JP2544638Y2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2544638Y2 JP6954692U JP6954692U JP2544638Y2 JP 2544638 Y2 JP2544638 Y2 JP 2544638Y2 JP 6954692 U JP6954692 U JP 6954692U JP 6954692 U JP6954692 U JP 6954692U JP 2544638 Y2 JP2544638 Y2 JP 2544638Y2
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はX線CTに適応したMI
P(最大画像投影法)処理を行う画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線CTはX線を被検体の全周若しくは
半周に亘って照射し、被検体を透過したX線を検出して
画像再構成し、得た断層像を画像表示装置に表示する装
置である。
【0003】このX線CTによって、例えば肺癌の早期
発見のために集団検診が行われている。この集団検診に
おいて、肺癌の早期発見のためには、肺を短いピッチで
スライスして得た多くの断層像の画像から検索する必要
があり、時間的制約もあるため、短時間に多くのスライ
ス面の画像が得られる方法が望ましく、その画像投影の
方法としてヘリカルスキャンによる撮影が考えられてい
る。
【0004】このようにして得られた多くの画像から容
易に診断し得られる方法が必要であり、これらの多くの
画像から3次元的な画像を得ることができれば、診断を
容易に正確に行うことができる。このような画像処理方
法として、多くの画像中の同一ピクセルのデータから最
大輝度の画像データを抽出して1枚の画像とするMIP
処理という方法がある。
【0005】このMIP処理は、MRI(磁気共鳴画像
撮像装置)において実用化されており、このMRIでは
例えば血管だけを選別して撮影することができる。しか
し、X線CTによる断層像では、骨等を含むすべての臓
器やその他のものが画像再構成されて表示されてしま
い、適確な診断の妨げになっている。このため必要な部
分のみを撮影する目的で、不要部分をマスクすることが
行われている。このマスクによる方法はCRTに表示さ
れる画像上にマスクラインを描いて、そのマスクライン
で形作られるマスク枠の内又は外のデータをすべて0と
することにより不要部分を消去して関心領域のみを画像
とするものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来、X線
CTやMRIにおいて、体の形状を考慮することなく、
長方形と円形の2種類の形状のマスクのみが用意されて
いるため、撮影部位の形状に適合しているとは限らず、
十分なマスク効果が得られていない。
【0007】本考案は上記の点に鑑みてなされてもの
で、その目的は、撮影部位に合致する形状のマスクを用
いたMIP処理を行う画像処理装置を実現することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する第
1の考案は、画像再構成されたX線CTからの1回のス
キャンで得られる多数の画像データの内、関心領域のみ
を抽出した投影画像を生成する画像処理装置であって、
入力された画像データから関心のある領域のデータのみ
を抽出するためのマスク枠のデータを生成する複数のマ
スク枠データ生成手段と、前記複数のマスク枠データ生
成手段からの出力信号を選択して出力させる選択回路
と、前記複数のマスク枠データ生成手段からのマスク枠
データからマスク枠画像を生成し、該マスク枠画像の画
面上の位置の設定や、マスク枠のサイズの設定を行うマ
スク生成回路と、入力される各イメージデータ毎に重み
付けを行う重み付け演算回路と、該重み付け演算回路に
おいて重み付けされ、若しくは重み付けされない各スラ
イスのイメージデータの同一ピクセルのデータの内設定
されたレベルのデータを抽出し、前記マスク生成回路か
ら入力されるマスク画像データによりマスクされない領
域の投影画像を生成する画像生成回路と、入力される各
イメージデータを、前記マスク枠データ生成手段と、前
記重み付け演算回路と、前記画像生成回路とにシステム
制御装置の制御により選択入力させる切替回路とを具備
することを特徴とするものである。
【0009】第2の考案は、マスク枠データ生成手段
を、予め用意した各撮影部位に適合する形状の複数のマ
スク枠データを格納するマスク枠データメモリとしたこ
とを特徴とするものである。
【0010】第3の考案は、マスク枠データ生成手段
