JPH0717472Y2 - ブロー成形装置 - Google Patents

ブロー成形装置

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JPH0717472Y2
JPH0717472Y2 JP1990056296U JP5629690U JPH0717472Y2 JP H0717472 Y2 JPH0717472 Y2 JP H0717472Y2 JP 1990056296 U JP1990056296 U JP 1990056296U JP 5629690 U JP5629690 U JP 5629690U JP H0717472 Y2 JPH0717472 Y2 JP H0717472Y2
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JP
Japan
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die
mandrel
flow path
blow molding
tip
Prior art date
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JP1990056296U
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JPH0415511U (ja
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和之 山本
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パリソンを形成するブロー成形装置に関す
る。
(従来の技術) 従来のブロー成形装置を第6図および第7図に示す。図
中1はブロー成形用ヘッドで、このヘッド1は、筒状の
ノズルボディ2の下端部にダイスホルダ3を介して環状
のダイス4が取付けられ、また、ノズルボディ2の内側
に図示しないシリンダによって昇降されるピストン5が
配置され、このピストン5の下端部にマンドレルホルダ
6を介してマンドレル7が取付けられているとともに、
ピストン5の周囲に図示しないシリンダによって昇降さ
れる押出部材8が上下動可能に嵌合されており、そのノ
ズルボディ2とピストン5との間にアキュームタンク9
が形成されているとともに、ダイス4とマンドレル7と
の間に流路10が形成され、マンドレル7の先端部とダイ
ス4の先端部とに流路10を開閉する接触部11が設けられ
ている。
そして、アキュームタンク9内に充填された溶融樹脂12
をダイス4と上昇されたマンドレル7との間の流路10か
らパリソン13として押出し、また、マンドレル7を下降
させることによってマンドレル7の先端部とダイス4の
先端部とが接触して流路10を閉鎖し、パリソン13の流出
を遮断するようにしている。
しかし、このブロー成形装置では、マンドレル7の先端
部とダイス4の強度的に弱い先端部とに接触部11が設け
られているため、第7図に示すように、流路10の開閉動
作の繰返しによってダイス4の先端部が磨耗や破損など
で型崩れやだれなどの変形を生じやすく、パリソン13の
押出形成時にダイス4に生じた変形が転写され、ブロー
成形される成形品の外観を損なう問題がある。しかも、
ダイス4の先端部は放熱性が高く温度が低くなりやすい
ため、溶融樹脂12が接触部11に付着して残留すると、パ
リソン13を切離しにくくなる。
また、例えば実開昭63−113629号公報に示されているよ
うに、ダイスの下面に流路の出口部に対して遮断板を駆
動手段によって進退可能に設け、この遮断板を流路の出
口部に進入させることによってパリソンの流出を遮断す
るようにしたブロー成形装置がある。しかし、このブロ
ー成形装置では、遮断板やその遮断板を可動させる駆動
手段などが必要で構造的に複雑になり、特に小径のダイ
スの場合には適用が困難であり、また、遮断板にはダイ
スなどから熱が伝達されるため、熱による駆動手段の不
動作が生じやすく、ダイスなどの熱を遮断板から放熱す
ることによってダイスの先端部の温度が低くなり、溶融
樹脂が遮断部(ブロースリット)に残留しやすくなる。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来のブロー成形装置では、流路の先端
部にパリソンの遮断部が設けられていたため、ダイスの
先端部にマンドレルとの接触部を設けた場合には、ダイ
スの先端部に形崩れやだれなどの変形が生じやすく、パ
リソンにダイスの変形が転写されたり、溶融樹脂が付着
して残留するとパリソンが切離しにくく流路を閉鎖する
ことができず、また、遮断板を設けた場合には、構造が
複雑になるとともに、ダイスなどの放熱が高く、ブロー
成形品に悪影響を与える問題があった。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、ダイ
スの変形を防止することができるとともに、パリソンを
確実に切離すことができ、品質のよいブロー成形品を成
形可能としたブロー成形装置を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のブロー成形装置は、ブロー成形用ヘッド内に注
入された溶融材料をマンドレルとダイスとの間に形成さ
れた流路からパリソンとして押出し形成し、上記マンド
レルとダイスとをその軸線方向に相対的に移動させるこ
とによって流路を閉鎖してパリソンの流出を遮断するブ
ロー成形装置において、上記流路の先端部よりも内側で
その流路を閉鎖してダイスと接触するマンドレルの接触
部を、マンドレルの先端部よりも内側に設けたものであ
る。
(作用) 本考案のブロー成形装置では、マンドレルとダイスとの
間の流路の開放状態で、ブロー成形用ヘッド内に注入さ
れた溶融材料を流路からパリソンとして押出し形成し、
また、マンドレルとダイスとをその軸線方向に相対的に
移動させて流路を閉鎖することによりパリソンの流出を
遮断する。
また、流路の先端部よりも内側でその流路を閉鎖してダ
イスと接触するマンドレルの接触部を、マンドレルの先
端部よりも強度的に強くかつ温度降下の低い内側に設け
ることにより、マンドレルやダイスに形崩れやだれなど
の変形が生じるのを防止するとともに、流路の閉鎖不足
などを生じるのを防止するようにしている。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を第1図ないし第3図を
参照して説明する。
なお、上記第6図および第7図に示す従来の構造と同一
構造部分については同一符号を用いてその説明を省略す
る。
第1図ないし第3図においては、図中1はブロー成形用
ヘッドで、このヘッド1は、筒状のノズルボディ2の下
端部にダイスホルダ3を介して環状のダイス4が取付け
られ、また、ノズルボディ2の内側に図示しないシリン
