JP2542867B2 - 風呂用アダプタ - Google Patents

風呂用アダプタ

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JP2542867B2
JP2542867B2 JP62276530A JP27653087A JP2542867B2 JP 2542867 B2 JP2542867 B2 JP 2542867B2 JP 62276530 A JP62276530 A JP 62276530A JP 27653087 A JP27653087 A JP 27653087A JP 2542867 B2 JP2542867 B2 JP 2542867B2
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bathtub
adapter
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八郎 竹見
博巳 藤生
道夫 池田
憲史 門間
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は浴槽内の湯を加熱器に循環させるための風呂
用アダプタに関する。
(ロ)従来の技術 例えば、特開昭60−26239号公報には、浴槽の側壁に
取付けられた風呂用アダプタに接続された給湯管、及
び、圧力検出用の圧力導管がそれぞれ別に浴槽の側壁を
貫通して配管された自動風呂機能付給湯設備の配管構造
が開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、浴槽等の給湯設備を設置す
るとき、浴槽の側壁に給湯管、及び圧力導管を貫通させ
るための開口をそれぞれ別に形成しなければならず、
又、給湯管、及び圧力導管の側壁貫通部のシールをそれ
ぞれ別に確実に行う必要があり、浴槽の設置に伴う配管
作業が煩雑になるという問題が発生していた。又、側壁
の貫通箇所の増加に伴い浴槽からの水漏れが発生する虞
れが大きくなるという問題が発生していた。
もちろん、実開昭62−112832号公報に記載されている
ように、風呂用アダプタに圧力検出器を内蔵させれば、
上述した問題点は解消されるが、このように、風呂用ア
ダプタに圧力検出器が内蔵されたものでは、風呂用アダ
プタが大型になるため、浴槽内への突出部分が大きくな
って使用者の使い勝手が悪くなる欠点があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、浴
槽への配管作業の簡略化を図ると共に、風呂用アダプタ
が極力大きくならないようにしつつ、浴槽の水位検出と
温度検出が行えるようにすることを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明では、浴槽の側壁(2)を貫通して取付けら
れ、浴槽の湯を循環ポンプ(P)にて加熱器(19)に供
給する往き管(17)、及び加熱器(19)の湯を浴槽へ戻
す復管(18)にそれぞれ接続される往き部(1a)及び復
部(1b)を有する風呂用アダプタにおいて、往き部(1
a)又は復部(1b)に挿入され、先端部を浴槽内部に臨
んで開口させる共に、他端部を浴槽外の水位検出用の圧
力検出器(S)に接続した圧力導管(11)(12)と、こ
の圧力導管(11)(12)の先端部内に配置した温度セン
サ(14)とを備え、前記圧力導管(11)は温度センサ
(14)のリード線を外部に導くリード線導出部材を兼ね
ている構成である。
(ホ)作用 浴槽の設置時には、浴槽の側壁(2)にアダプタ用開
口(2a)を1個形成し、このアダプタ用開口(2a)に第
1圧力導管(11)が挿入されたアダプタ(1)を取付け
れば良く、側壁(2)に圧力導管用の開口を設ける必要
がなく、浴槽の配管作業の簡略化が図られ、又、浴槽の
側壁(2)のシール作業をアダプタ用開口についてのみ
行えば良く、シール作業の簡略化も図られ、さらに、側
壁(2)からの水漏れの発生が少なくなり、また、浴槽
内部に臨んで開口させた圧力導管(11)の先端部内に温
度センサ(14)を配置しているので、外気の影響を受け
ることなく、正確に浴槽内の湯の温度を検出することが
できる。しかも、先端部を浴槽内部に臨んで開口させた
