JPS61249358A - 豆腐製造における呉の煮沸装置 - Google Patents
豆腐製造における呉の煮沸装置Info
- Publication number
- JPS61249358A JPS61249358A JP60093439A JP9343985A JPS61249358A JP S61249358 A JPS61249358 A JP S61249358A JP 60093439 A JP60093439 A JP 60093439A JP 9343985 A JP9343985 A JP 9343985A JP S61249358 A JPS61249358 A JP S61249358A
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- JP
- Japan
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- boiling
- steam
- tank
- tofu
- steaming chamber
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、豆腐の製造過程において、浸漬後の大豆を破
砕して生成した呉を蒸煮するための連続式の煮沸装置に
関する。
砕して生成した呉を蒸煮するための連続式の煮沸装置に
関する。
(従来の技術)
従来、呉の煮沸装置にはバッチ式と連続式があり、その
連続式には、(イ)底部に蒸気噴射口を有する円筒体を
縦状に段差を設けて並設しその落差を利用して流動させ
るもの、(ロ)平面渦巻き状の流動路を形成しその底部
の噴射口から蒸気を供給するもの等種々のものがあるが
、その何れにあっても蒸気の噴射圧力を直接利用して呉
を撹拌混合することでは共通している。
連続式には、(イ)底部に蒸気噴射口を有する円筒体を
縦状に段差を設けて並設しその落差を利用して流動させ
るもの、(ロ)平面渦巻き状の流動路を形成しその底部
の噴射口から蒸気を供給するもの等種々のものがあるが
、その何れにあっても蒸気の噴射圧力を直接利用して呉
を撹拌混合することでは共通している。
しかし、これら蒸気による撹拌方式によれば、(イ)蒸
気温度を約120℃以上の高温とし且つこれを蒸気によ
って高速で噴射させて急速加熱するので、呉への加熱斑
が起こり易く、豆腐の品質低下の虞がある。
気温度を約120℃以上の高温とし且つこれを蒸気によ
って高速で噴射させて急速加熱するので、呉への加熱斑
が起こり易く、豆腐の品質低下の虞がある。
(ロ)この加熱に要する蒸気は、呉1リットル当たり3
000〜4000グラムもの大量の蒸気を、必要とする
ため、大型のボイラーを付設して装置が高価となると共
に運転経費も嵩む。
000〜4000グラムもの大量の蒸気を、必要とする
ため、大型のボイラーを付設して装置が高価となると共
に運転経費も嵩む。
(ハ)蒸気撹拌による激しい泡たちを抑える為多量の消
泡剤を投入しなければならないが、この消泡剤は極めて
高価で製造コストを引き上げる。
泡剤を投入しなければならないが、この消泡剤は極めて
高価で製造コストを引き上げる。
等の欠点が生じている。
(本発明の解決しようとする問題点)
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、蒸気による
撹拌を可及的に極少なものとし、且つ連続的な均一加熱
で品質優良なる豆腐の煮沸装置を間発せんとするもので
ある。
撹拌を可及的に極少なものとし、且つ連続的な均一加熱
で品質優良なる豆腐の煮沸装置を間発せんとするもので
ある。
[発明の構成]
(発明の要旨)
本発明は、蒸煮槽1内に一部流下窓2aを穿った区画壁
2によって区画された蒸煮室3を分画して設け、該蒸煮
室3の底部に各蒸煮室3毎に噴射量を調整自在とした蒸
気噴射管4を臨ませ、さらに、該噴射管4の上部に撹拌
羽根5を架設して噴射管4からの極低圧蒸気と呉とを可
及的に静的に均一撹拌することを要旨として構成される
。
2によって区画された蒸煮室3を分画して設け、該蒸煮
室3の底部に各蒸煮室3毎に噴射量を調整自在とした蒸
気噴射管4を臨ませ、さらに、該噴射管4の上部に撹拌
羽根5を架設して噴射管4からの極低圧蒸気と呉とを可
及的に静的に均一撹拌することを要旨として構成される
。
以下にその詳細を実施例の図面を基に説明する。
1が、大豆破砕器に連結して設ける煮沸槽で、一端に呉
の投入口1aを他端側に煮沸後の呉の排出口1bを配し
、その槽内に複数の区画壁2を立設して槽内を各蒸煮室
3,3.・・・に分設する。
の投入口1aを他端側に煮沸後の呉の排出口1bを配し
、その槽内に複数の区画壁2を立設して槽内を各蒸煮室
3,3.・・・に分設する。
そして、投入口1aには、前工程の浸漬大豆破砕機から
送られてきた呉に下方から排気前の蒸気を吹き掛けてこ
