JP2575692Y2 - 追肥装置用作業機 - Google Patents

追肥装置用作業機

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JP2575692Y2
JP2575692Y2 JP1992075446U JP7544692U JP2575692Y2 JP 2575692 Y2 JP2575692 Y2 JP 2575692Y2 JP 1992075446 U JP1992075446 U JP 1992075446U JP 7544692 U JP7544692 U JP 7544692U JP 2575692 Y2 JP2575692 Y2 JP 2575692Y2
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fertilizer
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清 高城
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はアスパラガス等の栽培
等に用いる追肥装置用作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アスパラガス等のような根茎作物
は根が表層下10〜30cmの部分にあるため、追肥を
行った場合は、根が生えている深層部分に行う必要があ
る。このため、トラクターのような移動農機に進行と共
に複数のノズルが昇降して圃場内に液肥を点注する装置
が公知である。上記装置にはノズルにペースト肥料を供
給するためのペースト肥料用のタンクが、トラクターの
前方のバンパ部分に突設したタンクサポート上に取り付
けられており、またノズル昇降の駆動力分配部や給肥ポ
ンプ、給肥分配器等は、作業機フレーム側の空間部に適
宜分散して取付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の装置
では肥料タンクが走行機体前方に設けられているため、
フロントローダを用いるトラクター等では使用不可能で
あり、保守点検や機能上の不都合があるほか、作業機フ
レーム内に各種の駆動分配装置を付設すると構造が複雑
化し、着脱やメンテナンスも複雑で、給肥配管がノズル
作動等の妨げになり易い等の欠点があった。この考案は
これらの問題点を解決する追肥装置用作業機を提供せん
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記ような問題点を解決
するための本考案の装置は、下端を圃場の深層部に挿入
して流体肥料を点注するノズル30を作業機フレームに
昇降自在に取り付けた作業機2を、リンク機構15を介
して走行機体1に昇降可能に連結したものにおいて、上
記作業機フレームの走行機体1側に背面視矩形枠状をな
すフロントフレーム16を一体的に取り付けて設け、該
フロントフレーム16内に作業機駆動出力用のギヤボッ
クス12と給肥用ポンプ49と給肥用分配器13とを配
設し、側面視で上記フロントフレーム16の直上に肥料
タンク61を設けてなることを特徴としている。
【0005】
【作用】作業機2はリンク機構15により作業時には下
降状態で走行機体1と共に走行し、ギヤボックス12か
らの入力によってノズル30を圃場に挿脱昇降させると
ともに、該ノズル30にはポンプ49によってノズル下
降時にのみ給肥が行われるように分配器13によって分
配給肥される。ギヤボックス12、ポンプ49、分配器
13はいずれもフロントフレーム16にまとめて付設さ
れているので着脱及び保守点検等も容易である。
【0006】
【実施例】以下、図面に沿って本考案による実施例につ
き説明する。施肥作業機2はトップリンク15a及び二
本のロアリンク15bの三点リンク15によってトラク
ター1の後部に昇降自在に装着されている。そして、該
作業機2の外形は概略箱型の形状をなしており、その後
部にはクランク作動部20及び該クランク作動部20に
連結して略々上下方向に駆動され地中に肥料を吐出する
ノズル30が配設されている。また、該作業機2の前部
には動力伝動部として、トラクター1のPTO軸28に
連動・連結する入力軸11を有するギヤケース12及び
前記ノズル30にホース36を介して肥料を分配する分
配器13等が配設されている。分配器13はノズル30
の数に応じて1個の吸入口と4個の吐出口を有してい
る。
【0007】図1乃至図3に沿って、該作業機2の構造
をさらに説明すると、作業機フレーム17の前面には
面視矩形状の前面フロントフレーム16があって、該
