JP2543946B2 - 抄紙機の制御装置 - Google Patents
抄紙機の制御装置Info
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- JP2543946B2 JP2543946B2 JP63088083A JP8808388A JP2543946B2 JP 2543946 B2 JP2543946 B2 JP 2543946B2 JP 63088083 A JP63088083 A JP 63088083A JP 8808388 A JP8808388 A JP 8808388A JP 2543946 B2 JP2543946 B2 JP 2543946B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はティッシュペーパーなどの抄紙機の制微装置
に関する。
に関する。
（従来の技術） ティッシュ抄紙機の圧搾部と乾燥部は起動時は分離さ
れているが、ティッシュ抄紙機は他の抄紙機と異なり、
通紙後は圧搾部を構成する圧搾ロールを乾燥部に押し付
けて加圧させて駆動されるため、両者の関係は乾燥部を
主駆動、圧搾部を従駆動するように構成されるのが通常
である。
れているが、ティッシュ抄紙機は他の抄紙機と異なり、
通紙後は圧搾部を構成する圧搾ロールを乾燥部に押し付
けて加圧させて駆動されるため、両者の関係は乾燥部を
主駆動、圧搾部を従駆動するように構成されるのが通常
である。
最近のティッシュ抄紙機ではその乾燥部であるヤンキ
ードライヤに直流励磁方式の誘導加熱装置（Ｅキャン
プ）を付加する事により、紙幅方向の乾燥むらをなくす
事が行なわれている。しかしながら、かかる装置を付加
する事により、乾燥部本体に対しうず電流ブレーキトル
クがかかり乾燥部の負荷が変動し、これに伴ない乾燥部
の補助駆動部である圧搾部にもその変動が影響し、適切
な負荷分担がくずれてしまうという不具合が生じるが、
かかる不具合を解消するための手段は知られておらず、
現状は操業員がその都度負荷分担比を変更している。
ードライヤに直流励磁方式の誘導加熱装置（Ｅキャン
プ）を付加する事により、紙幅方向の乾燥むらをなくす
事が行なわれている。しかしながら、かかる装置を付加
する事により、乾燥部本体に対しうず電流ブレーキトル
クがかかり乾燥部の負荷が変動し、これに伴ない乾燥部
の補助駆動部である圧搾部にもその変動が影響し、適切
な負荷分担がくずれてしまうという不具合が生じるが、
かかる不具合を解消するための手段は知られておらず、
現状は操業員がその都度負荷分担比を変更している。
（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記誘導加熱装置から発生するブレーキトル
クに応じた負荷を乾燥駆動装置だけで分担し、補助駆動
部である圧搾部にはその影響をなくし、安定した負荷分
担の行なえる制御装置を提供する事にある。
クに応じた負荷を乾燥駆動装置だけで分担し、補助駆動
部である圧搾部にはその影響をなくし、安定した負荷分
担の行なえる制御装置を提供する事にある。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明においては、誘導
加熱装置の励磁電流をブレーキトルクに変換する変換器
と、トルク分電流及び乾燥部の駆動装置の電流検出器と
の信号からブレーキ分を除いた電流を演算する演算器
と、演算器出力及び予め設定器にて設定された負荷分担
比信号とから補助駆動の圧搾部への負荷分担信号を演算
する電流設定変換器、とからなり、誘導加熱装置から生
じるブレーキトルクによる負荷増大分を全て乾燥部本体
の駆動装置側に負荷を負わせる様に前記補助駆動の圧搾
部の負荷分担を制御する抄紙機の制御装置を提供する。
加熱装置の励磁電流をブレーキトルクに変換する変換器
と、トルク分電流及び乾燥部の駆動装置の電流検出器と
の信号からブレーキ分を除いた電流を演算する演算器
と、演算器出力及び予め設定器にて設定された負荷分担
比信号とから補助駆動の圧搾部への負荷分担信号を演算
する電流設定変換器、とからなり、誘導加熱装置から生
じるブレーキトルクによる負荷増大分を全て乾燥部本体
の駆動装置側に負荷を負わせる様に前記補助駆動の圧搾
部の負荷分担を制御する抄紙機の制御装置を提供する。
（作 用） この様に構成されたものにおいて、誘導加熱装置によ
るブレーキトルク分を全て乾燥部本体にて負荷を負う事
が可能となり、ブレーキ分に影響されずに補助駆動の圧
搾部が安定した負荷で負荷分担制御する事が可能とな
る。
るブレーキトルク分を全て乾燥部本体にて負荷を負う事
が可能となり、ブレーキ分に影響されずに補助駆動の圧
搾部が安定した負荷で負荷分担制御する事が可能とな
る。
（実施例） 第１図に本発明の一実施例を示す。これは、ティッシ
ュペーパー用抄紙機に適用した例で、これをもとに説明
する。
ュペーパー用抄紙機に適用した例で、これをもとに説明
する。
乾燥部１は駆動モータ２、速度センサ３、電源装置４
にて速度設定器５の指令にもとづき速度制御されてい
る。一方、補助駆動の圧搾ロール6,7はそれぞれの駆動
モータ8,9、電源装置10にて乾燥部に対して負荷分担制
御されている。
にて速度設定器５の指令にもとづき速度制御されてい
る。一方、補助駆動の圧搾ロール6,7はそれぞれの駆動
モータ8,9、電源装置10にて乾燥部に対して負荷分担制
御されている。
ティッシュ用抄紙機には直流励磁方式の誘導加熱装置
11が付属されているが、これによって乾燥部にはうず電
流ブレーキがかかり、その負荷が変化してしまう。