ダによって昇降されるピストン5が配置され、このピス
トン5の下端部にマンドレルホルダ6を介してマンドレ
ル7が取付けられているとともに、ピストン5の周囲に
図示しないシリンダによって昇降される押出部材8が上
下動可能に嵌合されており、そのノズルボディ2とピス
トン5との間にアキュームタンク9が形成されていると
ともに、ダイス4とマンドレル7との間に流路10が形成
されている。
上記ダイス4は、上記マンドレル7を嵌合する開口部21
を有し、この開口部21の内壁面22は下方に向けて拡開状
に傾斜形成されている。
上記マンドレル7は、上部側が小径で下部側が大径とし
た円錐形状に形成され、流路10の先端部より内側となる
外壁面23に上記ダイス4の内壁面22と線状に当接する接
触部11が全周にわたって形成されており、この接触部11
から上部側の外壁面23はダイス4の内壁面22より傾斜が
緩く形成されているとともに、接触部11から下部側の外
壁面23はダイス4の内壁面22より傾斜が強く形成され、
ダイス4の内壁面22に線接触する接触部11の上下部に隙
間が生じるようになっている。
そうして、ブロー成形時において、まず、第1図に示す
ように、マンドレル7が上昇されて接触部11がダイス4
の内壁面22に線接触して流路10を閉鎖した状態で、か
つ、押出部材8が上昇された状態で、ノズルボディ2と
ピストン5との間のアキュームタンク9内に溶融樹脂12
が注入充填される。
そして、第2図に示すように、マンドレル7を下降さ
せ、接触部11をダイス4の内壁面22から離反させて流路
10を開放するとともに、押出部材8を下降させてアキュ
ームタンク9内の溶融樹脂12を流路10へ押圧し、流路10
からパリソン13を押出し形成する。
また、パリソン13の押出し形成を終了させるには、マン
ドレル7を上昇させ、接触部11をダイス4の内壁面22に
線接触させて流路10を閉鎖し、パリソン13の流出を遮断
する。
そして、このように構成されたブロー成形装置では、流
路10の先端部よりも内側でその流路10を閉鎖してダイス
4と接触するマンドレル7の接触部11を、マンドレル7
の先端部よりも強度的に強くかつ温度降下の低い内側に
設けているため、ダイス4またはマンドレル7に形崩れ
やだれなどの変形が生じるのを防止することができ、し
かも、溶融樹脂12がダイス4の内壁面22とマンドレル7
の接触部11との間の流路10に残留して、流路10の閉鎖不
良を防止することができ、したがって、ダイス4の変形
が転写されるのを防止することができ、流路10の開閉を
スムーズに確実に行うことができる。
なお、第4図に本考案の他の実施例を示し、マンドレル
7の外壁面23に全周にわたって凸部31を突設し、この凸
部31にてダイス4に線接触する接触部11を構成するよう
にしている。
また、第5図に本考案のさらに他の実施例を示し、この
実施例は上記第6図および第7図に示す構造と同様に、
マンドレル7の上昇によって流路10を開放するとともに
マンドレル7の下降によって流路10を閉鎖するようにし
た構造であり、この実施例の場合にも、マンドレル7の
外壁面23に全周にわたって凸部31を突設し、この凸部31
にてダイス4に線接触する接触部11を構成するようにし
ている。
なお、上記実施例では、マンドレル7側に接触部11を設
けたが、ダイス4側にその接触部11を設けるようにして
もよい。
(考案の効果) 本考案によれば、流路の先端部よりも内側でその流路を
閉鎖してダイスと接触するマンドレルの接触部を、マン
ドレルの先端部よりも強度的に強くかつ温度降下の低い
内側に設けているため、マンドレルやダイスに形崩れや
だれなどの変形が生じるのを防止することができるとと
もに、流路の閉鎖不足などを生じるのを防止することが
でき、したがって、ダイスの変形が転写されるのを防止
することができるとともに、流路の開閉をスムーズに行
うことができ、品質のよいブロー成形品を成形すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のブロー成形装置の一実施
例を示す断面図、第3図はその一部拡大状態の断面図、
第4図は本考案の他の実施例を示す断面図、第5図は本
考案のさらに他の実施例を示す断面図、第6図は従来の
ブロー成形装置の断面図、第7図はその一部拡大状態の
断面図である。 1……ヘッド、4……ダイス、7……マンドレル、10…
…流路、11……接触部、13……パリソン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形用ヘッド内に注入された溶融材
    料をマンドレルとダイスとの間に形成された流路からパ
    リソンとして押出し形成し、上記マンドレルとダイスと
    をその軸線方向に相対的に移動させることによって流路
    を閉鎖してパリソンの流出を遮断するブロー成形装置に
    おいて、 上記流路の先端部よりも内側でその流路を閉鎖してダイ
    スと接触するマンドレルの接触部を、マンドレルの先端
    部よりも内側に設けた ことを特徴とするブロー成形装置。
JP1990056296U 1990-05-29 1990-05-29 ブロー成形装置 Expired - Lifetime JPH0717472Y2 (ja)

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JP1990056296U JPH0717472Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 ブロー成形装置

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JP1990056296U JPH0717472Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 ブロー成形装置

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Publication Number Publication Date
JPH0415511U JPH0415511U (ja) 1992-02-07
JPH0717472Y2 true JPH0717472Y2 (ja) 1995-04-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3020115U (ja) * 1995-06-30 1996-01-19 株式会社淺沼組 資材受け用踊場の枠体

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JPH0415511U (ja) 1992-02-07

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