JP2544159B2 - 連続蒸煮装置 - Google Patents

連続蒸煮装置

Info

Publication number
JP2544159B2
JP2544159B2 JP62253315A JP25331587A JP2544159B2 JP 2544159 B2 JP2544159 B2 JP 2544159B2 JP 62253315 A JP62253315 A JP 62253315A JP 25331587 A JP25331587 A JP 25331587A JP 2544159 B2 JP2544159 B2 JP 2544159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
steam
raw material
steaming
compartments
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62253315A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0195737A (ja
Inventor
浩次 仙石
美佐男 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAUSU SHOKUHIN KK
TAKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAUSU SHOKUHIN KK
TAKAI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAUSU SHOKUHIN KK, TAKAI SEISAKUSHO KK filed Critical HAUSU SHOKUHIN KK
Priority to JP62253315A priority Critical patent/JP2544159B2/ja
Priority to KR1019880011500A priority patent/KR910000141B1/ko
Priority to GB8820932A priority patent/GB2209463B/en
Priority to CN88106499A priority patent/CN1027571C/zh
Priority to US07/241,623 priority patent/US4884498A/en
Priority to FR8811705A priority patent/FR2619993B1/fr
Publication of JPH0195737A publication Critical patent/JPH0195737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544159B2 publication Critical patent/JP2544159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、豆腐や油揚げの製造用原料である呉等の蒸
煮を行うための連続蒸煮装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 大豆を多量の水の中で摩砕したものを呉と称し、豆腐
や油揚げ等の原料として使用されている。この呉やその
他の高粘度状スープを均一にしかも充分に蒸煮する目的
で従来から多くの蒸煮装置が使用されてきた。
例えば、特開昭48−48673号や特公昭61−22940号に記
載の装置はその例であり、これらに記載の装置において
蒸気噴出孔が蒸気噴出管の全域に亘り均一に分布してい
るため、呉が前記蒸気噴出管内を移送される間呉の温度
特性が図られず、従って蒸気の噴出力の強い場合は呉の
急激な温度上昇が生じ、また同噴出力が弱い場合は呉を
充分に攪拌混合し得ず、呉の煮ムラが発生し、良好な食
感と組織の豆腐が得られない欠点があった。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであっ
て、呉を煮ムラ・急激な温度上昇を発生させないよう充
分に攪拌して均一に加熱し完全な蒸煮を行わせることが
できる連続蒸煮装置を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 上記の目的を達成するために、本発明の連続蒸煮装置
は蒸煮管の内部にそれと同一軸線に蒸気噴出管を配置し
た二重構造とし、切欠部を有し前記蒸煮管の軸線にほぼ
垂直な複数枚の仕切板により前記蒸気噴出管と蒸煮管と
の間を複数個の区画室に分割し、前記区画室の中の少く
とも一つの区画室を除いた残りの区画室に前記蒸気噴出
管に蒸気噴出孔を設けた。
このように構成することによって、噴出管から噴出す
