JP2545325Y2 - ブロー成形機のパリソンヘッド - Google Patents
ブロー成形機のパリソンヘッドInfo
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/30—Extrusion nozzles or dies
- B29C48/32—Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
- B29C48/325—Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles being adjustable, i.e. having adjustable exit sections
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
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- B29C48/272—Cleaning; Purging; Avoiding contamination of dies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は押し出されたパリソンを
ブロー成形するブロー成形機のパリソンヘッドに関する
ものである。
ブロー成形するブロー成形機のパリソンヘッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なブロー成形機のパリソン
ヘッドは、図8に概要を示す如く、押出機(図示せず)
で可塑化された樹脂を筒状のパリソンヘッド本体1内の
樹脂通路2を通して樹脂溜り5に貯えた後、樹脂通路2
内に収められたリングピストン3を射出シリンダ4によ
り下降させることにより樹脂溜り5内の樹脂を、上記パ
リソンヘッド本体1の下端に取り付けた環状のダイ7と
該ダイ7の内部に配したコア6との間に形成した環状の
スリットノズル8を通してパリソン9として射出するよ
うにし、且つコア6とダイ7との間のスリットノズル8
を、コア6と一体のコア支持棒10をパリソンコントロ
ールシリンダ11で上下させることにより広狭変化させ
るようにして、上記スリットノズル8を通して押し出さ
れるパリソン9の肉厚をコントロールさせるようにし、
更に、ブローピンを通して吹き込まれる空気によりブロ
ー成形させるようにしてある。
ヘッドは、図8に概要を示す如く、押出機(図示せず)
で可塑化された樹脂を筒状のパリソンヘッド本体1内の
樹脂通路2を通して樹脂溜り5に貯えた後、樹脂通路2
内に収められたリングピストン3を射出シリンダ4によ
り下降させることにより樹脂溜り5内の樹脂を、上記パ
リソンヘッド本体1の下端に取り付けた環状のダイ7と
該ダイ7の内部に配したコア6との間に形成した環状の
スリットノズル8を通してパリソン9として射出するよ
うにし、且つコア6とダイ7との間のスリットノズル8
を、コア6と一体のコア支持棒10をパリソンコントロ
ールシリンダ11で上下させることにより広狭変化させ
るようにして、上記スリットノズル8を通して押し出さ
れるパリソン9の肉厚をコントロールさせるようにし、
更に、ブローピンを通して吹き込まれる空気によりブロ
ー成形させるようにしてある。
【0003】上記ブロー成形は、たとえば、プラスチッ
ク製燃料タンクの如き複雑な形状の成形品を容易に成形
することができる利点があるが、形状の複雑化を進める
ほど、肉厚の均一化が困難となる。
ク製燃料タンクの如き複雑な形状の成形品を容易に成形
することができる利点があるが、形状の複雑化を進める
ほど、肉厚の均一化が困難となる。
【0004】そのため、従来では、特公昭63−287
66号に示されている如き方式が提案されている。すな
わち、この方式は、図8に示したと同様な構成を有する
パリソンヘッドにおいて、図9に示す如く、ダイ7の下
端部周方向所定個所に、支持ブロック12を介してスラ
イドプレート13を水平方向へスライド自在に設け、該
スライドプレート13をシリンダ14によってスライド
させてスリットノズル8に対して前進、後退させること
により、スリットノズル8の間隔調整を行えるように
し、以ってパリソン9の肉厚を制御できるようにしたも
のである。
66号に示されている如き方式が提案されている。すな
わち、この方式は、図8に示したと同様な構成を有する
パリソンヘッドにおいて、図9に示す如く、ダイ7の下
端部周方向所定個所に、支持ブロック12を介してスラ
イドプレート13を水平方向へスライド自在に設け、該
スライドプレート13をシリンダ14によってスライド
させてスリットノズル8に対して前進、後退させること
により、スリットノズル8の間隔調整を行えるように
し、以ってパリソン9の肉厚を制御できるようにしたも
のである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記特公昭
