JP2542824B2 - パイプの固定装置 - Google Patents

パイプの固定装置

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JP2542824B2
JP2542824B2 JP61138458A JP13845886A JP2542824B2 JP 2542824 B2 JP2542824 B2 JP 2542824B2 JP 61138458 A JP61138458 A JP 61138458A JP 13845886 A JP13845886 A JP 13845886A JP 2542824 B2 JP2542824 B2 JP 2542824B2
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pipe
pipes
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洋 高森
昭弘 加藤
雄四郎 岩尾
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、上下交差する2本のパイプを緊結するた
めの固定装置に関する。
従来の技術 軟弱地盤における地盤沈下の防止を目的とするものと
して、地盤を掘削した地盤表面に、例えば複数のパイプ
を配設して、筏状に組み合わせるようにしたものがあ
る。その場合に、複数のパイプを格子状に配置して上下
に交差させ、互いに交差ずる上下2本のパイプの交差部
分において両者を緊結するようにすれば、複数のパイプ
が全体として一体化されることになり、上部構造体の荷
重が全体に分散して、局部的に荷重が集中するのが防止
されることになる。
従来においては、そのように上下交差状に配置された
2本のパイプを緊結する手段としては、例えば下側のパ
イプを地盤表面に並べ、その上から上側のパイプを交差
するように置いて、2本のパイプの交差部分で両方のパ
イプ同士を番線やロープ等の紐状の緊結部材で縛るよう
にすることが考えられている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、軟弱地盤におけるこの種のパイプの設
置作業は、水分を含んで軟弱となった地盤表面の上で行
なわなければならない。
そのため、上下交差した2本のパイプの交差部におい
て、紐状の緊結部材を地盤表面に敷設した下側のパイプ
の下をくぐらせようとすると、表土層が邪魔となって緊
結作業がはかどらず、施工性が悪くなるという問題点が
ある。
この発明は、このような問題点に鑑みて、交差状に配
置された2本のパイプを簡単に、しかも確実に緊結する
ことのできる手段を提供することを目的として成された
ものである。
問題点を解決するための手段 この発明は、地盤上にパイプを交差状に配置して筏型
の基礎を構築するためのパイプの固定装置であって、前
記パイプの交差部を受け入れるU字状のパイプ支持部、
及び、このパイプ支部の中間部分から下方に延びて形成
され、且つ、前記地盤中へ貫入される1本の棒状のパイ
プ支持脚部からなる固定具本体と、前記パイプ支持部の
先端部分が貫通される透孔がその両端に形成される押さ
え部材と、前記パイプ支持部の先端部分に上下方向自在
に螺合される固定部材とを有し、前記パイプ支持脚部
は、パイプ支持部へ一体に設けられていることを特徴と
するものである。
作用 支持脚部(8)を土中に貫入させることにより略U字
状のパイプ支持部(7)が支持された状態で、固定具本
体(6)が自立し、この状態でパイプ支持部(7)にパ
イプ(2)(3)が直角に交差するように差し入れられ
る。その後、押さえ部材(12)が、その両端の透孔を、
前記パイプ支持部(7)の先端部分に貫通させて装着さ
れ、この先端部分が上方に突出した状態で、この先端部
分に固定部材(10)を上下方向自在に螺合させる。この
螺合された固定部材(10)を締め付けることにより、パ
イプ支持部(7)に差し入れられた上下2本のパイプ
(2)(3)は、その固定部材(10)の下側に配置され
た押さえ部材(12)と、パイプ支持部(7)との間で保
持されることになる。
実 施 例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図において、(1)は、地盤を掘削して平になら
した地盤表面を示し、この地盤表面(1)には、図の左
右方向に配置された下側のパイプ(2)(2)……が、
前後間隔をおいて並べられるとともに、それらの下側の
