JP2544251Y2 - 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置 - Google Patents

施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置

Info

Publication number
JP2544251Y2
JP2544251Y2 JP406291U JP406291U JP2544251Y2 JP 2544251 Y2 JP2544251 Y2 JP 2544251Y2 JP 406291 U JP406291 U JP 406291U JP 406291 U JP406291 U JP 406291U JP 2544251 Y2 JP2544251 Y2 JP 2544251Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
nozzle
fertilizer application
fertilizing
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP406291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0494929U (ja
Inventor
健一 近藤
博 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP406291U priority Critical patent/JP2544251Y2/ja
Publication of JPH0494929U publication Critical patent/JPH0494929U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544251Y2 publication Critical patent/JP2544251Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、施肥専用機、施肥田植
機等の施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
施肥作業機のなかには、施肥ノズルを、施肥深さ調整や
格納が自在となるよう上下揺動自在に支持したものがあ
り、そしてこのものでは、上下揺動自在に支持された施
肥ノズルを適宜位置で係止するための機構が必要とな
る。そこで従来では、図11に示す如く、施肥ノズル5
0と一体的に揺動する揺動アーム51に、弾機52によ
つて付勢される係合部材53を設け、該係合部材53に
形成される複数の係合部53aを適宜選択して固定アー
ム54に係合させることによつて施肥ノズル50を係止
していた。しかるにこのものでは、選択した係合部53
aを固定アーム54に係合させる際、係合部材53を、
固定アーム54との係合を解除するべく弾機52に抗し
て引張りながら回動させたり、揺動アーム51を揺動さ
せる必要がある。つまり、係合の解除と係合位置の選択
を片手の操作で同時に行うようになつているため、操作
が容易でない許りでなく、操作力がどうしても重くなつ
てしまい、この結果、施肥深さ調整における操作性が問
題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる施肥作業
機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置を提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、土中施肥をす
るための施肥ノズルを、施肥深さを調整自在とするべく
機体側に上下揺動自在に支持してなる施肥作業機におい
て、前記施肥ノズルに、複数の係合部が揺動方向を向い
て並設されるガイドプレートを一体的に設ける一方、機
体側には、弾性変形によつて前記係合部に選択的に係脱
自在なストツパピンを備えたストツパプレートを設けた
ことを特徴とするものである。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、施肥
深さ調整における操作性を著しく向上させることができ
るようにしたものである。
【0005】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は歩行型の施肥田植機であつ
て、該施肥田植機1は、機体前部に配設されるエンジン
2およびトランスミツシヨンケース3、機体後部に配設
される植付け作業部4、機体底部に配設されるメインフ
ロート5、機体左右両側に配設される車輪6等で構成さ
れるが、機体中央部に前後方向を向いて配設されるリフ
トシリンダ7が天秤アーム8およびスイングケース9を
介して車輪6を上下させることにより機体高さ制御を行
う等は何れも従来通りである。
【0006】10は機体後部に配設されるドライブケー
スであつて、該ドライブケース10は、伝動ケース11
内のチエン12を介してトランスミツシヨンケース3か
ら植付け駆動軸15にエンジン動力を入力し、該入力し
た動力を、ドライブケース10の上端に一体的に設けら
れるサブケース13内の植付け伝動軸14を介して他の
植付け爪機構を駆動する植付け駆動軸15に伝動すると
共に、サブケース13の前方に配設される変速装置16
を介して施肥ポンプ17に伝動するが、その動力分配
は、ドライブケース10の上端部に配設されるカウンタ
軸18において行われるようになつている。つまり、カ
ウンタ軸18は、左右両端部がドライブケース10の左
右側面から突出し、該突出した一端部は直上の植付け伝
動軸14に、他端部は変速装置16の入力軸16aにそ
れぞれチエン19、20を介して直接連動連結されてい
る。尚、エンジン動力は、主クラツチ、トランスミツシ
ヨン、植付けクラツチ等を経由してカウンタ軸18に至
ることは従来通りである。
【0007】一方、21は前記変速装置16および施肥
ポンプ17を取付けるためのベースであるが、該ベース
21は、前端部がステー22およびブラケツト23を介
