JP2544181Y2 - イヤホン - Google Patents

イヤホン

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JP2544181Y2
JP2544181Y2 JP11267191U JP11267191U JP2544181Y2 JP 2544181 Y2 JP2544181 Y2 JP 2544181Y2 JP 11267191 U JP11267191 U JP 11267191U JP 11267191 U JP11267191 U JP 11267191U JP 2544181 Y2 JP2544181 Y2 JP 2544181Y2
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cord
earphone
holder
case
microphone
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JP11267191U
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JPH0555688U (ja
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智彦 上村
英樹 小澤
幸司 那須
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、イヤホンに関し、特
に、そのコードの途中にマイク、コントロールスイッチ
等の電気部品を取り付けたイヤホンに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、イヤホンコードの途中に小型のマ
イクを取り付けたブームホンマイクと呼ばれるマイク一
体型のイヤホンが、ヘッドセットマイクロホンに代わっ
て使用されている。また、イヤホンコードの途中にコン
トロールスイッチを取り付けたイヤホンも、携帯式小型
カセットデッキ等に多用されている。このような、イヤ
ホン以外の電気部品をイヤホンコードに取り付けたイヤ
ホンでは、その取り付け構造が、機械的に重要な設計要
素となる。従来の取り付け構造を、イヤホンコードの途
中にコントロールスイッチを取り付けたものについて図
10に示す。
【0003】一体的に並設された2本のコード61,6
1の各先端がイヤホン本体にそれぞれ接続され、基端が
ケース63の一端部内に導入されている。同様に、一体
的に並設された2本のコード62,62の各先端がケー
ス63の他端部内に導入され、基端がプラグピンに接続
されている。ケース63は、比較的硬い樹脂からなり、
コードに平行な面に沿って本体63aとカバー63bと
に分割されている。そして、ケース63のカバー63b
は、凹凸による嵌合もしくは接着により本体63aに固
定されている。
【0004】ケース63の本体63a内には、各種のコ
ントロールスイッチ65a,65b・・が取り付けられ
た基板66が収容されている。コード61,61の基端
部には、軟質樹脂からなるブッシュ67が、コードの被
覆樹脂に対して一体的に取り付けられている。ブッシュ
67は、全周にわたって設けられた凹溝67aを有し、
これにケース63の一端が嵌合することで、コード6
1,61の各基端部をケース63の一端に固定してい
る。そして、コード61,61の各芯線が基板66に接
続されている。コード62,62の各先端部も同様にブ
ッシュ68を介してケース63に固定されて、芯線が基
板に接続されている。
【0005】ブームホンマイクも、同様の取り付け構造
によってイヤホンコードの途中に小型マイクが取り付け
られる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このような取り付け構
造を採用する従来のイヤホンでは、ケース両端側のコー
ドが互いに引っ張られると、その荷重がブッシュを介し
てケースの端部に集中的に加わる。そのため、引っ張る
力の大きさによっては、ブッシュが変形するのみなら
ず、ケースの端部で本体からカバーが離れることがあ
る。ケースが開くと、ブッシュは支持を失ってケースか
ら外れ、その結果、コードの芯線は基板から簡単に引き
ちぎられる。
【0007】本考案はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、イヤホンコードにイヤホン以外の電気部品を
取り付けた構造でありながら、その取り付け部で断線の
おそれがないイヤホンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるイヤホン
は、イヤホン本体と、該イヤホン本体に先端が接続され
た第1コードと、該第1コードの中間部から基端にかけ
て第1コードに一体的に並設された第2コードと、前記
第1コードの長手方向に移動しないように第1コードが
巻き掛けられて第1コードの中間部に固定された保持体
と、該保持体に保持され、前記第2コードの先端が接続
された、前記イヤホン本体とは異なる電気部品と、前記
保持体に固定されて保持体を覆うケースとを具備するこ
とを特徴としている。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図1は本考案の一実施例を示すイヤホンの斜視