63−28766号に提案されている方式の場合、スラ
イドプレート13を実線で示す如く前進させた状態とし
たり、二点鎖線で示す如く後退させた状態としてスリッ
トノズル8の間隔を変えると、スライドプレート13の
前端側コーナー部とダイ7との境界部に段差15を発生
させてしまい、この段差15が発生すると、パリソン9
の表面にも段差が発生し、成形品の表面品質の低下、衝
撃強度の低下等の不具合が生じる。
63−28766号に提案されている方式の場合、スラ
イドプレート13を実線で示す如く前進させた状態とし
たり、二点鎖線で示す如く後退させた状態としてスリッ
トノズル8の間隔を変えると、スライドプレート13の
前端側コーナー部とダイ7との境界部に段差15を発生
させてしまい、この段差15が発生すると、パリソン9
の表面にも段差が発生し、成形品の表面品質の低下、衝
撃強度の低下等の不具合が生じる。
【0006】そこで、本考案は、肉厚制御用のスライド
プレートを用いた場合における上記段差の問題を解決す
ることができるようなブロー成形機のパリソンヘッドを
提供しようとするものである。
プレートを用いた場合における上記段差の問題を解決す
ることができるようなブロー成形機のパリソンヘッドを
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、パリソンヘッド本体の下端に取り付けた
外側ノズル形成部材と該外側ノズル形成部材の内側に配
した内側ノズル形成部材との間に形成した環状のスリッ
トノズルよりパリソンを射出するようにしてあるブロー
成形機のパリソンヘッドにおいて、少なくとも上記一方
のノズル形成部材の下端面部の周方向所定個所に、前端
をスリットノズルに沿う如き形状としたスライドプレー
トを径方向へスライド可能に配置し、且つ周方向で隣接
位置するスライドプレートの前端側コーナー部とノズル
形成部材との境界部に、該境界部を塞ぐようにフィラー
ピースを重合配置し、該フィラーピースを上記スライド
プレートのスライド動作に追従して変位可能としてなる
構成とする。
決するために、パリソンヘッド本体の下端に取り付けた
外側ノズル形成部材と該外側ノズル形成部材の内側に配
した内側ノズル形成部材との間に形成した環状のスリッ
トノズルよりパリソンを射出するようにしてあるブロー
成形機のパリソンヘッドにおいて、少なくとも上記一方
のノズル形成部材の下端面部の周方向所定個所に、前端
をスリットノズルに沿う如き形状としたスライドプレー
トを径方向へスライド可能に配置し、且つ周方向で隣接
位置するスライドプレートの前端側コーナー部とノズル
形成部材との境界部に、該境界部を塞ぐようにフィラー
ピースを重合配置し、該フィラーピースを上記スライド
プレートのスライド動作に追従して変位可能としてなる
構成とする。
【0008】
【作用】スリットノズルから射出されるパリソンの肉厚
を制御すべくスライドプレートを前進、後退させると、
スライドプレートの移動に伴ってフィラーピースが追従
変位させられるため、スライドプレートの前端側コーナ
ー部付近に発生する段差が平面的に塞がれることにな
る。
を制御すべくスライドプレートを前進、後退させると、
スライドプレートの移動に伴ってフィラーピースが追従
変位させられるため、スライドプレートの前端側コーナ
ー部付近に発生する段差が平面的に塞がれることにな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0010】図1乃至図3は本考案の一実施例を示すも
ので、図8に示したと同様に、パリソンヘッド本体1の
下端に取り付けた外側ノズル形成部材としてのダイ7と
該ダイ7の内側に配した内側ノズル形成部材としてのコ
ア6との間に、パリソン9を射出するための環状のスリ
ットノズル8が形成してあるブロー成形機のパリソンヘ
ッドにおいて、コア6の下端面部の周方向所定個所に、
前端をスリットノズル8に沿う湾曲形状としたスライド
プレート13を径方向へスライド可能に配置し、且つ該
スライドプレート13とコア6とのスリットノズル8側
前端コーナー部の隣接境界部に、該境界部を塞ぐように
リンク状のフィラーピース16Aを重合配置し、該フィ
ラーピース16Aの一端部をピン17によりスライドプ
レート13に連結すると共に、フィラーピース16Aの
他端部を周方向に沿う長孔18を介してピン19により
コア6に連結し、スライドプレート13とコア6とをフ
ィラーピース16Aにより連結して、肉厚制御部25を
構成し、更に、上記スライドプレート13とフィラーピ
ース16Aの下面レベルがコア6の下端面と同一面上に
あるようにスライドプレート13を、コア6の下端面部
に形成した凹所20内に配置し、フィラーピース16A
を、スライドプレート13の下面部からコア6の下端面
部にかけて形成した凹所21内に配置した構成とする。
なお、上記スライドプレート13の後端部には屈折リン
ク22の一端を枢着し、該屈折リンク22の中間ピン2
3部を、コア6の中心部に配した操作ロッド24の下端
