JP2542508B2 - 熱転写用ohpシ―ト - Google Patents
熱転写用ohpシ―トInfo
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- B41M5/5263—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B41M5/5281—Polyurethanes or polyureas
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、新規な熱転写用OHP(オーバーヘッドプ
ロジェクト)シートに関し、特に熱転写カラープリンタ
等を使用して極めて新鮮な文字や画像の印字品質を与え
ることができる熱転写用OHPシートを提供するものであ
る。
ロジェクト)シートに関し、特に熱転写カラープリンタ
等を使用して極めて新鮮な文字や画像の印字品質を与え
ることができる熱転写用OHPシートを提供するものであ
る。
(従来の技術) 熱転写記録方法は従来のワイヤドット記録方法等のイ
ンパクト記録方法と比べ、プリント時の静粛性、ハード
の低価格という大きな特徴があるため、パソコン用プリ
ンタとして近年急激に普及している記録方法であり、そ
の進展が著しい。
ンパクト記録方法と比べ、プリント時の静粛性、ハード
の低価格という大きな特徴があるため、パソコン用プリ
ンタとして近年急激に普及している記録方法であり、そ
の進展が著しい。
プリンタに求められる性能の1つに高速印字があり、
熱転写用プリンタも高速タイプのものが開発されてい
る。
熱転写用プリンタも高速タイプのものが開発されてい
る。
熱転写記録方法の一方法である熱溶融転写法は熱溶融
性インク層を有するインクリボンを被記録材上に重ね合
わせ、文字、図形等のパターンを上記インクリボン上よ
り加熱パターンでもって加熱し、インクリボンの熱溶融
性インクを被記録材上に転写しようとする方法である。
性インク層を有するインクリボンを被記録材上に重ね合
わせ、文字、図形等のパターンを上記インクリボン上よ
り加熱パターンでもって加熱し、インクリボンの熱溶融
性インクを被記録材上に転写しようとする方法である。
一方、作成されたシートに光を透過させてシートの文
字、図形等をスクリーン上に投射させるOHPにおいてシ
ートの作成は上述の熱溶融性インクの転写方式が採用さ
れている。
字、図形等をスクリーン上に投射させるOHPにおいてシ
ートの作成は上述の熱溶融性インクの転写方式が採用さ
れている。
この場合、従来OHP用のシートとなる被記録材は透明
フィルム上にゴム系接着層やアクリル系接着層が塗布さ
れたもの、また熱溶融インクと相溶性の良い固体ろうを
含む塗布層(特開昭60−154096号)等が利用され、提案
されている。
フィルム上にゴム系接着層やアクリル系接着層が塗布さ
れたもの、また熱溶融インクと相溶性の良い固体ろうを
含む塗布層(特開昭60−154096号)等が利用され、提案
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 熱転写被記録材に対する要望として高速印字に伴なう
印字品質の鮮明性及び普通紙に対する印字品質の鮮明性
が大きな問題となっており、従来技術ではその対応が充
分ではない、即ち文字の一部又は全部が欠落したり、ベ
タ印字ではインクの乗りが不充分であり、更に端部のシ
ャープさが不規則になったり、かすれたり或はほとんど
転写しなかったり等の転写不良を起こし、安定した印字
品質を得ることが困難となっている。
印字品質の鮮明性及び普通紙に対する印字品質の鮮明性
が大きな問題となっており、従来技術ではその対応が充
分ではない、即ち文字の一部又は全部が欠落したり、ベ
タ印字ではインクの乗りが不充分であり、更に端部のシ
ャープさが不規則になったり、かすれたり或はほとんど
転写しなかったり等の転写不良を起こし、安定した印字
品質を得ることが困難となっている。
勿論この解決策としてインクリボンの改良も数多くな
されているが、現状では満足のいくものが得られていな
い。
されているが、現状では満足のいくものが得られていな
い。
普通紙対応のインクリボンを使用した場合、従来技術
のフイルム処理方法では更に印字品質が低下する。
のフイルム処理方法では更に印字品質が低下する。
そこで、本願発明者等は熱転写用被記録材の印字品質
を高めるため鋭意研究の結果、熱転写プリンタのヘッド
で加熱されたインクリボンインクが被記録材に印字され
