JP2545329Y2 - バン型車両のリヤエンドクロスメンバ - Google Patents

バン型車両のリヤエンドクロスメンバ

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JP2545329Y2
JP2545329Y2 JP1059292U JP1059292U JP2545329Y2 JP 2545329 Y2 JP2545329 Y2 JP 2545329Y2 JP 1059292 U JP1059292 U JP 1059292U JP 1059292 U JP1059292 U JP 1059292U JP 2545329 Y2 JP2545329 Y2 JP 2545329Y2
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JP
Japan
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cross member
type vehicle
plate
rear end
main body
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JP1059292U
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JPH0562389U (ja
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英明 岡本
哲治 柴田
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はバン型車両のバックド
ア開口部の下縁付近に組付けられるリヤエンドクロスメ
ンバに関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン車等のバン型車両ではバックドア
開口部が広く開口されているため、このバックドア開口
部の回りの剛性を強化する必要上閉断面形状を有するリ
ヤエンドクロスメンバがアンダーボディの後端に組付け
りられる。一方、セダン型車両ではプレス成形されたロ
アバックプレートがスカート部材としてアンダーボディ
に組付けられる。バン型車両では図7、図8に示すよう
にリヤエンドクロスメンバaのクロスメンバインナa1
をアンダボディアセンブリ工程でアンダーボディのコー
ナプレートbにスポット溶接によって先付けしてから、
ルーフ、サイドボディアセンブリ等をアンダーボディに
組付けるメインボディアセンブリ工程でリヤエンドクロ
スメンバaのクロスメンバアウタa2をサイドボディの
クオータパネルcおよびダストシールプレートdにスポ
ット溶接していた。一方、セダン型車両ではルーフ、サ
イドボディアセンブリ等をメインボディアセンブリ工程
でアンダーボディに組付けてから、ロアバックプレート
(リヤエンドクロスメンバ)をクオータパネルにスポッ
ト溶接していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】共通のアンダーボディ
を有するバン型車両とセダン型車両とを1ライン中に混
在させて組立てる混流生産方式のボディ組立てラインで
はセダン型車両用のロアバックプレートをメインボディ
に組付ける工程のスピードをバン型車両用の搬送スピー
ドに合わせる必要があり、逆に、バン型車両用のリヤエ
ンドクロスメンバをアンダーボディに組付ける工程のス
ピードをセダン型車両用の搬送スピードに合わせる必要
があるので、何れの場合でも作業時間効率が低下して組
立てラインの生産性が低下する問題点があった。本考案
は上記問題点を解消することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はメインボディの
両リヤフロアコーナプレートの後面の内端付近に左右端
部がそれぞれ接合されるクロスメンバインナの上下端縁
と、両クオータプレートの後面の内端付近に左右端部が
それぞれ接合されるクロスメンバアウタの上下端縁とを
それぞれ接合し、前記クロスメンバアウタの左右端部に
は前記クロスメンバインナの左右端縁の後方位置の外方
へそれぞれ突出された突出部をそれぞれ形成してこの両
突出部付近には前記クロスメンバインナをリヤフロアコ
ーナプレートに溶接する溶接作業用の挿通窓をそれぞれ
開設した構成を有する。
【0005】
【作用】クロスメンバインナとクロスメンバアウタとを
縦断面形状が閉断面形状となるように接合するととも
に、クロスメンバアウタの左右端部の両突出部付近にそ
れぞれ開設した挿通窓を利用してクロスメンバインナの
左右端部を両リヤフロアコーナプレートの後面に溶接
し、前記両突出部を両クオータパネルの後面に溶接して
リヤエンドクロスメンバをメインボディアセンブリ工程
でメインボディに組付ける。
【0006】
【考案の効果】本考案は前記したように構成してあるの
で、リヤエンドクロスメンバの曲げ剛性を確保すること
ができるとともに、セダン型車両のロアバックをメイン
ボディに組付ける作業と同様にしてリヤエンドクロスメ
ンバをメインボディアセンブリ工程で最後にメインボデ
ィに組付けることができ、混流生産方式のボディ組立て
ラインでの作業時間効果を向上させて生産性をアップす
ることができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の1実施例を図1〜図6にした
がって説明する。アンダーボディに1対のサイドボディ
およびルーフ等が組付けられたバン型車両用のメインボ
ディMの後端には開口部2が開口され、この間口部2の
下側の両コーナ部には左右1対のリヤフロアコーナプレ
ート4が配設されている。
【0008】リヤフロアコーナプレート4の内端付近に
は内方へ延出されて若干後方へ傾斜した状態でフロアパ
ネル3およびフロアサイドパネル5の後端縁に接合され
た内プレート部4aが形成され、この内プレート部4a
の上端縁には後上り状に傾斜した形状を有するカバー部
4bが形成されている。
【0009】両リヤフロアコーナプレート4の後面の外
端付近の上端縁および内プレート部4aの外端付近の下
端縁には正面形状がほぼ円弧状に湾曲されたクオータプ
レート6の上端縁および内端付近の下端縁がそれぞれ接
合され、このクオータプレート6の内端付近には縦断面
