JP2544063Y2 - 外被シース剥ぎ取り部補修構造体 - Google Patents

外被シース剥ぎ取り部補修構造体

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JP2544063Y2 JP1989087907U JP8790789U JP2544063Y2 JP 2544063 Y2 JP2544063 Y2 JP 2544063Y2 JP 1989087907 U JP1989087907 U JP 1989087907U JP 8790789 U JP8790789 U JP 8790789U JP 2544063 Y2 JP2544063 Y2 JP 2544063Y2
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真之 阿部
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は外被シース剥ぎ取り部補修構造体に関する。
〔従来の技術〕
一般に、光ファイバケーブルを分岐させる場合、分岐
予定部と、該分岐予定部より接続余長相当分離れた離間
部位の外被シースを剥ぎ取り、その離間部位において露
出したファイバ心線のうちの必要分岐心線のみを切断
し、次に、その心線を上記分岐予定部において該シース
から引き抜き、その心線を分岐用ケーブルに接続してい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、離間部位では、分岐されていない心線が露出
しているので、該部位を保護(補修)せねばならなかっ
た。
即ち、外被シース剥ぎ取り部(離間部位)に水分が入
れば、内部の光ファイバ心線等に悪影響を与えるので、
十分防湿性を備える必要があった。しかし、従来では、
確実に防湿性を有するものにて外被シース剥ぎ取り部を
保護するものがなかった。
そこで、本考案では、簡単に外被シース剥ぎ取り部を
補修することができ、しかも、該剥ぎ取り部から水分の
浸入を確実に防止することができる外被シース剥ぎ取り
部補修構造体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案に係る一の外被
シース剥ぎ取り部補修構造体は、光ファイバケーブルの
外被シース剥ぎ取り部を包囲状とする金属防湿層を備え
た外被シース剥ぎ取り部補修構造体であって、重ね合わ
せることによりその外径が上記外被シースの外径と略同
一である円筒形となる断面半円弧状の一対の半割体を上
記剥ぎ取り部に嵌め込んで該剥ぎ取り部を被覆すると共
に、該一対の半割体上に、薄肉平板状の金属接着テープ
を、その端縁部が相互に重ね合うように、簀巻き状に巻
設して上記金属防湿層を形成し、かつ、該金属防湿層に
て、上記一対の半割体の長手方向端部乃至その近傍の外
被シースの一部を被覆したものである。
また、本考案に係る他の外被シース剥ぎ取り部補修構
造体は、光ファイバケーブルの外被シース剥ぎ取り部を
包囲状とする金属防湿層を備えた外被シース剥ぎ取り部
補修構造体であって、重ね合わせることによりその外径
が上記外被シースの外径と略同一である円筒形となる断
面半円弧状の一対の半割体を上記剥ぎ取り部に嵌め込ん
で該剥ぎ取り部を被覆すると共に、該一対の半割体上
に、薄肉幅狭の金属接着テープを、その側端縁が重ね合
うように、螺旋状に巻設して上記金属防湿層を形成し、
かつ、該金属防湿層にて、上記一対の半割体の長手方向
端部乃至その近傍の外被シースの一部を被覆してもので
ある。
〔作用〕
金属防湿層にて剥ぎ取り部は包囲状とされるので、該
剥ぎ取り部にはこの金属防湿層にて水分が浸入しない。
また、剥ぎ取り部を被覆する一対の半割体としては、
断面半円弧状であり、しかも、重ね合わせた際に、外径
が外被シースの外径と略同一となるので、剥ぎ取り部を
形成する際に剥ぎ取った外被シースの一部を使用するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説す
る。
第1図は本考案に係る外被シース剥ぎ取り部補修構造
体を示し、この構造体は、第2図に示す様に光ファイバ
ケーブル1の外被シース2の剥ぎ取り部3を補修するも
のであって、該剥ぎ取り部3を包囲する金属防湿層4を
備えている。
ここに、光ファイバケーブル1とは、光ファイバユニ
ット5…と、外周面6に設けられた複数の凹溝7…に該
ユニット5…が夫々嵌め込まれるスペーサ8と、該スペ
