JP4010459B2 - 浮遊具 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部のコンクリート部分のための型枠材を支持するための浮遊具およびその支持方法に関する。
鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部を模式的に示した断面図を図4に示す。
図中に示す破線は、これから打ち継ぎされるコンクリート壁の輪郭を示している。
図4(a)のように単純に打ち継ぎを行うと、その打ち継ぎ箇所から水漏れが発生したり、差し筋20の根元21に腐食が発生したりする。
そこで図4(b)のように、立ち上がり部22を設けて、水漏れや腐食の問題を防止するようにしている。
その場合には、立ち上がり部22の形成箇所に端太角などの型枠材23を設け、その基礎となるコンクリート24と一体的に打設する必要がある。
ところが、この型枠材23は、通常、差し筋20の配筋作業が終了してから、図5に示すように、その差し筋20に結束線25などで結んで固定している。
そのため、型枠材23の取付けは、差し筋20の配筋作業が終了してから行わなければならず、作業効率が悪い。
また、差し筋20への型枠材23の固定は、結束線25による固縛であり弱いため、コンクリートを打設する際、ポンプ車のゴムホースが型枠材23の上に乗ってしまったり、作業者がこの型枠材23を踏みつけてしまったりするなど、型枠材23に上方から荷重が加わると、図4(c)に示すように、未硬化状態のコンクリートに型枠材23が埋まってしまう。
この埋まった型枠材23aを除去するために、既に硬化したコンクリートに対してハツリ作業を行う必要があり、無駄な時間や経費を要していた。
また、鉄筋同士を直交状態で固定する結束金具としては、特開2000−257211号公報などのように、コンクリート杭の主筋とループ筋との固定のために、U字状の針金にナットを固着し、ボルトで締付けて固定する鉄筋結束金具などがある。
特開2000−257211号公報
このように、従来の立ち上がり部における型枠材の固定手段として、差し筋への結束が行われているが、縦に設けられる差し筋に対しての取付け固定では、どうしても上下に移動する可能性がある。
この立ち上がり部の型枠材には、前述のように、ポンプ車のホースが乗ったり、作業員が踏みつけたりする場合などかなりの荷重が予想される。
図5の立ち上がり部22の左側に示すように、スラブ下面の型枠26上に、ポリパタ受け27を設けて、その上部に端太角23(型枠材)を取り付けるのであれば、上方からの荷重に対して、強固に支えることができ、端太角23が埋まってしまうことはなくなる。
しかし、図5の立ち上がり部の右側においては、スラブ下面の型枠がなく、ポリパタ受けを使用できない。
本発明の課題は、立ち上がり部に取り付けた型枠材が、上方からの荷重に対しても強固に支持できる支持固定方法を提供することであり、そのための構造が複雑でなく、作業時間の短縮やコスト削減が可能な立ち上がり部の浮遊具を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明では、鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部のコンクリート部分のための型枠材を支持するための浮遊具において、前記型枠材を下部から支持するための型枠材受け部材と、前記型枠材受け部材と、梁のあばら筋とを固定するための固定部材とを備えたことを特徴とする浮遊具である。
該型枠材受け部材は、立ち上がり部の型枠材を下部から支持できるものであればいずれでも良く、例えば、棒鋼材の頂部に円板型の受け台を取り付けたものでも良く、高さの調整も調整可能である。
また、市販のポリパタ受けを使用することもできる。
該固定部材は、前記の型枠材受け部材とあばら筋とを直交状態で固定できるものであればいずれでも良く、例えば、結束線により、強固に固縛しても良く、市販のパイプ固定具なども使用可能である。
本発明の請求項1では、前記の型枠材受け部材が、全ネジ棒材の頂部に、該全ネジ棒材の径より大きな径の円板状の受台が設けられており、前記の固定部材は、略U字型に屈曲された板材であり、その平行板部分を前記の全ネジ棒材が貫通するように2つの孔が開けられている固定金具と、その屈曲部に設けられたネジ穴に螺合するボルトネジとからなることを特徴とする浮遊具である。
該全ネジ棒材は、市販の全ネジ棒鋼材を所定の長さに切断して使用することができる。
該受け台は、全ネジ棒材の頂部取り付けられ、前記の型枠材を下部から支持できる大きさの円板材であればいずれでも良い。
該固定部材は、肉厚の鋼板材などがよく、屈曲部の穴にネジが切れる程度の板厚のものが良い。
U字の間隔は、あばら筋が十分に入るように、あばら筋の径より大きくする必要がある。
貫通孔は全ネジ棒材が挿通できる大きさであれば良く、全ネジの外径より、若干大きめの孔であれば良い。
該ボルトネジは、締付けて、全ネジ棒材とあばら筋とを直交状に固定することができるものであればいずれでも良く、ボルト径は、あばら筋と同等以上であることが好ましい。
また、本発明では、 鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部のコンクリート部分のための型枠材の支持方法において、前記型枠材を下部から支持するための型枠材受け部材を用い、該型枠受け部材を梁のあばら筋に固定することにより、前記の型枠材を支持することを特徴とする立ち上がり部の型枠材支持方法である。
