JP2008138462A - 壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば住宅やビル等の建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部の上方にALC(軽量気泡コンクリート)パネル等の壁パネルを取付けるための下地金物を支持する支持具およびそれを用いた下地金物の支持構造に係り、上記下地金物を所定の高さ位置に精度よく且つ簡単・確実に配置固定できるようにする。
【解決手段】建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部1の天端付近に埋設して壁パネル取付用下地金物2を所定高さ位置に取付け支持させる支持具であって、上記立上り部1の天端付近に配置される天板11の下面側に有底筒状の雌ねじ部材12を一体的に設け、その雌ねじ部材12の外周面に抜け止め係止片13を一体的に設けると共に、上記雌ねじ部材12に螺合するねじ杆14と、そのねじ杆14の上端部に一体的に設けた下地金物載置用受台15とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部1の天端付近に埋設して壁パネル取付用下地金物2を所定高さ位置に取付け支持させる支持具であって、上記立上り部1の天端付近に配置される天板11の下面側に有底筒状の雌ねじ部材12を一体的に設け、その雌ねじ部材12の外周面に抜け止め係止片13を一体的に設けると共に、上記雌ねじ部材12に螺合するねじ杆14と、そのねじ杆14の上端部に一体的に設けた下地金物載置用受台15とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば住宅やビル等の建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部の上方にALC(軽量気泡コンクリート)パネル等の壁パネルを取付けるための下地金物を支持する支持具およびそれを用いた支持構造に関する。
従来、例えば図9に示すようにALCパネル等の壁パネルPを、コンクリート製の基礎や梁等の立上り部1の上方に取付ける場合には、その立上り部1の上方にアングル材やフラットバー等よりなる下地金物2を配置し、その下地金物2の上に壁パネルPを横方向に並べて載置固定するのが一般的である。なお、図示例の下地金物2は、略水平方向の横片2aと略垂直方向の縦片2bとからなる断面L形の山形鋼や不等辺山形鋼が用いられ、その縦片2bに、壁パネルPに取付けたイナズマプレート等の係止金具3を係合させた構成であり、その係止金具3は壁パネルPの縦孔h内に設けた縦パイプ4にボルト5を介して連結固定されている。図中、6は平プレートである。
上記のような下地金物2は、立上り部1の上方に精度よく設置固定する必要があるが、その基準となる基礎や梁等の立上り部は現場施工であるため、必ずしも所定の高さに精度よく形成することはできない。そのため、従来は図9に示すように予めコンクリートで形成した基礎や梁等の立上り部1の天端付近に複数個のアンカー挿入孔h1を、上記立上り部1の長手方向に所定の間隔をおいて形成し、その各アンカー挿入孔h1内に拡開式アンカー7を打設する。そして、その各アンカー7に形成した雌ねじ孔7aにねじ杆8を螺合し、その各ねじ杆8の上端に溶接等で一体的に設けた受台9上に上記下地金物2を載置して溶接等で固定するようにしている。図中、7bは上記アンカー7の拡開用ウエッジ、Mは上記立上り部1の表面に施工したモルタル等の表装材、Sはその表装材Mと壁パネルPとの間に介在させたシール材である。
しかし、上記のように予めコンクリートで形成した立上り部1に複数個のアンカー挿入孔h1を形成するには、ドリル等で1つずつ穿孔しなければならないので、作業が煩雑かつ面倒で施工コストが大幅に増大すると共に、穿孔時に粉塵等が飛散して周囲環境や作業環境を損ねる等のおそれがある。また上記アンカー挿入孔h1を形成する部位に補強鉄筋等があると、それにドリルが当たって破損したり、穿孔不能となって施工効率が大幅に低下する等の不具合がある。
そこで、下記特許文献1においては、予めコンクリートで低めに形成した基礎2の上方にセメントレベラー4を流し込んで硬化させることによって基礎天端を所定の高さ位置に水平に形成し、その基礎天端にフラットバーよりなる下地金物3を載置して、その下地金物3につなぎ金物1を溶接等で取付けると共に、そのつなぎ金物1に形成した孔1bに、上記基礎2内に埋設したアンカー筋5の上部を挿通して両者を溶接等で固着することが開示されている。