る時、被記録材側のインク受理層がインクリボンの熱溶
融性インク層と同程度の融点を示す親インク層であれ
ば、インクの密着性が良好になるであろうと考え、実験
を行ない、この事実を確認したものである。
を高めるため鋭意研究の結果、熱転写プリンタのヘッド
で加熱されたインクリボンインクが被記録材に印字され
る時、被記録材側のインク受理層がインクリボンの熱溶
融性インク層と同程度の融点を示す親インク層であれ
ば、インクの密着性が良好になるであろうと考え、実験
を行ない、この事実を確認したものである。
即ち、一般に熱転写用のインクリボンの熱溶融性イン
ク層はワックス、有機高分子樹脂、着色剤、その他添加
剤を混入して構成されているが、被記録材側のインク受
理層をインクリボンの熱溶融性インク層の主成分である
ワックス、有機高分子樹脂と馴染み易くすることは印字
品質に大きな影響を及ぼし、鮮明な印字に役立つのであ
る。
ク層はワックス、有機高分子樹脂、着色剤、その他添加
剤を混入して構成されているが、被記録材側のインク受
理層をインクリボンの熱溶融性インク層の主成分である
ワックス、有機高分子樹脂と馴染み易くすることは印字
品質に大きな影響を及ぼし、鮮明な印字に役立つのであ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記知見に基づいて完成したものであり、
基材上に、インクリボンの熱溶融性インク層の溶融温度
に近似した溶融温度を示す被覆剤を塗工して熱転写イン
ク受理層を形成した熱転写用OHPシートを提案するもの
である。
基材上に、インクリボンの熱溶融性インク層の溶融温度
に近似した溶融温度を示す被覆剤を塗工して熱転写イン
ク受理層を形成した熱転写用OHPシートを提案するもの
である。
この発明において被覆剤は有機高分子樹脂と疎水性シ
リカとワックスを必須成分として構成されている。
リカとワックスを必須成分として構成されている。
ここで、ワックスは熱転写プリンタのインクリボンの
熱溶融性インク層に使用されるワックスの融点に近い、
融点を有するものが使用される。
熱溶融性インク層に使用されるワックスの融点に近い、
融点を有するものが使用される。
熱溶融性インク層に使用させるワックスの融点は一般
に65〜75℃程度であったが、最近では普通紙にも鮮明な
印字を可能とするため、ヘッド圧を上げ、融点を90〜11
0℃とする傾向がある。
に65〜75℃程度であったが、最近では普通紙にも鮮明な
印字を可能とするため、ヘッド圧を上げ、融点を90〜11
0℃とする傾向がある。
そこで、この発明においても被覆剤を構成するワック
スは60〜120℃程度の融点を有するものが使用される。
なお、ワックスの融点が60℃未満のものは保存性に問題
があり、融点が120℃以上のものは印字品質に悪影響を
及ぼす。
スは60〜120℃程度の融点を有するものが使用される。
なお、ワックスの融点が60℃未満のものは保存性に問題
があり、融点が120℃以上のものは印字品質に悪影響を
及ぼす。
このようなワックスとしては、パラフィンワックス、
低密度ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、天然ワックス等を挙げることができ、このうち
特に好ましいのは65〜110℃程度の融点を有する低密度
ポリエチレンワックスである。
低密度ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、天然ワックス等を挙げることができ、このうち
特に好ましいのは65〜110℃程度の融点を有する低密度
ポリエチレンワックスである。
なお、上記ワックスのうち透明性がOHP適性に合えばO
HP用被記録材の被覆剤成分として使用することができ
る。
HP用被記録材の被覆剤成分として使用することができ
る。
この発明で使用することができる有機高分子樹脂と疎
水性シリカの粉落ちを防止する働きものであれば、何れ
でもよい。例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、ゴム系樹脂等疎水性シリカと混合し、OH
P使用時に支障のない範囲の透明性を有するものではあ
れば何でもよい。また、このため有機高分子樹脂添加量
は少なければ少ない程よい。
水性シリカの粉落ちを防止する働きものであれば、何れ
でもよい。例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、ゴム系樹脂等疎水性シリカと混合し、OH