該型枠材を差し筋に固定するのではなく、型枠材受け部材で支持し、この型枠材受け部材をあばら筋に固定するものである。
差し筋に型枠材を結束線などで横から結束しても、上方からの荷重に対して、十分に支えきれない。
下部から受け部材で支えることで、上方からの荷重に対してしっかりと支持できるものである。
本発明の請求項2では、前記の請求項1に記載の浮遊具を用いて、前記の型枠材を支持することを特徴とする立ち上がり部の型枠材支持方法である。
前記の浮遊具は、全ネジ棒材を用いているため、固定時にそのネジ部がU字型の固定金具の貫通孔部と、あばら筋とに係止されるため、上下方向に滑ることがなくなり、強固に、受け部材とあばら筋とを固定でき、上方からの荷重に対して型枠材が沈んでしまう問題が解消される。
本発明によれば、以下のような効果がある。
1)立ち上がり部の型枠材に対して上方から荷重がかかった場合の位置ずれを防止できる。
2)コンクリート打設後の型枠材のハツリ作業の必要がない。
3)浮遊具は、構造が複雑でなく、安価に製作できる。
4)結束線による結束作業ではなく、ネジ締めによるため、簡単にかつ確実に固定できる。
5)差し筋への固定ではないので、差し筋の配筋作業を待たずに、スラブ筋の配筋作業と同時に作業ができ、作業効率が良い。
6)結束線固定の場合に問題となる、作業者が踏みつけて結束線を切断してしまう心配がない。
7)全ネジ棒材が滑り止めとなり、強固に固定できる。
8)固定部材がU字状板材を使用しているため、強固な締め付け固定が可能である。
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における立ち上がり部の浮遊具の固定部材を示す図であり、(1)は平面視図であり(2)は側面視図である。
図2は、本発明の実施の形態における立ち上がり部の浮遊具の使用状態を示す図である。
本実施例に示す浮遊具1は、全ネジ棒材4と、その頂部に取り付けられた円板状受台3よりなる型枠材受け部材2と、U字型板材6とボルトネジ7からなる固定部材5とで構成されている。
該固定部材5のU字型板材6は、その屈曲部にボルトネジ7を螺合するネジ孔8が設けられており、水平板部には、型枠材受け部材6の全ネジ棒材4が挿通される貫通孔9が2箇所開けられている。
この浮遊具1は、あばら筋10の水平部に固定部材2のU字型板材6を嵌めこみ、貫通孔9に上部より型枠受け部材2の全ネジ棒材4の下端部を挿入し、ボルトネジ7を締めこむことにより、あばら筋10と浮遊具1を固定する。
また、この浮遊具1を用いた立ち上がり部22の作業においては、図3に示すように、あばら筋10に浮遊具1の固定部材5で締付けてしっかりと固定し、型枠受け部材2の受台3の上部に型枠材23を載せて釘などで固定する。
高さの調整は、ボルトネジ7による全ネジ棒材4の締付け位置で調整する。
この型枠材取付け作業は、あばら筋10に浮遊具1を固定する作業であり、スラブ筋10の配筋作業と同時に進めることができるので、従来のように、差し筋20に型枠材23を結束線25で固縛する場合と大きく異なり、差し筋20の配筋作業が終了してから作業する必要はなくなり、作業効率が格段に向上するものである。
また、従来の問題点である、型枠材23に上方より荷重がかかる場合においては、浮遊具1の受台3でしっかりと支持されるため、コンクリート24に埋まってしまうことはなくなり、ハツリ作業の必要もなくなる。
本浮遊具1は、構造が複雑ではなく、低コストで製作でき、ボルト止め作業であるので、容易にかつ確実に固定でき、作業性、経済性、信頼性の高い立ち上がり部の型枠材の支持方法を提供できるものである。
本発明による浮遊具の固定部材を示す図である。 本発明による浮遊具の使用例を示す図である。 本発明による浮遊具の施工例を示す断面図である。 鉄筋コンクリート建造物の立ち上がり部を模式的に示した断面図である。 従来の立ち上がり部の結束線を用いた型枠材の施工例を示す断面図である。
符号の説明
1 浮遊具
2 型枠材受け部材
3 受台
4 全ネジ棒材
5 固定部材
6 U字型板材
7 ボルトネジ
8 ネジ孔
9 貫通孔
10 あばら筋
20 差し筋
22 立ち上がり部
23 型枠材
23a 埋まった型枠材
24 基礎コンクリート
25 結束線
27 ポリパタ受け

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部のコンクリート部分のための型枠材を支持するための浮遊具において、
    前記型枠材を下部から支持するための型枠材受け部材と、
    前記型枠材受け部材と、梁のあばら筋とを固定するための固定部材とを備え、
    前記の型枠材受け部材は、全ネジ棒材の頂部に、該全ネジ棒材の径より大きな径の円板状の受台が設けられており、
    前記の固定部材は、略U字型に屈曲された板材であり、その平行板部分を前記の全ネジ棒材が貫通するように2つの孔が開けられている固定金具と、その屈曲部に設けられたネジ穴に螺合するボルトネジとからなり、
    梁のあばら筋に前記のU字型板材を嵌め込み、前記の貫通孔に上部より型枠受け部材の全ネジ棒材の下端部を挿入し、ボルトネジを締めこむことにより、前記のあばら筋をボルトネジの先端部と全ネジ棒材のネジ面とで挟設して固定することを特徴とする浮遊具。
  2. 鉄筋コンクリート建造物における立ち上がり部のコンクリート部分のための型枠材の支持方法において、前記の請求項1に記載の浮遊具を用いて、前記の型枠材を支持することを特徴とする立ち上がり部の型枠材支持方法。
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