を、画像を観察しながら不必要な領域のデータを消去す
るため関心領域との境界線をプロットするデータが手動
で入力されて、プロット信号を生成するプロット信号発
生回路としたことを特徴とするものである。
【0011】第4の考案は、マスク枠データ生成手段
を、予め用意した複数のマスク枠を撮影部位に応じて自
動的に選択してマスク枠データを生成する自動マスク生
成回路としたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】入力された複数のスライス面のイメージデータ
は、マスク枠生成手段から入力されたマスク枠データか
らマスク生成回路で生成されたマスク像により関心領域
外の各データが消去され、関心領域のデータは重み付け
演算回路において重み付けされる。画像生成回路は、各
スライスのイメージデータから同一ピクセルのデータの
内設定されたレベルのデータを抽出して画像を生成す
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例の画像処理装置の
ブロック図、図2は図1の本実施例の画像処理装置を用
いたX線CTのブロック図である。
【0014】図2において、1はX線CTを構成する機
構部分であるガントリで、X線管2と検出器3を被検体
5の周囲で各種のスキャン方式に応じた動作をさせる。
4は被検体5を載置してガントリ1の内部に送り込むた
めのテーブルである。ガントリ1のティルト、テーブル
4の移動等はテーブル・ガントリ制御装置6によって制
御される。
【0015】X線管2はX線管駆動発生制御装置7の制
御により回転停止及びX線の発生休止を行う。検出器3
は検出器駆動装置8の制御により被検体5の周囲を回転
する。X線管2の照射により被検体5を透過したX線は
検出器3で検出され、データ採集装置9でデータが採集
される。採集されたデータは画像再構成装置10に転送
される。
【0016】画像再構成装置10は入力されたデータを
画像再構成してイメージデータを表示装置11に表示
し、同時にデータ保存装置12に格納する。データ保存
装置12に保存されたイメージデータは読み出されて3
D構成装置13において集団検診に適した3D像が形成
され、その投影イメージは表示装置11に表示される。
14はデータ保存装置12からデータを読み出し、フィ
ルタ処理及び重み付け処理を行った後、多数枚のイメー
ジデータの内、同一ピクセルのデータから最大レベルの
データを抽出して1枚の画像を生成する画像処理装置
で、フィルタ処理により不要なデータ及びノイズが除去
され、最大レベルのデータが抽出されて1枚の画像とさ
れるため、医師の労力が低減される。
【0017】次に本実施例の画像処理装置14の行う画
像処理を図1の画像処理装置14のブロック図により説
明する。図において、図2と同一の部分には同一の符号
を付してある。21はデータ保存装置12から読み出さ
れたイメージデータを、実空間において一定のCT値の
データの通過を許容若しくは遮断する実空間フィルタ処
理回路である。実空間フィルタ処理回路21の動作特性
を図5に示す。この図は横軸にCT値、縦軸に増幅率を
取ってあり、増幅率1のレベルでは減衰なく入力信号が
通過し、0のレベルでは入力信号は遮断される。図にお
いて、(イ)図はCTナンバが−200〜+200の範
囲のデータを通過させる帯域通過型のフィルタの特性を
示している。(ロ)図はCTナンバが−500〜+50
0の範囲のデータの通過を遮断する帯域減衰型のフィル
タ特性を示している。
【0018】図1に戻り、22は入力されたイメージデ
ータを周波数空間のデータに変換し、周波数帯域濾波若
しくは帯域減衰処理を施した後実空間のイメージデータ
にして出力する周波数空間フィルタ処理回路で、図6に
示す回路構成を有している。図において、221は入力
されたイメージデータを高速にフーリエ変換して周波数
空間のデータにするFFT、222はFFT221の出
力に通過周波数範囲の制限を与える周波数フィルタで、
帯域濾波器若しくは帯域減衰器であるか、又は両者を備
えて選択できるようになっている。
【0019】223は周波数フィルタ222で処理され
た周波数空間のイメージデータを高速フーリエ逆変換し
て実空間に戻す逆FFTで、フィルタ処理された実空間
上のイメージデータを出力する。
【0020】図1に戻り、23はシステム制御装置15
の制御により入力されたイメージデータを実空間フィル
タ処理回路21と周波数空間フィルタ処理回路22とに
適宜組み合わせて入力させるための切り替えを行う切替
回路で、入力イメージデータを実空間フィルタ処理回路
21と周波数空間フィルタ処理回路22と次回路との何
れかへ入力させる切り替え、実空間フィルタ処理回路2
