号が出力され、これによ
つて並列回路の前記一端は、直流電源の電位とは逆極性
の電位にされる。したがつて第1直列回路を構成する第
1の整流手段に電流が流れて雷管が電力付勢されて火薬
に点火される。こうしてエアバツグが膨張され、運転者
を衝撃から保護することができる。
車体の衝撃がセンサによつて検出されず、またはその
センサの検出結果が前記予め定める値未満であるときに
は、駆動信号は出力されない。この状態では、第2直列
回路を構成するホーンスイツチが操作されて第2の整流
手段を介して直流電源からの電流が流れる。したがつて
このホーンスイツチの操作によつて、警報音がホーンか
ら発生される。
したがつて雷管への専用のケーブルを設ける必要がな
く、雷管のために、ホーンを鳴動させるためのケーブル
と共用することができるようになり、ケーブル数を削減
し、構成を簡略化することができる。
特に本考案に従えば、並列回路の前記一端は、センサ
が車体の衝撃を検出し、その検出結果が予め定める値以
上であるとき、直流電源の電位とは逆極性の電位に切換
えられることになり、したがつてこの並列回路の前記一
端の電位を上述のように切換えるための構成が簡略化さ
れることになる。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の点火回路1の電気回路
図である。この点火回路1は、大略的に、衝突の衝撃を
検出する加速度センサ2と、前記加速度センサ2の検出
結果に応答して、前記加速度が予め定める値以上である
ときには、ライン1に駆動信号を導出し、たとえばマ
イクロコンピュータなどで実現され、駆動回路である処
理回路3と、第1スイツチング素子であるトランジスタ
Tr1と、第2スイツチング素子であるトランジスタTr2
と、整流手段であるダイオードD1と、蓄電手段であるコ
ンデンサC1,C2とを含んで構成されている。
前記コンデンサC1,C2は、2重衝突などによる電源遮
断時の動作保障用のコンデンサであり、すなわち、たと
えば後続車が自車に追突してバツテリ5に損傷が生じた
り、該バツテリ5からのワイヤハーネスなどの電源ライ
ンl2が断線した後、自車が先行車に追突した場合におい
ても、該点火回路1の動作を保障する。
前記電源ラインl2にはイグニシヨンキースイツチIGが
介在されており、このイグニシヨンキースイツチIGが導
通されると、前記バツテリ5からの電力は、ダイオード
D2を介して電源ラインl3に与えられる。電源ラインl3に
は、前記コンデンサC1が介在されている。電源ラインl3
を介する電力は、前記加速度センサ2および処理回路3
に供給されており、したがつて前記コンデンサC1の静電
容量は、これらの加速度センサ2および処理回路3の動
作を保障することができる程度の比較的小さい値、たと
えば1000μFに選ばれる。
前記電源ラインl3はまた、抵抗R1を介して前記コンデ
ンサC2の一方の端子に接続されており、このコンデンサ
C2の他方の端子はダイオードD1を介して接地されてい
る。コンデンサC2と前記接地電位との間にはトランジス
タTr1が介在されており、したがつてこのトランジスタT
r1が遮断しているときには、該コンデンサC2は前記電源
ラインl3を介する電力によつて充電される。トランジス
タTr1のベースには、処理回路3からライン1に出力
される駆動信号が、抵抗R2を介して与えられる。
前記コンデンサC2は、ハンドル6内に取付けられた雷
管7を点火することができるだけの充分な電力を蓄えて
おく必要があり、したがつてその静電容量は、たとえば
10000μFに選ばれる。
前記コンデンサC2とダイオードD1との接続点P1はトラ
ンジスタTr2のエミツタに接続されており、またこのト
ランジスタTr2のベースは抵抗R3を介して前記ライン
1に接続され、コレクタはスリツプリング8からダイオ
ードD3を介して前記雷管7の一方の端子に接続されてい
る。雷管7の他方の端子は、ステアリングシヤフト9を
介して接地されている。
ハンドル6内にはまた、警報音を発するホーン10を鳴
動させるためのスイツチ11が取付けられている。前記ホ
ーン10の一方の端子は前記電源ラインl3に接続され、他
方の端子は前記スリツプリング8からダイオードD4を介
して前記スイツチ11の一方の接点に接続されている。ス
イツチ11の他方の接点は、前記ステアリングシヤフト9
を介して接地されている。なおホーン10の両端子間に
は、サージ吸収のためのダイオードD5が介在されてい
る。
上述のように構成された点火回路1において、処理回
路3からライン1に駆動信号が出力されていないとき
には、トランジスタTr1,Tr2は遮断しており、したがつ
てコンデンサC2は充電されている。処理回路3から第2
図(1)で示されるように、前記ライン1に駆動信号
が出力されると、トランジスタTr1,Tr2が導通する。
これによつてコンデンサC2の一方の端子とトランジス
タTr1との接続点P2の電位は、第2図(2)で示される
ように、バツテリ5の電位+Bから、接地電位である0V
に降下する。したがつて端子P1の電位は、前記0Vよりも
ダイオードD1の端子間電圧V1だけ高い電位から、負電位
の−Bまで降下する。
これによつて端子P1から前記雷管7には、第2図
(3)で示される負電位が印加され、該雷管7が数msec
で焼断した後、コンデンサC2の放電によつて前記端子P1
の電位は回復してゆく。
このとき、ホーン10に数msec通電されるが、短時間で
あるのでホーン10が鳴動されることはなく、またライン