ーサ8を被覆する上記外被シース2(第2図参照)と、
スペーサ8の軸心部に挿通されるテンションメンバ9
と、からなる。また、凹溝7は、第2図に示す様に、外
周面6に螺旋状に形成されている。
しかして、第2図は光ファイバケーブル1の光ファイ
バユニット5を分岐する工程図を示し、この分岐作業に
おいて形成される外被シース2、剥ぎ取り部3が本考案
に係る構造体にて補修される。
即ち、光ファイバケーブル1のユニット5を分岐する
には、まず、第2図(I)に示す様に、分岐部位10にて
所定寸法だけシース2を剥離して光ファイバユニット5
…を露出させると共に、該分岐部位10から接続余長相当
分離れた離間部位(つまり、剥ぎ取り部3)のシース2
を所定寸法だけ剥離して光ファイバユニット5…を露出
させる。次に、分岐すべき光ファイバユニット5を剥ぎ
取り部3にて切断して、分岐部位10から該ユニット5を
引き抜き、この分岐部位10に、第2図(II)に示す分岐
部位構造体11を取付ける。
ここに、分岐部構造体11とは、一対の半割体12,12か
らなるケース本体13を備え、分岐部位10から引き出され
た分岐線が該ケース本体13の分岐管部14から突出した分
岐線用の保護チューブ15に挿通される。
しかして、剥ぎ取り部3には、第2図(I)に示す様
に剥ぎ取った外被シース2の半割体16,16を、第2図(I
I)に示す様に、再び露出したスペーサ8に外嵌し、第
2図(III)に示す状態とする。つまり、この一対の半
割体16,16を剥ぎ取り部3に嵌め込んで該剥ぎ取り部3
を被覆する。従って、半割体16,16は、重ね合わせるこ
とによりその外径が外被シースの外径と略同一である円
筒形となる断面半円弧状となっている。
次に、第2図(IV)に示す様に、裏面に接着剤が塗布
された薄肉平板状の金属接着テープ17を簀巻き状に巻設
して、この半割体16,16を被覆する。即ち、この金属接
着テープ17をもって金属防湿層4とされる。なお、この
場合、金属接着テープ17の幅寸法Aは半割体16の長さ寸
法Bより大とされて、巻設されたときに、半割体16,16
の長手方向端部乃至その近傍の外被シース2の一部も該
金属接着テープ17にて被覆される。また、この状態(巻
設状態)では、テープ17の端縁部18,19は第1図に示す
様に重なっている。
そして、第1図に示す状態とした後は、熱収縮スリー
ブ(図示省略)をこの金属接着テープ17に外嵌する。
従って、上述の如く補修された剥ぎ取り部3は、金属
防湿層4にて保護され、該剥ぎ取り部3から水分等が浸
入することがなくなり、内部の光ファイバユニット5の
耐久性が向上する。また、この実施例においては、剥ぎ
取り部3において剥ぎ取られた外被シース2は再び使用
されるので、材料費の節約に寄与する。
しかして、金属接着テープ17としては、第3図に示す
様に、薄肉幅狭なテープをいわゆるラップ巻きして、金
属防湿層4を形成するも自由である。つまり、この薄肉
幅狭なテープを、その側端縁が重ね合うように、螺旋状
に巻設して金属防湿層4を形成する。
また、第2図に示す補修作業においては、剥ぎ取った
外被シース2の半割体16,16を再使用したが、該半割体1
6,16の同一寸法かつ同一形状の別部材(例えば、金属か
らなる半割体)を使用してもよい。勿論、外被シース2
と同一材質のものであってもよい。
なお、この実施例においては、ケーブル1のスペーサ
8に設けられる凹溝7としては、第1図に示す様に5個
であり、該凹溝7内に挿入される光ファイバユニット5
は夫々2本づつであるが、勿論、これらに限られるもの
ではない。
ここで、光ファイバユニット5とは、第4図に示す様
に、被覆層35と、該被覆層35内に内有されたテンション
メンバ36及び複数本の光ファイバ心線37と、からなる。
勿論、光ファイバ心線37の数は図例のものに限られな
い。なお、光ファイバ心線37とは、コアとクラッドとこ
れを被覆する被覆層からなる。
しかして、凹溝7内に収納されるものとしては、光フ
ァイバユニット5に限らず、光ファイバ心線37が直接収
納されるものであってもよい。
次に、第5図は光ファイバケーブル1の他の実施例を
示し、この場合、スペーサ8の凹溝7…に収納されてい
るのはいわゆるテープ型の光ファイバである。即ち、光
ファイバ38は、並列状に配設される複数本(図例では、
5本)の光ファイバ心線39…と、該光ファイバ心線39を
被覆する被覆層40と、からなる。また、この図例では、
凹溝7は6本であり、各凹溝7に収納される光ファイバ
