JP2544191Y2 - プラネタリギヤアッシ組付装置 - Google Patents

プラネタリギヤアッシ組付装置

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JP2544191Y2
JP2544191Y2 JP1993010037U JP1003793U JP2544191Y2 JP 2544191 Y2 JP2544191 Y2 JP 2544191Y2 JP 1993010037 U JP1993010037 U JP 1993010037U JP 1003793 U JP1003793 U JP 1003793U JP 2544191 Y2 JP2544191 Y2 JP 2544191Y2
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pin
planetary shaft
planetary
shaft
sleeve
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岡田  光弘
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はハウジングにプラネタリ
ギヤアッシを組付ける装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車装置のハウジングとプラネタリ
ギヤアッシのプラネタリ軸の嵌め合いは通常隙間嵌めで
あってハウジングの抜け止めピン穴とプラネタリ軸のピ
ン穴との位相合わせは一個一個手作業により行って、手
作業でピンを打ち込むようにしている。またプラネタリ
ギヤアッシの組付装置としては実公平4−53878号
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】手作業で行っているの
で作業時間がかかり能率が上がらない。また量産化に対
応するには人手を増す必要があってコスト高となる問題
がある。実公平4−53878号のものは一つの解決方
法が提案されているものの、プラネタリギヤアッシのプ
ラネタリ軸の抜け止めピンが使用されていないので、こ
のピンを使用するものではこのままに適用できるもので
はなく更に一工夫が必要である。本考案は従来の技術の
有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目
的とするところはプラネタリ軸のピン穴位置を自動で
置決めして、プラネタリ軸抜け止めピンが自動で確実
且つ能率的に打ち込めるプラネタリギヤアッシ組付装置
を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本考案は、プラネタリ軸を組み込んだプラネタリギ
ヤアッシを規定位置に載置してハウジングへの組付け位
置に移動させる割出手段と、前記組付位置で前記プラ
ネタリギヤアッシからプラネタリ軸を上方に抜き出すノ
ックアウト手段と、該ノックアウト手段と同心で前記ノ
ックアウト手段によって抜き出されたプラネタリ軸を挿
通可能な中心穴が穿設され前記割出手段の上部に旋回可
能に設けられたスリーブと、該スリーブの中心穴に挿通
されたプラネタリ軸を前記ノックアウト手段と協働で規
定上下位置となるように挟持可能であって、かつ、下方
に押圧して前記組付け位置に待機しているプラネタリ軸
の抜かれたプラネタリギヤアッシ該プラネタリ軸を
入する挿入ツール手段と、前記スリーブに設けられ駆動
手段によるスリーブの旋回中に該スリーブの中心穴に挿
通され規定上下位置に挟持されたプラネタリ軸のピン穴
に嵌合するピン穴位置決め手段と、ハウジングを割出位
置決めし前記組付位置に移動させるとともに ピン打込み
位置に移動させる割出搬送手段と、ピン打込み位置で
ウジングに組付けられたプラネタリギアアッシにピン穴
位置決め状態で挿入されているプラネタリ軸のピ穴の
芯ずれを確認後抜け止めピンを打ち込む手段とを含んで
なるものである。
【0005】
【作用】本考案は上述のとおり構成したので、割出装置
の割出板上の受台にのせられたプラネタリギヤアッシを
ハウジングへの組付位置に旋回し、ノックアウト手段
プラネタリギヤアッシからプラネタリ軸を上方に抜い
