JP2544068Y2 - 蛍光表示装置 - Google Patents

蛍光表示装置

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JP2544068Y2
JP2544068Y2 JP1990046714U JP4671490U JP2544068Y2 JP 2544068 Y2 JP2544068 Y2 JP 2544068Y2 JP 1990046714 U JP1990046714 U JP 1990046714U JP 4671490 U JP4671490 U JP 4671490U JP 2544068 Y2 JP2544068 Y2 JP 2544068Y2
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茂生 伊藤
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、傍熱形陰極を有する蛍光表示装置に係わ
り、特に、蛍光表示装置単体であるいは複数個組み合せ
て画像表示あるいはドット・キャラクタ表示を行なう蛍
光表示装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来蛍光表示装置は、オーディオ、VTR等の家電ある
いは車載用の表示装置として広く使用されている。そし
て近年で、画像用の表示装置として使用されたり、ある
いは、一つの蛍光表示装置に数個ないし数十個の画素を
構成し、これを多数個組み合せることにより、一つの大
形の表示装置を形成するものもある。また、一つの蛍光
表示装置に数十個の画素を設けておいて、一文字ないし
数文字をドット・キャラクタ表示する例もある。
この蛍光表示装置の陰極としては、従来から直熱形の
陰極が使用されるのが一般的であるが、近年では傍熱形
の陰極が使用されている例もある。傍熱形陰極の特徴と
しては、陰極を加熱するための電極と、陰極に電位を与
えるための電極が別体に形成されている。したがって傍
熱形陰極では、長手方向にはほとんど電位差がなく、そ
れに伴う輝度むらなどが生じることもない。また、陰極
の電位を変えるだけで容易に陰極からの電子放出を切換
えることができ、陰極によって表示を制御することがで
きる。
第4図(a),(b)は傍熱形陰極を用いた蛍光表示
装置の一例を示したもので、組合せることにより大形の
表示装置を形成するタイプのものである。第4図(a)
は蛍光表示装置の側断面図(第4図(b)におけるI-I
線断面図)であり、第4図(b)は、その正面図であ
る。
図中Aは蛍光表示装置で、表示装置本体Bと、表示装
置本体Bの表示面側に配設される遮光部材1と、表示装
置本体Bの側面部ならびに後方部を覆うように配設され
たケース2を有している。遮光部材1は後述する画素17
に対応して開口部を有し、かつ画素17の上部には一連の
ひさしが形成され、接着材3を介して表示装置本体Bな
らびにケース2と一体に構成されている。
また4はプリント基板で、表示装置本体Bの後方位置
でかつケース2内に配設され、かつ表示装置本体Bから
のリード線24を所定位置に引き回し、ソケット部5のリ
ードピン5aに接続するものである。そして蛍光表示装置
Aは、そのソケット部5から電源ならびに駆動回路部へ
装着され、表示装置の一部を構成するものである。
次に表示装置本体Bについて説明する。表示装置本体
Bは、ガラス板等からなる背面板11と、これと対面して
位置し、ガラス板等の透光性絶縁材料からなる前面板12
と、側面部を形成する側面板13を、低融点フリットガラ
ス等からなる封着材で一体に形成し、気密外囲器が構成
され、かつ内部が排気されて高真空状態に保持されてい
る。
また前面板12内面には、緑色発光蛍光体層17a、赤色
発光蛍光体層17b、青色発光蛍光体層17cが配設されて画
素17を形成している。そして表示装置本体Bには、計8
つの画素17が規則的に配設されている。また蛍光体層17
a,17b,17cの周囲には、黒鉛電極20が形成され、さらに
内面には蛍光体層17a,17b,17cを覆うようにAl薄膜等か
らなるメタルバック層18が形成されている。
また19は加速電極で、蛍光体層17a,17b,17cと対応す
るように開口部が形成された格子状の電極である。そし
て加速電極19は、メタルバック層18の内面に当接して配
設され、リード線21を介して数KVの電圧が印加される。
一方、背面板11内面には、セラミック等の絶縁性の基
板23上に、各蛍光体層17a,17b,17cと対応する位置に支
持体25,25を介して傍熱形陰極14が張架配設されてい
る。また傍熱形陰極14と加速電極19間には、傍熱形陰極
14を覆うように拡散電極16が形成されている。そして拡
散電極16は、傍熱形陰極14から放出された電子を所定領
域に加速拡散する作用と、加速電極19等に印加される高
電圧から傍熱形陰極14を保護する作用がある。
さらに22は傍熱形陰極14ならびに拡散電極16に通電す
るためのリード線であり、23は傍熱形陰極14の陰極基体
に通電するための端子部である。
次に、傍熱形陰極14の形状を第5図に示す。傍熱形陰
極14は、タングステン、モリブデン等の高融点金属材料
からなるヒータ線31と、これを被覆するようにアルミナ