また下記特許文献2には、所定の高さに形成した基礎50の側面に、断面逆L字形のレベル出し金物1を、基礎50の長手方向に所定の間隔をおいて取付け、そのレベル出し金物1のほぼ水平な支持片2の上面にフラットバーよりなる下地金物7を載置すると共に、その下地金物7の側面を基礎50に埋設したアンカー筋55の上部突出部に溶接等で固着し、上記下地金物7と基礎50との間に薄い鋼板等よりなるライナー9を適宜枚数介在させて上記下地金物7を所定の高さ位置に配置固定することが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1のように予めコンクリートで低めに形成した基礎2の上方にセメントレベラー4を流し込んで硬化させることによって基礎天端を所定の高さに形成するものは、基礎を形成する作業が2度手間になるので非能率的であり、また下地金物3とつなぎ金物1、およびそのつなぎ金物1とアンカー筋5とを、それぞれ定位置に配置した状態で、それらがズレないように充分に注意しながら溶接しなければならないので作業が大変面倒である等の不具合がある。
また上記特許文献2のように基礎50の側面に取付けたレベル出し金物1を介して下地金物7を所定の高さ位置に配置した状態で、その下地金物7の側面をアンカー筋55に溶接するのものは、上記下地金物7の位置合わせと溶接作業を同時に行わなければならないので作業が煩雑かつ面倒であると共に、上記下地金物7とアンカー筋55との溶接箇所が小さく、しかも下地金物7の一側方を片持ち的に溶接するので、必ずしも充分な結合強度が得られないおそれがある。また上記下地金物7を所定高さ位置に取付け支持させるために、その下地金物7と基礎50との間に、薄い鋼板等よりなるライナー9を、その設置場所毎に適宜枚数ずつ介在させなければならないので、作業が煩雑かつ面倒で施工コストが大幅に増大する等の不具合がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、コンクリート製の基礎や梁等の立上り部の上方に配置される壁パネル取付用下地金物を所定の高さ位置に精度よく且つ簡単・確実に配置固定することのできる支持具およびそれを用いた支持構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明による壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた支持構造は、以下の構成としたものである。すなわち、本発明による壁パネル取付用下地金物の支持具は、建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部の天端付近に埋設して壁パネル取付用下地金物を所定高さ位置に取付け支持させる支持具であって、上記立上り部の天端付近に配置される天板の下面側に有底筒状の雌ねじ部材を一体的に設け、その雌ねじ部材の外周面に抜け止め係止片を一体的に設けると共に、上記雌ねじ部材に螺合するねじ杆と、そのねじ杆の上端部に一体的に設けた下地金物載置用受台とを備えたことを特徴とする。
また本発明による壁パネル取付用下地金物の支持構造は、上記のように構成された支持具を、その支持具の天板を上にしてコンクリート製の立上り部の天端付近に埋設し、上記支持具の雌ねじ部材に螺合するねじ杆を回動させて、そのねじ杆の上端部に設けた受台を所定の高さ位置に配置すると共に、その受台上に壁パネル取付用下地金物を載置して溶接等で固着するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された本発明による壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた壁パネル取付用下地金物の支持構造によれば、上記下地金物を支持する支持具を、コンクリート製の基礎や梁等の立上り部を形成する際に、該立上り部の天端付近に埋設させた状態で簡単・確実に取付けることができると共に、その支持具の上方に上記下地金物を載置することによって該下地金物を、所定の高さ位置に精度よく且つ簡単・確実に配置固定することが可能となる。
その結果、前記従来例のように予め形成したコンクリート製の基礎等の立上り部の天端にアンカー挿入孔を穿孔してアンカーを打設したり、上記立上り部の天端に後からセメントレベラーを打設して、その上に下地金物を配置する、或いは、下地金物と基礎との間に薄い鋼板等よりなるライナーを介在させる等の面倒がなく、施工効率を向上させることができると共に、施工コストを低減することが可能となる。