P使用時に支障のない範囲の透明性を有するものではあ
れば何でもよい。また、このため有機高分子樹脂添加量
は少なければ少ない程よい。
疎水性シリカは一次粒子の径により差はあるが、親水
性のSiO2の一次粒子1個に数百〜数千個のシラノール基
を有している。このシラノール基とシラン化合物を化学
的に反応させて疎水性を与えるのであるが、特に好まし
いものはシラン化合物としてトリメチルクロルシランの
反応物であった。
性のSiO2の一次粒子1個に数百〜数千個のシラノール基
を有している。このシラノール基とシラン化合物を化学
的に反応させて疎水性を与えるのであるが、特に好まし
いものはシラン化合物としてトリメチルクロルシランの
反応物であった。
上記3成分の他に、この発明の効果を損なわない範囲
で、分散剤、紫外線防止剤、蛍光増白剤、沈降防止剤、
酸化防止剤、可塑剤、無機粉体、有機粉体を添加するこ
とができる。
で、分散剤、紫外線防止剤、蛍光増白剤、沈降防止剤、
酸化防止剤、可塑剤、無機粉体、有機粉体を添加するこ
とができる。
この発明の被覆剤には前記した3成分の相乗作用によ
り始めて印字品質を良好にすることができる。
り始めて印字品質を良好にすることができる。
即ち、有機高分子樹脂は塗膜を形成維持する作用を有
し、その膜強度の強さと、熱転写インクとのなじみの良
さが従来技術にみられる他の樹脂に比べて格段に優れて
いる。
し、その膜強度の強さと、熱転写インクとのなじみの良
さが従来技術にみられる他の樹脂に比べて格段に優れて
いる。
この発明で使用するワックスはその融点がインクリボ
ンの溶融温度域に近似しており、熱転写インクと相溶性
が良好であり、印字品質を向上させることができる。特
にOHP対応用のインクに使用されている樹脂インクに対
して効果があるが、勿論従来のインクにも効果があるこ
とには変りがない。
ンの溶融温度域に近似しており、熱転写インクと相溶性
が良好であり、印字品質を向上させることができる。特
にOHP対応用のインクに使用されている樹脂インクに対
して効果があるが、勿論従来のインクにも効果があるこ
とには変りがない。
有機高分子樹脂、ワックス、疎水性シリカの配合割合
は相対的にワックスが少なくなると印字性能が低下し、
多くなると塗膜強度が低下する傾向が見られた。
は相対的にワックスが少なくなると印字性能が低下し、
多くなると塗膜強度が低下する傾向が見られた。
疎水性シリカは、熱転写インクとなじみが良いこと、
更に微視的に見ると表面に凹凸による物理的な接着表面
の増加によるインクとの密着性の向上、非加熱部分にお
いては表面凹凸部による断熱効果のため加熱部分からの
熱が伝わりにくく、印字端部がシャープになる等印字品
質向上について優れた効果がある。
更に微視的に見ると表面に凹凸による物理的な接着表面
の増加によるインクとの密着性の向上、非加熱部分にお
いては表面凹凸部による断熱効果のため加熱部分からの
熱が伝わりにくく、印字端部がシャープになる等印字品
質向上について優れた効果がある。
これら成分にる性状の傾向しては、、有機高分子樹脂
が相対的に少なくなると塗工膜の強度が下がり、多くな
ると有機高分子樹脂単独の印字品質となり、満足できな
くなる。
が相対的に少なくなると塗工膜の強度が下がり、多くな
ると有機高分子樹脂単独の印字品質となり、満足できな
くなる。
ワックスが少なくなると印字品質が低下し、又多くな
ると取扱い及び保存性が悪くなる。
ると取扱い及び保存性が悪くなる。
疎水性シリカが少なくなると、印字品質が低下し、多
くなるとヘイズが高くなり粉落ちが生ずる。
くなるとヘイズが高くなり粉落ちが生ずる。
これらの傾向を考慮して上記3成分の配合比は有機高
分子樹脂100重量部に対しワックス0.1〜150重量部、好
ましくは1〜100重量部、疎水性シリカは0.5〜800重量
部、好ましくは1〜300重量部である。
分子樹脂100重量部に対しワックス0.1〜150重量部、好
ましくは1〜100重量部、疎水性シリカは0.5〜800重量
部、好ましくは1〜300重量部である。
これらの成分を適宜分散媒に溶解または分散させて溶
液状の被覆剤を得るのである。
液状の被覆剤を得るのである。
ここに用いる分散媒としては有機高分子樹脂、ワック
スと相溶性で、且つ疎水性シリカを均一に分散できるも
のであればよく、例えばトルエン、キシレン等の石油系
溶媒、MEK、DMF等の極性溶媒、1.1.1−トリクロロエタ
ン、トリクロールエチレン、パークロルエチレン等の塩