フレーム16の上部には側面視L字形断面図のフレーム
からなるタンクサポート18が一体的に固設され、フロ
ントフレーム16の下端の外側にはロアリンク15bが
連結されている。また上辺内部の中央にはトップリンク
15aの後端が連結されている。
【0008】また、タンクサポート18の背面側には4
本の上部フレーム19aの前端が固着され、作業機2の
後方に向かって平行に延びており、同様にフロントフレ
ーム16の背面からも4本の下部フレーム19bが水平
に延びている。そして、図に示すように、上部フレーム
19aと下部フレーム19bのそれぞれ後端には縦方向
のクランクフレーム19cが固設され、各クランクフレ
ーム19cの上下端には、軸22を介してクランク作動
部20が設けられており、図2に示すように、作業機2
の左右方向に4箇所配置されている。下部フレーム19
bの側方下部後方にはステー27を介して、作業機2を
支持するように接地する接地車輪31(ノズル差込深さ
調節用ゲージ輪)が昇降調節自在に取り付けられてい
る。
【0009】該クランク作動部20では、上下フレーム
19a、19bに対して3本のクランク軸22が横設軸
支され、各クランク軸22にはスプロケット23とクラ
ンクアーム25がそれぞれ取り付けられている。また、
上下のクランクアーム上25間の先端部にはノズルアー
ム29が平行リンクをなすように枢着されており、クラ
ンク作動部20の作動によって上下のクランクアーム2
5が同期して回転すると、該ノズルアーム29は略々上
下方向に駆動される。該ノズルアーム29と下部クラン
クアーム25との枢着点には融通機構32が設けられて
おり、該融通機構32によって、ノズルアーム29は進
行方向前後に自在に揺動し得るように構成されている。
【0010】ノズルアーム29は基端部分と先端部分と
に分割することができ、先端部分は下部クランクアーム
25より下側にあって、基端部分にはボルトによって固
定されている。そして、肥料を地層下に吐出するノズル
30はノズルアーム29に沿って着脱自在に固定されて
おり、その先端部分はノズルアーム29の先端部分より
長く下方に延びて、前記上下のクランクアーム25が地
表に対し水平に位置した場合に略々地表に接する長さで
ある。そして各ノズル30はクランクアーム25が下向
きになった時に地中の最深部に挿入されるが、各組のク
ランクアーム25は順次90゜ずつ位相がずらされてい
るので、クランク軸22が反時計方向に一回転する間
に、ノズル30が図2のa〜dの順に90゜の位相差で
順次地中の最深部まで挿入され、後述する点注を行うよ
うになっている。
【0011】また、ノズル上端部分にはジョイント35
が取り付けられており、肥料注入用のホース36が嵌着
されている。クランクフレーム19cの後方には、これ
らを連結ノズル30のまわりを囲んで保護する安全枠3
3が突設されている。一方、これらのクランク作動部2
0を駆動し、またノズル30に肥料を圧送するための動
力伝達部、即ちトラクター1のPTO軸28に連動・連
結する入力軸11を有するギヤケース12は、作業機2
のフロントフレーム16の下部に渡した横フレーム14
上に取り付けられている。
【0012】作業機2内の中継軸40には、入力軸中継
スプロケット38と出力スプロケット39を有するトル
クリミッタ41が設けられ、ギヤケース12の出力スプ
ロケット42とスプロケット38との間はチエン43が
巻掛けられ、さらに出力スプロケット39と各クランク
軸22の入力スプロケット23との間はチエン44によ
って連接されている。平面視中央のクランク軸22側に
設けた出力スプロケット46と分配弁13側の入力スプ
ロケット47との間もチエン48によって連接され、フ
ロントフレーム16内の中段に横設された横フレーム2
6の下方に取付けた給肥用のポンプ49の入力スプロケ
ット51も、ギヤケース12側のスプロケット52との
間でチエン53により連接されている。
【0013】ポンプ49は図に示すようにノズル30の
数に応じた数のポンプがユニットとしてまとめられてお
り、それぞれが入力スプロケット51によって連動駆動
する機構となっている。そして上記入力スプロケット5
1は作業機2の入力軸11の回転に連動して常時フリー
回転するようになっており、作業機2の昇降に連動して
ポンプ49の作動が「切」又は「入」作動するようなク
ラッチ(図示しない)が設けられている。
【0014】またトルクリミッタ41はノズル30側に
過負荷が生じた時にスリップしてクランク作動部20の
作動を停止させるものであるが、この時分配弁13の作
動もスプロケット46の停止により同時に停止して、給