パイプ(2)(2)の上部には、前後方向に配置された
上部側のパイプ(3)(3)が、同じく左右方向に間隔
をおいて並べられている。そして、下部側のパイプ
(2)(2)……と上部側のパイプ(3)(3)……と
の交差部(4)(4)……には、この発明に係る固定装
置(5)(5)……が設置されている。
次に、この固定装置(5)の細部構造について説明す
る。第1図において、(6)は、固定装置(5)の本体
部分を構成する固定具本体を示し、この固定具本体
(6)には、略U字状に形成されたパイプ支持部(7)
が設けられている。このパイプ支持部(7)の略中央に
は、上下方向に配置された長尺の支持脚部(8)の上端
部分が接合されている。この支持脚部(8)には、略1m
程度の長さの異径棒筋を用いている。また、パイプ支持
部(7)の両端部分には、互いに平行状態として上方に
延設された棒状部(9)(9)が設けられる。各棒状部
(9)(9)の上端には、固定部材としてのナット(1
0)(10)を螺着することのできる螺子部(11)(11)
が形成されている。
一方、(12)は、水平方向に配置された細長い水平片
(13)の一側を、垂直下方に折曲して垂直片(14)とし
た押さえ部材を示している。上記の水平片(13)の両端
部分には、前記の棒状部(9)(9)が挿通する透孔
(15)(15)がそれぞれ形成されている。なお、(16)
は、前記の垂直片(14)から側方に突出された当接部を
示し、この当接部(16)は前記の垂直片(14)の円弧状
に切り欠かれた下側縁(17)に添って上方に湾曲してい
る。
以上のような構造をした固定装置(5)(5)……
は、次のように設置されることになる。
まず、前記の下部側のパイプ(2)(2)……と上部
側のパイプ(3)(3)……との交点を、地盤表面
(1)の所定の位置に求める作業を行なう。そのように
して求めた交点の位置に、固定具本体(6)(6)……
をそれぞれ配置する。そして、各交点において、第3図
に示すように、固定具本体(6)の支持脚部(8)を、
地盤表面(1)にパイプ支持部(7)が触れ合うまで、
すなわち下端部分が1m程の深さに達するまで土中に貫入
させる。なお、土質によって支持脚部(8)の長さを調
節するようにしてもよい。そうすると、固定具本体
(6)は支持脚部(8)によって支えられて地盤表面
(1)に自立し、パイプ支持部(7)の両端部分の棒状
部(9)(9)が、上端側が上向きに開いた状態で垂直
方向に突出することになる。なお、その場合において、
各固定具本体(6)のパイプ支持部(7)を、第2図に
示すように、下側のパイプ(2)の配向方向及び上側の
パイプ(3)の配向方向に対して、互いに角度を持たせ
て配置しておくようにする。
次いで、上端側が開いた両方の棒状部(9)(9)の
間に、下部側のパイプ(2)を落とし込み、第3図の2
点鎖線のように上記のパイプ支持部(7)の上に水平状
態として配置する。
その次に、上部側のパイプ(3)を、第4図に示すよ
うに、下部側のパイプ(2)とは直交する状態で、同じ
く両方の棒状部(9)(9)の間に落とし込んで、下部
側のパイプ(2)の上に載せる。そうすると、それぞれ
の固定具本体(6)(6)……には、左右方向に配置さ
れた下部側のパイプ(2)(2)……が、前記のパイプ
支持部(7)(7)……の上に載せられているから、前
後方向に配置された上部側のパイプ(3)(3)……
も、同じく水平状態に配置されることになる。
しかる後に、前記の押さえ部材(12)を、各交差部
(4)において、上部側のパイプ(3)を横断する方向
に配置し、その押さえ部材(12)の両端部分に形成した
透孔(15)(15)に、前記の両方の棒状部(9)(9)
を挿通して、その棒状部(9)(9)に添って押さえ部
材(12)を下方へ移動させて、第4図の2点鎖線のよう
に、前記の当接部(16)を上部側のパイプ(3)の上側
面に当接させる。
次いで、第5図のように、両方の棒状部(9)(9)
上端の螺子部(11)(11)に座金(18)(18)を挿入し
た後、前記のナット(10)(10)を螺合して締め付け
て、押さえ部材(12)の当接部(16)と、固定具本体
(6)のパイプ支持部(7)との間で、両方のパイプ
(2)(3)を保持する。
このような緊結作業を前記の交差部(4)(4)……
に配置した固定装置(5)(5)……で行なうことによ
り、図のように筏状のパイプ連結体(19)が構成される
ことになる。
なお、上記のようにして地盤表面(1)に構築された
パイプ連結体(19)の隙間に、第6図に示すように、粒