図、図2は同イヤホンの保持体の斜視図、図3は同保持
体を裏側から図示した斜視図、図4は同イヤホンの縦断
側面図、図5は同イヤホンの保持体の平面図、図6は同
保持体の縦断側面図である。
【0010】コード10は、第1コード11と第2コー
ド12からなる。第1コード11は、イヤホンコードで
あり、先端がイヤホン本体20に接続されている。第2
コード12は、マイクコードであって、第1コード11
の基端から中間部にかけて第1コード11に一体的に並
設され、その先端は、マイク30に接続されている。コ
ード10は、マイク30の付け根部、即ち第2コード1
2の先端部のところに結び目13を有する。コード10
の基端は、図示さないプラグピンに接続されている。
【0011】コード10には、比較的硬質の樹脂からな
る保持体40が装着されている。保持体40は、偏平な
円柱形状であり、両端部に小径の支持部41,42を有
する。先端側の支持部41には、第1コード11が嵌合
する軸方向の深溝41aと、ケース固定のための周方向
の浅溝41bとが設けられている。また、基端側の支持
部42には、第1コード11および第2コード12が嵌
合する軸方向の深溝42aと、ケース固定のための周方
向の浅溝42bとが設けられている。
【0012】支持部41,42に挟まれた胴部43に
は、マイク30およびコード10の結び目13を収容す
る凹部43aが設けられている。凹部43aは、その先
端側に設けた第2凹部43bを介して支持部41の深溝
41aに連通する一方、支持部42の深溝42aに直接
連通している。第2凹部43bの底には、第1コード1
1を裏側へ引き出すための丸孔43cが開設されてお
り、凹部43aの基端部底面にも、第1コード11を裏
側へ引き出すための丸孔43dが開設されている。そし
て、胴部43裏面の丸孔43c,43d間には、第1コ
ード11が嵌合する軸方向のU溝43eが設けられてい
る。
【0013】コード10は、結び目13の付け根の部分
が支持部42の深溝42aに嵌合し、結び目13が凹部
43aの基部内に収容される。第2コード12の先端に
接続されたマイク30は、凹部43aの先端部内に収容
される。結び目13の先で第2コード12から別れた第
1コード11は、丸孔43dから胴部43の裏側へ一旦
引き出され、U溝43e内を通って丸孔43cに達す
る。そして、丸孔43cから胴部43の第2凹部43b
に入り、支持部41の深溝41aを通って保持体40の
先端側へ引き出される。これより、保持体40は、コー
ド10の長手方向に移動しない状態で、コード10に装
着される。
【0014】保持体40を収容するケース50は、コー
ド10の長手方向に2分された一対のスリーブ51,5
2からなる。スリーブ51,52は、いずれも比較的軟
質の樹脂により構成されている。先端側のスリーブ51
は、先端側へ向けて外径が徐々に縮径されており、その
先端部内に形成された小径孔51aを第1コード11が
挿通している。小径孔51aの基端側には、保持体40
の支持部41が嵌合する中径孔51bが設けられてお
り、その内周面には、支持部41の浅溝41bに対応し
た環状凸部51cが設けられている。中径孔51bの更
に基端側は、保持体40が収容される大径孔51dであ
る。
【0015】基端側のスリーブ52は、先端側のスリー
ブ51に対してほぼ対称な形状をしており、その内部
は、基端から先端へ小径孔52a、中径孔52b、大径
孔52dの順になっている。小径孔51aには、第1コ
ード11および第2コード12が挿通される。中径孔5
1bには、保持体40の支持部42が嵌合され、その内
周面には、支持部42の浅溝42bに対応した環状凸部
52cが設けられている。
【0016】ケース50は、スリーブ51内の中径孔5
1bを保持体40の支持部41に外嵌させ、スリーブ5
2内の中径孔52bを保持体40の支持部42に外嵌さ
せることにより、スリーブ51,52が相互連結された
状態で保持体40に保持されて、保持体40を覆う。
【0017】上記構成のイヤホンにおいては、第1コー
ド11が保持体40に巻き掛けられ、且つ、コード10
の結び目13が保持体40の凹部43aに収容されて保
持体40に保持されているので、保持体40がコード1
0の長手方向に動かない。そのため、ケース50を介し
て保持体40に引っ張り力が付加された場合も、保持体
40に保持されたマイク30およびその端子接続部に力
が加わらず、マイク30が第2コード12からちぎれる
事態が防止される。
【0018】また、イヤホンコードである第1コード1
1は、保持体40の先端側から基端側へ連続している。
そのため、コード10が保持体40の両端側へ互いに引
っ張られた場合、その引っ張り力は第1コード11にの
み付加され、マイクコードである第2コード12には付
加されない。従って、この場合も、マイク30およびそ
の端子接続部に力が加わらず、断線が防止される。
【0019】ケース50を構成するスリーブ51,52
は、保持体40の両端部に設けた支持部41,42に保
持され、コード10には結合されていない。そのため、
コード10に強い引っ張り力が加わっても、連結された
スリーブ51,52が分離するおそれはない。また、万
一、スリーブ51,52が分離開放しても、マイク30
の取り付け部には何ら影響がなく、断線に発展する危険