る蒸気の噴出力の強化が図られ、呉の充分な攪拌が行わ
れる結果、呉を均一に加熱してその煮ムラ発生を抑える
ことができる。また、蒸気噴出孔の存在しない少くとも
一つ以上の区画室においても温度維持が図られ、呉の急
激な温度上昇を抑制できるので、呉の中の蛋白の変性が
均一且つ適正なものとなり、出来上り豆腐の食感・組織
が適度に硬くまた弾力のある良好なものとなる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
第1図において、頂板と底板を有する円筒形の蒸煮管
1がその長手方向軸線を直立して設置されている。該蒸
煮管は前記長手方向軸線に対し横方向の複数枚の仕切板
5によって複数の区画室8に分割されている。前記仕切
板5は蒸煮管の内径に等しい円板でその一部を切断して
切欠部を形成し、該切欠部は図に示すように交互に反対
側に配置されている。また前記仕切板5の中央に孔を有
し、この孔を貫通して蒸気噴出管3が前記蒸煮管の内部
にこれと同一軸線に配置されている。このようにして蒸
煮管1と蒸気噴出管とで構成される縦型二重構造が本発
明の連続蒸煮装置の主体部となる。
前記蒸気噴出管3は蒸煮管1の頂板を通って蒸気供給
管4に連結されている。該蒸気噴出管3は蒸気噴出孔2
を有するか、またはこれから蒸気噴出分岐管3′が突出
し、その先端に蒸気噴出孔2を有する。該蒸気噴出孔2
は第1図に示すように前記区画室8の一つおきに設けら
れるか、または数区画室おきに設けられるか、あるいは
また数区画おきに蒸気噴出孔の存在しない区画を設け
る。
前記蒸気噴出分岐管3′は、第2図に示すように、T
形や第3図に示す直線形等が使用され、いづれも蒸気噴
出孔2を備えている。第4図及び第5図は蒸気噴出孔2
を直接蒸気噴出管3の外周に設けた場合を示す。第2図
乃至第5図に示す矢印Xは豆腐の原料である呉の流れの
方向を示す。第2図に示す例は呉の流れ方向Xと蒸気の
噴出方向Yが一致しており、呉の急激な温度上昇を抑制
し得る点と、呉の均一加熱が図れる点で最も効率的であ
る。
原料供給口9の蒸煮管1の底板に穿設し、これに原料
供給管11が連結されている。原料送出口12が蒸煮管1の
周壁において該蒸煮管の頂部より所定距離低い位置に設
けられている。該原料送出口12は原料送出管13に連結さ
れている。また、蒸煮管1の頂板を通って、且つ前記原
料送出管13の上方部に連通して、排出管16が連結されて
いる。該排出管16は蒸煮管の上方部及び原料送出管上方
部より出る水蒸気及び泡を凝縮器に送る。
以上の説明は1本の蒸煮管1に関し説明したものであ
るが、前記原料送出管13を連結管として使用して、複数
本の蒸煮管1を並置してこれを例えば直列に接続して使
用することもできる。
上記構成になる本発明の連続蒸煮装置は次のように作
動する。
豆腐の原料である呉等が圧送ポンプにより原料供給管
11から矢印Aの方向に送られ原料供給口9から蒸煮管1
の中に圧入される。該原料は仕切板5の間を曲りくねっ
て流動上昇する。一方、蒸気が蒸気供給管4から矢印B
の方向に入り、蒸気噴出管3及び蒸気噴出孔2を通じて
蒸煮管内に噴出される。各区画室8の中で仕切板の切欠
部の配置により原料を流動方向が転換し、且つ原料が蒸
煮管の壁と仕切板に衝突拡散し、原料の圧送力と高圧蒸
気の噴出力で該原料は均一に完全に混合加熱され、原料
送出管13から矢印D方向に次の工程に送られる。
液状である原料の液面は原料送出口12のほぼ下縁に在
り、同液面上方に充満する泡が排出管16から矢印C方向
に凝縮器へ送られ凝縮されて排出される。このようにし
て本発明の装置により、呉を連続的に蒸煮させることが
できる。
(実施例) 本発明の連続蒸煮装置と従来の連続蒸煮装置との比較
実験(以下、比較例という)の結果を第6図、第7図、
第8図、第9図に示す。
実験に用いた各要素の値は次のようである。蒸煮管の
内径が210mm、蒸気噴出管は図に示すようにT形分岐管
を使用し1区画室において孔径1mmのもの4個の蒸気噴
出孔を有し、仕切板と仕切板の間隔は80mmで仕切板に設
けた切欠部の開孔比は10%であり、流量は毎分4kgであ
り、蒸気圧は本発明の装置において、0.55kg/cm2であ
り、第1比較例において0.40kg/cm2である。
第6図において、左側の列(a)、(b)、(c)、
(d)は本発明の連続蒸煮装置の蒸煮管内各区画室の周
囲8個所の温度(℃)を測定してそれらの数値を示す。
右側(a′)、(b′)、(c′)、(d′)は第1比
較例すなわち従来の装置の蒸煮管内各区画室の上記と同
様の位置における温度測定値(℃)を示す。区画室に図
示されている点線の矢印は呉の流れ方向を示し、その方
向が次々と転換している。両者の温度分布を比較すれば
本発明においては温度差が少なく、第1比較例では温度
差が激しいことが判明する。第6図において下方に進む
ほど呉の蒸煮工程が進行している区画室を示し、工程が
