JP2544265B2 - 電流検出器 - Google Patents
電流検出器Info
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Description
磁気コアの磁路に巻回されたコイルに被検出電流を導通
し、前記空隙に磁気センサを挿入して得られる検出出力
電圧を増幅してコイルに流れる電流を検出するよう構成
した電流検出器に係り、特に磁気センサを駆動する直流
定電流特性をより安定化した回路とした電流検出器に関
するものである。
において、磁気コア1には被検出電流を流すコイル2が
巻回され、磁気コア1の磁路の一部を切断して形成した
空隙1aにはホール素子等の磁気センサ3が挿入されて
いる。コイル2に流れる被検出電流により空隙1a中に
生じた磁界を磁気センサ3により検出し、磁界に比例し
た検出出力信号を増幅回路4により電圧増幅するよう構
成されている。又、磁気センサ3を駆動し、磁気センサ
3の出力電圧を増幅する増幅回路4には、前記磁気セン
サ3を駆動する為の定電流回路、及び増幅回路4及び前
記磁気センサ3の検出出力信号に含まれるオフセット電
圧を任意の電圧に設定するための可変抵抗が設けられて
いる。図2に従来の電流検出器における増幅回路を示
す。従来の電流検出器の増幅回路は、演算増幅器IC
22の2つの入力端子に磁気センサ3の2つの出力端子
がそれぞれ抵抗R25、R26を介して接続され、可変
抵抗VR23及び可変抵抗VR24の調整により、ホー
ル素子からなる磁気センサ3の出力電圧VHに対する増
幅度の調整を行い、又VR21及びVR22の調整によ
り出力電圧V H のオフセット電圧を調整するような回路
構成としていた。従来の回路に於て増幅出力電圧VOは
数1で表される。
磁気センサの出力電圧VHの増幅度は、VR23とVR
24で調整し、オフセット電圧調整はVR21及びVR
22で調整する。(数1内にVR23及びVR24が存
在するが、増幅度を調整完了後は、単なる定数に過ぎな
い。)又、磁気センサの出力電圧VHの大きさは、磁気
センサ3の駆動電流端子へ流す直流電流の値に左右さ
れ、数2に示す比例関係が成り立つ。
H及びオフセット電圧にはツェナーダイオードZD21
のツェナー電圧υの変動によって電流検出器の出力圧V
outが影響を受けることとなる。
於て、回路内のバイアス電圧は、ツェナーダイオードZ
D21のツェナー電圧υであるが、正電源電圧+Vが変
化した場合、ツェナーダイオードZD21へ流れる電流
の値も変化し、ツェナー電圧υも変化する。この為、前
記の数1及び数2より、電源電圧の変化により電流検出
器の出力電圧Voutが影響を受け、電流の検出精度が
劣化してしまうという問題点があった。
圧の変動に対し、磁気センサの出力電圧が変動すること
のないよう磁気センサであるホール素子に安定した直流
駆動電流を供給できるバイアス回路を設け、電流検出器
の出力電圧であるVoutと、電源電圧変動に対する出
力電圧への影響をなくし、被検出電流の検出精度を向上
させた電流検出器を提供することにある。
一部に空隙を設け、該空隙に磁気センサを挿入し、被検
出電流を流すコイルを前記磁気コアに巻回して前記コイ
ルに流れる電流の値を前記磁気センサにて検出し、その
出力電圧を増幅する増幅回路を設けた電流検出器におい
て、前記磁気センサを駆動するための直流定電流バイア
ス回路を、PNP型トランジスタのコレクタと負電源間
に第2のツェナーダイオードを、前記PNP型トランジ
スタのエミッタと正電源間に第1の抵抗を、前記PNP
型トランジスタのベースと正電源間に第1のツェナーダ
イオードを、ベースと負電源間に第2の抵抗を接続し、
コレクタに接続した第2のツェナーダイオードの両端電
圧を演算増幅器に入力し、前記演算増幅器の出力を前記
磁気センサの駆動電流端子の一端に接続し、前記磁気セ
ンサの駆動電流端子の他端は、第2のツェナーダイオー
ドのツェナー電圧をベース入力としたNPN型トランジ
スタのコレクタに接続し構成したことを特徴とする電流
検出器である。
於て、ホール素子からなる磁気センサに加える直流駆動
電流を安定化するためその直流電流バイアス回路は、P
NP型トランジスタTr 1 のベースと正電源間に第1の
ツェナーダイオードZD1を、又第1のツェナーダイオ
ードZD1に直列にベースと負電源間に抵抗R 2 を接続
し、PNP型トランジスタTr1のコレクタ側には第2
のツェナーダイオードZD2とエミッタ側に抵抗R 1 を
接続し、PNPトランジスタのコレクタ側に接続された
第2のツェナーダイオードの両端電圧を演算増幅器IC
1に入力し、一方PNPトランジスタTr 1 のコレクタ
出力は磁気センサの駆動電流端子側に直列に接続された
NPN型トランジスタTr2のベースに入力される。従
ってNPN型トランスタTr2の入力電圧は常に一定の
電圧で駆動され、ホール素子から成る磁気センサ3には
演算増幅器IC1による一定直流駆動電流が印加され
る。前段のPNP型トランジスタTr1のコレクタ側の
第2のツェナーダイオードZD2の両端電圧をベース入
力とするNPN型トランジスタTr2のコレクタ側に磁
気センサ3は直列に接続された構造であるので、磁気セ
ンサ3に加えられる電圧及び駆動電流は常に一定に保持
され、正電源側及び負電源側の電源電圧の変動があって
も磁気センサは高い精度の一定電流による駆動が可能な
磁気センサが構成される。
施例を説明する。増幅回路は演算増幅器IC2の2つの
入力端子に磁気センサ3の2つの出力端子がそれぞれ抵
抗R10、R11を介して接続されている。出力端子と
接地側との間に直列に接続された可変抵抗VR3及びV
R4の中点より演算増幅器IC2の入力側と接続され、
可変抵抗VR3及びVR4の調整により磁気センサの出
力電圧VHに対する増幅度の調整を行う。又、磁気セン
サ3に加えるバイアス電流を決める演算増幅器IC1の
両端電圧に直列に接続された可変抵抗VR1及びVR2
の調整により電流検出器の出力電圧Voutのオフセッ
