JPH0313961Y2 - - Google Patents

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JPH0313961Y2
JPH0313961Y2 JP11914683U JP11914683U JPH0313961Y2 JP H0313961 Y2 JPH0313961 Y2 JP H0313961Y2 JP 11914683 U JP11914683 U JP 11914683U JP 11914683 U JP11914683 U JP 11914683U JP H0313961 Y2 JPH0313961 Y2 JP H0313961Y2
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高輝度発光の蛍光表示装置などに使
用して好適な直熱型カソードに関する。
背景技術とその問題点 ワイヤカソード(所謂ワイヤーフイラメント)
を電子放出源としている高輝度発光の蛍光表示装
置などでは、ワイヤカソードからの電子放出量を
増加させて発光輝度を上げる必要がある。蛍光表
示装置で使用されるワイヤカソードは温度制限領
域で使用するために即ちオキサイドカソードのカ
ソードローデイングを数十分の一で使用し赤く見
えない様にしているために1本当りのカソードか
らの電子放出量は少ない。これを解決する方法と
しては例えばタングステンワイヤを螺旋状にまい
て実質的にオキサイドの表面積を増加させること
が考えられるけれども、螺旋の長さが長い場合に
は熱によるたるみ等が発生して螺旋部間の短絡、
変形、特性の変化、振動によるゆれ等が発生する
懼れがある。
また、ワイヤカソード即ちヒータとなるタング
ステン線上に電子放出物質(炭酸塩)を付着して
なるワイヤカソードでは、第17図に示すように
ワイヤカソードKの一端を一方の支持部6に固着
すると共に、他端を他方の支持部7のたるみ防止
用スプリング部7aを固着して架張されるが、こ
の場合両端からの熱の逃げで両端のカソード温度
が中央に比べて下り、均一な温度分布領域Aが狭
くなり、充分な電子放出が得られない。又、オキ
サイド表面積を増すにはタングステン線の径を太
くしなければならず、よけい両端と中央とに温度
差が生じ易くなる。
考案の目的 本考案は、上述の問題点を解決し、1本当りの
カソートからの電子放出量を増加するようにした
直熱型カソードを提供するものである。
考案の概要 本考案は、絶縁物で被覆した芯線にヒータとな
るタングステン線を螺旋状に巻装し、このタング
ステン線上に電子放出物質を付着してなる直熱型
カソードである。この考案の直熱型カソードで
は、実質的な電子放出物質の表面積の増加と、ヒ
ータ両端と中央との温度差の減少を図ることがで
き、電子放出量が増加し、また電子放出有効長を
伸ばすことができる。さらにたるみ、変形、振動
等の発生をなくすことができる。
実施例 以下図面を参照して本考案による直熱型カソー
ドの実施例について詳細に説明する。
第1図、第2図、第3図及び第4図は、本考案
の直熱型カソードが適用される高輝度発光の蛍光
表示装置、特にその単位セルを示す正面図、その
A−A線上の断面図、そのB−B線上の断面図及
び1部破断とした斜視図を示す。同図中、1は前
面パネル1Aと背面板1Bと側板1Cからなるガ
ラス管体を示し、このガラス管体1内に蛍光体層
からなる複数の蛍光表示セグメント2〔2R,2
G,2B〕と、各表示セグメントに対応する複数
のカソードK〔KR,KG,KB〕及び第1グリツド
(制御電極)G1〔G1R,G1G,G1B〕と、共通の第2
グリツド(加速電極)G2が配される。蛍光表示
セグメント2は前面パネル1Aの内面に蛍光体層
を被着して形成されるものであり、この場合赤発
光、緑発光、青発光の3つの蛍光表示セグメント
2R,2G,2Bが形成される。具体的には第5
図に示すように前面パネル1Aの内面に枠状に導
電層であるカーボン層3が印刷され、その枠状内
の各空所に対応して各表示セグメントとなる夫々
の赤の蛍光体層2R、緑の蛍光体層2G及び青の
蛍光体層2Bが一部カーボン層3上にまたがるよ
うにして印刷によつて形成され、その全面に中間
膜4を介して例えばアルミニウムよりなるメタル
バツク層5が被着形成される。この各蛍光体層に