てスリーブ中心穴に挿入し、挿入ツール手段とノックア
ウト手段とで規定上下位置に挟持して摩擦力で回り止め
する。スリーブを180°旋回させ、この旋回中に一体
で回るピン穴位置決め手段がプラネタリ軸のピン穴に嵌
合し、プラネタリ軸がスリーブとともに旋回される。1
80°終端までの旋回の後スリーブを反転してピン穴位
置決め手段を元の規定位置に戻す。ノックアウト手段を
下降させ割出搬送手段によりハウジングのプラネタリギ
ヤアッシ係合部を組付位置に移動させた後ノックアウ
ト手段を再び上昇させプラネタリ軸を挟持して挿入ツー
ル手段でプラネタリ軸をハウジング,プラネタリギア
ッシにピン穴を位置決め状態で挿入して戻したあとハウ
ジングを後退させてピン打込み位置に旋回位置決めして
抜け止めピンがプラネタリ軸に打ち込まれる。
【0006】
【実施例】以下本考案を図1〜図5にもとづき説明す
る。本装置はプラネタリ軸付プラネタリギヤアッシの供
給及びプラネタリ軸の抜き差し且つ抜け止めピン穴の位
置決めで構成される機構Aと、プラネタリギヤアッシを
組付けたハウジングアッシの割出し及び抜け止めピンの
プラネタリ軸への抜け止めピンの打ち込みで構成される
機構Bとよりなる。
【0007】(A機構) モータを内蔵する割出装置11は上面に突出した旋回軸
11aに割出板12が受板を介して取付けられており、
指令によるモータの回転で割出板12が所定角度本実施
例では90°毎に旋回割出される。割出板12の上面に
は半径方向に案内窓を有する案内ブロック13が円周上
90°間隔に配設されている。この案内窓には前進端ス
トッパ付の受台14が水平に摺動可能に嵌装されてい
る。受台14にはプラネタリギヤアッシ7が載置されプ
ラネタリギヤアッシ7に組み込まれたプラネタリ軸3が
嵌装される貫通穴14aが穿設されているとともにプラ
ネタリ軸3の下端を受け位置決めする軸止め片17が一
部を貫通穴14aに望む状態で取り付けられている。
【0008】そしてプラネタリ軸3が貫通穴14aに遊
合した状態で載置されたプラネタリギヤアッシ7のプラ
ネタリ軸3が抜かれたときその位置を保持するように約
半外周を囲む凹所13aが案内ブロック13の上部位に
形成されている。また案内ブロック13には受台14の
上面の凹所に嵌入して受台14の前進端位置を保持する
鋼球18を進退可能に内蔵し常時押圧する圧縮ばね19
が設けられている。そして割出装置11の割出架台10
に一体に設立された枠体21のアームにはエアアクチュ
エータ22が割出板12の中心半径方向水平に取付けら
れており、そのピストンロッド端に押圧子23が取付け
られていて後退した受台14を押圧して前進端に戻すよ
うにされている。
【0009】割出装置11の割出架台10にはガイドブ
ロック24が取付けられていて、前進端の受台14の貫
通穴14aと同心の貫通穴24aに滑合し軸止め片17
と干渉しないように切欠面を有するノックアウト26が
挿通されている。そしてこのノックアウト26の切欠面
が回らないように回り止め片27が取付けられている。
ガイドブロック24の上面の上段24bは割出板12が
何らかの原因で押されたときの撓み防止として作用す
る。また下段24cは後述のハウジング8にプラネタリ
軸3の挿入時の位置決めをする押圧子61の下端をチャ
ックホルダ55を介して受ける。さらに段部24dはハ
ウジング組込位置で押圧子61と当接して前進端を決め
るものである。またノックアウト26を上下動させるエ
アアクチュエータ28がノックアウト26と同心に割出
架台10に設けられている。
【0010】組付位置の受台14上に位置決め載置され
たプラネタリギヤアッシ7の真上枠体21に取付られ
た軸受体30にスリーブ31がプラネタリ軸3と同心で
回転可能に嵌装されている。このスリーブ31にはプラ
ネタリ軸3が滑合する中心穴31aが穿設されていて、
挿入ロッド32が上方から摺動可能に挿通されている。
この挿入ロッド32は上端部のボス側面が面削りされて
枠体21に取着された案内33によって回り止め案内さ
れる。そして挿入ロッド32のボスには感知片34が取
つけられていて枠体21に設けた無接触検出器35によ
挿入ロッド32の上端位置が検出され、無接触検出器
36により下端位置が検出される。また挿入ロッド32
