JP2542986Y2 - 高圧直流電源装置の充電中表示回路 - Google Patents

高圧直流電源装置の充電中表示回路

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JP2542986Y2
JP2542986Y2 JP1993057129U JP5712993U JP2542986Y2 JP 2542986 Y2 JP2542986 Y2 JP 2542986Y2 JP 1993057129 U JP1993057129 U JP 1993057129U JP 5712993 U JP5712993 U JP 5712993U JP 2542986 Y2 JP2542986 Y2 JP 2542986Y2
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一樹 森田
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は高圧直流電源が充電中で
あることを示し、感電を防止するための充電中表示回路
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の充電中表示回路を備えた
高圧直流電源装置を示した接続図であり、１は高圧直流
電源装置、２は三相交流入力端子、３は三相全波整流
器、4nは平滑コンデンサ、5nは電圧バランサ抵抗、６は
充電中表示回路、７は発光ダイオード、８は電流制限抵
抗、９は高圧直流電源装置１の直流出力端子である。交
流電源を入力とする三相全波整流器３の出力には、平滑
コンデンサ4nが備えられている。
【０００３】この平滑コンデンサ4nは、一般に高耐圧の
ものの入手が困難であるため、複数個を直列に接続した
ものを三相全波整流器３の整流出力部に接続している。
また、直列接続された個々の平滑コンデンサ4nに印加さ
れる電圧が、耐電圧を越えないように各平滑コンデンサ
4nには電圧バランサ抵抗5nを並列に接続している。さら
に、感電を防止する目的で平滑コンデンサ4nが充電中で
あることを示す発光ダイオード７と、この発光ダイオー
ド７の電流を制限する電流制限抵抗８との直列回路から
なる充電中表示回路６を三相全波整流器３の整流出力部
に接続していた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】図２に示すごとく、従
来の充電中表示回路では、直流出力端子において作業員
が触っても感電しないレベルの低い電圧まで発光ダイオ
ードの点灯を続ける必要があり、三相全波整流器の出力
電圧が高いとき発光ダイオードのドライブ電流が大きく
なり、三相全波整流器の出力電圧が高ければ高いほど電
流制限抵抗の消費電力が大きなものとなっていた。
【０００５】したがって、装置内部の発熱による温度の
上昇および電流制限抵抗の大形化による装置の大形化と
いう課題があった。本考案は上述した点に鑑みて創案さ
れたものでその目的とするところは、発光ダイオードの
電流を制限するために必要な電流制限抵抗を特別に設け
ずに装置内部の温度上昇を低くし、装置の小形化を提供
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】出力に平滑コンデンサを
複数個直列に接続し、その各々の平滑コンデンサと並列
に電圧バランサ抵抗を接続した高圧直流電源装置におい
て、前記平滑コンデンサのいづれか一つと並列接続され
た前記電圧バランサ抵抗に直列に発光ダイオードを接続
すものである。
【０００７】つまり、従来のように高圧直流電源装置の
出力に、発光ダイオードと発光ダイオードの電流を制限
する電流制限抵抗との直列回路のごとき特別な充電中表
示回路を接続するものではなく、複数個直列に接続され
た平滑コンデンサの内どれか一つの平滑コンデンサに並
列接続された電圧バランサ抵抗と直列に発光ダイオード
を接続するものである。
【０００８】
【作用】前述したように、電圧バランサ抵抗と発光ダイ
オードの電流制限するために必要な電流制限抵抗を兼用
する回路構成とすることにより、従来のように発光ダイ
オードの電流を制限するために必要な電流制限抵抗を特
別に接続する必要がなくなる。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本考案の充電中表示回路を備えた高圧直流
電源装置の接続図であり、図中、図２と同符号のものは
同じ機能を有する部品を示すものである。10は高圧直流
電源装置、61は充電中表示回路である。
【００１０】図１において、交流電源を入力とする三相
全波整流器３の出力に平滑コンデンサ4nを複数個直列に
接続して、その各々の平滑コンデンサ4nと並列に電圧バ
ランサ抵抗5nを接続した高圧直流電源装置10において、
平滑コンデンサ4nのいづれか一つに対応する並列接続さ
れた電圧バランサ抵抗5nに直列に発光ダイオード７を接
続し、充電中表示回路61を構成したものである。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、従
来のように発光ダイオードの電流を制限するために必要
な電流制限抵抗を特別に接続する必要がなくなり、装置
を小形化することができ、電流制限抵抗の発熱による装
置内部の温度上昇の問題もなくなる。さらに、部品点数
が減るためコストの低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す高圧直流電源装置の接
続図である。
【図２】従来の高圧直流電源装置の接続図である。
【符号の説明】
１ 高圧直流電源装置 ２ 三相交流入力端子 ３ 三相全波整流器 ６ 充電中表示回路 ７ 発光ダイオード ８ 電流制限抵抗 ９ 直流出力端子 10 高圧直流電源装置 4n 平滑コンデンサ 5n 電圧バランサ抵抗 61 充電中表示回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 出力に平滑コンデンサを複数個直列に接
    続し、その各々の平滑コンデンサと並列に電圧バランサ
    抵抗を接続した高圧直流電源装置において、前記平滑コ
    ンデンサのいづれか一つと並列接続された前記電圧バラ
    ンサ抵抗に、直列に発光ダイオードを接続したことを特
    徴とする高圧直流電源装置の充電中表示回路。
JP1993057129U 1993-09-28 1993-09-28 高圧直流電源装置の充電中表示回路 Expired - Lifetime JP2542986Y2 (ja)

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