よる表示セグメント2R,2G,2Bに夫々対向
するように背面パネル1Bの内側に夫々ワイヤカ
ソードKR,KG,KBとその各ワイヤカソードKR
KG,KBに対向して夫々第1グリツドG1R,G1G
G1Bが配され、更に3つの第1グリツドG1R
G1G,G1Bに共通に第2グリツドG2が配置される。
各、ワイヤカソードKは例えばタングステンヒー
タの表面に電子放出物質となる炭酸塩を塗布して
形成される。各ワイヤカソードKR,KG,KB
夫々背面パネル1Bの両側に配置した一対の導電
性支持部6,7に架張される。一方の支持部6は
ワイヤカソードの一端を固定するものであり、他
方の支持部7にはスプリング部7aが設けられて
このスプリング部7aに各ワイヤカソードの他端
が固定される。これによつて温度上昇によつてワ
イヤカソードが伸びても、その伸びをスプリング
部7aによつて吸収し、ワイヤカソードは弛むこ
とがない。各第1グリツドG1R,G1G,G1Bは各ワ
イヤカソードに対向するように円筒面を有したか
まぼこ状に形成され、その円筒面に長手方向に沿
つて所定ピツチをおいて多数のスリツト8が設け
られる。このスリツト8はワイヤカソードKから
放射される電子の透過孔である。第2グリツド
G2は各第1グリツドG1R,G1G,G1Bに対応した部
分に第1グリツドのスリツト8と同じ対応位置に
スリツト9を形成して構成される。この場合第2
のグリツドG2のスリツト部分9R,9G,9B
は各対応する第1グリツドG1R,G1G,G1Bと同心
円的な円筒面を有するように構成することができ
る。この場合にはワイヤカソードからの電子ビー
ムが第1グリツド及び第2グリツドのスリツト
8,9を通過して直線的に放射され、スリツトの
長手方向に関して広げられる。一方、第2グリツ
ドとしては第6図に示す様にそのスリツト9が形
成される部分を水平に形成してもよい。この時に
は電子ビームは点線30′で示すように第2グリ
ツドを透過してスリツトの長手方向に関して多少
内側に曲げられるように放射される。
一方、各蛍光表示セグメント2R,2G,2B
を囲むように導電性材よりなるセパレータ10が
配置される。このセパレータ10は、カソードか
らの電子ビームが第1又は第2グリツドG1,G2
に当つてそれよりの2次電子31(第6図参照)
が隣接する蛍光表示セグメントを発光しないよう
にこれを阻止するためのシールドと、夫々のワイ
ヤカソードKからの電子ビーム30が対応する蛍
光表示セグメント2の全体に照射されるように電
子ビームを広げる作用いわゆる拡散レンズの形成
とを兼ね、同時に各蛍光表示セグメントに高電圧
例えば10KVを与えるための給電手段としても用
いられるものである。このセパレータ10は組立
てに際してはガラス管体1の表面パネル1Aと側
板1Cとの間で支持されスリツトによつて固定さ
れる。即ちセパレータ10は第7図に示すように
各蛍光表示セグメントが囲まれるように3つに仕
切られた枠状態をなして、その上端部の一方の相
対向する両側に夫々外方に突出する支持用爪11
が設けられ、更に他方の相対向する両側に夫々高
圧(アノード電圧)を供給するためのアノードリ
ード12が導出される。またセパレータの側部に
は位置決め用の弾性屈曲片13が切起される。従
つて、セパレータ10をガラス管体の側板1C内
に上方より挿入した時、第8図に示すように丁度
支持用爪11が側板1Cの上端面に当接してセパ
レータが支持されると同時に、屈曲部13が側板
1C内壁に当接してセパレータが中央に位置する
ようになされる。更にこのセパレータ10の上端
部には内方に折曲する突部14が設けられ、その
突部14の面に突起15が設けられる。この突起
15はセパレータ10を側板1C内に収納し、側
板1C上に表面パネル1Aを重ね合せて封止する
時に丁度カーボン層3に接触する(第9図参照)。
これによつてアノードリード12よりの高圧が各
蛍光表示セグメント2R,2G,2Bに共通に供
給されるようになる。組立てられた状態におい
て、高圧が印加されるアノードリード12は表面
パネル1Aと側板1Cの上端面との間の封止部を
通つて外部に導出される。又、ワイヤカソードK
のリード、第1グリツドG1のリード、第2グリ
ツドG2のリードは夫々背面板1Bと側板1Cの