の上端が枠体21に直立して設けられた油圧アクチュエ
ータ37のピストンロッドに連結されている。
【0011】さらに挿入ロッド32の中心穴下端には中
心穴32aに滑合された軸挿入ツール38の小径軸38
aが摺動可能に嵌装されており、小径軸38aには挿入
ロッド32の中心穴32aを貫通する窓32bに臨む抜
け止めピン39が打たれており、中心穴32aに介挿さ
れた圧縮ばね40によって常時下方に軸挿入ツール38
が付勢されている。スリーブ31の中心穴31aに後述
するようにプラネタリ軸3が規定上下位置に位置決めさ
れたときのプラネタリ軸3のピン穴3aの対応位置にピ
ン穴位置決め部材が設けられている。即ちスリーブ31
には軸直角にピン穴位置決め部材のピン穴位置決めツー
ル41が摺動可能に嵌装されており、スリーブ31に設
けたエアアクチュエータ42のピストンロッドと連結さ
れている。
【0012】そしてピン穴位置決めツール41には感知
片43が突設されていて枠体21のアングル44に設け
た無接触検出器46によりスリーブ31の180°旋回
端でピン穴位置決めツール41のピン穴3aへの嵌合が
確認できるようになっている(図2の状態)。ピン穴位
置決めツール41の先端はテーパに形成されていてプラ
ネタリ軸3のピン穴3aの入口のテーパざぐり面に嵌合
されるようになっている。スリーブ31の上端面には従
動歯車47が固定されており枠体21に設置したロータ
リアクチュエータ48の旋回軸に取付けた駆動歯車49
と噛合されていて180°旋回される。
【0013】(B機構) ノックアウト26を挟んで割出装置11と反対側に上面
に割出台11に向かう案内面を有する搬送台50が配置
されていて、架台51が摺動自在に載置され、搬送台5
0に取付けられた油圧アクチュエータ52のピストンロ
ッド端の連結板53と架台51に取付けられた係合ブロ
ック54との係合によって、プラネタリギヤアッシ7の
組付位置と待機位置とに架台51が移動位置決めされ
る。架台51にはスリーブを介して傘形チャックホル
ダ55が軸部55bで垂直軸を中心として回転可能に支
持されている。チャックホルダ55は軸部55bの下端
部に従動プーリ56が設けられており、空気圧式割出装
置57の出力軸57aの駆動プーリ58とタイミングベ
ルト59により連結されている。
【0014】傘形チャックホルダ55は傘部55a
ハウジング8を載置する受け面が形成されているととも
にハウジング8に装着されるプラネタリギヤアッシ7と
対応して等角度位置にノックアウト26が挿通可能な
通穴55d及びプラネタリギヤアッシ7の装着時受台
14を押して退避させるとともにプラネタリ軸3の挿入
時のプラネタリ軸3の下端の位置決めとなる押圧子61
が挿通穴55d内に一部が望む状態に側壁にノックアウ
ト26の切欠面と対応する位置で下方に突出しないよう
固設されている。またチャックホルダ55の中心部の
凹所55cには等角度位置で爪部を上方に突出し下部の
L形を凹所55cの中心に集中し水平支軸62で半径方
向にそれぞれ旋回可能にチャック爪63が枢支されてい
る。チャックホルダ55の軸部55bの中心穴にチャッ
クロッド64が上下移動可能に挿通されていて、架台5
1上に直立して設けたエアアクチュエータ66のピスト
ンロッドによって押し上げられたとき、チャック爪63
のL形先端が同時に押し上げられ爪を開き方向に作用さ
せ圧縮ばね67の力に抗してチャック爪を拡張させハウ
ジング8を固定する。
【0015】さらに搬送台50にはピン供給装置とピン
打ち込み装置が設けられている。ピン供給装置は図3及
び図5に示すようにピン穴3aが位置決めされた後の
ラネタリ軸3が組込まれた位置から本実施例では120
°旋回したプラネタリギヤアッシ7のピン打ち込み位置
に装置台71が架台51に取付けられており、装置台7
1上にハウジング8のピン穴8eの前面にピン穴8eと
同心にピン6が送り込まれるように、図示しないホッパ
からの供給口73aを有するケース蓋73付のピン収納
ケース72がハウジングに対し接線方向に設けられてい
る。そしてピン収納室にはピンを強制的に送る押圧スラ
イダ74が挿入されており、装置台71上のエアアクチ
ュエータ76によって先頭のピン6が一本ずつ送られ