に連結し、該操作ロッド24の昇降動作が屈折リンク2
2を介して水平動作に変換されることにより、スライド
プレート13の径方向の移動が行われるようにしてあ
る。
ので、図8に示したと同様に、パリソンヘッド本体1の
下端に取り付けた外側ノズル形成部材としてのダイ7と
該ダイ7の内側に配した内側ノズル形成部材としてのコ
ア6との間に、パリソン9を射出するための環状のスリ
ットノズル8が形成してあるブロー成形機のパリソンヘ
ッドにおいて、コア6の下端面部の周方向所定個所に、
前端をスリットノズル8に沿う湾曲形状としたスライド
プレート13を径方向へスライド可能に配置し、且つ該
スライドプレート13とコア6とのスリットノズル8側
前端コーナー部の隣接境界部に、該境界部を塞ぐように
リンク状のフィラーピース16Aを重合配置し、該フィ
ラーピース16Aの一端部をピン17によりスライドプ
レート13に連結すると共に、フィラーピース16Aの
他端部を周方向に沿う長孔18を介してピン19により
コア6に連結し、スライドプレート13とコア6とをフ
ィラーピース16Aにより連結して、肉厚制御部25を
構成し、更に、上記スライドプレート13とフィラーピ
ース16Aの下面レベルがコア6の下端面と同一面上に
あるようにスライドプレート13を、コア6の下端面部
に形成した凹所20内に配置し、フィラーピース16A
を、スライドプレート13の下面部からコア6の下端面
部にかけて形成した凹所21内に配置した構成とする。
なお、上記スライドプレート13の後端部には屈折リン
ク22の一端を枢着し、該屈折リンク22の中間ピン2
3部を、コア6の中心部に配した操作ロッド24の下端
に連結し、該操作ロッド24の昇降動作が屈折リンク2
2を介して水平動作に変換されることにより、スライド
プレート13の径方向の移動が行われるようにしてあ
る。
【0011】又、上記と同様な構成とした肉厚制御部2
5を、ダイ7の下端面部にも設ける。なお、ダイ7側の
肉厚制御部25では、スライドプレート13を径方向に
移動させるために、サーボシリンダ26を採用してい
る。
5を、ダイ7の下端面部にも設ける。なお、ダイ7側の
肉厚制御部25では、スライドプレート13を径方向に
移動させるために、サーボシリンダ26を採用してい
る。
【0012】なお、図示していないが、コア6及びダイ
7の下面には、肉厚制御部25の落下を防止するための
押え板が取り付けてある。
7の下面には、肉厚制御部25の落下を防止するための
押え板が取り付けてある。
【0013】パリソン9の肉厚を制御する場合におい
て、たとえば、コア6側の肉厚制御部25の調整により
肉厚を部分的に薄くするときには、図3の(イ)に示す
如く、スライドプレート13をスリットノズル8側へ前
進させてスリットノズル8の間隔を部分的に狭くするよ
うにする。この場合、スライドプレート13をスリット
ノズル8側へ突出位置させると、スライドプレート13
の前端側コーナー部の脇の斜線で示す範囲の位置に段差
15が発生するが、スライドプレート13の前端側コー
ナー部とコア6との境界部にリンク状のフィラーピース
16Aがピン17,19によって取り付けてあり且つピ
ン19の部分が長孔18としてあるため、スライドプレ
ート13の移動に伴ってフィラーピース16Aが追従変
位させられることにより、上記段差15がスリットノズ
ル8の下端位置でフィラーピース16Aによって平面的
に塞がれることになる。したがって、スリットノズル8
の間隔の一部を滑かな状態として狭めることができる。
て、たとえば、コア6側の肉厚制御部25の調整により
肉厚を部分的に薄くするときには、図3の(イ)に示す
如く、スライドプレート13をスリットノズル8側へ前
進させてスリットノズル8の間隔を部分的に狭くするよ
うにする。この場合、スライドプレート13をスリット
ノズル8側へ突出位置させると、スライドプレート13
の前端側コーナー部の脇の斜線で示す範囲の位置に段差
15が発生するが、スライドプレート13の前端側コー
ナー部とコア6との境界部にリンク状のフィラーピース
16Aがピン17,19によって取り付けてあり且つピ
ン19の部分が長孔18としてあるため、スライドプレ
ート13の移動に伴ってフィラーピース16Aが追従変
位させられることにより、上記段差15がスリットノズ
ル8の下端位置でフィラーピース16Aによって平面的
に塞がれることになる。したがって、スリットノズル8
の間隔の一部を滑かな状態として狭めることができる。
【0014】一方、パリソン9の肉厚を部分的に厚くす
るときには、図3の(ロ)に示す如く、スライドプレー
ト13をスリットノズル8側から後退させるようにす
る。この場合、スライドプレート13の前端側コーナー
部の前部に段差15が発生することになるが、上記と同
様に、この段差15をフィラーピース16Aで塞ぐこと
ができ、スリットノズル8の間隔の一部を滑かな状態で
広げることができる。
るときには、図3の(ロ)に示す如く、スライドプレー