性はない。
【0020】図7は他の保持体40を正面側から図示し
た斜視図、図8は同保持体40を背面側から図示した斜
視図である。この保持体40では、コード10の結び目
13から別れた第1コード11を、胴部43の基端部外
周面に設けた周方向のU溝43fを介して裏面のU溝4
3eに導き、更に、胴部43の先端部外周面に設けた周
方向のU溝43gを介して第2凹部43b内に導入する
ようにしている。こうすると、保持体40内での第1コ
ード11の屈曲部が増え、保持体40にコード10が更
に確実に保持される。更に、図9に示すように、保持体
40にコード10をS字状に巻き掛けたり、保持体40
を板状にすることもできる。
【0021】また、マイク30は、コントロールスイッ
チ等のマイク以外の電気部品に置き換えることができ
る。ケース50についても、図10に示すような、コー
ドに平行な面に沿って本体とカバーとに分割された形式
のものを使用することができる。
【0022】
【考案の効果】以上に説明したとおり、本考案にかかる
イヤホンは、第1コードの先端をイヤホン本体に接続
し、その第1コードの中間部から基端にかけて第2コー
ドを一体的に並設すると共に、第2コードの先端に電気
部品を接続し、その電気部品を保持する保持体が第1コ
ードの長手方向に移動しないように、第1コードに固定
され、更に、ケースを保持体に固定したので、ケースが
引っ張られたときに、その力がコードに直接伝わらず保
持体を介して第1コードに伝わる。そのため、ケースの
変形が防止され、且つ、第2コードに接続された電気部
品に外力が加わる事態が避けられる。また、コードが保
持体の両端側へ互いに引っ張られた場合も、その引っ張
り力が第1コードで受けられるので、第2コードに接続
された電気部品に外力が加わるおそれがない。従って、
電気部品の取り付け部での断線が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すイヤホンの斜視図であ
る。
【図2】同イヤホンの保持体の部分の斜視図である。
【図3】同保持体の部分を裏側から図示した斜視図であ
る。
【図4】同イヤホンの縦断側面図である。
【図5】同イヤホンの保持体の平面図である。
【図6】同保持体の縦断側面図である。
【図7】他の保持体の斜視図である。
【図8】同保持体を背面側から図示した斜視図である。
【図9】コードの他の巻き掛け形態を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のイヤホンを一部破断して示した斜視図
である。
【符号の説明】
10 コード 11 第1コード 12 第2コード 20 イヤホン本体 30 マイク 40 保持体 41,42 支持部 43 胴部 43a 凹部 50 ケース 51,52 スリーブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−248194(JP,A) 実開 昭57−100384(JP,U) 実開 平2−147992(JP,U) 実開 平3−12594(JP,U) 実開 平3−27193(JP,U) 実公 平1−13508(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イヤホン本体と、該イヤホン本体に先端
    が接続された第1コードと、該第1コードの中間部から
    基端にかけて第1コードに一体的に並設された第2コー
    ドと、前記第1コードの長手方向に移動しないように第
    1コードが巻き掛けられて第1コードの中間部に固定さ
    れた保持体と、該保持体に保持され、前記第2コードの
    先端が接続された、前記イヤホン本体とは異なる電気部
    品と、前記保持体に固定されて保持体を覆うケースとを
    具備することを特徴とするイヤホン。
  2. 【請求項2】 前記電気部品が、マイクロホンまたはコ
    ントロールスイッチであることを特徴とする請求項1に
    記載のイヤホン。
  3. 【請求項3】 前記ケースが、コードの長手方向で2分
    割され、その分割部で相互に連結されると共に、それぞ
    れが保持体の両端部に嵌着された一対のスリーブからな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のイヤホ
    ン。
JP11267191U 1991-12-25 1991-12-25 イヤホン Expired - Lifetime JP2544181Y2 (ja)

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JPH0555688U JPH0555688U (ja) 1993-07-23
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JP4671042B2 (ja) * 2006-04-27 2011-04-13 ソニー株式会社 ヘッドセット
JP6955976B2 (ja) * 2017-11-24 2021-10-27 ホーチキ株式会社 トンネル内非常用設備及びコードリール

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