JP2542398B2 - 時間軸補正装置 - Google Patents

時間軸補正装置

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JP2542398B2 JP62226634A JP22663487A JP2542398B2 JP 2542398 B2 JP2542398 B2 JP 2542398B2 JP 62226634 A JP62226634 A JP 62226634A JP 22663487 A JP22663487 A JP 22663487A JP 2542398 B2 JP2542398 B2 JP 2542398B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスクなどの円盤状記録媒体から読
み出された信号のジッタ等を除去する時間軸補正装置
(TBC)に関するものである。
[従来の技術] 従来から知られているこの種の装置は、記憶装置に対
する再生信号の書き込み制御および読み出し制御を、別
個の発振器により非同期的に行っていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、かかるTBCにおいては、書き込み用発
振器の発振制御に用いる基準信号として、回転している
ディスクの1回転以内において再生された同期情報を利
用していたので、当該同期情報の検出時から発振器の発
振制御までに生じる時間遅れに起因して、制御不能が生
じ得るという欠点がみられた。すなわち、ディスクから
再生された信号に含まれるジッタ成分がこの時間遅れよ
りも小さい場合には、発振器を制御することができない
という欠点がみられた。
また、上述の遅延時間の問題を解決するために、ディ
スクからの再生信号をその遅延時間に相当する時間だけ
遅延回路(例えばガラス遅延線)を用いて遅らせること
も考えられるが、再生信号処理系に余分な回路を追加す
ることになり、再生信号自体が劣化してしまうという問
題がある。
さらに、上述の遅延時間の問題を解決するために、発
振制御系の応答速度を速めた場合には、ノイズの混入に
起因して発振制御系が乱れ易くなるという欠点がある。
よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、時間軸補正
用の書き込み発振器を常に適正に制御し得るよう構成す
ることにより、回転記録媒体から読み出した信号の時間
軸変動を除去することができる時間軸補正装置を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本願発明によれば、記
録媒体の同心円状トラックから再生された記憶情報を記
憶手段を介して読み出すことにより、時間軸補正をなす
装置において、前記記録媒体上のトラック上の所定位置
における再生信号中の同期信号周期を、前記所定位置よ
りも前記記録媒体の1回転に要する時間よりも短い所定
期間前における位置の同期信号周期の情報に基づいて補
正する第2の補正手段とを備えた構成とする。
本発明の好適な一実施例では、ディスク上にアナログ
記録(またはディジタル記録)されている信号のH間隔
(水平同期信号間隔)に着目し、再生時におけるH間隔
に対して書き込み用可変周波数発振器の発振周期が比例
するように当該可変周波数発振器を予測制御することに
より、時間軸歪みを補正している。
[作 用] 本発明は、同一ヘッドが同一トラックを連続して2
回転以上トレースできること:同一トラック上の同一
再生信号に含まれているジッタ成分は、同一条件で回転
するディスクを同一ヘッドがトレースする時には、前回
転と現回転のトレースで相関があること:を利用して書
き込み用発振器を予測制御し、再生信号の時間軸変動を
取り除くものである。
また、前記第2の補正手段によって、第1の補正手段
の出力を、前記所定位置よりも前記記録媒体の1回転よ
りも短い所定期間前における位置の同期信号周期の情報
に基づいて補正することにより、記録媒体の1回転内に
おける同期信号周期の検出から発振器の発振制御までの
時間遅れよりも小さいジッタも補正される。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。同図において、1は回転制御装置であり、磁気ディ
スク2の回転を制御すると共に、同期完了信号Sを出力
する。3は記録信号を再生するためのヘッド、4は再生
信号を増幅して周波数特性の補正を行うためのアンプお
よびフィルタ、5は再生信号から水平同期信号HSYNC
抜き取るための水平同期分離回路、6は発振周波数がf
[Hz]である固定周波数発振器である。
7はカウンタであり、水平同期信号HSYNCの印加によ
りリセットされ、その後、固定周波数発振器6の発振出
力を計数する。8はラッチ回路であり、水平同期信号H
SYNCに同期して、カウンタ7のカウント値nを保持す
る。9は固定メモリであり、後に説明する定数N,E,Kを
記憶している。10は演算回路であり、後に説明する第
(6)式を演算する。
11は遅延回路であり、ディスクが1回転するのに要す
る時間(262.5Hに相当する)だけ入力信号を遅延させ
る。
12は遅延回路であり、1Hのa倍(a=1,2,…)に相当
する時間だけ入力信号を遅延させる。
13は遅延回路であり、先の遅延回路11と同じく262.5H
ぶんの遅延を行う。
14は減算器、15は加算器、16はD/Aコンバータ、17は
制御用電圧VCを得るためのLPF(ローパスフィルタ)、1
8はVCO(電圧制御型可変周波数発振器)、19は書き込み
用アドレスWを発生するアドレスカウンタ、20は記憶回
路、21は固定周波数発振器、22は読み出し用アドレスR
を発生するアドレスカウンタである。
次に、本実施例の動作を説明する。
回転制御装置1によりディスク2が一定回転速度(例