ト13をスリットノズル8側から後退させるようにす
る。この場合、スライドプレート13の前端側コーナー
部の前部に段差15が発生することになるが、上記と同
様に、この段差15をフィラーピース16Aで塞ぐこと
ができ、スリットノズル8の間隔の一部を滑かな状態で
広げることができる。
【0015】上記肉厚制御部25による肉厚制御は、ダ
イ7においても同様にして行うことができる。
イ7においても同様にして行うことができる。
【0016】このように、スライドプレート13の移動
に追従して変位するフィラーピース16Aによりスライ
ドプレート13の前端側コーナー部付近に発生する段差
をなくすことができるので、パリソン9に段差を発生さ
せることがなくて製品品質や衝撃強度の低下を未然に防
ぐことができる。
に追従して変位するフィラーピース16Aによりスライ
ドプレート13の前端側コーナー部付近に発生する段差
をなくすことができるので、パリソン9に段差を発生さ
せることがなくて製品品質や衝撃強度の低下を未然に防
ぐことができる。
【0017】なお、上記実施例では、肉厚制御部25を
コア6とダイ7の両方に設けた場合を示したが、いずれ
か一方にだけ設けるようにしてもよい。又、ダイ7に設
ける場合、4リンク式のダイに採用することもできる。
コア6とダイ7の両方に設けた場合を示したが、いずれ
か一方にだけ設けるようにしてもよい。又、ダイ7に設
ける場合、4リンク式のダイに採用することもできる。
【0018】次に、図4及び図5は本考案の他の実施例
を示すもので、上記実施例と同様な構成において、リン
ク状のフィラーピース16Aに代えて、円形のフィラー
ピース16Bを用い、該フィラーピース16Bを、スラ
イドプレート13の移動方向と平行な長孔18を介して
ピン19によりコア6に取り付け、且つ上記フィラーピ
ース16Bとスライドプレート13との間に、常時、フ
ィラーピース16Bを後退させる方向の力を付勢するス
プリング27を介装したものである。なお、上記長孔1
8及びピン19の位置は、スライドプレート13の前端
がコア6の外周縁と一致したときにフィラーピース16
Bの外周もコア6の外周縁と一致するようにしてある。
を示すもので、上記実施例と同様な構成において、リン
ク状のフィラーピース16Aに代えて、円形のフィラー
ピース16Bを用い、該フィラーピース16Bを、スラ
イドプレート13の移動方向と平行な長孔18を介して
ピン19によりコア6に取り付け、且つ上記フィラーピ
ース16Bとスライドプレート13との間に、常時、フ
ィラーピース16Bを後退させる方向の力を付勢するス
プリング27を介装したものである。なお、上記長孔1
8及びピン19の位置は、スライドプレート13の前端
がコア6の外周縁と一致したときにフィラーピース16
Bの外周もコア6の外周縁と一致するようにしてある。
【0019】この実施例の場合、図5の(イ)に示す如
く、スライドプレート13を前進させると、フィラーピ
ース16Bも一体に前進させられるため、スライドプレ
ート13の前端コーナー部脇に発生する段差15をフィ
ラーピース16Bで塞ぐことができ、図5の(ロ)に示
す如く、スライドプレート13を後退させると、フィラ
ーピース16Bの長孔18がストッパとして機能するピ
ン19に当接してフィラーピース16Bの後退位置が規
制されるため、スライドプレート13の前端コーナー部
前部の段差15をフィラーピース16Bで塞ぐことがで
きる。なお、上記フィラーピース16Bを採用した肉厚
制御部25は、図示してないが、ダイ7側に設けること
ができることは言うまでもない。
く、スライドプレート13を前進させると、フィラーピ
ース16Bも一体に前進させられるため、スライドプレ
ート13の前端コーナー部脇に発生する段差15をフィ
ラーピース16Bで塞ぐことができ、図5の(ロ)に示
す如く、スライドプレート13を後退させると、フィラ
ーピース16Bの長孔18がストッパとして機能するピ
ン19に当接してフィラーピース16Bの後退位置が規
制されるため、スライドプレート13の前端コーナー部
前部の段差15をフィラーピース16Bで塞ぐことがで
きる。なお、上記フィラーピース16Bを採用した肉厚
制御部25は、図示してないが、ダイ7側に設けること
ができることは言うまでもない。
【0020】次いで、図6及び図7は本考案の更に他の
実施例を示すもので、上記図4に示す実施例と同様に、
スライドプレート13の前進時にフィラーピースを一体
に前進させる方式において、前端を所要角度の凸状の屈
曲形状としたフィラーピース16Cを採用し、且つ該フ
ィラーピース16Cの後退位置を規制するストッパの機
能を、凹所21のダイ7側の後壁面部21aにもたせた
ものである。
実施例を示すもので、上記図4に示す実施例と同様に、
スライドプレート13の前進時にフィラーピースを一体
に前進させる方式において、前端を所要角度の凸状の屈
曲形状としたフィラーピース16Cを採用し、且つ該フ