素系溶媒を用いることができる。
スと相溶性で、且つ疎水性シリカを均一に分散できるも
のであればよく、例えばトルエン、キシレン等の石油系
溶媒、MEK、DMF等の極性溶媒、1.1.1−トリクロロエタ
ン、トリクロールエチレン、パークロルエチレン等の塩
素系溶媒を用いることができる。
この発明の熱転写用OHPシートに用いる基材としては
透明なプラスチックシート材であることが必要で、例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポ
リアセタール等の透明フィルムが使用され、特に2軸延
伸ポリエチレンテレフタレートの膜厚25〜100μmの範
囲のものでプリンタの特性目的に応じて適宜膜厚を決定
すればよい。
透明なプラスチックシート材であることが必要で、例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポ
リアセタール等の透明フィルムが使用され、特に2軸延
伸ポリエチレンテレフタレートの膜厚25〜100μmの範
囲のものでプリンタの特性目的に応じて適宜膜厚を決定
すればよい。
なお、約50μmのものを用いれば、低速高速印字及び
種々の機種に適用される一般用に適している。
種々の機種に適用される一般用に適している。
前記した被覆剤を基材に塗工するときの膜厚は乾燥厚
さが0.01μm以上であればよく、性能、経済性等を考慮
した場合0.05〜3μmが適当である。塗工方法としては
エアナイフコータ、バーコータ、リバースコータ、グラ
ビヤコータ、ホットメルトコータ法等によって行なうこ
とができる。
さが0.01μm以上であればよく、性能、経済性等を考慮
した場合0.05〜3μmが適当である。塗工方法としては
エアナイフコータ、バーコータ、リバースコータ、グラ
ビヤコータ、ホットメルトコータ法等によって行なうこ
とができる。
(発明の効果) 以上要するに、この発明の熱転写用のOHPシートは、
基材上に、有機高分子樹脂と疎水性シリカとワックスと
を必須成分とし、上記インクリボンの熱溶融性インク層
の溶融温度と近似する溶融温度を示す被覆剤を塗工され
て熱転写インク受理層が形成されたものであり、これよ
り印字の一部又は全部が欠落するような転写不良が無く
なり、熱転写インクの正確な吸収が行なわれる。
基材上に、有機高分子樹脂と疎水性シリカとワックスと
を必須成分とし、上記インクリボンの熱溶融性インク層
の溶融温度と近似する溶融温度を示す被覆剤を塗工され
て熱転写インク受理層が形成されたものであり、これよ
り印字の一部又は全部が欠落するような転写不良が無く
なり、熱転写インクの正確な吸収が行なわれる。
したがって、このOHPシートにおいては高速プリンタ
を使用した場合においても安定した鮮明な高印字品質を
得ることができる。
を使用した場合においても安定した鮮明な高印字品質を
得ることができる。
また、その透明性に悪影響を与えることなく、塗工面
が極めて物理的に強固、且つ安定で、しかも印字特性も
優れるので、OHPシートとして好適なものとなる。
が極めて物理的に強固、且つ安定で、しかも印字特性も
優れるので、OHPシートとして好適なものとなる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を示す。
実施例1 基材としてポリエチレンテレフタレート[東レ社製:
商品名ルミラーT]の50μmの膜厚フィルムに下記各種
配合例組成の被覆剤をバーコータ#5にて塗布し、130
℃で30秒間乾燥して透明な熱転写被覆剤を作成し、その
印字性能、ヘイズ、粉落ち、膜強度、保存性ついてそれ
ぞれ評価した。
商品名ルミラーT]の50μmの膜厚フィルムに下記各種
配合例組成の被覆剤をバーコータ#5にて塗布し、130
℃で30秒間乾燥して透明な熱転写被覆剤を作成し、その
印字性能、ヘイズ、粉落ち、膜強度、保存性ついてそれ
ぞれ評価した。
評価基準は下記の通りで、評価結果を表1に示した。
評価基準 (1)印字性能:熱転写プリンタPC−PR−101T[日本電
子社製(インクリボンの溶融温度:67〜68℃)]及び同
プリンタPC−PR−101TL[日本電気社製(インクリボン
の溶融温度:78〜79℃)]を用いて印刷したとき、極め
て鮮明な印字が転写されたものを◎、2機種ともまずま
ず鮮明で良好なものを○、1機種のみ良好なものを△、
2機種とも不良なものを×とした。
子社製(インクリボンの溶融温度:67〜68℃)]及び同