圧力導管(11)(12)の他端部は、浴槽外の水位検出用
の圧力検出器(S)に接続されているので、圧力検出器
(S)を内蔵した風呂用アダプタのように、大型となっ
て浴槽内への突出部分が大きくなることがなく、使用者
の使い勝手が損なわれる心配がない。さらに、圧力導管
(11)は温度センサ(14)のリード線を外部に導くリー
ド線導出部材を兼ねているので、温度センサ(14)及び
リード線が損傷しないように圧力導管(11)を利用して
保護できる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
図面において、(1)は風呂用アダプタで、この風呂
用アダプタ(1)は浴槽の側壁(2)の適所に取付けら
れている。ここで、アダプタ(1)は、浴槽内の突出部
である浴槽内カバー(3)、浴槽外カバー(4)、及び
これらカバー(3),(4)を接続する接続部材(5)
とを備えている。又、接続部材(5)の筒部外面と浴槽
外カバー(4)の筒部内面とには、互いに嵌合するネジ
切り部(5a),(4a)が形成されている。(6)はカバ
ー(3)の前面の吸込み口(7)に設けられた網状のフ
ィルタ、(3A)は浴槽内カバー(3)の側壁に複数形成
された吐出口、(8),(9)はアダプタ(1)と側壁
(2)との接続部をシールするゴムパッキンである。そ
して、浴槽外カバー(4)のフランジ(4b)と、接続部
材(5)のフランジ(5b)との間にゴムパッキン
(8),(9)、及び側壁(2)の開口周縁部が挟まれ
ている。アダプタ(1)内は浴槽内カバー(3)、及び
浴槽外カバー(4)により、往き部(1a)と復部(1b)
とが区画形成されている。
(11)はアダプタ(1)の往き部(1a)に挿入された
第1圧力導管であり、この第1圧力導管は例えば真鍮等
により形成されている。第1圧力導管(11)はフィルタ
(6)の内側の往き部(1a)に挿入されており、内部が
静圧部になる第1圧力導管(11)の浴槽側一端(11A)
には保護部材(13)が取付けられている。ここで、保護
部材(3)には浴槽内と第1圧力導管(11)内とを連通
する連通口(図示せず)が形成され、保護部材(13)は
フィルタ(6)の中央開口(6a)から浴槽内に突出して
いる。又、第1圧力導管(11)の浴槽外に位置した他端
には閉塞部材(11a)が取付けられている。又、第1圧
力導管(11)は第2圧力導管(12)を介して例えば浴室
外の圧力検出器(S)に接続されている。(14)は保護
部材(13)で覆われた第1圧力導管(11)の浴槽側一端
(11A)の内部に収容された温度センサであり、この温
度センサ(14)から第1圧力導管(11)内をリード線被
覆管(15)が延びている。又、リード線被覆管(15)は
閉塞部材(11a)を貫通して外部へ延びている。
(17)、及び(18)はそれぞれアダプタ(1)の往き
部(1a)、及び復部(1b)に接続された往き管、及び復
管であり、往き管(17)、及び復管(18)は浴室外の温
水ポンプ等の加熱器(19)に接続されている。又、
(P)は給湯時、又は追い焚き時に運転される循環ポン
プである。
上記、アダプタ(1)を浴槽の側壁(2)に取付ける
ときには、側壁(2)の適所にアダプタ用開口(2a)を
1個形成し、このアダプタ用開口(2a)に接続部材
(5)を挿入する。そして、浴槽外カバー(4)を接続
部材(5)に当て回動して接続部材(5)と浴槽外カバ
ー(4)とのネジ切り部(5a),(4a)を嵌合させ、接
続部材(5)と浴槽外カバー(4)とによりゴムパッキ
ン(8),(9)及び側壁(2)を挟み込むことによ
り、アダプタ(1)は取付けられると共にアダプタ用開
口(2a)がシールされる。
上記実施例によれば、アダプタ(1)の往き部(1a)
を貫通した第1圧力導管(11)と第2圧力導管(12)と
を介して圧力検出器(S)により浴槽内の静圧を検出
し、水位を正確に検出できるのは勿論、アダプタ(1)
には往き部(1a)と復部(1b)とが形成され、さらに、
第1圧力導管(11)が挿入されているため、浴槽の側壁
(2)にアダプタ用開口(2a)を1個形成し、このアダ
プタ用開口(2a)にアダプタ(1)を取付ければ良く、
浴槽への配管作業の簡略化を図ることができ、又浴槽の
側壁(2)のシール作業をアダプタ用開口(2a)につい
