JP2543141Y2 - 同軸コネクタ・接栓 - Google Patents

同軸コネクタ・接栓

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JP2543141Y2
JP2543141Y2 JP1990405514U JP40551490U JP2543141Y2 JP 2543141 Y2 JP2543141 Y2 JP 2543141Y2 JP 1990405514 U JP1990405514 U JP 1990405514U JP 40551490 U JP40551490 U JP 40551490U JP 2543141 Y2 JP2543141 Y2 JP 2543141Y2
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JP
Japan
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plug
connector
ring
axial direction
hole
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JP1990405514U
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JPH0492386U (ja
Inventor
野 聖 純 千
Original Assignee
宇呂電子工業株式会社
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Publication date
Application filed by 宇呂電子工業株式会社 filed Critical 宇呂電子工業株式会社
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸コネクタに係り、と
くにF型コネクタと共用でき接続作業が容易で、かつ同
軸ケーブルを引っ張っても抜け難い構造に関する。
【0002】
【従来の技術】TV信号等の高周波信号を取り扱う際に
同軸ケーブル同士を結合するには、各種コネクタが利用
されている。そのうちで価格等の点からF型コネクタが
最も普及していて、TV共聴装置の分岐器、分配器には
多数のF型コネクタ座が並べられて取り付けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】F型コネクタは、ねじ
締め構造であるから複数の座が並んでいるとき、特に内
側に配された座に接続作業を行なう場合には、接栓側の
ナットリングを回し難く作業がし難い。
【0004】また収納ボックス等に取り付ける事が多
く、収納ボックスが小型のため、収納ボックスの外で分
岐器、分配器のF型コネクタ座に接栓を取り付けた後
に、収納ボックスに押し込む事が多く、接続作業が煩雑
である。
【0005】また簡易型の同軸コネクタとしてC13型
(EIAJ)等があるが、同軸ケーブルを引っ張ると抜
けたり、同軸ケーブルの振動によって接触が不安定にな
ったりするため共聴用工事には不向きであった。
【0006】本考案は上述の点を考慮してなされたもの
で、F型コネクタ接栓と互換性を有しかつ接続作業をよ
り簡便確実に行え、電気接続が確実で漏洩、汚染等が少
ない同軸コネクタ対を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案では、請求項1記載の、同軸F型コネクタ座に挿入
して用いられる接栓において、先端部外周に前記接栓の
周方向に等間隔配置された、1つが丸穴で他が前記接栓
の軸方向を向いた長円穴である少なくとも3個の穴28
を有し、内周に前記軸方向に延びる複数個の接触用切り
起こし24を持ったリング状の内ばね23が嵌装され、
この内ばねにより前記コネクタ座の周囲に設けられたね
じの山の先端と摺動係合する筒状本体20と、前記接栓
の外周に嵌装され、前記接栓の軸方向に沿って移動可能
に設けられたリング状シェル26と、前記穴よりもやや
大きい径を有し、接栓先端部内周の少なくとも3個所に
径方向に移動可能に設けられた、前記F型コネクタのね
じ溝に落ち込むような大きさの少なくとも3個の球状体
25とをそなえたことを特徴とする同軸コネクタ・接
栓、および請求項2記載の、請求項1記載の同軸コネク
タ・接栓における前記長円穴は、前記球状体を前記ねじ
山1ピッチ程度移動させるような長径を有する同軸コネ
クタ・接栓、を提供するものである。
【0008】
【考案の効果】接栓をコネクタ座に接続するには、接栓
のスリーブを軸方向にコネクタ座に向けて押し込み、接
合部をコネクタ座に接合させた後、シェルを更に軸方向
に押すことによって、球状体を径方向内方に押圧して座
のねじ穴に球状体を押し込んで固定する。コネクタを一
時的に接続する場合は、シェルの押し込みを省略すれば
ロックのない状態にすることができる。
【0009】接栓を外すには、シェルを軸方向に反コネ
クタ座方向に引っ張り、球状体を径方向内方に押圧する
力を取り除いた後、さらにシェルを引っ張ることによっ
て球状体をコネクタ座のねじ溝から開放し、さらに接合
部をコネクタ座から引き抜く事で行なわれる。
【0010】
【考案の効果】本考案のコネクタ座はF型コネクタと同
じであり、F型コネクタの接栓を接続することもできる
し、本考案に係るコネクタ接栓を接続することもできる
ものである。そのうえ本考案のコネクタ接栓を接続する
には、シェルを軸方向に移動させるだけであってF型コ
ネクタのように回転操作の必要がなく、接続作業時間の
短縮が図れ、接栓座が林立していても軸方向の簡単な操
作のみで確実に接続固定を行うことができる。
【0011】また、接栓とコネクタ座との接触を、コネ
クタ座の座面と同時にねじ外周部に接触させることによ
り同軸ケーブルの捻りや引っ張りに対しても接触を損な
われないようにできる。
【0012】
【実施例】図1は、本考案に係る接栓の一実施例を部分
断面として示すとともに、相手側である座に対する挿入