等からなる絶縁層32と、導電性の陰極基体33と、電子放
出物質層34から構成されている。そしてこのヒータ線31
が、支持体25,25間に張架されているものである。な
お、絶縁層32の形成方法としては、ヒータ線31の表面
に、電着法等によりアルミナ粉末を被着した後、1500℃
〜2000℃前後で焼結して絶縁層としたものである。また
陰極基体33は、絶縁層32上にタングステン等からなる金
属細線33aをコイル状に巻装して形成されている。この
金属細線33aが直接端子部23に接続される構成である。
そして第4図(a),(b)に示す蛍光表示装置Aで
は、傍熱形陰極14の陰極基体33に通電する電圧を制御す
ることにより、画素17の各蛍光体層17a,17b,17cの発光
表示を制御するものである。
このほか傍熱形陰極を用いた蛍光表示装置のタイプと
しては、各画素に対応して傍熱形陰極を設けておき、各
画素の色選択用に、それぞれの蛍光体層に対応して制御
電極の選択電極を設けたものもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のように、少なくとも各画素ごとに傍
熱形陰極が配設される蛍光表示装置では、傍熱形陰極全
体を支持し、かつヒータ線を通電加熱するための支持体
と、陰極基体へ通電する端子部が必要である。
したがって、一つの蛍光表示装置に形成される画素数
が増加すると、それに合せて必要な支持体ならびに端子
部の数も増加するため、その配設スペースを確保しなけ
ればならず、また傍熱形陰極と支持体ならびに端子部の
接続が困難となるという問題があった。なお傍熱形陰極
でも、直熱形陰極と同様ヒータ線の熱は支持体からうば
われて、端冷効果により支持体近傍では傍熱形陰極の電
子放出能力が低下する。そのため良好な表示を得るため
にはある程度の長さが必要で支持間隔を狭くできない。
したがって高密度に画素を配設することができないとい
う問題があった。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたものであ
り、傍熱形陰極が適用された蛍光表示装置において、そ
の構造が簡単で、かつ高密度な発光表示が可能な蛍光表
示装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決すめための手段〕
上述した目的を達成するために本考案の構成は、気密
外囲器と、ヒータ線に絶縁層が被覆され、この絶縁層を
覆うように陰極基体ならびに電子放出物質層が順次積層
して配設された傍熱形陰極と、一または複数個の蛍光体
層からなる画素を多数個有し、かつ複数個の画素あるい
は複数個の蛍光体層に対応して電気的に共通に配設され
た陽極導体層からなる陽極部を少なくとも有し、前記陰
極基体に通電する電位を変えることにより前記電子放出
物質層からの電子放出を制御して発光表示を制御する蛍
光表示装置において、前記傍熱形陰極は、ヒータ部が複
数個の画素にまたがって共通に配設され、かつ陰極基体
が個々の画素に対応して電気的に分割して配設されたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
以上のような構成であるから、ヒータ部を共通に使用
することができ、傍熱形陰極の支持構成が簡単となる。
〔実施例〕
以下図面を用いて本考案を詳細に説明する。第1図は
本考案の蛍光表示装置の一例を示した側面図であり、第
2図は適用される傍熱形陰極の形状ならびに支持構造を
示したものである。
表示装置本体B1の構造は、基本的には第4図に示す蛍
光表示装置と同一であるから、同一箇所には同一符号を
付してその説明を省略する。
表示装置本体B1において、傍熱形陰極40は、ヒータ線
41ならびに絶縁層42が、複数の画素17にまたがって各蛍
光体層17a,17b,17cごとに支持体45,45間に張架されてい
る。これに対して陰極基体43は、金属細線43aを絶縁層4
2上に回巻して形成され、各蛍光体層17a,17b,17cごとに
配設されている。そして陰極基体43を覆うようにそれぞ
れ電子放出物質層44が被着された構成である。なお、電
子放出物質層44は、複数の陰極基体43にまたがって配設
されてもよい。また、陰極基体43を構成する金属細線43
aは両端部がそれぞれ端子部46,46に接続された構成であ
る。陰極基体43には陰極電位を与えるものであるから、
その金属細線43aは両端部を端子部46,46に接続する必要
はなく、どちらか一方を端子部46に接続していればよ
い。しかし、金属細線43aが陰極基体43として機能する
かどうかのテスト(例えば金属細線43aが途中で断線し
ていないかどうか、あるいはヒータ線41と短絡していな
いかどうか等)を行なうために、実施例では、金属細線
43aの両端部を端子部46,46に接続した例を示している。
以上のように、実施例に示した蛍光表示装置では、傍
熱形陰極40の構成が、そのヒータ線41ならびに絶縁層42
からなるヒータ部を複数の画素17にまたがって張架した
構成である。したがって、従来のように個々の蛍光体層
ごとに、あるいは画素ごとに傍熱形陰極を張架配設した
のと比較して、傍熱形陰極のヒータ部の支持体数を大幅
に減少させることができ、支持が容易でかつスペースフ
ァクターの向上をはかることができる。また、支持体に
よる端冷効果の影響も極めて少なくなることから、画素