してトランスミツシヨンケース3の上端部に一体的に連
結される一方、後端部がドライブケース10の上端部に
一体的に連結されている。即ち、機体フレームをトラン
スミツシヨンケース3、伝動ケース11およびドライブ
ケース10によつて構成する実施例の施肥田植機1にお
いては、ベース21を前述の如く設けることによつて機
体フレームをループ状の強固な構造とできるようになつ
ている。
【0008】ところで、前記施肥ポンプ17は、施肥条
数の異なる異機種間でも部品の共通化が計れるよう、2
個のねじポンプ24を備えたポンプユニツト25を施肥
条数に対応する個数だけ並設して構成され、このため4
条施肥を行う実施例ではポンプユニツト25を2個並設
するが、該2個のポンプユニツト25は前後に並ぶよう
ベース21に取付けられ、さらには変速装置16も略直
線状に並設されている。即ち、機体重心を可及的に低く
するべく車高を低く設定している施肥田植機1において
取付スペースの確保を容易とし、また、ベース21を機
体中央から左右何れか一方に偏倚させ、重量物である施
肥ポンプ17を機体中央に位置させて機体の左右バラン
スを良好に保とうとした場合に、前記機体中央に前後を
向けて配設されるリフトシリンダ7と配設スペースを重
複することなくリフトシリンダ7の上方スペースに施肥
ポンプ17を並設することができるようになつている。
【0009】さて、ベース21の一側面に取付けられた
変速装置16の入力軸16a、出力軸16bおよび施肥
ポンプ17のポンプ軸26は、全てベース21の他側面
から突出し、そして変速装置16が前述のようにチエン
20を介してカウンタ軸18から入力した動力は、変速
装置16の出力軸16bがチエン27を介して一方のポ
ンプユニツト25に伝動し、さらに一方のポンプユニツ
ト25に伝動された動力をチエン28を介して他方のポ
ンプユニツト25に伝動するが、これらの動力伝動機構
は全てベース21の他側面に構成され、さらにはカバー
29、30によつて覆蓋されている。そして、この様に
伝動された動力によつて施肥ポンプ17が作動すると、
施肥ポンプ17は、吸入ホース31を介して肥料タンク
32からペースト状の肥料を吸入し、該吸入した肥料を
パイプ33を介して後述の施肥ノズル34に圧送する
が、上記吸入ホース31およびパイプ33は全てベース
21の一側方に配管され、またさらには、施肥ポンプ1
7内に残留した肥料を抜き取るために施肥ポンプ17に
接続されるドレンホース35もベース21の一側方に配
管されている。
【0010】一方、前記施肥ノズル34は、メインフロ
ート5の左右両側および左右サイドフロート5aの内側
に計4個配設されており、そして各施肥ノズル34は、
一体的に設けれるガイドプレート36の後端部が各フ
ロート5、5aに固設されるブラケツト37にボルト軸
38を介して回動自在に支持されることにより上下揺動
自在であるが、ガイドプレート36の前端部には揺動方
向に並ぶ複数の係合孔36aが穿設されている。さら
に、39はストツパプレートであつて、該ストツパプレ
ート39は、板バネで形成され、ガイドプレート36と
重ね合わせ状となるよう基端部が前記ボルト軸38、4
0を介してブラケツト37に固設されるが、先端部には
前記ガイドプレート36の係合孔36aに選択的に嵌合
して施肥ノズル34を所定角度で揺動規制をするストツ
パピン39aが設けられている。つまり、ガイドプレー
ト36前端よりも突出するストツパプレート39の前
端部を一方の手で押せば、ストツパプレート39が弾性
変形してストツパピン39aが係合孔36aから外れる
ように構成されており、そしてこの状態で他方の手で施
肥ノズル34を所望の角度まで揺動させることができる
ようになつている。また、前記ガイドプレート36に
は、施肥ノズル34の揺動方向に長い長孔36bが穿設
されているが、該長孔36bを前記ボルト軸40が貫通
しており、これによつてガイドプレート35の揺動範囲
を規制して施肥ノズル17が必要以上の範囲まで揺動す
ることを防止するようになつている。
【0011】またさらに、41は各施肥ノズル34の基
端に設けられるカプラであつて、これらカプラ41は、
前記パイプ33とワンタツチ式に接続できるよう形成さ
れるものであるが、全てのカプラ41は、施肥ノズル3
4の基端からフロート5、5a上方に至るようフロート
5、5aの内側に向けて折曲状に設けられて、カプラ4
1先端側の接続部41aがフロート5、5aの上方に位
置するようになつている。
【0012】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、施肥ノズル34の格納や施肥深さ調整を行う場合
には、一方の手でストツパプレート36の前端部を押し
てストツパピン39aを係合孔36aから外し、この状
態で施肥ノズル34を他方の手で所望の角度まで揺動さ
せ、しかる後ストツパプレート36のストツパピン39
aを所定の係合孔36aに嵌合させれば良い。つまり、
一方の手がストツパピン39aの係合解除を、他方の手
が施肥ノズル34の角度調整をそれぞれ担当して施肥ノ
ズル34の格納や施肥深さ調整が行えることになるた
め、係合解除および角度調整を同時に片手で行う従来の
ものに比して操作が簡略となる許りか、操作力も両手に
分散させることにより軽減することができ、この結果、
施肥深さ調整における操作性を向上できる。
【0013】しかも、施肥ノズル34は、ガイドプレー
ト36の長孔36bに貫挿されるボルト軸40によつて
調整範囲が規制されているので、仮令施肥作業中に振動
等によりストツパピン39aが外れたとしても、施肥ノ
ズル34が大きく揺動することはなく、このため施肥ノ
ズル34が圃場に突き刺さつて破損する等の不具合を防
止することができる。
【0014】さらに、各施肥ノズル34の基端部は、カ
プラ41および該カプラ41に接続されるパイプ33を
フロート5、5a上に位置させるべくフロート5、5a
内方に向けて折曲状に形成されているので、カプラ41
やパイプ33が泥に押されて破損する不具合を防止する
ことができる。またさらに実施例においては、カプラ4
1のうち先端側の接続部41aだけがフロート5、5a