1に駆動信号が出力されていない状態でスイツチ11が
導通され、ホーン10が鳴動されたときには、ダイオード
D3の整流作用によつて雷管7の焼断を防止することがで
きる。
このように本考案に従う点火回路1では、ホーン10の
ためのスリツプリング8およびステアリングシヤフト9
を用いて、エアバツグを膨張させる火薬に点火するため
の雷管7を駆動することができるようにしたので、従来
技術の項で述べたように、ステアリングコラム内に該雷
管7のためのスパイラルケーブルなどの専用のケーブル
を設ける必要がなくなり、構成を簡略化することができ
る。
第1図から明らかなように、バツテリ5の一端は接地
されている。雷管7とダイオードD3とによつて第1直列
回路が構成される。ダイオードD4とホーンスイツチ11と
によつて第2直列回路が構成される。これらの第1およ
び第2直列回路は、並列に接続されて並列回路が構成さ
れる。並列回路の一端は、バツテリ5の他端に接続さ
れ、並列回路のハンドル6内に装着される。ダイオード
D4は、ダイオードD3とは逆方向の整流作用を有し、かつ
バツテリ5の順方向になるように接続される。
抵抗R1〜R3、トランジスタTr1,Tr2、コンデンサC2お
よびダイオードD1は、ライン1からの駆動信号に応答
して、前記並列回路の一端にバツテリ5の電位とは逆極
性の電力を与える手段を構成する。
第3図は、本考案の他の実施例の点火回路21の電気回
路図であり、この実施例は前述の実施例に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。この実施例では、雷
管7を駆動するコンデンサは2つ設けられており、した
がつて雷管7への印加電圧を2倍にすることができる。
増設されたコンデンサC3の一方の端子は、抵抗R5を介
して前記電源ラインl3に接続され、他方の端子は、ダイ
オードD6を介して接地されている。前記トランジスタTr
2のエミツタは、コンデンサC3とダイオードD6との接続
点P4に接続され、またコンデンサC3と抵抗R5との接続点
P3は、トランジスタTr3を介して前記接続点P1に接続さ
れている。トランジスタTr3のベースは、抵抗R4を介し
て前記ライン1に接続されており、前記駆動信号が与
えられる。
このように雷管7を電力付勢するためのコンデンサを
複数段設けることによつて、電源ラインl3の電圧+Bを
昇圧して前記雷管7に印加することができ、点火性能を
向上することができる。またバツテリ5の電圧降下時の
動作電圧を保障するために、たとえばラインl2に設けら
れる、いわゆるDC-DCコンバータの能力を不所望に大き
くする必要がない。
考案の効果 本考案によれば、センサによつて車体の衝撃が検出さ
れ、その検出結果が予め定める値以上であるときに、駆
動信号が出力されて、並列回路に、直流電源の電位とは
逆極性の電力が与えられるようにしたので、雷管へのた
とえばケーブルを、ホーンスイツチに接続されている他
のケーブルと共用して、ハンドル内の配線数を削減する
ことができる。
また本考案では、直流電源の一端が接地されており、
その他端は並列回路の一端に接続され、並列回路の他端
は接地され、衝撃を検出するセンサの出力に応じて並列
回路の前記一端のみの電位を切換えればよいので、配線
が少なくてよく、構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の点火回路1の電気回路図、
第2図は点火回路1の動作を説明するための波形図、第
3図は本考案の他の実施例の点火回路21の電気回路図で
ある。 1,21……点火回路、2……加速度センサ、3……処理回
路、5……バツテリ、6……ハンドル、7……雷管、B
……スリツプリング、9……ステアリングシヤフト、10
……ホーン、11……スイツチ、C1〜C3……コンデンサ、
D1〜D6……ダイオード、Tr1〜Tr3……トランジスタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のハンドルに取付けられるエアバツ
    グを膨張させるための火薬に点火する点火装置であつ
    て、 前記火薬に点火する雷管と、 車体の衝撃を検出するセンサと、 前記センサの出力に応答し、センサの検出結果が予め定
    める値以上であるときには駆動信号を出力する駆動回路
    と、 一端が接地される直流電源と、 雷管と第1の整流手段とから成る第1直列回路と、 第1直列回路に並列に接続されて並列回路を構成する第
    2直列回路であつて、この第2直列回路は、第2の整流
    手段と警報音発生用ホーンを鳴動させるためのホーンス
    イツチとから成る第2直列回路とを含み、 前記並列回路の一端は、直流電源の他端に接続され、 前記並列回路の他端は、接地され、 前記並列回路は、ハンドル内に装着され、 第2の整流手段は、第1整流手段とは逆極性の整流作用
    を有し、かつ直流電源の順方向になるように接続され、
    さらに、 前記駆動回路からの駆動信号に応答して、前記並列回路
    の前記一端を、直流電源の電位とは逆極性の電位にする
    手段とを含むことを特徴とするエアバツグ点火装置。
JP1990077619U 1990-07-21 1990-07-21 エアバツグ点火装置 Expired - Lifetime JP2545532Y2 (ja)

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