最も進行している両列の最下部の温度分布を観察すれば
両者の差は歴然としている。
第7図は第6図の右列に示した第1比較例を温度
(℃)を縦軸にし、横軸に呉の流れ方向の各位置をプロ
ットした温度上昇パターンを示すグラフである。同一区
画室内における温度分布の差が激しく、斜線の面積の広
いことがこれを示している。
第8図は第7図と同様の本発明の装置の温度上昇パタ
ーンを示すグラフである。この図によると同一区画室内
における温度分布が均一であり、斜線の面積の狭いこと
がこれを明示している。
第9図は、本発明の実施例及び第2比較例を示し、横
軸に区画室番号を取り、縦軸に各区画の出口(第1図に
※で示す)の温度(℃)を取っている。○印で示すもの
は本発明の実施例による。△印で示すものは第2比較例
を示し、全区画室に蒸気噴出管を設け、それぞれの蒸気
圧は0.40kg/cm2及び0.90kg/cm2である。これらの比較例
から分るように、本発明によるものは急激な温度上昇が
なく、滑らかな蒸煮加熱を行うことができることが分
る。なお、第9図に示す比較例においては、最終加熱温
度は98℃、蒸煮管の容量は33、呉の流量は4kg/分であ
る。
また、本発明の実施例、第1比較例及び第2比較例に
より得られた呉から公知の方法によりオカラを分離して
豆乳を得、これを約15℃まで冷却した後、0.25重量%
(対豆乳)のG.D.Lを添加混合し、さらにこれをプラス
チック容器に充填密封して90℃で60分間加熱凝固を施
し、大豆固形分が10.5%の豆腐を得た。測定にはレオメ
ーター(商標、不動工業株式会社製)を使用し、プラン
ジャーの直径が8mm、上昇速度を6cm/分とし、その測定
結果は次表の通りであった。
(発明の効果) 仕切板によって形成された各区画室において、該仕切
板の切欠部を通り抜けて圧送流動される原料と高圧の噴
出蒸気によって、そこに滞留していた原料が攪拌され蒸
煮が均一且つ完全に行われるので煮ムラを生じない効果
がある。また、仕切板によって発生した泡の浮上を抑制
し、水蒸気と原料を充分に接触混合させるので、加熱効
率及び生産効率が向上させることができる効果がある。
また、仕切板による原料の攪拌及び蛇行移送により原
料内の蛋白等の有効成分の逸出を防止することができる
効果がある。
また、原料送出口を所定の位置に設けることにより、
蒸煮管内の原料の上部に一定の空間を形成してここに泡
を充満させることにより、外気と原料の接触度合を低減
して豆腐原料の酸化や風味の劣化を防止できる効果があ
る。
さらにまた、蒸気噴出孔の存在しない区画室を設けた
ことにより温度維持を図り、よって呉の急激な温度上昇
を抑制し得る効果がある。呉中の蛋白の変性が均一且つ
適正となり、出来上り豆腐の食感と組織が適度に硬く且
つ弾力を有するようにすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の連続蒸煮装置の断面略図、第2図乃至
第5図は蒸気噴出孔から噴出する蒸気と豆腐原料の流動
方向の関係を示す略図、第6図は本発明の装置と従来装
置の比較実験における温度測定値を示す図、第7図は第
6図に示した従来装置の温度上昇パターンを示すグラ
フ、第8図は第6図に示した本発明の装置の温度上昇パ
ターンのグラフ、第9図は実施例及び第2比較例の温度
変化を示すグラフである。 1……蒸煮管 2……蒸気噴出孔 3……蒸気噴出管 3′……蒸気噴出分岐管 4……蒸気供給管 5……仕切板 8……区画室 9……原料供給口 11……原料供給管 12……原料送出口 13……原料送出管 16……排出管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸煮管の内部にそれと同一軸線に蒸気噴出
    管を配置した連続蒸煮装置において、切欠部を有し前記
    蒸煮管の軸線にほぼ垂直な複数枚の仕切板により前記蒸
    気噴出管と蒸煮管との間を複数個の区画室に分割し、前
    記区画室の少なくとも一つの区画室を除いた残りの区画
    室に前記蒸気噴出管に蒸気噴出孔を設けたことを特徴と
    する連続蒸煮装置。
  2. 【請求項2】前記蒸気噴出管に蒸気噴出孔を設けた区画
    室と該蒸気噴出孔を設けない区画室を交互に配置したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の連続蒸
    煮装置。
JP62253315A 1987-09-07 1987-10-07 連続蒸煮装置 Expired - Lifetime JP2544159B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62253315A JP2544159B2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07 連続蒸煮装置