る。またケース蓋73にはピン6の一本が確実に送られ
るようにピンの流れ止めのためのばねで付勢されたボー
ルプランジャ77及び収納ケース72には打ち込み位置
にピン6が送られたことを確認する検出器78が設けら
れている。
【0016】さらにピン打ち込み装置は図3及び図4に
示すように、搬送台50に固設された架台81にはピン
打ち込み方向に摺動可能にスライダ82が載置されてお
り、架台81に取付けた油圧アクチュエータ83のピス
トンロッドに連結されている。ピストンロッドの前進
端,後退端は検出器84a,84bによって検知され
る。スライダ82には旋回位置決めされたハウジング8
のピン穴8eと同心に圧入ツール86が摺動自在に設け
られており、スライダ82上のエアアクチュエータ87
のピストンロッドと連結されていて、前進後退されそれ
ぞれの端位置を検出器88a,88bで検知するように
なっている。さらにまた枠体21には垂直にエアアクチ
ュエータ91が取付けられておりピストンロッド下端に
ハウジング押さえ92が固定されていて、組込み位置に
前進されたハウジング8をチャックホルダ55の傘部5
5aの受け面に押し付けるようになっている。
【0017】このように構成された本考案の作用を図3
及び図6〜図12にもとづき説明する。図3において、
受取位置(イ)の受台14上案内ブロック13に座金
5及びプラネタリギヤ1が載せられ割出装置11により
90°旋回される。受取位置(ロ)に割出された受台1
4上案内ブロック13にベアリング2,プラネタリ軸
3及び座金4が挿入されプラネタリ軸3の下端は軸止め
片17で受けられる。次いで割出装置11が作動して割
出板12が組付位置(ハ)に旋回割出される(図6
A)。エアアクチュエータ28が作動してピストンロッ
ドの上昇によりノックアウト26が受台14の穴14a
に挿入され貫通の後プラネタリ軸3を押し上げプラネタ
リギヤアッシ7のベアリング2より抜き、プラネタリ軸
3がスリーブ31の中心穴31a内の軸挿入ツール38
と当接し、圧縮ばね40を圧縮してノックアウト26の
上端位置軸挿入ツール38とでプラネタリ軸3を後述
するスリーブ31の旋回による摩擦力で回転しないよう
規定上下位置に挟持する。
【0018】即ちプラネタリ軸3はスリーブ31の中心
穴31aの規定上下位置すなわち位置決めツール41と
プラネタリ軸3のピン穴3aとが一致する高さに位置決
される(図6B)。 エアアクチュエータ42に低圧
力の空気を送りピン穴位置決めツール41を前進させプ
ラネタリ軸3の側面に当接させ付勢する(図6B)。プ
ラネタリ軸3が上下より挟持されて回り止めされた状態
で、ロータリアクチュエータ48が旋回作動し駆動歯車
49,従動歯車47が旋回され、スリーブ31180
°終端まで旋回させる。この旋回中にエアアクチュエー
タ42で前進方向に付勢されたピン穴位置決めツール4
1がプラネタリ軸3のピン穴3aと軸心が一致したとき
に嵌合し、プラネタリ軸3をスリーブ31とともに旋回
させる。スリーブ31の旋回端で無接触検出器46及び
感知片43によってピン穴位置決めツール41がピン穴
3aに嵌合して前進した位置を感知してプラネタリ軸3
のピン穴3aの位置決めが確認された後、エアアクチュ
エータ42の空気圧を高圧に切り換える(図7A)。
【0019】ロータリアクチュエータ48が180°反
転してスリーブ31が元の位置(0°)に戻る。これに
よってプラネタリ軸3のピン穴3aはハウジング8への
組付位置に位置決めされたことになる(図7B)。エア
アクチュエータ28を作動してノックアウト26を下降
端とする。これ迄にハウジング8がチャックホルダ55
に搬入され挿通穴55dとハウジング8のプラネタリ軸
挿入穴8dの位置が合わされ傘部55aの受け面上に
載置され、エアアクチュエータ66の作動でチャックロ
ッド64が上昇され中心穴8a内のチャック爪63を開
きハウジング8がチャックホルダ55に位置決め固定さ
れている。一方エアアクチュエータ22のピストンロッ
ド端の油圧押圧子23は後退端にある。
【0020】油圧アクチュエータ52が作動してピスト
ンロッドの押圧板53により係合ブロック54を介して
架台51がプラネタリギヤアッシ7側の組付位置に前進