1の出力を実空間フィルタ処理回路21と周波数空間フ
ィルタ処理回路22と次回路との何れかへ入力させる切
り替え及び周波数空間フィルタ処理回路22の出力を実
空間フィルタ処理回路21と周波数空間フィルタ22と
次回路との何れかへ入力させる切り替えを行っている。
更に次回路で処理されたデータが入力されて、フィルタ
処理を再行するための切り替えも行っている。
【0021】24は実空間フィルタ処理回路21の出力
を一旦格納するメモリ、25は周波数空間フィルタ処理
回路22の出力を一旦格納するメモリである。26は各
スライス毎のイメージデータに重み付けをする重み付け
演算回路である。この重み付けの一例を挙げると次式の
ように行う。 D′=D(100−dS)/100 …(1) D′=D−k・dS …(2) ここで、Dは入力イメージデータ、D′は重み付け
されたイメージデータ、dSは各スライス毎に与える
数字、kは定数、nはスライス番号である。重み付けは
(1)式,(2)式の何れかを用いて行う。例えば、
(1)式によると、1枚目のデータD1 ′は、dS1
1として、D1 ′=D1 ×0.99、2枚目のデータD
2 ′は、dS2 =2として、D2 ′=D2 ×0.98の
ように重み付けを行う。
【0022】27は画像の不必要な部分にマスクを掛け
て消去するためのマスク枠データを格納しているマスク
枠データメモリである。このマスク枠データメモリ27
には、従来の長方形と円形のマスク枠の他に頭部用の楕
円形と胴体用のハート形のマスク枠データが格納されて
いる。
【0023】28は表示装置11に表示されている画像
を見ながらマスクする箇所の形状に応じてマスクをプロ
ットするためのプロット信号発生回路で、そのプロット
の位置はシステム制御装置15を介して入力される。
【0024】29はスキャン部位を選択すると、そのス
キャン時のスキャン部位情報が入力されて、予め用意さ
れているマスク枠からその部位に適合したマスク枠を自
動的に選定する自動マスク生成回路である。
【0025】30は上記の3種の回路からのデータを選
定する選択回路で、その選択のための制御信号はシステ
ム制御装置15を介して入力される。31はマスク情報
が入力されて、システム制御装置15を介して入力され
た精密な位置合わせ及びサイズの設定情報により位置及
びサイズの適合したマスク枠データを出力するマスク生
成回路である。
【0026】32は重み付け演算回路26,マスク生成
回路31及び直接に切替回路B33からイメージデータ
が選択入力され、不要部分がマスクされた画像データに
基づいて各スライス毎のイメージデータの内同一ピクセ
ルのデータを比較して最も大きなデータを抽出し、各ピ
クセルの最大値のデータのみから画像を生成する画像生
成回路である。
【0027】入力されるイメージデータは重み付け処理
されたデータの場合と、重み付け処理されないデータの
場合がある。又、マスク生成回路31らマスクデータが
入力されるが、システム制御装置15の制御により、マ
スク生成回路31からマスクデータが入力されない場合
もある。
【0028】切替回路B33には、切替回路A23及び
画像生成回路32からそれぞれデータが入力され、切替
回路A23,重み付け演算回路26,自動マスク生成回
路29及び画像生成回路32の所要の回路にデータを出
力する。この切り替えはシステム制御装置15により制
御される。
【0029】次に、上記のように構成された実施例の画
像処理装置の動作を図3及び図4のフローチャートを用
いて説明する。図3ではステップ1,2、ステップ1
1,12及びステップ18〜ステップ23までのフロー
を示し、図4の(イ)図ではステップ3〜ステップ10
のフィルタ処理のフローを示し、(ロ)図ではステップ
13〜ステップ17の自動選択モードを除くマスク処理
のフローを示している。
【0030】ステップ1 イメージデータがデータ保存装置12から読み出されて
入力される。 ステップ2 フィルタ処理を行うかどうかの判断をする。行う場合は
ステップ3に進む(図2(イ)図)。行わない場合はス
テップ11に進む。
【0031】ステップ3 周波数空間におけるフィルタ処理をするかどうか判断す
る。しない場合即ち実空間でフィルタ処理をする場合は
ステップ4に進む。周波数空間での処理を行う場合はス
テップ6に進む。
【0032】ステップ4 切替回路A23は入力イメージデータを実空間フィルタ
処理回路21に入力させる。実空間フィルタ処理回路2
1はイメージデータのCTナンバにより、図5に示す
(イ)図又は(ロ)図のフィルタ処理を行う。これによ
り実空間における関心領域の抽出を行い、メモリ24を
経て切替回路A23に入力する。