の上方に位置するようにしているので、施肥ノズル34
の左右方向の寸法を小さくできるという利点がある。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、施肥深さを調整自在とするために
施肥ノズルを上下揺動自在に支持するものであるが、施
肥深さ調整は、一方の手でストツパプレートを弾性変形
させてストツパピンの係合を解除した状態で、他方の手
によつて施肥ノズルを所望の角度まで揺動させることに
より行われることになる。即ち、一方の手がストツパ
の係合解除を、他方の手が施肥ノズルの角度調整をそ
れぞれ担当して施肥深さ調整を行い得るため、係合解除
および角度調整操作を、片手で同時に行わなければなら
ない従来のものに比して簡略化される許りか、操作力も
両手に分散されるため軽減し、この結果、施肥深さ調整
における操作性を向上できる
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥田植機の側面図である。
【図2】動力伝動構造の概略を示す施肥田植機の側面図
である。
【図3】ドライブケース上端部の一部切欠き背面図であ
る。
【図4】施肥ポンプの取付状態を示す要部平面図であ
る。
【図5】同上要部側面図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】フロートの平面図である。
【図8】施肥ノズルの側面図である。
【図9】図1の要部断面図である。
【図10】施肥ノズルの要部拡大平面図である。
【図11】施肥ノズルの従来例を示す要部側面図であ
る。
【符号の説明】
3 トランスミツシヨンケース 4 植付け作業部 7 リフトシリンダ 14 植付け伝動軸 16 変速装置 17 施肥ポンプ 18 カウンタ軸 19 チエン 20 チエン 21 ベース 25 ポンプユニツト 31 吸入ホース 32 肥料タンク 33 パイプ 34 施肥ノズル 35 ドレンホース 36 ガイドプレート 39 ストツパプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土中施肥をするための施肥ノズルを、施
    肥深さを調整自在とするべく機体側に上下揺動自在に支
    持してなる施肥作業機において、前記施肥ノズルに、複
    数の係合部が揺動方向を向いて並設されるガイドプレー
    トを一体的に設ける一方、機体側には、弾性変形によつ
    て前記係合部に選択的に係脱自在なストツパピンを備え
    たストツパプレートを設けたことを特徴とする施肥作業
    機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置。
JP406291U 1991-01-14 1991-01-14 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置 Expired - Lifetime JP2544251Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP406291U JP2544251Y2 (ja) 1991-01-14 1991-01-14 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP406291U JP2544251Y2 (ja) 1991-01-14 1991-01-14 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494929U JPH0494929U (ja) 1992-08-18
JP2544251Y2 true JP2544251Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=31733541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP406291U Expired - Lifetime JP2544251Y2 (ja) 1991-01-14 1991-01-14 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544251Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0494929U (ja) 1992-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3761324B2 (ja) 乗用田植機
JP2544251Y2 (ja) 施肥作業機における施肥ノズルの施肥深さ調整装置
US5765646A (en) Combined control machine for an orchard
JP2544249Y2 (ja) 歩行型施肥作業機
JP4034997B2 (ja) 施肥機の動力伝達装置
JP2544250Y2 (ja) 歩行型施肥作業機
JPH0746088Y2 (ja) 作業機連結構造における操作部材規制構造
JPS6349150Y2 (ja)
JP4801423B2 (ja) 田植機
JP3266695B2 (ja) 施肥装置付き田植機
JP2513393Y2 (ja) トラクタの作業機着脱機構
JPH11299313A (ja) 移動農機におけるpto軸の駆動機構
JPH0641866Y2 (ja) 農用トラクタの動力取出し構造
JPS6016249Y2 (ja) 歩行型移動農機
JPH0122402Y2 (ja)
JPS5936975Y2 (ja) 作業機装着構造
JP2584459Y2 (ja) 歩行型田植機の施肥装置
JP2575692Y2 (ja) 追肥装置用作業機
JPS6211369Y2 (ja)
JPH0623268Y2 (ja) 土壌消毒機
JP2535088B2 (ja) 歩行型田植機
JPH083233Y2 (ja) 乗用田植機のエンジンフレーム構造
JP3369193B2 (ja) 乗用型農作業機
JPH08298801A (ja) 農用作業機のスタンド
JP2002101713A (ja) 水田作業機