以下、本発明による壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた支持構造を図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。図1(a)は本発明による壁パネル取付用下地金物の支持構造の一実施形態を示す縦断面図、同図(b)はその分解縦断面、図2は上記持構造に用いた支持具をコンクリート製立上り部の上面側から見た斜視図、図3は上記支持具を下側から見た斜視図である。
本実施形態の壁パネル取付用下地金物の支持具10は、図1〜図3に示すようにコンクリート製の基礎や梁等の立上り部1の天端付近に埋設して壁パネル取付用下地金物2を所定高さ位置に取付け支持させるもので、上記支持具10は、本実施形態においては図2および図3に示すように上記天端付近に配置される天板11と、その天板11の下面側に溶接等で一体的に設けた有底筒状の雌ねじ部材12と、その雌ねじ部材12の外周面に溶接等で一体的に設けた抜け止め係止片13と、上記雌ねじ部材12に螺合するねじ杆14と、そのねじ杆14の上端部にそれと一体的に設けた受台15とよりなる。
上記天板11は、本実施形態においては上記立上り部1の天端付近に略水平に配置される平面方形の平面部11aと、その平面部11aの一端側に形成した下向きの折曲部11bとからなる断面L字形の金属板で形成したものである。その平面部11aの略中央部には貫通孔11cが形成され、その貫通孔11cに上記雌ねじ部材12の上端部を貫通した状態で該雌ねじ部材12が天板11に溶接等で固着されている。さらに前記の抜け止め係止片13は、本実施形態においては上記雌ねじ部材12の下端部に、その軸線方向と直角方向に丸棒等の棒状体を貫通させて溶接等で固着した構成であり、その棒状体よりなる係止片13の両端部は、上記雌ねじ部材12の外周面よりも外方に突出して上記支持具10を立上り部1に埋設したときの該支持具10の抜け止め係止機能を有する。
なお、上記実施形態は、天板11を、立上り部1の天端付近に配置される略水平な平面部11aと、その平面部11aの一端側に形成した折曲部11bとからなる断面L字形の金属板で形成したが、上記のような折曲部11bを省略して平面部11aのみで構成してもよい。図4〜図6はその一例を示すもので、上記天板11を、前記立上り部1の天端付近に配設される略水平な平板状の金属板で形成したものである。他の構成は前記図1〜図3の実施形態と同様である。また上記各実施形態は天板11の平面形状を方形、特に図の場合は長方形状に形成したが、上記天板11の平面形状は適宜である。
また上記抜け止め係止片13は、前記支持具10を立上り部1の天端付近に埋設したときに該支持具10を抜け止め係止できる構成であれば、その形状や個数等は適宜変更可能であり、例えば前記のような棒状体を雌ねじ部材12の下端部に互いに直角方向に2本以上貫通させて設けるようにしてもよい。或いは上記雌ねじ部材12の外周面に、放射状に突出する棒状体を溶接等で一体的に設ける、もしくは上記のような棒状体の代わりに突起状の係止片13を雌ねじ部材12の外周面に一体もしくは一体的に設けるようにしてもよい。
さらに受台15は、本実施形態においては上記雌ねじ部材12に螺合するねじ杆14の上端部に、平面円形の金属板を溶接等で一体的に固着したものであるが、その受台15の材質や平面形状は適宜変更可能であり、また上記ねじ杆14と受台15とを、例えば鋳造等により一体に形成することもできる。
上記のように構成された支持具10は、前記立上り部1の長手方向複数箇所に所定の間隔(例えば600mmの間隔)をおいて設ける。また上記支持具10は、上記立上り部1の天端付近に埋設させて設けるもので、例えば上記立上り部1をコンクリートで形成する際に埋設すればよい。
具体的には、例えば前記図1〜図3のように平面部11aの一端側に下向きの折曲部11bを有する断面L字形の天板11を備えた支持具10にあっては、上記折曲部11bを利用して埋設することができる。図7はその一例を示すもので、先ず同図(a)のように上記立上り部1を形成するための型枠21・22を所定の間隔をおいて配置固定し、その一方の型枠22の内面の所定高さ位置に基準線等を設けて支持具10を配置すると共に、その支持具10の天板11の折曲部11bに予め形成した取付孔11dに釘やビス等の取付具16を挿通して上記支持具10を型枠22に取付ける。
