JP2544802Y2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents

内接歯車ポンプ

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JP2544802Y2 JP1990069503U JP6950390U JP2544802Y2 JP 2544802 Y2 JP2544802 Y2 JP 2544802Y2 JP 1990069503 U JP1990069503 U JP 1990069503U JP 6950390 U JP6950390 U JP 6950390U JP 2544802 Y2 JP2544802 Y2 JP 2544802Y2
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内歯歯車と外歯歯車とを内接噛合いするよ
う相互に偏芯してポンプ本体内へ設け、液体の吸入吐出
作用を行う内接歯車ポンプに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の内接歯車ポンプは、自動車・トラクタ
ー等の車輌に搭載されるエンジンの機体に直接取付け潤
滑油用ポンプとして使用する場合、少しでもポンプ全体
の小形化を図るため、エンジンの機体側面に取付けする
ポンプ本体内へ形成した円筒孔に回転自在に収装する内
歯歯車と外歯歯車とを略同一幅寸法で平坦面状に形成
し、内歯歯車を円筒孔の内周面に摺接して芯出し軸受け
すると共に、外歯歯車を機体の側面より突出した駆動軸
の嵌通で芯出し軸受けさせて両歯車間の偏芯量を得てお
り、駆動軸による外歯歯車の回転により内歯歯車をその
内接噛合いよって同方向へ従動回転させ潤滑油の吸入吐
出作用ができるよう設けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、かかる構成では、外歯歯車の歯数は内歯歯
車よりすくなくとも一歯少なく設けられており、両歯車
をポンプ本体の円筒孔に収装してポンプを組み合せた
後、ポンプすなわちポンプ本体をエンジンの機体側面に
取付けする際、外歯歯車が内歯歯車内でその偏芯量だけ
軸心と垂直方向へ移動しやすいため、外歯歯車と駆動軸
とを嵌合しずらく、組付けが面倒で長時間を要してしま
う問題点があった。
本考案はかかる問題点を解決するもので、ポンプ全体
の大きさを変えることなく外歯歯車の軸芯と垂直方向へ
の移動を規制でき、機体への取付けが容易に得られる内
接歯車ポンプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案は、駆動軸を突出する機体の側面に取
付自在に設けたポンプ本体内へ形成の円筒孔に、内歯を
有する内歯歯車と、内歯歯車の歯数よりすくなくとも一
歯少ない外歯を有した外歯歯車とを内接噛合いするよう
相互に偏芯して回転自在に設け、外歯歯車は軸芯部に駆
動軸を嵌通して回転力の伝達ができるよう貫通孔を形成
すると共に、外歯歯車の貫通孔が開口する側面に貫通孔
と同軸芯でポンプ本体側と遊動嵌合する位置規制部を設
け、この位置規制部のポンプ本体側との嵌合隙間を駆動
軸と貫通孔との嵌合隙間より大きく有するよう形成して
いる。
〔作用〕
かかる本考案の構成において、ポンプ本体内の円筒孔
に内歯歯車と内接噛合いして有する外歯歯車は、ポンプ
本体側と遊動嵌合するよう設けた位置規制部により軸芯
と垂直方向への移動が規制されてその軸芯位置を出しや
すく、軸心部に形成の貫通孔への駆動軸の嵌通を容易に
行うことができる。また、外歯歯車の位置規制部はポン
プ本体側との嵌合隙間を軸芯部の駆動軸と貫通孔との嵌
合隙間より大きく形成しているので、ポンプ本体を機体
に取付ける際に外歯歯車自体の移動を規制できる小形状
で小強度のもので良い。このため、ポンプ全体を大きく
変えることなくポンプ本体の機体への取付けが容易にで
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1ないし第3図において、1はポンプ本体を示し、
エンジンを構成する機体2の駆動軸3が突出する側面に
取付自在に設けており、ポンプ本体1は内部にポンプ手
段の歯車を収装する円筒孔4と、円筒孔4の外周に周方
向へ等間隔で円筒孔4軸芯と平行配置する複数のねじ孔
5とを機体2側の内方側面に開口形成して設けている。
6は内歯を有する内歯歯車、7は内歯歯車6の歯数より
一歯少ない外歯を有する外歯歯車で、両歯車6、7は略
同一幅寸法で円筒孔4の深さ寸法より僅かに小さく形成
して有し、円筒孔4に内接噛合いするよう相互に偏芯し
て回転自在に設けている。そして、内歯歯車6は円筒孔
4の内周面と摺接して芯出し軸受けさせている。また、
外歯歯車7は軸芯部に駆動軸3を嵌通してその回転力が
伝達できるよう貫通孔8を形成すると共に、一側面の量
通孔8の開口外周に環状突出して案内軸部9を同軸芯に
形成しており、この案内軸部9を円筒孔4の底面に窪み
形成した案内孔10に遊動嵌合することで、外歯歯車7の
軸芯と垂直方向への移動を規制し内歯歯車6との概略偏
芯量が得られるよう有している。さらに、外歯歯車6の
案内軸部9は案内孔10との嵌合隙間Hを駆動軸3と貫通
孔8との嵌合隙間より大きくなるよう形成している。11
は潤滑油の吸入路、12は潤滑油の吐出路で、ともに円筒
孔4の底面に略対称形成して開口し両歯車6、7の回転