を高密度に配設することができるという効果がある。さ
らに、支持構造が簡単となることから、画素密度によっ
ては第4図に示す従来の蛍光表示装置のように、支持体
45あるいは端子部46をセラミック等の基板に支持する必
要もなく、直接リード線等に支持することも可能であ
る。
〔他の実施例〕
なお前記実施例で示した蛍光表示装置は、傍熱形陰極
のみで表示装置本体の発光表示を制御するものである
が、表示装置本体の構成としては、第3図に示すよう
に、傍熱形陰極の陰極基板と制御電極あるいは陽極導体
といった他の電極とを組み合わせて発光表示を制御する
ものでもよい。
表示装置本体B2は、表示部の構成は、前実施例と同様
であるが、第2図に示す傍熱形陰極40を、各蛍光体層17
a,17b,17cの短辺方向に延在して支持体45,45間に張架し
たものである。そしてその陰極基体43は各画素17に対応
して設けられている。また48a,48b,48cはそれぞれ各蛍
光体層17a,17b,17cごとに複数の画素17にまたがって共
通に設けられた制御電極である。そして発光表示の制御
は、制御電極48a,48b,48cと陰極基板43とで行なうもの
である。さらに47は保護電極を兼ねた拡散電極である。
この種の構成の表示装置本体を有する蛍光表示装置で
も前実施例と同様の効果がある。
なお、前実施例では、蛍光表示装置が多数個組み合せ
て一つの大型表示装置を構成するものを例として示した
が、適用される蛍光表示装置としては、一つの蛍光表示
装置で、一文字あるいは数文字を表示するタイプのもの
でもよい。また陽極導体に印加される電圧は、前実施例
のような数KVないし数十KVといった高電圧が印加される
もの、数百V以下といった低電圧が印加されるタイプの
蛍光表示装置いずれにも適用することができる。また傍
熱形陰極の構成としては、陰極基体が金属細線で構成さ
れた例を示したが、傍熱形陰極の構成としては種々変更
可能である。
〔効果〕
以上のように、本考案は、気密外囲器と、ヒータ線に
絶縁層が被覆され、この絶縁層を覆うように陰極基体な
らびに電子放出物質層が順次積層して配設された傍熱形
陰極と、一または複数個の蛍光体層からなる画素を多数
個有し、かつ複数個の画素あるいは複数個の蛍光体層に
対応して電気的に共通に配設された陽極導体層からなる
陽極部を少なくとも有し、前記陰極基体に通電する電位
を変えることにより前記電子放出物質層からの電子放出
を制御して発光表示を制御する蛍光表示装置において、
前記傍熱形陰極は、ヒータ部が複数個の画素にまたがっ
て共通に配設され、かつ陰極基体が個々の画素に対応し
て電気的に分割して配設された構成である。
したがって、傍熱形陰極のヒータ部の支持体数を大幅
に減少させることができ、支持が容易でかつスペースフ
ァクターの向上をはかることができる。また、支持体に
よる端冷効果の影響も極めて少なくなることから、画素
を高密度に配設することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の蛍光表示装置の一実施例を示した図
であり、第2図は、本考案の蛍光表示装置に適用される
傍熱形陰極を示した図、第3図は、本考案の蛍光表示装
置の他の実施例を示した図、第4図(a),(b)は、
従来の蛍光表示装置を示した図であり、第5図は、従来
の蛍光表示装置に適用される傍熱形陰極を示した図であ
る。 A……蛍光表示装置 B,B1,B2……表示装置本体 40……傍熱形陰極、41……ヒータ線 42……絶縁層、43……陰極基体 43a……金属細線、44……電子放出物質層 45……支持体、46……端子部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密外囲器と、ヒータ線に絶縁層が被覆さ
    れ、この絶縁層を覆うように陰極基体ならびに電子放出
    物質層が順次積層して配設された傍熱形陰極と、一また
    は複数個の蛍光体層からなる画素を多数個有し、かつ複
    数個の画素あるいは複数個の蛍光体層に対応して電気的
    に共通に配設された陽極導体層からなる陽極部を少なく
    とも有し、前記陰極基体に通電する電位を変えることに
    より前記電子放出物質層からの電子放出を制御して発光
    表示を制御する蛍光表示装置において、前記傍熱形陰極
    は、ヒータ部が複数個の画素にまたがって共通に配設さ
    れ、かつ陰極基体が個々の画素に対応して電気的に分割
    して配設されたことを特徴とする蛍光表示装置。
JP1990046714U 1990-05-01 1990-05-01 蛍光表示装置 Expired - Lifetime JP2544068Y2 (ja)

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JPS58193549U (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 双葉電子工業株式会社 傍熱形陰極
JPS6210848A (ja) * 1985-07-08 1987-01-19 Ise Electronics Corp 光源用表示管

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