次いで、図7(b)に示すように上記両型枠21・22間に、コンクリートCを投入して立上り部1を形成するもので、その際、上記天板11の上面もしくはその近傍までコンクリートCを投入することによって該コンクリートC内に支持具10を埋設すればよい。そして、上記のコンクリートCが充分に硬化して立上り部1が形成された後は、上記型枠21・22を外して撤去するもので、そのとき、上記取付孔11dに挿通した釘やビス等の取付具16の端部が図のように折曲部11bの外面側に突出した状態で残っている場合には、その突出部を図の鎖線示のように上記折曲部11bに沿って折曲げるか、或いはニッパー等で切除すればよい。
一方、前記図4〜図6の実施形態のように天板11を平板状の金属板で形成した支持具10にあっては、例えば図8(a)に示すように上記と同様の型枠21・22を所定の間隔をおいて配置固定した状態で、その両型枠21・22間に立上り部1を形成するためのコンクリートCを所定の高さになるまで投入する。そして、そのコンクリートCが或る程度硬化した半硬化状態になったところで、上記支持具10を手または治具等で保持した状態で、図のように上からコンクリートC内に挿入する。その際、上記支持具10を手または適宜の手段で振動させながら挿入すると容易に挿入することができる。
次いで、図8(b)のように上記支持具10の基板11の上面が、上記コンクリートCの上面もしくはその近傍の所定深さ位置まで下降したところで、上記の挿入動作を停止して上記コンクリートCが硬化するのを待つもので、その際、上記コンクリート内に挿入した支持具10が更に下降したり、傾く等のおそれがあるときは、例えば磁石や治具等の適宜の手段で上記の所定深さ位置に固定するようにしてもよい。そして上記コンクリートCが充分に硬化したところで上記型枠21・22を外して撤去すればよい。
なお、上記のようにコンクリート製の立上り部1に支持具10を埋設する際、上記図7及び図8においては、ねじ杆14と受台15とを雌ねじ部材12から外した状態で施工したが、雌ねじ部材12に取付けた状態で施工することもできる。
上記のようにしてコンクリート製の立上り部1の長手方向複数箇所に所定の間隔をおいて支持具10を埋設し、その各支持具10の雌ねじ部材12にねじ杆14をねじ込んだ状態で、各ねじ杆14を回動させて、その上端部に設けた受台15を所定の高さ位置に配置する。次いで、それらの受台15上に下地金物2を載置すると共に、その下地金物2と受台15とを溶接等で一体的に固着することによって、上記下地金物2を所定の高さ位置に固定する。なお、上記下地金物2は、本実施形態においては横片2aと縦片2bとからなる断面L形の山形鋼や不等辺山形鋼を用いたが、平坦な帯板状の、いわゆるフラットバーを用いることもできる。
次に、上記のようにして所定高さ位置に配置固定した下地金物2の上部に、前記従来例と同様にALCパネル等の壁パネルPを上記下地金物2の長手方向に沿って並べて配置すると共に、その各壁パネルPの下端部を上記下地金物2に連結固定するもので、その構成は適宜であるが、図の場合は前記従来例と同様に各壁パネルPの下端部に形成した孔h内に縦パイプ4を収容配置し、その縦パイプ4に形成した雌ねじ孔(不図示)にボルト5をねじ込むことによって、イナズマプレート等の係止金具3をパネル内面に取付け、その係止金具3の下端部を上記下地金物2の縦片2bに係合保持させた構成である。
なお、上記立上り部1には、必要に応じて前記従来例と同様にモルタル等の表装材Mを施工すると共に、その表装材Mと壁パネルPとの間にはシール材Sを介在させるのが望ましい。この場合、上記表装材Mは、少なくとも上記受台15を所定の高さ位置に配置してから施工するのが望ましい。例えば上記受台15を所定の高さ位置に配置してから、その受台15の上面を基準面として、その高さ位置まで表装材Mを施工した後、その表装材Mおよび受台15の上面に下地金物2を載置して受台15に溶接等で固着する。或いは上記受台15を所定の高さ位置に配置して、その上面に下地金物2を載置し且つ溶接等で固着したのち上記表装材Mを施工するようにしてもよい。
上記のように本発明による壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた下地金物の支持構造は、コンクリート製の基礎や梁等の立上り部1を形成する際に、その立上り部1の天端付近に、上記下地金物2を支持する支持具10を埋設するだけで簡単・確実に取付けることができると共に、その支持具10の雌ねじ部材12に螺合するねじ杆14の上端部に設けた受台15を上下動させて該受台15上に上記下地金物2を載置することによって該下地金物2を、所定の高さ位置に精度よく且つ簡単・確実に配置固定することができる。その結果、前記従来例のように予め形成したコンクリート製の基礎等の立上り部の天端にアンカー挿入孔を穿孔してアンカーを打設したり、上記立上り部の天端に後からセメントレベラーを打設して、その上に下地金物を配置する、或いは、下地金物と基礎との間に薄い鋼板等よりなるライナーを介在させる等の面倒がなく、施工効率が大幅に向上して施工コストを可及的に低減することができるものである。
