JP2543806Y2 - 自動車ボデー部品の組付け治具 - Google Patents

自動車ボデー部品の組付け治具

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JP2543806Y2
JP2543806Y2 JP4572792U JP4572792U JP2543806Y2 JP 2543806 Y2 JP2543806 Y2 JP 2543806Y2 JP 4572792 U JP4572792 U JP 4572792U JP 4572792 U JP4572792 U JP 4572792U JP 2543806 Y2 JP2543806 Y2 JP 2543806Y2
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outer plate
plate part
jig
pressing
curvature
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JP4572792U
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JPH0593728U (ja
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賢美 阿部
栄作 山口
正夫 河端
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車ボデー部品であ
るクォータパネル等の曲率を有する外板部品を組付ける
工程に使用する組付け治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ボデー部品のうち、クォータパネ
ル、クォータインナパネル等のサイドパネルは、通常、
サイドパネルアッシイとして組付けてからボデー全体を
総組付けする工法をとっている。
【0003】また、サイドパネルアッシイとして組付け
るには、組付け作業上の理由から図4のように外板部品
を下にして、その上に内板部品を配置する方法をとって
いる。
【0004】しかし、外板部品は一般に大きな曲率を有
する湾曲面で構成され、形状凍結性に欠けるため、面の
垂れ下がりに対しては適切な受け面を設けて支持すると
ともに、面の浮き上がりに対しては湾曲方向両端に左右
方向規制等を設けて、これらを防止する必要がある。
【0005】そこで、自動車ボデーの曲率を有する外板
部品と内板部品とを組付ける治具においては、従来から
図4のように外板部品のうち比較的面剛性の高い両端付
近の面を上下方向に支持する受け面1aと、端末のフラ
ンジ3aと当接して外板部品3の左右方向(湾曲方向)
位置を規制する案内ゲージ2とを有する基準受けブロッ
ク1を配設している。
【0006】
【考案が解決しようとする問題点】ところが、外板部品
3は、単独では全体の剛性が低いため、面の曲率を設計
上定められた曲率とするためには、上記基準受けブロッ
ク1の取付け関係を微妙に調整しなければならない。こ
れは、試行錯誤の繰返しとなりやすく多大な工数を費や
している。
【0007】さらに、外板部品の面曲率は、プレス加工
によるばらつきが生ずる点も考慮しなければならない。
この場合、プレス品の平均値を基準に基準受けブロック
1の位置を固定することになるが、組付け後の面曲率は
プレス品のばらつきに追随して変化してしまうことにな
る。よって、このような治具では外板部品の面曲率を設
計上定められた曲率にて一定に固定することは困難であ
る。
【0008】本考案は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、基準受けブロック1の取付関係の微調整を廃
止し、外板部品の面曲率を設計上定められた曲率にて一
定に固定することを目的とする。
【0009】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、自動車ボデーの曲率を有する外板部品と
内板部品とを組付ける治具であって、外板部品の湾曲方
向両端を支持する受け面を有する基準受けブロックと、
外板部品の湾曲方向中間を支持する受け面を有する中間
受けブロックと、外板部品の湾曲方向一端を前記基準受
けブロックの受け面と略平行な方向に押圧する押圧手段
及び該押圧手段の押圧力を調整する押圧力調整手段とを
具備する自動車ボデー部品の組付け治具を提供するもの
である。
【0010】
【作用】このような組付け治具に外板部品、内板部品を
セットとしたとき、外板部品の面曲率が設計上定められ
た曲率となっていない状態であっても、押圧力調整手段
により押圧力を調整された押圧手段が外板部品の湾曲方
向一端を基準受けブロックの受け面と略平行な方向に押
圧することにより、外板部品の湾曲方向中間が下方に移
動し、設計上定められた曲率となる位置で中間受けブロ
ックの支持する受け面に当たり、外板部品の面曲率は設
計上定められた曲率となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例につい
て説明する。図1及至図3は本考案の実施例を示し、治
具定盤5上には、基準受けブロック1、中間受けブロッ
ク6、押さえブロック7、エアシリンダー8、及びエア
圧力調整器9を配設する。
【0012】まず、基準受けブロック1は、曲率を有す
る外部品3の湾曲方向両端を支持する受け面1a及び
該外板部品3のフランジ3aと当接して外板部品3の左
右方向(湾曲方向)位置を規制する案内ゲージ2を有す
る。ここで、受け面1aは、外板部品3の設計上定めら
れた面形状に造形する。また、案内ゲージ2は上端を外
側へ傾斜させ、外板部品3を略正規位置に位置決め案内
するよう基準受けブロック1に設けた座面1bに固着す
る。
【0013】次に、中間受けブロック6は、外板部品3