され、チャックホルダ55の傘部55dの押圧子61が
受台14を後方に押し込むとともにガイドブロック24
の段部24dに当接して位置決めされ、チャックホルダ
55の傘部55aの下面はガイドブロック24の上面2
4cで受けられる。ハウジング8の又部がプラネタリギ
ヤ1を空間8c中に取り込む(図8A)。
【0021】エアアクチュエータ28が作動してノック
アウト26が上昇しチャックホルダ55の挿通穴55d
ハウジング8のプラネタリ軸挿入穴8dに挿入さ
れ、プラネタリギヤ1を貫通しハウジング8の微量位置
ずれを修正する。貫通したノックアウト26はピン穴位
置決めツール41で保持されているプラネタリ軸3の下
面に当接する。エアアクチュエータ42を作動してピン
穴位置決めツール41を後退させる(図8B)。油圧ア
クチュエータ37が作動し圧縮ばね40を圧縮したまま
挿入ロッド32下端が軸挿入ツール38を押し下げる。
プラネタリ軸3はエアアクチュエータ28内の空気を圧
縮しつつノックアウト26を押し下げつつプラネタリギ
ヤ1のベアリング2内に挿入し、プラネタリ軸3の下端
が押圧子61上端で位置決めされる(図9A)。
【0022】無接触検出器36の信号によりエアアクチ
ュエータ28の作動圧方向を切り換えノックアウト26
を下降端位置とするとともに油圧アクチュエータ37の
作動圧方向を切り換え軸挿入ツール38を上昇端位置に
する(図9B)。油圧アクチュエータ52の作動圧方向
を切り換えて架台51を後退させる。割出装置57を作
動させ駆動プーリ58,タイミングベルト59,従動プ
ーリ56によりチャックホルダ55を120°(本例で
はプラネタリギヤアッシ3個)旋回させる。このときエ
アアクチュエータ22を作動させて押圧子23を前進さ
せ押し込まれていた受台14を前進端とし鋼球18で位
置決めする。また割出装置11が作動し割出板12を9
0°旋回させプラネタリギヤアッシ7を載置した次の受
台14を組付位置に割り出しプラネタリ軸3のピン穴3
aを位置決めする。
【0023】油圧アクチュエータ52により架台51を
前進させハウジング8にプラネタリギヤアッシ7をくわ
え込みノックアウト26を上昇させチヤックホルダ
,ハウジング,プラネタリギヤアッシ7を貫通して
プラネタリ軸3を押し出しスリーブ31内で軸挿入ツー
ル38とで挟持し、スリーブ31を旋回してピン穴位置
決めツール41をピン穴3aに嵌合させて次のプラネタ
リ軸3のピン穴3aを位置決めした状態とする。この間
に収納ケース72のボールプランジャ77の働きでハウ
ジング8のピン穴8eの前面にはピン6が送り込まれて
いない状態としておき、油圧アクチュエータ83を作動
させ収納ケース72に向かってスライダ82を前進させ
て圧入ツール86を収納ケース72を貫通してハウジン
グ8のピン穴8e前面ハウジング8の外周迄進出させ
る。
【0024】この位置で検出器84aから信号が出力す
る。次のプラネタリ軸3のピン穴3aが位置決めされノ
ックアウト26がプラネタリ軸3に当接の後エアアクチ
ュエータ91を作動してハウジング押さえ92を下降し
てその段部でハウジング8をチャックホルダ55の基準
面に押圧固定する。エアアクチュエータ87を作動して
圧入ツール86をピン穴8e,プラネタリ軸のピン穴
3aに所定深さほぼピン長さの1/3まで挿通する。こ
の挿通が正しく行われれば検出器88aより信号が出力
するが、信号の出力なきときはピン穴不一致挿通不良と
して警報停止される。検出器88aの信号によりエアア
クチュエータ87,油圧アクチュエータ83の作動方向
を切り換え圧入ツール86,スライダ82を一斉に後退
させる。エアアクチュエータ76を作用し押圧スライダ
74を前進させ、ボールプランジャ77を押しピン6を
一本だけピン穴8eの前面に送り込む。
【0025】次いで油圧アクチュエータ83の作動方向
を再び切り換え圧入ツール86の前進によりピン6を
ウジング8のピン穴8eを経てプラネタリ軸3のピン穴
3aに圧入してピン後端をハウジング8の外周に一致さ
せる(図10)。油圧アクチュエータ83によりスライ
ダ82を後退させ、エアシリンダ91を作動してハウジ
ング押さえ92を上昇させる。そしてピン穴位置決めツ
ール41が引き抜かれ次の工程へと進む。プラネタリギ