KR1019880011500A KR910000141B1 (ko) 1987-09-07 1988-09-06 연속 증자장치
GB8820932A GB2209463B (en) 1987-09-07 1988-09-07 Continuous digesting apparatus
CN88106499A CN1027571C (zh) 1987-09-07 1988-09-07 连续蒸煮设备
US07/241,623 US4884498A (en) 1987-09-07 1988-09-07 Continuous digesting apparatus
FR8811705A FR2619993B1 (fr) 1987-09-07 1988-09-07 Appareil de digestion continue, notamment par cuisson a la vapeur de produits alimentaires

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62253315A JP2544159B2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07 連続蒸煮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0195737A JPH0195737A (ja) 1989-04-13
JP2544159B2 true JP2544159B2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=17249588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62253315A Expired - Lifetime JP2544159B2 (ja) 1987-09-07 1987-10-07 連続蒸煮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544159B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589061B2 (en) 2001-04-23 2009-09-15 Mallinckrodt Inc. Tc and Re labeler radioactive glycosylated octreotide derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0195737A (ja) 1989-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910000281B1 (ko) 소맥 식품 제조 방법
US4534283A (en) Method and apparatus for manufacturing bean curd
JP6026289B2 (ja) ノンフライ即席麺製造方法
US5427816A (en) Process for cooking a mass of scrambled eggs
JP2544159B2 (ja) 連続蒸煮装置
CN112754267A (zh) 微波蒸烤箱及通过其实施的烹饪方法
CN211486617U (zh) 一种发酵酒原料的萃取装置
US8105639B2 (en) Process of precooking grains and an equipment for precooking grains
WO1999031998A1 (fr) Cuve de pasteurisation
CN1027571C (zh) 连续蒸煮设备
JP2544158B2 (ja) 連続蒸煮装置
CN213127920U (zh) 一种熟食腌制装置
CN110960098A (zh) 烹饪器具及烹饪器具的控制方法、装置
US2343886A (en) Dairy product deodorizer
CN213248354U (zh) 一种蒸箱翅片水箱
KR102094685B1 (ko) 들깻묵 제조장치 및 이를 이용한 들깨떡
JP3056930B2 (ja) レトルト殺菌方法
CN109419386A (zh) 豆浆制取的控制方法、控制系统、豆浆机、计算机设备
JP2973199B1 (ja) 連続式大豆煮沸装置
JPS61249358A (ja) 豆腐製造における呉の煮沸装置
CN219844997U (zh) 空气烘焙设备
CN116458661B (zh) 用于热干面生产线的智能控制系统
CN214048553U (zh) 一种章鱼丸烤盘结构
JPH07135940A (ja) シャワー式レトルト殺菌装置
CN210747194U (zh) 一种新型龙虾鱼卷