JP2542172Y2 - 複合加工工作機械 - Google Patents

複合加工工作機械

Info

Publication number
JP2542172Y2
JP2542172Y2 JP6559691U JP6559691U JP2542172Y2 JP 2542172 Y2 JP2542172 Y2 JP 2542172Y2 JP 6559691 U JP6559691 U JP 6559691U JP 6559691 U JP6559691 U JP 6559691U JP 2542172 Y2 JP2542172 Y2 JP 2542172Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
headstock
chamber
cutting
turning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6559691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512051U (ja
Inventor
丈晴 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP6559691U priority Critical patent/JP2542172Y2/ja
Publication of JPH0512051U publication Critical patent/JPH0512051U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542172Y2 publication Critical patent/JP2542172Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一台の機械で素材より製
品までの全加工ができる複合加工工作機械に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、旋削加工と研削加工を行って製品
を作り出す工作物の場合、旋削加工は旋盤で、研削加工
は研削盤で別々に行うのが普通であったが、工程分割に
よる仕掛り品の増大と、二台の機械とロボット等の搬送
機が占めるフロアスペース上の問題等があり、全工程を
一台の機械で消化できる図6に示すような複合加工工作
機械が開発されている。このものは固定主軸台101と
軸方向移動可能な対向主軸台102の間に軸方向移動可
能な中間主軸台103を配設し、これら主軸台の主軸中
心線の片側又は両側に旋削用刃物台104と研削用砥石
台105をそれぞれX・Z軸方向移動可能に設けたもの
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術の複合加工
工作機械は、同一Z軸位置の工作物に対して旋削及び研
削加工を行うので切削液と研削液の分離回収処理ができ
ず、両液が混じり合ってしまい旋削加工条件と研削加工
条件を満足させることができないという問題点を有して
いる。本考案は従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは切削
加工室と研削加工室とを完全に分離することで切削液と
研削液とを別個に回収処理ができ、しかも一台の機械で
連続加工ができる複合加工工作機械を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における複合加工工作機械は、回転可能に軸承
される主軸が同心でZ軸移動可能に対向して設けられた
左主軸台及び右主軸台と、該左主軸台及び右主軸台の先
端頸部が出し入れ可能に挿通される貫通穴を有する仕切
り板により分割された切削加工室及び研削加工室と、前
記切削加工室内に設けられX・Z軸方向移動可能な旋削
用刃物台と、前記研削加工室内に設けられX・Z軸方向
移動可能な研削加工用砥石台とを含んでなるものであ
る。
【0005】
【作用】右主軸台の先端を仕切り板の貫通穴より左側の
切削加工室内に突出させた状態で、両軸台の主軸チャッ
クにより軸物工作物の両端部を把持し、切削加工室内に
おいて旋削加工を行い、引続き工作物を把持したまま両
主軸台をZ軸方向右側に同期移動して、今度は左主軸台
の先端が貫通穴より右側の研削加工室内に突出させた状
態で、研削加工室内において研削加工を行う。
【0006】
【実施例】実施例について図5を参照して説明する。ベ
ッド1の上面に四本の案内1a〜1dがZ軸方向平行に
設けられており、中央の案内1b,1c上に左主軸台2
Aと右主軸台2Bが対向して移動可能に設けられてい
る。そして左主軸台2Aはサーボモータ3によりボール
ねじ4を介して移動位置決めされ、右主軸台2Bはサー
ボモータ5によりボールねじ6を介して移動位置決めさ
れる。左主軸台2Aには左主軸7Aが、また右主軸台2
Bには右主軸7Bがそれぞれ対向かつ同心に軸承されて
おり、左主軸7Aの先端に左チャック8Aが、また右主
軸7Bの先端に右チャック8Bがそれぞれ嵌着されてい
る。そして左主軸台2A,右主軸台2Bとも主軸回転用
のビルトインモータとチャック開閉用の流体圧シリンダ
を内蔵している。
【0007】ベッド1の周囲は全面カバー9により覆わ
れており、全面カバー9内は中央の仕切り板11により
左側の切削加工室aと右側の研削加工室bとに分割さ
れ、仕切り板11に切削加工室a内の左主軸台2A又は
研削加工室b内の右主軸台2Bの先端頸部2aが出し入
れ可能に挿通される貫通穴11aが主軸と同心に穿設さ
れており、この貫通穴11aの内周に合成ゴム等軟性材