【0033】ステップ5 実空間フィルタ処理が終わったので、フィルタ処理を続
けて行うかどうかを判断する。行う場合はステップ3に
戻る。行わない場合はステップ10に進む。
【0034】ステップ6 切替回路A23は入力イメージデータを切り替えてFF
T221に入力させる。FFT221は入力データに高
速フーリエ変換を施し、周波数空間のデータに変換す
る。
【0035】ステップ7 周波数フィルタ222で不要な周波数の信号及びノイズ
を除去する。 ステップ8 逆FFT223において高速フーリエ逆変換を行い、イ
メージデータを実空間に戻してフィルタ処理されたイメ
ージデータをメモリ25を経て切替回路A23に入力す
る。
【0036】ステップ9 周波数空間のフィルタ処理が終わったので、フィルタ処
理を続けて行うかどうか判断する。行う場合はステップ
3に戻る。行わない場合はステップ10に進む。
【0037】ステップ10 入力されたデータにマスク処理をするかどうか判断す
る。行わない場合はステップ20に進む。行う場合はス
テップ11に進む。
【0038】ステップ11 マスク処理は自動選択モードかどうか判断する。自動選
択モードでなければ、ステップ14に進む。自動選択モ
ードであれば、ステップ12に進む。
【0039】ステップ12 自動マスク生成回路29は切替回路33から入力される
スキャンデータに基づき、自動的にスキャン部位に適合
する形状のマスク枠を予め用意されているマスク枠の中
から選定する。選択回路30はシステム制御装置15の
制御により自動マスク生成回路29をマスク生成回路3
1に接続させる。
【0040】ステップ13 マスク生成回路31は入力されたマスク枠データの画像
上の位置の細部の設定を行ってマスクの正確な位置決め
を行い、又、マスクサイズを設定してマスク像を作成す
る。
【0041】ステップ14 マスクをプロットして描くかどうか判断する。プロット
しない場合はステップ17に進む。プロットする場合は
ステップ15に進む。
【0042】ステップ15 システム制御装置15を介して画像上にプロット信号を
入力させる。プロット信号発生回路28は入力信号に応
じてプロットした点を画像上に表示させるべくプロット
信号を発生して選択回路30に入力する。選択回路30
はプロット信号をマスク生成回路31に入力する。
【0043】ステップ16 マスク生成回路31はプロット信号によって描かれる点
と点を線で繋いでマスク像を作成し、ステップ19に進
む。
【0044】ステップ17 マスク像をプロットによって作成するのではなく、マス
ク枠データメモリ27に格納してあるマスク枠データか
ら、システム制御装置15の制御により撮影部位に応じ
て、円形,長方形,楕円及びハート形の何れかの形状の
マスク枠を選択して出力する。
【0045】ステップ18 マスク生成回路31は選択した形状のマスクの位置の細
部の設定を行って、マスクの正確な位置決めを行い、
又、マスクサイズを設定してマスク像を作成し、ステッ
プ19に進む。
【0046】ステップ19 入力されたマスク枠の像の内側若しくは外側のデータを
0に設定して、断層像の必要な部分のみを残すマスク処
理を画像生成回路32において行う。
【0047】ステップ20 フィルタ処理を再び行うかを判断する。行う場合はステ
ップ3に戻る。行わない場合はステップ21に進む。
【0048】ステップ21 入力されたデータに重み付け演算を行うか判断する。行
わない場合はステップ23に進む。行う場合は次のステ
ップに進む。
【0049】ステップ22 入力イメージデータに対し、(1)式又は(2)式の重
み付け演算を行って、スライス毎の各イメージデータに
それぞれ重み付けを行う。例えば、一方から見た画像を
遠去かる方向に輝度を小さくする重み付けをすると、重
ねて透視した場合に立体感が付与される。即ち、深さ方
向に距離に応じて輝度変化がつけられるので立体感が得
られる。
【0050】ステップ23 イメージデータは画像生成回路32に入力される。画像
生成回路32は多数のスライスによるイメージデータの
同一ピクセルのデータの内最大のデータを抽出し、最大
のデータのみによる画像を生成する。
【0051】ステップ24 各ピクセルの最大値データのみで作成された画像を表示
装置11に表示する。以上説明したように本実施例によ
れば、スライス位置の異なる極めて多数のイメージを得
ても1枚の画像として不必要な部分のない画像を観察す
ることができるようになる。又、複数枚のデータの不要
部分にマスクをし、関心領域の画像データに重み付けを
して、距離に応じて輝度を変化させるようにしたため、
不要部分の強輝度のデータに妨害されない立体感のある
画像が得られるので、診断が容易になる。