11が付属されているが、これによって乾燥部にはうず電
流ブレーキがかかり、その負荷が変化してしまう。
ここで、この誘導加熱装置11により発生されるうず電
流ブレーキは、励磁電流の二乗比例する。従って、この
励磁電流を検出する変換部12を介して、うず電流による
乾燥部上へのブレーキトルクに比例した信号をトルク変
換器13により得る事が出来る。
流ブレーキは、励磁電流の二乗比例する。従って、この
励磁電流を検出する変換部12を介して、うず電流による
乾燥部上へのブレーキトルクに比例した信号をトルク変
換器13により得る事が出来る。
一方、圧搾部は乾燥部の負荷電流検出器１からの信号
にもとずき、予め負荷分担設定器15により定められた比
率にて、圧搾部負荷設定電流変換器16の出力にもとづき
負荷分担制御されている。
にもとずき、予め負荷分担設定器15により定められた比
率にて、圧搾部負荷設定電流変換器16の出力にもとづき
負荷分担制御されている。
うず電流ブレーキ分トルクを全て乾燥部側にて負荷を
分担し圧搾部側には負荷を増大させない事ができれば、
操業員の負荷調整作業をなくす事ができ安定した操業を
継続できる。
分担し圧搾部側には負荷を増大させない事ができれば、
操業員の負荷調整作業をなくす事ができ安定した操業を
継続できる。
このために乾燥部の負荷電流検出器14とブレーキトル
ク変換器13との信号を演算部17に入力して、ここでブレ
ーキトルク分を除いた乾燥部の理想電流を計算し、この
出力を圧搾部電流設定変換器16に入力する事により、補
助駆動の圧搾部はブレーキトルクに影響されずに安定し
た負荷分担制御が可能となるという効果が得られる。
ク変換器13との信号を演算部17に入力して、ここでブレ
ーキトルク分を除いた乾燥部の理想電流を計算し、この
出力を圧搾部電流設定変換器16に入力する事により、補
助駆動の圧搾部はブレーキトルクに影響されずに安定し
た負荷分担制御が可能となるという効果が得られる。
本発明により安定した負荷分担の行える抄紙機の制御
装置を提供することが出来る。
装置を提供することが出来る。
第１図は本発明の一実施例を示す抄紙機の制御装置の構
成図である。 12……励磁電流変換器、13……トルク変換器 14,18……負荷電流検出器、15……負荷分担設定器 16……圧搾部設定電流変換器、17……演算器 19,20……演算増幅器、21,22……比較器
成図である。 12……励磁電流変換器、13……トルク変換器 14,18……負荷電流検出器、15……負荷分担設定器 16……圧搾部設定電流変換器、17……演算器 19,20……演算増幅器、21,22……比較器
Claims (1)
- 【請求項１】誘導加熱装置を備えた抄紙機の乾燥部駆動
装置と、前記誘導加熱装置の励磁電流をブレーキトルク
に変換できるトルク変換切換器と、トルク分電流及び前
記乾燥部駆動装置の電流検出器からの信号からブレーキ
分を除いた電流を演算する演算器と、この演算器出力及
び予め設定された負荷分担比信号とから補助駆動の圧搾
部への負荷分担信号を演算する設定電流変換器とからな
り、前記誘導加熱装置から生じるブレーキトルクの負荷
増大分を全て乾燥部本体の駆動装置に負わせるように前
記補助駆動の圧搾部の負荷を制御する抄紙機の制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63088083A JP2543946B2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 抄紙機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63088083A JP2543946B2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 抄紙機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01260088A JPH01260088A (ja) | 1989-10-17 |
| JP2543946B2 true JP2543946B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=13932973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63088083A Expired - Fee Related JP2543946B2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 抄紙機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543946B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-12 JP JP63088083A patent/JP2543946B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01260088A (ja) | 1989-10-17 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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| R371 | Transfer withdrawn |
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