れを予備的に加熱する予備加熱装置6を設けることが、
熱効率の点から望ましい。
送られてきた呉に下方から排気前の蒸気を吹き掛けてこ
れを予備的に加熱する予備加熱装置6を設けることが、
熱効率の点から望ましい。
次に、4が該蒸煮室3の底部に臨ませる蒸気噴射孔で、
その元部には減圧弁と組み合わせた自律型温調7を配し
て各蒸煮室3,3・・・毎に蒸気供給量を調整し得るも
のし、さらにその先端には槽内に挿入されて温調弁7に
連動する温度センサー8を配する。又、槽底部の外側に
は一定厚みの空間を形成しここに蒸気を吹き込んで槽底
部の保温層1cとする。
その元部には減圧弁と組み合わせた自律型温調7を配し
て各蒸煮室3,3・・・毎に蒸気供給量を調整し得るも
のし、さらにその先端には槽内に挿入されて温調弁7に
連動する温度センサー8を配する。又、槽底部の外側に
は一定厚みの空間を形成しここに蒸気を吹き込んで槽底
部の保温層1cとする。
さらに、5が前記蒸気噴射管4の上方で一定間隔(約1
5〜30cm程度)を置いて架設する撹拌羽根で、噴射
管4からの上昇蒸気と粘稠性の呉とを可及的に静的な渦
流で混合し、ゆっくりながら均一な呉の加熱を可能にす
る。
5〜30cm程度)を置いて架設する撹拌羽根で、噴射
管4からの上昇蒸気と粘稠性の呉とを可及的に静的な渦
流で混合し、ゆっくりながら均一な呉の加熱を可能にす
る。
尚、lbは煮沸完了後の呉を次工程のおから分離機へと
搬送する排出口であり、9は残留具の抜取管9aはその
弁である。
搬送する排出口であり、9は残留具の抜取管9aはその
弁である。
[発明の作用及び効果]
次に本発明装置による呉の煮沸作用を説明すると、まず
浸漬大豆の破砕機をでた呉は、槽の投入口1aに入り排
気蒸気を回送した予備加熱装置6により予備的に加熱さ
れ、冷却状態から若干の加温状態となる。
浸漬大豆の破砕機をでた呉は、槽の投入口1aに入り排
気蒸気を回送した予備加熱装置6により予備的に加熱さ
れ、冷却状態から若干の加温状態となる。
次いで、呉は槽内蒸煮室3に送られ、まず第1蒸煮室で
槽底部に設けられた蒸気噴射管4から噴射される蒸気に
よって煮沸されるが、この煮沸は従来にない均一で静的
なものとなる。即ち、蒸気噴射管4から噴射される蒸気
は約0.3kg/cm程度の極低圧のもので、これが槽
上部に昇ったとき槽上部に架設した撹拌羽根50回転作
用によって渦流に巻き込まれ、この結果噴射蒸気の有す
るN%熱は最も効率的で且つ均一に呉に吸収されること
になる。そして、その煮沸状態は極低圧の噴射蒸気をゆ
っくりと撹拌するため極めて静的なものとなり、泡立ち
が殆どなくなる。
槽底部に設けられた蒸気噴射管4から噴射される蒸気に
よって煮沸されるが、この煮沸は従来にない均一で静的
なものとなる。即ち、蒸気噴射管4から噴射される蒸気
は約0.3kg/cm程度の極低圧のもので、これが槽
上部に昇ったとき槽上部に架設した撹拌羽根50回転作
用によって渦流に巻き込まれ、この結果噴射蒸気の有す
るN%熱は最も効率的で且つ均一に呉に吸収されること
になる。そして、その煮沸状態は極低圧の噴射蒸気をゆ
っくりと撹拌するため極めて静的なものとなり、泡立ち
が殆どなくなる。
さらに、前記第1蒸煮室3での煮沸を終えた呉は、新た
に投入される呉に送られて、区画壁2の一部を穿って設
けられた流下窓2aを通過し、第2の蒸煮室へと入る。
に投入される呉に送られて、区画壁2の一部を穿って設
けられた流下窓2aを通過し、第2の蒸煮室へと入る。
ここで、第1の蒸煮室と同様向−且つ静的な煮沸を受け
て次の第3蒸煮室へと順次送られていくが、このとき槽
内底部に設けられた蒸気噴射管4からの蒸気供給量は、
自律型温調弁7によって各蒸煮室の温度に合わせて調整
される。第1蒸煮室3は最も低温であるから蒸気供給量
を比較的多めとし、第2蒸煮室、第3蒸煮室へ移行する
に従って順次減少させていくか、あるいは総蒸煮室を2
.3のグループに分割しグループ毎に蒸気量を調整する
態様としても良い。従って、呉の加熱曲線はこの蒸気供
給に合わせて急激な上昇を避けて均等率の直線的上昇カ
ーブとなり、熱吸収が効率的となる。又、第1蒸煮室か
ら最終蒸煮室まで、上下方向に撹拌されつつく左右方向
への撹拌の乱れはなく ) Il[1次押し出されなが
ら整然と移行するので、一部にも滞留液が残存せず、煮
沸時間がバラツキなく一定化する。従って、呉が高品位
となる(表−1参N)。
て次の第3蒸煮室へと順次送られていくが、このとき槽
内底部に設けられた蒸気噴射管4からの蒸気供給量は、
自律型温調弁7によって各蒸煮室の温度に合わせて調整
される。第1蒸煮室3は最も低温であるから蒸気供給量
を比較的多めとし、第2蒸煮室、第3蒸煮室へ移行する
に従って順次減少させていくか、あるいは総蒸煮室を2
.3のグループに分割しグループ毎に蒸気量を調整する
態様としても良い。従って、呉の加熱曲線はこの蒸気供