下端面との間の封止部を通つて外部に導出され
る。なお、カソードK、第1グリツドG1及び第
2グリツドG2の各リードは支持を兼ねるために
複数本ずつ導出される。例えば各第1グリツド
G1R,G1G,G1Bは夫々両面に2本ずつ合計4本ず
つのリード16G1,17G1,18G1が導出され
る。又第2グリツドG2は背面パネルの四隅部に
対応するように4本のリード19G2が導出され
る。又、カソードKのリード20Fは各両支持部
材6,7より夫々複数本ずつ左右に導出される。
そして各カソードのリード20Fは夫々支持部材
6及び7毎に共通接続され、又各第1グリツド
G1、第2グリツドG2も夫々対応したリードが共
通接続される。
ガラス管体1は前面パネル1Aと側板1Cと背
面板1Bを相互にフリツト22で封止して構成さ
れる。背面板1Bには排気用のテツプオフ管21
がフリツトで固定される。
次に斯る構成の表示セル40の動作を説明す
る。赤、緑及び青の各色の蛍光表示セグメント2
R,2G,2Bにはアノードリード12を通じて
例えば10KV程度のアノード電圧が供給される。
又各第1グリツドG1R,G1G,G1Bには夫々例えば
0V〜30Vの電圧が印加され又、第2グリツドG2
には例えば300Vの電圧が印加される。ワイヤカ
ソードKR,KG,KBは1本当り60〜70W程度であ
る。この構成においてはアノード側と第2グリツ
ドG2は電圧が固定されており、第1グリツドG1
に与える電圧によつて選択的にオン、オフ表示す
るものである。即ち第1グリツドG1に0Vが印加
された時にはカソードKからの電子ビームがカツ
トオフされて、その対応する表示セグメント2は
発光表示されない。そして第1グリツドG1例え
ば30Vが印加されるとカソードKからの電子ビー
ムは第1グリツドG1を通り第2グリツドG2で加
速されて対応する表示セグメント2の蛍光体を叩
きこれを発光表示させる。この時第1グリツド
G1に印加する電圧30Vのパルス巾(印加時間))
を制御することにより発光輝度が制御される。そ
して第6図で示すようにカソードKからの電子ビ
ームはセパレータ10によつて広げられて表示セ
グメント2の全面に照射される。又、カソードか
らの電子ビームが第1グリツド、第2グリツドに
当り第1グリツド、第2グリツドからの2次電子
31が発生するが、この2次電子31はセパレー
タ10によつて阻止されて隣接する表示セグメン
ト2を叩くことがない。この様にして第1グリツ
ドの電圧を選択的に制御することによつて各表示
セグメント2R,2G,2Bが選択的に高輝度で
発光表示されるものである。
この蛍光表示セル40では、全体が薄型に構成
され、しかもカソード、各第1グリツド、第2グ
リツド等の低電圧側のリードはガラス管体1の背
面板1B側より導出され、高圧側のアノードリー
ド12は前面パネル1A側より導出されるので、
放電、配線時の危険が回避され、安定した発光表
示が得られる。
また、各蛍光表示セグメント2を囲むようにア
ノード電圧が印加されたセパレータ10が配され
るので、このセパレータ10によつて拡散レンズ
が構成され、第1グリツドG1だけ曲率をもたせ、
第2グリツドG2は平坦であつても(第6図の場
合)カソードKからの電子ビームは横方向(スリ
ツト方向)に広がり、表示セグメント2の全面に
照射される。同時にセパレータ10によつて、第
1グリツド又は第2グリツドからの2次電子が阻
止され、カツトオフされた隣接の表示セグメント
を発光させることがない。
而して、本考案において、第10図及び第11
図に示す様に高温材料である例えばタングステ
ン、モリブデン等の芯線35を設け、この芯線3
5の表面にAl2O3等の絶縁物36を被着し、その
上にヒータとなるタングステン線37を螺旋状に
巻き、螺旋状部分に電子放出物質38例えば炭酸
塩を吹き付け或いは電着等で付着させて直熱型の
カソード34を構成する。この場合、芯線35は
その両端が夫々一方の支持部6と他方の支持部7
のスプリング部7aにスポツト溶接等で固着さ
れ、張力がかけられた状態で架張され、タングス
テン線は一方の支持部6と他方の第2の支持部
6′間にスポツト溶接等で固着される。
この構成では絶縁物36を付着させた芯線35
上に螺旋状にカソードを巻き付けその芯線35を
スプリング部で架張することによつて螺旋間のシ