上記のように本発明は、コンクリート製の基礎や梁等の立上り部1を形成する際に、その立上り部1の天端付近に支持具10を埋設させだけで簡単・確実に取付けることができると共に、その支持具10に設けた受台15を上下動させるだけで上記下地金物2を所定の高さ位置に精度よく設置固定することが可能となるもので、ALCパネルに限らず各種の壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた壁パネル取付用下地金物の支持構造として産業上も有効に利用できるものである。
P 壁パネル
h、h1 孔
1 立上り部
2 下地金物
3 係止金具
4 縦パイプ
5 ボルト
6 平プレート
10 支持具
11 天板
12 雌ねじ部材
13 抜け止め係止片
14 ねじ杆
15 受台
h、h1 孔
1 立上り部
2 下地金物
3 係止金具
4 縦パイプ
5 ボルト
6 平プレート
10 支持具
11 天板
12 雌ねじ部材
13 抜け止め係止片
14 ねじ杆
15 受台
Claims (4)
- 建築物におけるコンクリート製の基礎や梁等の立上り部の天端付近に埋設して壁パネル取付用下地金物を所定高さ位置に取付け支持させる支持具であって、上記立上り部の天端付近に配置される天板の下面側に有底筒状の雌ねじ部材を一体的に設け、その雌ねじ部材の外周面に抜け止め係止片を一体的に設けると共に、上記雌ねじ部材に螺合するねじ杆と、そのねじ杆の上端部に一体的に設けた下地金物載置用受台とを備えたことを特徴とする壁パネル取付用下地金物の支持具。
- 上記天板を、上記立上り部の天端付近に略水平に配置される平面部の一端側に下向きの折曲部を有する断面L字形の金属板で形成してなる請求項1に記載の壁パネル取付用下地金物の支持具。
- 上記天板を、上記立上り部の天端付近に略水平に配置される平板状の金属板で形成してなる請求項1に記載の壁パネル取付用下地金物の支持具。
- 上記請求項1〜3のいずれかに記載の支持具を、その支持具の天板を上にしてコンクリート製の立上り部の天端付近に埋設し、上記支持具の雌ねじ部材に螺合するねじ杆を回動させて、そのねじ杆の上端部に設けた受台を所定の高さ位置に配置すると共に、その受台上に壁パネル取付用下地金物を載置して溶接等で固着するようにしたことを特徴とする壁パネル取付用下地金物の支持構造。
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---|---|---|---|
JP2006326592A JP2008138462A (ja) | 2006-12-04 | 2006-12-04 | 壁パネル取付用下地金物の支持具およびそれを用いた支持構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116769A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-05-27 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 壁パネルの取付構造及び取付方法 |
CN112900693A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-04 | 方晓亮 | 一种建筑设计用镂空异形板材 |
-
2006
- 2006-12-04 JP JP2006326592A patent/JP2008138462A/ja not_active Withdrawn
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CN112900693A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-04 | 方晓亮 | 一种建筑设计用镂空异形板材 |
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Legal Events
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