形状がほぼコ形状の内プレート部6aが形成されてい
る。
【0010】リヤフロアコーナプレート4の内プレート
部4aの外端と、クオータプレート6の内プレート部6
aとにはリヤフロアコーナプレート4とクオータプレー
ト6との隙間を閉塞するダストシールプレート7が接合
されている。
【0011】両クオータプレート6間に挟み込まれた状
態で両リヤフロアコーナプレート部4の内プレート部4
aの後側に組付けられるリヤエンドクロスメンバ1は、
左右端部が両リヤフロアコーナプレート4の内プレート
部4aの後面にそれぞれ接合されるクロスナンバインナ
10と、左右端部が両クオータプレート6の内プレート
部6aの後面にそれぞれ接合されて上下端縁がクロスメ
ンバインナ10の上下端縁にそれぞれ接合されたクロス
メンバアウタ11とによって縦断面が閉断面形状に形成
されている。
【0012】クロスメンバインナ10にはリヤフロアコ
ーナプレート4の内プレート部4aの縦断面形状とほぼ
等しい縦断面形状を有する前板部10aと、この前板部
10aの上端縁に連接されてリヤフロアコーナプレート
4のカバー部4bの縦断面形状とほぼ等しい縦断面形状
を有する上板部10bとが形成され、上板部10bの上
端には後方へ上傾した接合縁12が全長にわたって形成
されている。
【0013】クロスメンバアウタ11にはクロスメンバ
インナ10の前板部10aの後方に空間部13を隔てて
立設された後板部11aと、この後板部11aの下端縁
に後端縁が連接されて前方へ前下り状に延出された下板
部11bとが形成され、後板部11aの上端にはクロス
メンバインナ10の接合縁12に接合された上接合縁1
4が曲折形成され、下板部11bの前端にはクロスメン
バインナ10の前板部10aの下端縁に接合された下接
合縁15が曲折形成されている。
【0014】クロスメンバアウタ11の左右端部にはク
ロスメンバインナ10の左右端縁の後方位置の外方へ突
出された突出部16がそれぞれ形成され、クロスメンバ
インナ10の長さはクロスメンバアウタ11の長さより
短縮されている。クロスメンバアウタ11の両突出部1
6の外端付近はクオータパネル6の内プレート部6aの
内端付近の後側に重ね合わされてクオータパネル6に接
合されている。
【0015】クロスメンバアウタ11の両突出部16付
近にはクロスメンバインナ10をリヤフロアコーナプレ
ート4にスポットガンGによってスポット溶接するとき
にスポットガンGが挿通される溶接作業用の挿通窓18
がそれぞれ長方形状に開設されている。
【0016】クロスメンバインナ10の左右端部付近と
リヤフロアコーナプレート4との重なり部9を挿通窓8
に挿通されたスポットガンGによって溶接位置A〜Aで
スポット溶接し、クロスメンバアウタ11の両突出部1
6の外端をクオータパネル6の内プレート部6aに溶接
位置Bでスポット溶接してリヤエンドクロスメンバ1を
メインボディMの後下端部に組付けることができる。
【0017】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例ではメインボディMの両リヤフ
ロアコーナプレート4の後面の内端付近に左右端部がそ
れぞれ接合されるクロスメンバインナ10の接合縁12
および下端縁と、両クオータプレート6の後面の内端付
近に左右端部がそれぞれ接合されるクロスメンバアウタ
11の上下接合縁14,15とをそれぞれ接合し、クロ
スメンバアウタ11の左右端部にはクロスメンバインナ
10の左右端縁の後方位置の外方へそれぞれ突出された
突出部16をそれぞれ形成してこの両突出部16付近に
はクロスメンバインナ10をリヤフロアコーナプレート
4に溶接する溶接作業用の挿通窓18をそれぞれ開設し
てある。
【0018】このため、リヤエンドクロスメンバ1の曲
げ剛性を確保することができるとともに、セダン型車両
のロアバックをメインボディに組付ける作業と同様にし
てリヤエンドクロスメンバ1をメインボディアセンブリ
工程で最後にメインボディMに組付けることができ、混
流生産方式のボディ組立てラインでの作業時間効果を向
上させて生産性をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示すもので、バン型車両の
メインボディの斜視図である。
【図2】図1のX1部の拡大斜視図である。
【図3】図1のX1部の拡大分解斜視図である。
【図4】図2のX2線矢視図である。
【図5】図4のX3−X3線拡大断面図である。
【図6】図4のX4−X4線拡大断面図である。
【図7】従来のバン型車両のメインボディの斜視図であ
る。
【図8】図7のX5−X5線断面図である。
【符号の説明】
1 リヤエンドクロスメンバ 4 リヤフロアコーナプレート 6 クオータプレート 10 クロスメンバインナ 11 クロスメンバアウタ 16 突出部 18 挿通窓 M メインボディ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインボディの両リヤフロアコーナプレ
    ートの後面の内端付近に左右端部がそれぞれ接合される
    クロスメンバインナの上下端縁と、両クオータプレート
    の後面の内端付近に左右端部がそれぞれ接合されるクロ
    スメンバアウタの上下端縁とをそれぞれ接合し、前記ク
    ロスメンバアウタの左右端部には前記クロスメンバイン
    ナの左右端縁の後方位置の外方へそれぞれ突出された突
    出部をそれぞれ形成してこの両突出部付近には前記クロ
    スメンバインナをリヤフロアコーナプレートに溶接する
    溶接作業用の挿通窓をそれぞれ開設したことを特徴とす
    るバン型車両のリヤエンドクロスメンバ。
JP1059292U 1992-01-31 1992-01-31 バン型車両のリヤエンドクロスメンバ Expired - Lifetime JP2545329Y2 (ja)

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JPH0562389U JPH0562389U (ja) 1993-08-20
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JPH0562389U (ja) 1993-08-20

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