ヨート、螺旋部分の熱的変形、振動によるゆれ、
特性の変化等の問題点を取り除くことができる。
そして実質的なオキサイド表面積が増加し、ま
た、第11図に示すようにカソードの両端と中央
との温度差も少なくなた均一な温度分布領域Aが
広くなることと相俟つて電子放出量の増加が図ら
れ、従つて全体として1本当りのカソードからの
許容電流量の増加を図ることができる。曲線Iは
温度分布を示す。
尚、カラー表示を行なう場合(例えば9300゜系
白色画面の場合)輝度混合比は青が約7%、赤が
約13%、緑が約80%である。又、ワイヤカソード
を電子源として使用する時、寿命をもたせるため
に温度制限領域で使用する場合が多い。そのため
に緑のカソードを他のカソードよりも発光輝度を
上げるためにはカソードの本数を増やすことで解
決できる。例えば緑のカソードKGを2本にし赤、
青用のカソードKR及びKBは各1本とする。これ
によつて例えば緑の総電子量は他の赤、青のそれ
よりも多くなりカラー表示が可能となる。尚、当
然他の赤及び青のカソードも複数本用いることに
よつて寿命を長くする効果がある。この様に緑の
カソードの本数を他より増すことによつて輝度を
上げることができ良好なホワイトバランスを得る
ことができる。このことはカソードに対して無理
なローデイングがかからず蛍光表示セルの寿命を
長くすることができる。実際は2本を0.8〜1mm
程度離して取り付けるものであり、電子放出量は
電子反発効果のために1本の時の2倍にはならな
いが7割〜8割の増加は期待できる。尚、緑の輝
度を上げるためにはカソードの本数を増やすかわ
りに例えば蛍光体層の面積を赤及び青のそれより
も広くすることで達成することもできる。
上述した様な表示セル40は第12図に示すよ
うにユニツトケース41に複数個例えば24個組込
まれて1つのユニツトが構成される。更にこのユ
ニツトを多数配列することによつて巨大画像の表
示装置が構成される。ところでこの複数の表示セ
ルをユニツトケースに組込む時には樹脂等でモー
ルドし固定することが行なわれる。しかしながら
この表示セルのアノード電圧が10KV程度と高い
ために固定が不完全であると表面側の汚れ等を取
るために表面から力が加わると剥れる恐れがあ
る。又、経時変化で同様な故障が考えられる。従
つて表示セルを確実にユニツトケースに固定する
必要がある。このために表示セル40としてはそ
のガラス管体1の前面パネル1Aが側板1Cより
も外方に張り出す様に形成する。この場合第13
図Aに示す様に全周に亘つて張り出してもよく或
いは第13図Bに示す様に一方向のみ張り出す様
にしてもよい。一方、ユニツトケース41は第1
4図に示す様にその前面板42に表示セル40が
臨む複数、この場合24個の窓孔43を設け、その
各窓孔43の縁部裏面に表示セルの前面パネル1
Aの周辺部が嵌合される段部44を形成して構成
する。そして、表示セル40をその前面パネル1
Aがユニツトケースの透孔43に臨むように前面
板42の裏面にはめ込んで裏面より樹脂モード等
の固定部材45によつて固定する。この時前面パ
ネル1Aが外方に張り出しているためにこの張り
出し部50において固定部材45とユニツトケス
の前面板42間で挟持され全体として表示セル4
0がユニツトケース41に強固に固定される。
又、必要に応じて第15図及び第16図に示すよ
うに軸52を中心に回動自在の係止片53を設
け、この係止片53とユニツトケースの前面板4
2間で表示セルの前面パネル1Aの張り出し部5
0を挟持する。その後樹脂モード等で固定すれば
更に確実な固定ができる。また、高輝度の表示セ
ルであるために蛍光体層の塗布された前面パネル
側は液冷する必要がある。このため表示セルをユ
ニツトケースに装着する時にそのユニツトケース
の前面板42の段部44と前面パネル1Aとの間
に例えばシリコンゴム等のパツキング54を介装
し、更に前面に例えばポリカーボネート等よりな
る透明板55を配し、この透明板55と前面パネ
ル1Aとユニツトケースの窓孔43で形成される
空間に冷却液56を充填させる。勿論この時ユニ
ツトケースの前面板42には各窓孔43に連通す
る冷却液導入部57が設けられる。
応用例 上例では、赤、緑、青の3つの蛍光表示セグメ
ントを有した表示セルについて述べたが、その他