が設計上定められた曲率となったとき、外板部品3の湾
曲方向中間を支持するようあらかじめ位置を調整してあ
る受け面6aを有する。なお、受け面6aの高さ調整を
容易とするため、中間受けブロック6の上端において受
け面6aのみを分離可能な構造とし、受け面6aは設計
上定められた面形状に造形する。
【0014】さらに、押さえブロック7は、一方の端部
に外板部品3の湾曲方向一端のフランジ3aを押圧する
押さえ面7aを有し、基準受けブロック1の壁面に配設
した軸10により中央付近で回動自在に軸支され、他方
の端部を軸11により、エアシリンダー8と連結されて
いる。また、該押さえ面7aは、外板部品3及び内板部
品4を治具内に投入する前には、案内ゲージ2の外側に
待機し、投入後回動してフランジ3aを基準受けブロッ
ク1の受け面1aと略平行な方向に押圧する。
【0015】かかる動作は、エアシリンダー8にエアを
送給することで生じる推力を軸11で連結されている押
さえブロック7に伝達し、軸10を支点に回動させるこ
とにより行なう。これら押さえブロック7及びエアシリ
ンダー8が、外板部品3の押圧手段を構成する。
【0016】なお、エアシリンダー8に供給するエア圧
力は、外板部品3のフランジ3aを変形させない程度
で、かつ外板部品3の湾曲面が湾曲方向中間を受ける中
間受けブロック6の受け面6aに当接し、設計上定めら
れた曲率となるようエア圧力調整器9を介してあらかじ
め調整され、一定に保持される。
【0017】
【考案の効果】以上の構成からなる本考案治具によれ
ば、外板部品3及び内板部品4を治具内にセットする
と、外板部品3の面曲率がスプリングバックして全体に
伸びた形状となっていても、フランジ3aを押さえブロ
ック7の押さえ面7aで押圧することにより、外板部品
3を設計上定められた曲率に矯正できる。
【0018】したがって、本考案治具により外板部品3
及び内板部品4を位置決めした後、該治具内で両部品を
スポット溶接等により一体化することにより、外板部品
3の面曲率を設計上定められた曲率にて固定し得る。ま
た、押さえブロック7の押さえ面7aによる押圧力は、
エア圧を介しているため、外板部品3の面曲率に多少の
ばらつきがあっても、他の品質不具合を生じることな
く、設計上定められた曲率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部断面図であり、押さえブ
ロックが開いた状態を示す。
【図2】本考案の実施例の要部断面図であり、押さえ
ロック7の押さえ面7aによりフランジ3aが押圧され
たときの状態を示す。
【図3】本考案の実施例の要部斜視図である。
【図4】従来治具の要部断面図である。
【符号の説明】
1…基準受けブロック,1a…基準受けブロックの受け
面,1b…座面,2…案内ゲージ,3…外板部品,3a
…フランジ,4…内板部品,5…治具定盤,6…中間受
けブロック,6a…中間受けブロックの受け面,7…押
さえブロック,7a…押さえ面,8…エアシリンダー,
9…エア圧力調整器,10・11…軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−152377(JP,A) 特開 平2−76657(JP,A) 特開 昭60−171179(JP,A) 実開 昭62−19134(JP,U) 実開 昭63−6987(JP,U) 実公 昭55−13184(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボデーの曲率を有する外板部品と
    内板部品とを組付ける治具であって、外板部品の湾曲方
    向両端を支持する受け面を有する基準受けブロックと、
    外板部品の湾曲方向中間を支持する受け面を有する中間
    受けブロックと、外板部品の湾曲方向一端を前記基準受
    けブロックの受け面と略平行な方向に押圧する押圧手段
    及び該押圧手段の押圧力を調整する押圧力調整手段とを
    具備する自動車ボデー部品の組付け治具。
JP4572792U 1992-05-20 1992-05-20 自動車ボデー部品の組付け治具 Expired - Lifetime JP2543806Y2 (ja)

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JP4572792U JP2543806Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 自動車ボデー部品の組付け治具

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JP4572792U JP2543806Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 自動車ボデー部品の組付け治具

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Publication Number Publication Date
JPH0593728U JPH0593728U (ja) 1993-12-21
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JP4572792U Expired - Lifetime JP2543806Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 自動車ボデー部品の組付け治具

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JPH0593728U (ja) 1993-12-21

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