プリンタPC−PR−101TL[日本電気社製(インクリボン
の溶融温度:78〜79℃)]を用いて印刷したとき、極め
て鮮明な印字が転写されたものを◎、2機種ともまずま
ず鮮明で良好なものを○、1機種のみ良好なものを△、
2機種とも不良なものを×とした。
(2)ヘイズ(透明性:OHP上にて判定、同期材について
塗工していないものと透明性を比較し、ほぼ同等の透明
性を示すものを○、透明性の劣るものを×とした。
塗工していないものと透明性を比較し、ほぼ同等の透明
性を示すものを○、透明性の劣るものを×とした。
(3)粉落ち:塗工面を指の面で擦ったとき、塗工面が
剥がれないものを○、少し剥離するものを△、擦り続け
ると無限に剥がれるものを×とした。
剥がれないものを○、少し剥離するものを△、擦り続け
ると無限に剥がれるものを×とした。
(4)膜強度:塗工面を爪で擦ったとき、塗工面が剥が
れないものを○、少し剥がれるものを△、簡単に剥がれ
るものを×とした。
れないものを○、少し剥がれるものを△、簡単に剥がれ
るものを×とした。
(5)保存性:処理フイルムを55℃の恒温層に入れ、間
紙にはさみ、1週間放置後表面状態を観察し、変化しな
いものを○、僅かにムラの出るものを△、ムラのあるも
のを×とする。
紙にはさみ、1週間放置後表面状態を観察し、変化しな
いものを○、僅かにムラの出るものを△、ムラのあるも
のを×とする。
配合例 (1)ポリエステル樹脂(ケミットK−1089:東レ社
製) 10重量部 ポリエチレンワックス(三井ハイワックス210MP:MP 112
℃:三井石油化学社製) 1重量部 疎水性シリカ(HDK H2000/4:WACHER社製) 20重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固形分
濃度2.0%の溶液とする。
製) 10重量部 ポリエチレンワックス(三井ハイワックス210MP:MP 112
℃:三井石油化学社製) 1重量部 疎水性シリカ(HDK H2000/4:WACHER社製) 20重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固形分
濃度2.0%の溶液とする。
(2)エポキシ樹脂(エピコート1009:油化シェル社
製) 10 重量部 ポリエチレンワックス(ハイワックス4202E:MP 100℃:
三井石油化学社製) 0.2重量部 疎水性シリカ(アエロジルR−812:日本アエロジル社
製) 30 重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固型分
濃度2.5%の溶液とする。
製) 10 重量部 ポリエチレンワックス(ハイワックス4202E:MP 100℃:
三井石油化学社製) 0.2重量部 疎水性シリカ(アエロジルR−812:日本アエロジル社
製) 30 重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固型分
濃度2.5%の溶液とする。
(3)スチレンアクリル酸樹脂(オキシラックSH−2200
日本触媒社製) 10 重量部 パラフィンワックス(#150:MP 66℃:日本精蝋社製)
0.2重量部 疎水性シリカ(サイロイド#161富士デビソン社製) 10
重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固型分
濃度1.5%の溶液とする。
日本触媒社製) 10 重量部 パラフィンワックス(#150:MP 66℃:日本精蝋社製)
0.2重量部 疎水性シリカ(サイロイド#161富士デビソン社製) 10
重量部 以上の組成にトルエン/MEKの混合溶媒を加えて固型分
濃度1.5%の溶液とする。
比較例 (1)配合例(1)においてポリエチレンワックスを、
ポリエチレンワックス(三井ハイワックス400P:MP 126
℃:三井石油化学社製)に代える。
ポリエチレンワックス(三井ハイワックス400P:MP 126
℃:三井石油化学社製)に代える。
(2)配合例(3)においてパラフィンワックス(#13
0:MP 55℃:日本精蝋社製)に代える。
0:MP 55℃:日本精蝋社製)に代える。
(3)配合例(2)においてポリエチレンワックスを除
く。
く。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−51385(JP,A) 特開 昭60−49997(JP,A) 特開 昭60−110489(JP,A) 特開 昭61−106293(JP,A) 実開 昭61−27292(JP,U) 実開 昭60−182139(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】熱溶融性インク層を有するインクリボンを