により潤滑油の吸入吐出作用が得られるよう設けてい
る。13は蓋部材で、ポンプ本体1の内方側面に接合配置
して円筒孔4の開口を閉塞すると共に両歯車6、7の側
面と接しポンプ手段を構成するよう設けている。そし
て、蓋部材13はねじ孔5に螺合する複数の締結ボルト14
により固着している。15はポンプ本体1を機体に取付け
する際の位置決めピンである。
次にかかる構成の作動を説明する。
第1図および第2図において、内歯歯車6は円筒孔4
の内周面で芯出し軸受けされ、外歯歯車7は駆動軸3に
外嵌して芯出し軸受けされて円筒孔4に所定の偏芯量で
設けられている。この図示状態より、エンジンの始動に
ともない外歯歯車7が駆動軸3によって第2図矢印F方
向へ回転されると、内歯歯車6はその内接噛合いにより
外歯歯車7と同方向へ従動回転され潤滑油の吸入吐出作
用が行なわれる。このとき、外歯歯車7の案内軸部9
は、案内孔10との嵌合隙間Hを駆動軸3と貫通孔8との
嵌合隙間より大きく形成しているので、案内孔10内周に
接しなく、案内軸部9は案内孔10の支持を受けない。
また、ポンプ本体1を機体2の側面に取付ける際に
は、第3図に詳記するように、案内軸部9は案内孔10の
下方の内面に接し案内孔10で支持されて外歯歯車7がそ
の概略偏心量の位置に位置決めされるので、ポンプ本体
1へ導かれる駆動軸3の先端角部に設けた面取りの斜面
が貫通孔8の開口縁に当接して、貫通孔8が駆動軸3に
整合するよう、外歯歯車7を持ち上げる。これにより、
駆動軸3が貫通孔8を嵌通し、ポンプ本体1の取付けが
行われる。
このように案内軸部9と案内孔10は、外歯歯車7を、
駆動軸3の嵌通前に概略偏心量の位置に保ち、駆動軸3
が嵌通すればこの位置保持機能を発揮しなくてよいもの
であるので、さほどの寸法精度はいらず、案内軸部9は
外歯歯車7の重さに耐える小形状、小強度のもので良く
て、これにより、ポンプ全体の大きさを変えることなく
ポンプ本体1の機体2への取付けを容易にできる。
第4図は本考案の他実施例を示し、一実施例と同じ部
材には同記号を付して異なる点についてのみ説明する。
16はブッシュ部材で、円筒孔4の底面に設けた嵌合孔
17に圧入固着し、その一端部を円筒孔4の底面より僅か
に突出している。外歯歯車7は貫通孔8開口の外周に一
側面より窪ませて案内孔18を貫通孔8と同軸芯に設けて
おり、ブッシュ部材16と案内孔18との嵌合隙間Hは駆動
軸3と貫通孔8との嵌合隙間により大きくなるよう形成
している。
この構成において、外歯歯車7はブッシュ部材16と案
内孔18との遊動嵌合により移動規制されて内歯歯車6と
の概略偏芯量の軸芯位置が得られ、一実施例と同じ作用
効果を得ることができる。
なお、外歯歯車のポンプ本体側との位置規制部はかか
る実施例の構成に限定されるものでなく、請求の範囲の
構成要件内において種々変更できることは勿論である。
〔考案の効果〕
このように本考案は、駆動軸を突出する機体の側面に
取付自在に設けたポンプ本体内へ形成の円筒孔に、内歯
を有する内歯歯車と、内歯歯車の歯数よりすくなくとも
一歯少ない外歯を有した外歯歯車とを内接噛合いするよ
う相互に偏芯して回転自在に設け、外歯歯車は軸心部に
駆動軸を嵌通して回転力の伝達ができるよう貫通孔を形
成すると共に、外歯歯車の貫通孔が開口する側面に貫通
孔と同軸芯でポンプ本体側と遊動嵌合する位置規制部を
設け、この位置規制部のポンプ本体側との嵌合隙間を駆
動軸と貫通孔との嵌合隙間より大きく有するよう形成し
て成し、外歯歯車の軸芯部に形成の貫通孔への駆動軸の
嵌通を容易にできるよう設けているため、内接歯車ポン
プの機体への取付けが容易となり量産化をしやすくで
き、また外歯歯車のポンプ本体側との位置規制部は、そ
の嵌合隙間を外歯歯車の貫通孔と駆動軸との嵌合隙間よ
り大きく有しているために寸法精度を粗にできると共
に、外歯歯車を保持できる程度の強度で良いことと相ま
って設計しやすく広範囲のサイズの内接歯車ポンプへ良
好に適用できるといった実用上の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す内接歯車
ポンプで、第1図は機体に取付けた部分縦断面図、第2
図は第1図の線II-IIに沿った断面図、第3図は機体に
取付けする際の状況図、第4図は本考案の他実施例を示
す部分縦断面図である。 1……ポンプ本体、2……機体、3……駆動軸 4……円筒孔、6……内歯歯車、7……外歯歯車 H,K……嵌合隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸を突出する機体の側面に取付自在に
    設けたポンプ本体内へ形成の円筒孔に、内歯を有する内
    歯歯車と、内歯歯車の歯数よりすくなくとも一歯少ない
    外歯を有した外歯歯車とを内接噛合いするよう相互に偏
    芯して回転自在に設け、外歯歯車は軸芯部に駆動軸を嵌
    通して回転力の伝達ができるよう貫通孔を形成すると共
    に、外歯歯車の貫通孔が開口する側面に貫通孔と同軸芯
    でポンプ本体側と遊動嵌合する位置規制部を設け、この
    位置規制部のポンプ本体側との嵌合隙間を駆動軸と貫通
    孔との嵌合隙間より大きく有するよう形成して成る内接
    歯車ポンプ
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