【0052】尚、本考案は本実施例に限定されるもので
はない。重み付け演算回路26では遠去かる方向のスラ
イスデータに対してデータを小さくして輝度を下げるよ
うな重み付けの例を示したが、遠去かる方向のデータを
大きくする重み付けをしてもよく、その他必要に応じて
直線的に変化する重み付けでなく、適当な関数により変
化する重み付けを行ってもよい。
【0053】又、画像生成回路32は最大値のみを抽出
して、最大のデータによる画像を生成するように説明し
たが、抽出するデータは最大値に限らず、最小値、中間
値又は平均値であってもよく、更に同一のピクセルのデ
ータの和であってもよい。
【0054】マスク枠データメモリ27に格納するマス
ク枠の形状は実施例に示したものに限定されるものでは
なく、任意の形状のマスク枠を格納することができる。
【0055】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、撮影部位の形状に合致した形状のマスク枠を用いて
MIP処理を行うことができるようになり、関心領域の
みを正確に映像化することができて実用上の効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】本考案の一実施例の画像処理装置を用いたX線
CTのブロック図である。
【図3】画像処理装置の動作のフローチャートである。
【図4】画像処理装置の動作のフローチャートの続きで
ある。
【図5】実空間フィルタ処理回路の動作特性を示す図で
ある。
【図6】周波数空間処理回路の内部構成図である。
【符号の説明】
15 システム制御回路 26 重み付け演算回路 27 マスク枠データメモリ 28 プロット信号発生回路 29 自動マスク生成回路 30 選択回路 31 マスク生成回路 32 画像生成回路 33 切替回路B

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像再構成されたX線CTからの1回の
    スキャンで得られる多数の画像データの内、関心領域の
    みを抽出した投影画像を生成する画像処理装置であっ
    て、 入力された画像データから関心のある領域のデータのみ
    を抽出するためのマスク枠のデータを生成する複数のマ
    スク枠データ生成手段(27,28,29)と、 前記複数のマスク枠データ生成手段(27,28,2
    9)からの出力信号を選択して出力させる選択回路(3
    0)と、 前記複数のマスク枠データ生成手段(27,28,2
    9)からのマスク枠データからマスク枠画像を生成し、
    該マスク枠画像の画面上の位置の設定や、マスク枠のサ
    イズの設定を行うマスク生成回路(31)と、 入力される各イメージデータ毎に重み付けを行う重み付
    け演算回路(26)と、 該重み付け演算回路(26)において重み付けされ、若
    しくは重み付けされない各スライスのイメージデータの
    同一ピクセルのデータの内設定されたレベルのデータを
    抽出し、前記マスク生成回路(31)から入力されるマ
    スク画像データによりマスクされない領域の投影画像を
    生成する画像生成回路(32)と、 入力される各イメージデータを、前記マスク枠データ生
    成手段(27,28,29)と、前記重み付け演算回路
    (26)と、前記画像生成回路(32)とにシステム制
    御装置(15)の制御により選択入力させる切替回路
    (33)とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 マスク枠データ生成手段は予め用意した
    各撮影部位に適合する形状の複数のマスク枠データを格
    納するマスク枠データメモリ(27)であることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 マスク枠データ生成手段は画像を観察し
    ながら不必要な領域のデータを消去するため関心領域と
    の境界線をプロットするデータが手動で入力されて、プ
    ロット信号を生成するプロット信号発生回路(28)で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 マスク枠データ生成手段は予め用意した
    複数のマスク枠を撮影部位に応じて自動的に選択してマ
    スク枠データを生成する自動マスク生成回路(29)で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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