ィラーピース16Cの後退位置を規制するストッパの機
能を、凹所21のダイ7側の後壁面部21aにもたせた
ものである。
【0021】かかる実施例の場合の作動は図7の(イ)
(ロ)に示す如くであり、上記図5の(イ)(ロ)に示
す場合と同様な作用効果が奏し得られる。なお、上記フ
ィラーピース16Cを採用した肉厚制御部25は、フィ
ラーピース16Cの前端の屈曲形状を凹状とすることに
より、コア6に対しても採用することができる。
(ロ)に示す如くであり、上記図5の(イ)(ロ)に示
す場合と同様な作用効果が奏し得られる。なお、上記フ
ィラーピース16Cを採用した肉厚制御部25は、フィ
ラーピース16Cの前端の屈曲形状を凹状とすることに
より、コア6に対しても採用することができる。
【0022】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案のブロー成形機
のパリソンヘッドによれば、ノズル形成部材の下端面部
にスライドプレートを径方向へスライド可能に配置し、
該スライドプレートの前端側コーナー部とノズル形成部
材との周方向の隣接境界部に、スライドプレートに追従
して変位するようにしたフィラーピースを重合配置した
ので、スリットノズルの間隔を調整すべくフィラーピー
スを前進、後退させたときにスライドプレートの前端側
コーナー部付近に発生する段差を、上記フィラーピース
の変位で平面的に塞ぐことができ、これによりパリソン
の厚肉制御を高精度に行うことができ、形状が複雑な製
品の肉厚の均一化を図ることができて品質や衝撃強度の
低下の問題を解決することができる、という優れた効果
を発揮する。
のパリソンヘッドによれば、ノズル形成部材の下端面部
にスライドプレートを径方向へスライド可能に配置し、
該スライドプレートの前端側コーナー部とノズル形成部
材との周方向の隣接境界部に、スライドプレートに追従
して変位するようにしたフィラーピースを重合配置した
ので、スリットノズルの間隔を調整すべくフィラーピー
スを前進、後退させたときにスライドプレートの前端側
コーナー部付近に発生する段差を、上記フィラーピース
の変位で平面的に塞ぐことができ、これによりパリソン
の厚肉制御を高精度に行うことができ、形状が複雑な製
品の肉厚の均一化を図ることができて品質や衝撃強度の
低下の問題を解決することができる、という優れた効果
を発揮する。
【図1】本考案のブロー成形機のパリソンヘッドの一実
施例を示す概略底面図である。
施例を示す概略底面図である。
【図2】図1のII−II拡大矢視図である。
【図3】作動状態を示すもので、(イ)はスライドプレ
ートを前進させた状態を、又、(ロ)はスライドプレー
トを後退させた状態を示す図である。
ートを前進させた状態を、又、(ロ)はスライドプレー
トを後退させた状態を示す図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す概略底面図である。
【図5】図4の実施例における作動状態を示すもので、
(イ)はスライドプレートを前進させた状態を、又、
(ロ)はスライドプレートを後退させた状態を示す図で
ある。
(イ)はスライドプレートを前進させた状態を、又、
(ロ)はスライドプレートを後退させた状態を示す図で
ある。
【図6】本考案の更に他の実施例を示す概略底面図であ
る。
る。
【図7】図6の実施例における作動状態を示すもので、
(イ)はスライドプレートを前進させた状態を、又、
(ロ)はスライドプレートを後退させた状態を示す図で
ある。
(イ)はスライドプレートを前進させた状態を、又、
(ロ)はスライドプレートを後退させた状態を示す図で
ある。
【図8】ブロー成形機のパリソンヘッドの一例を示す概
要図である。
要図である。
【図9】従来におけるパリソンの肉厚制御方式を示すも
ので、パリソンヘッドの部分底面図である。
ので、パリソンヘッドの部分底面図である。
1 パリソンヘッド本体 6 コア(内側ノズル形成部材) 7 ダイ(外側ノズル形成部材) 8 スリットノズル 9 パリソン 13 スライドプレート 16A,16B,16C フィラーピース
Claims (1)
- 【請求項1】 パリソンヘッド本体の下端に取り付けた
外側ノズル形成部材と該外側ノズル形成部材の内側に配
した内側ノズル形成部材との間に形成した環状のスリッ
トノズルよりパリソンを射出するようにしてあるブロー
成形機のパリソンヘッドにおいて、少なくとも上記一方
のノズル形成部材の下端面部の周方向所定個所に、前端
をスリットノズルに沿う如き形状としたスライドプレー
トを径方向へスライド可能に配置し、且つ周方向で隣接
位置するスライドプレートの前端側コーナー部とノズル
形成部材との境界部に、該境界部を塞ぐようにフィラー
ピースを重合配置し、該フィラーピースを上記スライド
プレートのスライド動作に追従して変位可能としてなる