えば、3600rpm)に維持された後、ディスク2に記録さ
れている信号(例えば、ディジタル記録信号)はヘッド
3で再生され、アンプおよびフィルタ4にて増幅および
周波数特性の補正が行われ、さらに、水平同期分離回路
5において水平同期信号HSYNCと記憶回路20に送られる
再生信号が分離される。
カウンタ7は発振器6の発振出力(周波数f)により
カウントアップされ、水平同期信号HSYNCが入力すると
そのカウント値nがラッチ回路8に保持され、その後に
リセットされる。なお、理想的な1H期間に相当する規定
カウント値Nはメモリ9に記憶されている。同様に、固
定周波数発振器21より出力される発振出力の発振周期E
と、後に説明する比例定数Kもメモリ9に記憶されてい
る。
いま、ディスク2が定常回転に達した後(すなわち、
同期完了信号Sが送出された後)、T(Tは任意の整
数)回転目におけるm番目のH期間において、 書き込み用発振器18の発振周期Gと上記カウント値n
の比が、 読み出し用発振器21の発振周期Eと上記規定カウント
値Nの比 に等しいものとする。この場合に、上記発振周期Gを求
めると、次式のようになる。
また、可変周波数発振器18において、その発振周期G
が比例定数KとVCO制御用電圧VCの積に等しくなるよう
にすると、 G=K×VC …(3) 第(2)式および第(3)式より、 となる。従って、ディスク2のT回転目におけるm番目
のH期間をトレースするときのディジタル制御信号F
2(T,m)(すなわち、D/Aコンバータ16の入力信号)
は、次式で与えられる。
しかし、T回転目におけるm番目のH期間を表す上記
n(T,m)が測定されるのは、当然のことながらm番目
のH期間が終了した後であるので、本実施例では上記F2
(T,m)を予測演算するために、以下の処理を行う。
T回転目におけるm番目のH期間が終了したとき、演
算回路10においてF1(T,m)が演算される。ここで、 ところが、このF1(T,m)が演算回路10から出力され
る時点においては、1回転分(262.5H)の遅延回路11か
ら1回転前のF1(T−1,m)が出力されている。さら
に、この時点において、aHぶんの遅延回路12からはF
1(T,m−a)が出力されている。
遅延回路12の出力F1(T,m−a)は1回転ぶんの遅延
回路13に入力され、F1(T−1,m−a)が出力される。
このF1(T−1,m−a)は減算器14に入力され、 ΔF(T,m−a)=F1(T,m−a)−F1(T−1,m−a)
…(7) が出力される。このΔF(T,m−a)は、第2図に示す
ように、予測補正値ΔF(T,m)として用いることがで
きる。すなわち、 ΔF(T,m)=ΔF(T,m−a) …(8) 従って、加算器15においては、 F2(T,m)=F1(T−1,m)+ΔF(T,m) …(9) なる演算が行われる。このことにより、所望のVCO制御
用電圧VCがLPF17から出力される。
なお、上記実施例では、ΔF(T,m)としてΔF(T,m
−a)を用いたが、 とすることも可能である。但し、この場合には、遅延回
路12として、J個の遅延回路もしくは遅延量可変の遅延
回路を用いる必要がある。
かくして、アドレスカウンタ19からは書き込みアドレ
スWが発生され、これに従って再生信号が記憶回路20に
書き込まれる。他方、固定周波数発振器21からは発振周
期がEである発振出力が得られ、アドレスカウンタ22か
ら読み出しアドレスRが発生される。この読み出しアド
レスRに従って、記憶回路20に記憶された再生信号が読
み出される。
なお、制御系全体の時間遅れは1H期間に比べて微小で
あるので、上記遅延回路11,12,13の誤差分に含まれてし
まうことになり、特に考慮する必要はない。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明では1回転前もしくはそ
れ以前の制御値を基に、その相関性を利用して現在の制
御値を予測する構成としてあるので、回転記録媒体から
再生された信号の時間軸歪みを適正に補正することがで
きる。
また、記録媒体の1回転内における同期信号周期の検
出から発振器の発振制御までの時間遅れよりも小さいジ
ッタに対しても補正を行うことができ、複雑な回路も不
要である等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図である。 第2図は第1図の動作を説明する図である。 1……回転制御装置、 2……ディスク、 3……ヘッド、 4……アンプおよびフィルタ、 5……水平同期分離回路、 6……固定周波数発振器、 7……カウンタ、 8……ラッチ回路、 9……メモリ、 10……演算回路、 11,12,13……遅延回路、 14……減算器、 15……加算器、 16……D/Aコンバータ、 17……ローパスフィルタ、 18……可変周波数発振器(VCO)、 19……アドレスカウンタ、 20……記憶回路、 21……固定周波数発振器、 22……アドレスカウンタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の同心円状トラックから再生され
    た記憶情報を記憶手段を介して読み出すことにより、時
    間軸補正をなす装置において、 前記記録媒体上のトラック上の所定位置における再生信
    号中の同期信号周期と、N回転前(N=1,2,…)におけ
    る当該周期との差に基づいて、前記所定位置に対応する
    書き込み制御信号を演算する第1の補正手段と、 前記第1の補正手段の出力を、前記所定位置よりも前記
    記録媒体の1回転に要する時間よりも短い所定期間前に
    おける位置の同期信号周期の情報に基づいて補正する第
    2の補正手段とを備えたことを特徴とする時間軸補正装
    置。
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