肥タイミングの狂いを防止する。さらに分配弁13はノ
ズル30が地中の最深部に挿入された下降位置でのみ、
ノズル30に給肥するように構成され、それ以外のノズ
ル位置では給肥回路を閉じるようになっている。
【0015】箱状のタンクサポート18内にはFRP製
等のペースト肥料収納タンク61が固定的に収容され、
該タンク61からフレキシブルなサクションホース(図
示しない)が作業機2側のポンプ49に配管され、ポン
プ49は中継ホース64により分配器13に接続される
とともに、分配弁13からはホース36で各ノズル30
に肥料が分配吐出されねように構成されている。
【0016】上述したように本実施例の作業機において
は、作業機2の作業機フレーム前方上部に肥料タンク6
1を載置し、その下方に作業機フレームと一体的に縦向
きのフロントフレーム16を設けている。そして該背面
視矩形枠状をなすフロントフレーム16に点注ノズル3
0の昇降駆動用及び給肥用ポンプの駆動用のギヤボック
ス12と、給肥用のポンプ49と該ポンプ49からの流
体肥料を各ノズル30に分配する分配器13とを近接さ
せてまとめて取付けている。このためギヤポックス12
からのポンプ駆動用伝動部の構成及び取付けも簡単とな
り、これらの諸装置はフロントフレーム16に囲まれる
ように取付けられるので、上下左右からの障害物の接衝
から保護されるとともに、作業機フレーム内部に付設さ
れる場合のように他の作動部の駆動の妨げになったり、
配管の損傷等の不都合も防止される。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上のように作業機の作業機フ
レームの走行機体側にギヤボックス,給肥用ポンプ,給
肥用分配器が内装されたフロントフレームが設けられる
とともに、側面視で作業機側のフロントフレーム直上に
肥料タンクが設けられているので、フロントローダとの
共着も可能である他、作業機側の作業駆動機器がフロン
トフレーム内にコンパクトにまとめて付設され、着脱及
び保守点検の為の整備等が簡単で比較的小型のトラクタ
にも装着できる等適用トラクタの範囲が広くなるという
利点がある。 このとき作業駆動機器はフロントフレーム
に囲まれるように取付けられているので、上下左右から
の障害物の接衝から保護されるとともに、作業機フレー
ム内部に付設される場合のように他の作動部の駆動の妨
げになったり、配管の損傷等の不都合も防止される。
た構造が簡単で安価になるほか、給肥ポンプがタンク下
方に位置するため圃場の勾配の向き等に関係なく安定的
に給肥が行われ、さらに給肥ポンプが入力ギヤボックス
の近傍にあるので駆動動力が取り易い等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業機の全体側面図。
【図2】同じく作業機の要部を示す平面図。
【図3】本考案作業機側の機器配置等の要部背面図。
【符号の説明】
1 走行機体 2 作業機 12 ギヤボックス 13 分配器 15 リンク機構 16 フロントフレーム 30 ノズル 49 給肥用ポンプ 61 タンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端を圃場の深層部に挿入して流体肥料
    を点注するノズル(30)を作業機フレームに昇降自在
    に取り付けた作業機(2)を、リンク機構(15)を介
    して走行機体(1)に昇降可能に連結したものにおい
    て、上記作業機フレームの走行機体(1)側に背面視矩
    形枠状をなすフロントフレーム(16)を一体的に取り
    付けて設け、該フロントフレーム(16)内に作業機駆
    動出力用のギヤボックス(12)と給肥用ポンプ(4
    9)と給肥用分配器(13)とを配設し、側面視で上記
    フロントフレーム(16)の直上に肥料タンク(61)
    を設けてなる追肥装置用作業機。
JP1992075446U 1992-10-06 1992-10-06 追肥装置用作業機 Expired - Lifetime JP2575692Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915859U (ja) * 1982-07-22 1984-01-31 トヨタ自動車株式会社 ダストカバ−の取付構造
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JPH0465013U (ja) * 1990-10-19 1992-06-04

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