てのみ行えば良く、シール作業の簡略化を図ることがで
きると共に、側壁(2)からの水漏れの発生を少なくす
ることができる。
また、浴槽内部に臨んで開口させた第1圧力導管(1
1)の浴槽側一端(11A)部分の内部に温度センサ(14)
を収容しているので、外気温の影響を受けることなく、
正確に浴槽内の湯の温度検出を行うことができる。しか
も、第1圧力導管(11)の他端部は、第2圧力導管(1
2)を介して浴槽外の水位検出用の圧力検出器(S)に
接続されているので、圧力検出器(S)を内蔵した風呂
用アダプタのように、大型となって浴槽内への突出部分
が大きくなることがなく、使用者の使い勝手を損なわな
いようにできる。さらに、圧力導管(11)は温度センサ
(14)のリード線被覆管(15)を外部に導くリード線導
出部材を兼ねているので、温度センサ(14)及びリード
線が損傷しないように圧力導管(11)を利用して保護で
き、圧力導管(11)とは別個のリード線導出部材を不要
となせる。
(ト)発明の効果 本発明は以上の説明から明らかなように、浴槽の側壁
を貫通して取付けられ、浴槽の湯を循環ポンプにて加熱
器に供給する往き管、及び加熱器の湯を浴槽へ戻す復管
にそれぞれ接続される往き部及び復部を有する風呂用ア
ダプタにおいて、往き部又は復部に挿入され、先端部を
浴槽内部に臨んで開口させると共に、他端部を浴槽外の
水位検出用の圧力検出器に接続した圧力導管と、この圧
力導管の先端部内に配置した温度センサとを備え、前記
圧力導管は温度センサのリード線を外部に導くリード線
導出部材を兼ねている構成としたので、次のような効果
を奏する。
浴槽の側壁にはアダプタ用の開口を1個形成するだけ
で、水位検出用の圧力検出機能付きのアダプタを取り付
けることが可能となり、浴槽への配管作業の簡略化が図
れる。
浴槽内部に臨んで開口させた圧力導管の先端部内に温
度センサを配置しているので、温度センサは外気の影響
を受けることがなく、正確に浴槽内の湯の温度を検出す
ることができる。
圧力導管の他端部は、浴槽外の水位検出用の圧力検出
器に接続さているので、浴槽内への突出部分がそれ程大
きくならないようにでき、浴槽の水位検出と温度検出が
行える風呂用アダプタのコンパクト化が可能となり、浴
槽内の使い勝手を損なわないようにできる。
圧力導管は、温度センサのリード線を外部に導くリー
ド線導出部材を兼ねているので、温度センサ及びリード
線が損傷しないように圧力導管を利用して保護でき、圧
力導管とは別のリード線導出部材を必要とせずに済む。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例として示した風呂用アダプタの
概略断面図である。 (1)……風呂用アダプタ、(1a)……往き部、(1b)
……復部、(2)……浴槽の側壁、(2a)……アダプタ
用開口、(11),(12)……第1,第2圧力導管、(S)
……圧力検出器、(P)……循環ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門間 憲史 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−112832(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の側壁を貫通して取付けられ、浴槽の
    湯を循環ポンプにて加熱器に供給する往き管、及び加熱
    器の湯を浴槽へ戻す復管にそれぞれ接続される往き部及
    び復部を有する風呂用アダプタにおいて、往き部又は復
    部に挿入され、先端部を浴槽内部に臨んで開口させる共
    に、他端部を浴槽外の水位検出用の圧力検出器に接続し
    た圧力導管と、この圧力導管の先端部内に配置した温度
    センサとを備え、前記圧力導管は温度センサのリード線
    を外部に導くリード線導出部材を兼ねていることを特徴
    とする風呂用アダプタ。
JP62276530A 1987-10-30 1987-10-30 風呂用アダプタ Expired - Lifetime JP2542867B2 (ja)

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