OHPシート上に重ね合せ、文字、図形等のパターンを上
記インクリボン上より加熱パターンでもって加熱し、イ
ンクリボンの熱溶融性インクをOHPシート上に転写する
熱溶融転写法に用いられるOHPシートであって、 有機高分子樹脂と疎水性シリカとワックスとを必須成分
とし、上記インクリボンの熱溶融性インク層の溶融温度
と近似する溶融温度を示す被覆剤を基材上に塗工してイ
ンク受理層を形成するようにしたことを特徴とする熱転
写用OHPシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006220A JP2542508B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱転写用ohpシ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62006220A JP2542508B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱転写用ohpシ―ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176183A JPS63176183A (ja) | 1988-07-20 |
JP2542508B2 true JP2542508B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=11632432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62006220A Expired - Lifetime JP2542508B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱転写用ohpシ―ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542508B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6725232B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2020-07-15 | 東罐興業株式会社 | 疎水性凹凸面を有する構造体及び疎水性凹凸面の形成方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6049997A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-19 | Fujitsu Ltd | 熱転写記録用記録紙 |
JPS60110489A (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-15 | Toshiba Corp | 熱転写記録用紙とこの熱転写記録用紙を用いる熱転写記録装置 |
JPS60182139U (ja) * | 1984-05-11 | 1985-12-03 | 大日本印刷株式会社 | 光透過性を有する記録用シ−ト |
JPH0725223B2 (ja) * | 1984-07-19 | 1995-03-22 | 大日本印刷株式会社 | 被熱転写シ−ト |
JPS6151385A (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-13 | Ricoh Co Ltd | 熱転写用被転写紙 |
JPS61106293A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過原稿作成用被熱転写シ−ト |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP62006220A patent/JP2542508B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63176183A (ja) | 1988-07-20 |
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