ことを特徴とするブロー成形機のパリソンヘッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992006266U JP2545325Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | ブロー成形機のパリソンヘッド |
CA002086080A CA2086080A1 (en) | 1992-01-22 | 1992-12-22 | Parison head of blow molding machine |
EP93100140A EP0552608A1 (en) | 1992-01-22 | 1993-01-07 | Parison head of blow molding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992006266U JP2545325Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | ブロー成形機のパリソンヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558258U JPH0558258U (ja) | 1993-08-03 |
JP2545325Y2 true JP2545325Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=11633644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992006266U Expired - Lifetime JP2545325Y2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | ブロー成形機のパリソンヘッド |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0552608A1 (ja) |
JP (1) | JP2545325Y2 (ja) |
CA (1) | CA2086080A1 (ja) |
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Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE2610668C2 (de) * | 1976-03-13 | 1982-08-19 | Elbatainer Kunststoff- Und Verpackungsgesellschaft Mbh, 7505 Ettlingen | Vorrichtung zum Herstellen von Hohlkörpern aus thermoplastischem Kunststoff |
FR2503627A1 (fr) * | 1981-04-09 | 1982-10-15 | Raffinage Cie Francaise | Tete pour l'extrusion d'une paraison tubulaire a au moins une couche de matiere |
JPS58120022U (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-16 | 株式会社ブリヂストン | ゴム様材料用押出機の可変口金 |
JPS63128908A (ja) * | 1986-11-19 | 1988-06-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | パリソン肉厚制御装置 |
JPS63160807A (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | パリソン肉厚制御装置 |
US5027267A (en) * | 1989-03-31 | 1991-06-25 | Halliburton Company | Automatic mixture control apparatus and method |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP1992006266U patent/JP2545325Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-22 CA CA002086080A patent/CA2086080A1/en not_active Abandoned
-
1993
- 1993-01-07 EP EP93100140A patent/EP0552608A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0552608A1 (en) | 1993-07-28 |
CA2086080A1 (en) | 1993-07-23 |
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