ヤアッシ7のハウジング8への組込みを終わる。この工
程を三回繰り返することによりプラネタリギヤアッシを
組込んだハウジングアッシが完成される。なおハウジン
グ8の最初の空間8cにプラネタリギヤアッシ7を組込
み最初のプラネタタリ軸3のピン穴3aが位置決めされ
ノックアウト26がプラネタリ軸3に当接した後のピン
打込み位置でのピン6の打ち込み動作は行わず、また三
個目のプラネタリ軸3のピン6打ち込み工程では組付位
置でのプラネタリ軸3のピン穴3aの位置決めは行わな
いようにプログラムしておくものである。
【0026】
【考案の効果】上述のように構成したので本考案は以下
の効果を奏する。 ピン穴のやっかいな位相合わせに要す
る人手が不要となり組付時間の短縮が可能となる。
た、手作業で組付けしていたものが自動化されたので能
率が向上するとともに品質が安定なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の要部説明図である。
【図2】本考案装置のピン圧入装置部,ピン収納部を省
略した機能説明図である。
【図3】本考案のプラネタリギヤアッシ割出搬送部とハ
ウジング及びピン圧入装置部,ピン収納部との平面上の
関係位置を示す図である。
【図4】ハウジングのピン穴にピンを圧入するピン圧入
装置を示す図である。
【図5】ピン収納部を示す図である。
【図6】プラネタリ軸のピン穴位置決め及びピン挿入の
工程を示す図である。
【図7】プラネタリ軸のピン穴位置決め及びピン挿入の
工程を示す図である。
【図8】プラネタリ軸のピン穴位置決め及びピン挿入の
工程を示す図である。
【図9】プラネタリ軸のピン穴位置決め及びピン挿入の
工程を示す図である。
【図10】プラネタリ軸のピン穴位置決め及びピン挿入
の工程を示す図である。
【図11】プラネタリギヤアッシを示す図である。
【図12】ハウジングアッシを示す図である。
【符号の説明】
1 プラネタリギヤ 3 プラネタリ軸 6 ピン 7 プラネタリギヤアッシ 8 ハウジング 10 割出架台 11,57 割出装置 12 割出板 13 案内ブロック 14 受台 21 枠体 26 ノックアウト 22,28,42,66,76,87 エアアクチュ
エータ 37,52,83 油圧アクチュエータ 31 スリーブ 32 挿入ロッド 38 軸挿入ツール 41 ピン穴位置決めツール 48 ロータリアクチュエータ 50 搬送台 51 架台 55 チャックホルダ 61 押圧子 63 チャック爪 72 収納ケース 74 押圧スライダ 82 スライダ 86 圧入ツール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラネタリ軸を組み込んだプラネタリギ
    ヤアッシを規定位置に載置してハウジングへの組付け位
    置に移動させる割出手段と、前記組付位置で前記プラ
    ネタリギヤアッシからプラネタリ軸を上方に抜き出すノ
    ックアウト手段と、該ノックアウト手段と同心で前記ノ
    ックアウト手段によって抜き出されたプラネタリ軸を挿
    通可能な中心穴が穿設され前記割出手段の上部に旋回可
    能に設けられたスリーブと、該スリーブの中心穴に挿通
    されたプラネタリ軸を前記ノックアウト手段と協働で規
    定上下位置となるように挟持可能であって、かつ、下方
    に押圧して前記組付け位置に待機しているプラネタリ軸
    の抜かれたプラネタリギヤアッシ該プラネタリ軸を
    入する挿入ツール手段と、前記スリーブに設けられ駆動
    手段によるスリーブの旋回中に該スリーブの中心穴に挿
    通され規定上下位置に挟持されたプラネタリ軸のピン穴
    に嵌合するピン穴位置決め手段と、ハウジングを割出位
    置決めし前記組付位置に移動させるとともにピン打込み
    位置に移動させる割出搬送手段と、ピン打込み位置で
    ウジングに組付けられたプラネタリギアアッシにピン穴
    位置決め状態で挿入されているプラネタリ軸のピ穴の
    芯ずれを確認後抜け止めピンを打ち込む手段とを含んで
    なるプラネタリギヤアッシ組付装置。
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