ト電圧を調整する。
ンサに直列に接続されたトランジスタTr 2 に加わるバ
イアス電圧υは演算増幅器IC1の出力端子電圧であ
り、磁気センサ3の駆動電流及びオフセット電圧調整用
基準電圧として使用されている。バイアス電圧υの設定
について以下に記す。直流定電流バイアス回路を構成す
るためのPNP型トランジスタTr1のエミッタ側に抵
抗R 1 、ベース側には、ベースと負電源間に抵抗R 2 、
ベースと正電源間に第1のツェナーダイオードZD1、
コレクタ側に第2のツェナーダイオードZD2が接続さ
れており、PNPトランジスタTr1のエミッタからコ
レクタへ流れる電流は数3で示される。
ドZD2へ流れ、ツェナー電圧υ2を生じさせる。従っ
て数3の電流I 1 はほぼ一定電流値となり、この電流I
1 が第2のツェナーダイオードZD2へ流れることによ
り、ツェナー電圧υ2は電源電圧変動の影響を受けない
安定した電圧となる。図1の回路例ではツェナー電圧υ
2を任意の電圧に設定する為、演算増幅器IC1の入力
にはツェナー電圧υ2の値を入力とする差動増幅回路を
形成することにより磁気センサ3に加わる電圧は一定の
値となる。又、前記したようにオフセット電圧を調整す
る基準電圧は、PNP型トランジスタTr1のコレクタ
側第2のツェナーダイオードZD2の両端電圧であるツ
ェナー電圧υ 2 を使用しており、この結果電源電圧変動
に対し影響されない安定した駆動電流が得られる。又、
磁気センサ3の駆動電流I2は数4で示される。
ー電圧υ2が含まれており、前記したようにツェナー電
圧υ2は電源電圧変動に対し安定した電圧であり、安定
した磁気センサ3への駆動電流I2が得られ、磁気セン
サ3の出力電圧VHは電源電圧変動に対し極めて安定な
電圧が得られる。
に対し±10%変動した時の図2に示す従来の回路で
は、5Vの磁気センサの出力に対し50mVのオフセッ
ト電圧を生じていたのに対し、本発明による図1の回路
による磁気センサの出力電圧は、5V出力で電源電圧1
5Vが±10%変化した時の出力の変動は1mVであ
り、増幅回路を通した出力電圧変動は確段に向上し極め
て精度のよい出力電圧特性が得られるようになった。
バイアス回路をトランジスタとツェナーダイオードを組
合せた回路により構成し、電源電圧変動に対し安定した
バイアス電圧υを得ることが出来、その結果、電流検出
器の出力電圧V out の電源電圧変動による影響を除去
することができ、電流の検出精度の高い電流検出器を提
供することが可能となった。
示す回路図。
す回路図。
Claims (1)
- 【請求項1】 閉磁路の磁気コアの磁路の一部に空隙を
設け、該空隙に磁気センサを挿入し、被検出電流を流す
コイルを前記磁気コアに巻回して前記コイルに流れる電
流の値を前記磁気センサにて検出し、その出力電圧を増
幅する増幅回路を設けた電流検出器において、前記磁気
センサを駆動するための直流定電流バイアス回路を、P
NP型トランジスタのコレクタと負電源間に第2のツェ
ナーダイオードを、前記PNP型トランジスタのエミッ
タと正電源間に第1の抵抗を、前記PNP型トランジス
タのベースと正電源間に第1のツェナーダイオードを、
ベースと負電源間に第2の抵抗を接続し、コレクタに接
続した第2のツェナーダイオードの両端電圧を演算増幅
器に入力し、前記演算増幅器の出力を前記磁気センサの
駆動電流端子の一端に接続し、前記磁気センサの駆動電
流端子の他端は、第2のツェナーダイオードのツェナー
電圧をベース入力としたNPN型トランジスタのコレク
タに接続し構成したことを特徴とする電流検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306696A JP2544265B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 電流検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306696A JP2544265B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 電流検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05119077A JPH05119077A (ja) | 1993-05-14 |
JP2544265B2 true JP2544265B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=17960210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306696A Expired - Lifetime JP2544265B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 電流検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544265B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5284765B2 (ja) * | 2008-11-30 | 2013-09-11 | ホーチキ株式会社 | 開閉検出装置 |
CN202583289U (zh) * | 2012-01-19 | 2012-12-05 | 邹高芝 | 穿芯式高精度闭环型霍尔电流传感器用单电源电子线路 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP3306696A patent/JP2544265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05119077A (ja) | 1993-05-14 |
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