38は夫々3本であるが、勿論これらに限られるものでは
ない。なお、この場合、金属防湿層4は、第3図に示す
様に、幅狭の金属接着テープ17が巻設されているが、勿
論、第1図に示す薄肉平板状の金属接着テープ17を使用
してもよい。
また、本考案に係る構造体は、光ファイバケーブル1
を分岐する場合だけに使用するものではなく、第6図に
示す様に、何らかの作用で、外被シース2に傷部41が形
成された場合、内部の光ファイバユニット5等の点検の
ために、仮想線で示す様に該傷部41を含む外被シース2
の一部を剥ぎ取る場合があり、このような場合に形成さ
れた剥ぎ取り部3の補修に使用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
極めて簡単な作業で剥ぎ取り部3を確実に補修するこ
とができ、該剥ぎ取り部3には水分が浸入せず、内部の
光ファイバユニット5等を破損させることなく、長期に
わたって、このケーブルを使用することができる。
補修作業が容易であるので、外被シース2に傷部41等
が形成された場合に、外被シース2の一部を剥ぎ取って
内部の光ファイバユニット5等を点検した後、その剥ぎ
取り部を簡単かつ確実に補修できる利点がある。
一対の半割体16,16としては、剥ぎ取り部3を形成す
る際に、剥ぎ取られた外被シース2の一部を使用するこ
とができ、材料費の節約に寄与することができる。
金属防湿層4が薄肉平板状の金属接着テープ17からな
るものでは、その金属防湿層形成作業が極めて簡単であ
り、しかも、優れた防湿作用を奏することができる。
金属防湿層4が薄肉幅狭な金属接着テープ17からなる
ものでは、優れた密着性を示し、優れた防湿作用を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、第2図は
補修作業工程図、第3図は金属防湿層の他の実施例を示
す簡略斜視図、第4図は光ファイバユニットの拡大断面
図、第5図は光ファイバケーブルの他の実施例の拡大断
面図、第6図は他の用途の説明図である。 1……光ファイバケーブル、2……外被シース、3……
剥ぎ取り部、4……金属防湿層、16……半割体、17……
金属接着テープ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバケーブルの外被シース剥ぎ取り
    部を包囲状とする金属防湿層を備えた外被シース剥ぎ取
    り部補修構造体であって、 重ね合わせることによりその外径が上記外被シースの外
    径と略同一である円筒形となる断面半円弧状の一対の半
    割体を上記剥ぎ取り部に嵌め込んで該剥ぎ取り部を被覆
    すると共に、該一対の半割体上に、薄肉平板状の金属接
    着テープを、その端縁部が相互に重ね合うように、簀巻
    き状に巻設して上記金属防湿層を形成し、かつ、該金属
    防湿層にて、上記一対の半割体の長手方向端部乃至その
    近傍の外被シースの一部を被覆したことを特徴とする外
    被シース剥ぎ取り部補修構造体。
  2. 【請求項2】光ファイバケーブルの外被シース剥ぎ取り
    部を包囲状とする金属防湿層を備えた外被シース剥ぎ取
    り部補修構造体であって、 重ね合わせることによりその外径が上記外被シースの外
    径と略同一である円筒形となる断面半円弧状の一対の半
    割体を上記剥ぎ取り部に嵌め込んで該剥ぎ取り部を被覆
    すると共に、該一対の半割体上に、薄肉幅狭の金属接着
    テープを、その側端縁が重ね合うように、螺旋状に巻設
    して上記金属防湿層を形成し、かつ、該金属防湿層に
    て、上記一対の半割体の長手方向端部乃至その近傍の外
    被シースの一部を被覆したことを特徴とする外被シース
    剥ぎ取り部補修構造体。
JP1989087907U 1989-07-26 1989-07-26 外被シース剥ぎ取り部補修構造体 Expired - Lifetime JP2544063Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322448A (en) * 1976-08-13 1978-03-01 Furukawa Electric Co Ltd:The Jointing proces s for photo-transmission line

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