給に合わせて急激な上昇を避けて均等率の直線的上昇カ
ーブとなり、熱吸収が効率的となる。又、第1蒸煮室か
ら最終蒸煮室まで、上下方向に撹拌されつつく左右方向
への撹拌の乱れはなく ) Il[1次押し出されなが
ら整然と移行するので、一部にも滞留液が残存せず、煮
沸時間がバラツキなく一定化する。従って、呉が高品位
となる(表−1参N)。
表−1各蒸煮室における加熱曲線
こうして最終の蒸煮室に至った呉は、煮沸を終了すると
、横端部に設けられた排出口ibから排出されて、次工
程のおから分離機へと移り、その後にがり投入工程等を
経て最終的に豆腐製品となる。
、横端部に設けられた排出口ibから排出されて、次工
程のおから分離機へと移り、その後にがり投入工程等を
経て最終的に豆腐製品となる。
尚、槽底部の外側に設けた保温層1cは槽を間接加熱す
ると共に熱飛散を防止して均一加熱に役立つ。
ると共に熱飛散を防止して均一加熱に役立つ。
本発明は以上のようで、従来煮沸装置と比較したとき、
蒸気の消費量が約1/2程度となり熱吸収効率が格段に
上昇し、且つ得られる呉は全体が均一で均等率の上昇カ
ーブで加熱されるから豆腐製品としたとき加熱斑のない
高品質なものとなり、さらに泡立ちが極少に抑えられる
結果消泡剤の使用量が従来の2〜3%程度で済む等の利
点を備えた極めて有利な発明である。
蒸気の消費量が約1/2程度となり熱吸収効率が格段に
上昇し、且つ得られる呉は全体が均一で均等率の上昇カ
ーブで加熱されるから豆腐製品としたとき加熱斑のない
高品質なものとなり、さらに泡立ちが極少に抑えられる
結果消泡剤の使用量が従来の2〜3%程度で済む等の利
点を備えた極めて有利な発明である。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図が本発明装
置の一部切欠斜視図、第2図が装置全体の模式的側面図
を示す。
置の一部切欠斜視図、第2図が装置全体の模式的側面図
を示す。
Claims (1)
- 蒸煮槽1内に一部流下窓2aを穿った区画壁2によって
区画された蒸煮室3を分画して設け、該蒸煮室3の底部
に各蒸煮室3毎に噴射量を調整自在とした蒸気噴射管4
を臨ませ、さらに、該噴射管4の上部に撹拌羽根5を架
設して噴射管4からの極低圧蒸気と呉とを可及的に静的
に均一撹拌することを特徴とする豆腐製造における呉の
煮沸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60093439A JPS61249358A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 豆腐製造における呉の煮沸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60093439A JPS61249358A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 豆腐製造における呉の煮沸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61249358A true JPS61249358A (ja) | 1986-11-06 |
JPS6221497B2 JPS6221497B2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=14082351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60093439A Granted JPS61249358A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 豆腐製造における呉の煮沸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61249358A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0482986U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-20 |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60093439A patent/JPS61249358A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0482986U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6221497B2 (ja) | 1987-05-13 |
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