の通常の文字、数字等を表示するようなパターン
に複数の蛍光表示セグメントを配置した表示装置
にも適用でるもきである。即ち例えば8の字型に
構成するように複数の蛍光表示セグメントを所定
配列してこれに共通のアノード電位を印加する。
そして各表示セグメントの対向するように複数の
カソード及び複数の第1グリツドを配置し、これ
ら第1グリツドと表示セグメントの間に共通の第
2グリツドを配置する様にしてその第1グリツド
に与える電圧を制御することによつて選択的に所
望の表示セグメントを発光表示するようになすも
のである。
考案の効果 上述せる如く本考案によれば、ヒータとなるタ
ングステン線が螺旋状に巻かれ、その上に電子放
出物質が付着されているので、電子放出物質層の
表面積が増すと共に、均一な温度分布領域も伸び
ることになり、1本当りのカソードからの電子放
出量が増大する。同時にタングステン線が芯線上
に巻かれているので、熱によるたるみ、変形、振
動によるゆれ等の問題がない。従つて本案の直熱
型カソードは高輝度発光の蛍光表示装置のカソー
ドに適用して好適ならしめる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蛍光表示装置特に単位セルの
正面図、第2図はそのA−A線上の断面図、第3
図はそのB−B線上の断面図、第4図は一部破断
とした斜視図、第5図は表示セグメントの拡大断
面図、第6図はセパレータの動作説明に供する断
面図、第7図はセパレータの斜視図、第8図はセ
パレータを管体の側板内に配した状態の平面図、
第9図は表示セグメントとセパレータ部分の断面
図、第10図はワイヤカソードの他の例を示す断
面図、第11図はその架張状態を示す斜視図、第
12図は複数の表示セルを組込んだ1つのユニツ
トを示す正面図、第13図A及びBは夫々表示セ
ルの他の例を示す斜視図、第14図は第12図の
C−C線上の断面図、第15図は他の取付方法を
示す断面図、第16図はその裏面図、第17図は
本考案の説明に供するワイヤカソードの斜視図で
ある。 1はガラス管体、2R,2G,2Bは蛍光表示
セグメント、G1R,G1G,G1Bは制御電極、C2は加
速電極、KR,KG,KBはカソード、10はセパレ
ータ、35は芯線、36は絶縁物、37はタング
ステン線、38は電子放出物質、41はユニツト
ケース、42は前面板、43は窓孔、45は固定
部材、55は透明板、56は冷却液である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁物で被覆した芯線にヒータとなるタングス
    テン線が螺旋状に巻装され、該タングステン線上
    に電子放出物質が付着されて成る直熱型カソー
    ド。
JP11914683U 1983-07-30 1983-07-30 直熱型カソ−ド Granted JPS6029353U (ja)

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JP11914683U JPS6029353U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 直熱型カソ−ド

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JP11914683U JPS6029353U (ja) 1983-07-30 1983-07-30 直熱型カソ−ド

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JPS6029353U JPS6029353U (ja) 1985-02-27
JPH0313961Y2 true JPH0313961Y2 (ja) 1991-03-28

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JPS61243633A (ja) * 1985-04-20 1986-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 線状熱陰極

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