径の大きな骨材層(20)を充填して、その上に良質土
(21)を埋めて布基礎(22)を設置することにより、基
礎工事が完了することになる。このように、パイプ連結
体(19)は、下部側のパイプ(2)(2)……と上部側
のパイプ(3)(3)……との交差部(4)(4)……
において、固定装置(5)(5)……によって緊結され
ているから、全体として一体化されることになり、布基
礎(22)等からの荷重が全体に分散して、局部的に荷重
が集中するのが防止されることになる。この場合におい
て、固定具本体(6)(6)……の支持脚部(8)
(8)……は、土中に貫入されているから、それらの支
持脚部(8)(8)……に働く摩擦力により、地盤表面
(1)より上方に水位面(23)があったとしても、パイ
プ連結体(19)に働く浮力を抑えて、支持強度を確実に
するという利点がある。
発明の効果 以上のようにこの発明は、支持脚部は、1本で、この
支持脚部はU字状のパイプ支持部へ一体に設けられてい
るので、支持脚部を地盤へ差し込むだけで、迅速に固定
具本体を設置できる。
また、この支持脚部にパイプ支持部は支持されるの
で、固定具本体が自立することになり、パイプを上方か
ら落とし込むように差し入れることができ、パイプの敷
設作業が非常に容易になる。さらに、固定具本体が自立
することになるので、押さえ部材の装着も容易になり、
作業性が非常に良好になる。
さらに、支持脚部は土中に埋め込み位置を決めて差し
込むことができるので、固定具本体の位置決め(X方
向、Y方向)、高さを設計位置通りに施工することがで
きる。
さらにまた、支持脚部を土中に貫入させるようにして
いるから、地盤表面より上方に水位面がくる場合でも、
パイプが浮き上がることがなく確実な支持強度が得られ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明における固定装置の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は、同じく固定装置を使用したパイ
プ連結体の一部平面図、第3図は、地盤表面に立設した
固定具本体に下部側のパイプを装着する途中を示す立面
図、第4図は同じく地盤表面に立設した固定具本体に、
押さえ部材を装着する途中を示す立面図、第5図は、第
2図の要部拡大図、第6図は、完成した基礎部分を示す
概略断面図である。 (2)(3)……パイプ、(6)……固定具本体、 (7)……パイプ支持部、(8)……支持脚部、 (9)……棒状部、(10)……ナット、 (12)……押さえ部材、(15)……透孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−8009(JP,U) 実開 昭61−170670(JP,U) 実公 昭50−37493(JP,Y1) 実公 昭45−14383(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤上にパイプを交差状に配置して筏型の
    基礎を構築するためのパイプの固定装置であって、前記
    パイプの交差部を受け入れるU字状のパイプ支持部及び
    このパイプ支部の中間部分から下方に延びて形成され、
    且つ、前記地盤中へ貫入される1本の棒状のパイプ支持
    脚部からなる固定具本体と、前記パイプ支持部の先端部
    分が貫通される透孔がその両端に形成される押さえ部材
    と、前記パイプ支持部の先端部分に上下方向自在に螺合
    される固定部材とを有し、 前記パイプ支持脚部は、パイプ支持部へ一体に設けられ
    ていることを特徴とするパイプの固定装置。
JP61138458A 1986-06-13 1986-06-13 パイプの固定装置 Expired - Lifetime JP2542824B2 (ja)

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JPS62292908A JPS62292908A (ja) 1987-12-19
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JPS4514383Y1 (ja) * 1965-06-11 1970-06-17
JPS5037493U (ja) * 1973-07-31 1975-04-18

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