の様子を示したものである。10は座であり、この座に
接続する本考案の接栓は、導電性金属で一体形成された
コネクタ座との接続を行うための接合部21と同軸ケー
ブルを接続するためのスリーブ22とを有する筒状本体
20を用いて構成する。
【0013】接合部21の内周には、軸方向に延びる複
数個の接触用切り起しを持ったリング状の内ばね23が
嵌装されている。この内ばね23は、当該内ばね23が
脱落しないための切起こし片24を有し、一方接合部2
1には切起こし片24と対応する位置に係止用凹部が配
されている。これにより内ばねは接栓本体20に固定さ
れる。
【0014】また接合部21の開口端側には、周方向に
等間隔に、球状体25を収容するための、球状体25の
外径よりわずかに大きい径の丸形か長円形の穴が例えば
3か所設けられており、この穴は球状体25が接栓内側
に脱落しないように接栓内側が小径となっている。
【0015】接合部21の外周には、接栓の軸方向に摺
動できるシェル26が設けられており、このシェル26
は接合部21を被うとともに、接栓先端側で接合部との
間に球状体25を支持する。
【0016】図2は、筒状本体20の斜視図であり、シ
ェル26の接栓先端側はリング状に構成されており、こ
のリング外周上に球状体25が穴より接栓内方に突出
し、かつ脱落しないような直径を有する穴28が設けら
れている。
【0017】図3は、この穴28の拡大断面を示してい
る。穴28の開口端内側には、穴壁28aと開口端に連
なったリング状突出部28bとを設け、リング状突出部
28bによって球状体25を穴28から接合部21の径
方向内方に突出させ脱落しないような構造にしてある。
【0018】そして、シェル26の外周中央には軸方向
に摺動させるための小径の部分を設け、またシェル26
が開口端側に抜け落ちないためのやや大径部分を先端側
に設ける。
【0019】そして同軸ケーブル側に抜け落ちないため
に、接合部後端にスカートリング27を圧入固定してい
る。また、スカートリング27のもう一つの役割は、同
軸ケーブル挿入部に張り出した部分の内部空間に、同軸
ケーブルの編組を収納して目隠しをすることである。
【0020】そして、円形穴28の代わりに長円形穴2
8′としたものである。長円形の場合、図示のように球
状体25が座のねじ溝の中心から外れたときに、長円の
長径による裕度でねじ溝中心に球状体25を置くことが
できる。長円は、図示のように球状体25がねじ山1ピ
ッチ程度移動できる裕度を持たせる。
【0021】図4は、コネクタ座のねじ後部にリング状
溝を設けた実施例であり、通常ねじ切り加工における不
完全ねじ部の逃げ用の溝を備えたものにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の部分断面およびコネクタ座
への装着の様子を示した図。
【図2】図1の実施例に用いる筒状本体の斜視図。
【図3】図1の要部拡大断面図。
【図4】本考案の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
10 コネクタ座 20 筒状本体 21 接合部 22 スリーブ 23 内ばね 24 切起こし 25 球状体 26 シェル 27 スカートリング 28 穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸F型コネクタ座に挿入して用いられる
    接栓において、 先端部外周に前記接栓の周方向に等間隔配置された、1
    つが丸穴で他が前記接栓の軸方向を向いた長円穴である
    少なくとも3個の穴28を有し、内周に前記軸方向に延
    びる複数個の接触用切り起こし24を持ったリング状の
    内ばね23が嵌装され、この内ばねにより前記コネクタ
    座の周囲に設けられたねじの山の先端と摺動係合する筒
    状本体20と、 前記接栓の外周に嵌装され、前記接栓の軸方向に沿って
    移動可能に設けられたリング状シェル26と、 前記穴よりもやや大きい径を有し、接栓先端部内周の少
    なくとも3個所に径方向に移動可能に設けられた、前記
    F型コネクタのねじ溝に落ち込むような大きさの少なく
    とも3個の球状体25とをそなえたことを特徴とする同
    軸コネクタ・接栓。
  2. 【請求項2】請求項1記載の同軸コネクタ・接栓におい
    て、 前記長円穴は、前記球状体を前記ねじ山1ピッチ程度移
    動させるような長径を有する同軸コネクタ・接栓。
JP1990405514U 1990-12-28 1990-12-28 同軸コネクタ・接栓 Expired - Lifetime JP2543141Y2 (ja)

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JPH0492386U JPH0492386U (ja) 1992-08-11
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JP2543526Y2 (ja) * 1991-03-14 1997-08-06 宇呂電子工業株式会社 同軸コネクタ・接栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010073Y2 (ja) * 1979-08-16 1985-04-06 マスプロ電工株式会社 接続具
JPS5936587U (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 エスエムケイ株式会社 同軸ケ−ブルコネクタ
JPH0284282U (ja) * 1988-12-16 1990-06-29

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JPH0492386U (ja) 1992-08-11

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