製の防水シール12が取付けられている。
【0008】切削加工室a内のベッド1上段の案内1
a,1b上に上サドル13が移動可能に載置され、上サ
ドル13はサーボモータ14によりボールねじ15を介
して移動位置決めされる。上サドル13上のX軸方向の
案内上に上刃物台16が移動可能に載置されており、上
刃物台16はサーボモータ17によりボールねじ18を
介して移動位置決めされる。この上刃物台16の右側に
上タレット19がZ軸垂直平面内において旋回割出し可
能に設けられており、上タレット19の外周に複数の工
具取付ステーションが設けられている。
【0009】更に切削加工室a内のベッド1下段の案内
1c,1d上に下サドル21が移動可能に載置され、下
サドル21はサーボモータ22によりボールねじ23を
介して移動位置決めされる。下サドル21上のX軸方向
の案内上に下刃物台24が移動可能に載置されており、
下刃物台24はサーボモータ25によりボールねじ26
を介して移動位置決めされている。この下刃物台24の
右側に下タレット27が旋回割出し可能に設けられてお
り、下タレット27の外周に複数の工具取付ステーショ
ンが設けられている。
【0010】一方研削加工室b内のベッド上段の案内1
a,1b上に上サドル28が移動可能に載置され、上サ
ドル28はサーボモータ29によりボールねじ31を介
して移動位置決めされる。この上サドル28上のX軸方
向の案内上に上砥石台32が移動可能に載置され、上砥
石台32はサーボモータ33によりボールねじ34を介
して移動位置決めされる。上砥石台32に上砥石軸35
が回転可能に軸承され、上砥石軸35に上砥石36が着
脱可能に嵌着されている。
【0011】更に研削加工室b内のベッド下段の案内1
e,1d上に下サドル37が移動可能に載置され、下サ
ドル37はサーボモータ38によりボールねじ39を介
して移動位置決めされる。この下サドル37上のX軸方
向の案内上に下砥石台41が移動可能に載置され、下砥
石台41はサーボモータ42によりボールねじ43を介
して移動位置決めされる。下砥石台41に下砥石軸44
が回転可能に軸承され、下砥石軸44に下砥石台45が
着脱可能に嵌着されている。
【0012】一方ベッド1には切削加工室aの下側と研
削加工室bの下側にそれぞれ前後方向の空洞部1e,1
fが設けられており、空洞部1eに公知のチップコンベ
ア47が設置されており、機外に切粉バケット48が設
置されている。また空洞部1fにはマグネチッククーラ
ントセパレータ49を有する研削液タンク51が設置さ
れている。
【0013】続いて本実施例の作用について説明する。
最初に図4に示すように先端頸部2aが仕切り板11の
貫通穴11aより切削加工室a内に突出した状態に右主
軸台2BをZ軸位置決めして、右チャック8Bにより軸
物工作物Wの右端を把持し、左主軸台2Aを工作物Wの
長手寸法に合わせてZ軸位置決めして、左チャック8A
で工作物Wの左端を把持する。そして主軸7A,7Bの
同期回転により工作物Wを回転させ、上刃物台16又は
下刃物台24のX・Z軸方向移動による旋削加工、或い
は上刃物台16と下刃物台24の同時4軸制御による同
時加工により外径の旋削加工が行われる。この旋削加工
により発生する切粉は切削液とともに下部のチップコン
ベア上に落下して切削液は切削液タンク内に回収され、
切粉はチップコンベアにより機外に搬送され、切粉バケ
ット48内に回収される。
【0014】旋削加工が終わると、左主軸台2Aと右主
軸台2Bが工作物Wを把持したままZ軸方向右側に同期
移動して、図5に示すように左主軸台2Aの先端頸部2
aが仕切り板11の貫通穴11aより研削加工室b内に
突出した状態に両主軸台2A,2Bを位置決めする。そ
して再び主軸7A,7Bの同期回転により工作物Wが回
転され、上砥石台32のX軸方向の切込みとZ軸方向の
トラバースで粗研削加工が行われる。粗研削が終了する
と上砥石台32が後退し、下砥石台41のX軸方向の切
込みとZ軸方向のトラバースで最後の仕上研削加工が行
われる。この研削加工中に研削面に向かって吐出された
研削液は、仕切り板11の穴11aと左主軸台2Aの頸
部2aの隙間が防水シール12により気密性が保たれて
いるため切削加工室a内に流れ込むことなく、下部の研
削液タンク51に回収される。なお、本実施例は両主軸
中心線を挟んで両側に刃物台及び砥石台を設けた構造と
したが、刃物台及び砥石台を両主軸中心線の片側の構造
とすることもできる。
【0015】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。機械全体を覆う全面カ
バーの中央に仕切り板を設けて切削加工室と研削加工室
に分け、主軸が同心且つ対向する切削加工室内の左主軸
台と研削加工室内の右主軸台をそれぞれZ軸移動可能と
し、旋削加工時には右主軸台を先端が仕切り板の貫通穴
より切削加工室内に突出するようにZ軸位置決めして,
左右両主軸台に軸物工作物の両端を把持して旋削加工を
行い、引続き工作物を把持したまま両主軸台を同期移動
させて左主軸台を先端が貫通穴より研削加工室内に突出
するようにZ軸位置決めして研削加工を行うようにした
ので、旋削加工,研削加工とも最適な環境下で連続加工
を行うことが可能となり、旋盤,研削盤及びその間の搬
送機器が一台の機械ですみ省スペース,低コトス化が達
成できる。また工程分割時の待ち時間が無くなり加工能
率が向上するとともに仕掛かり品が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の複合加工工作機械の正面図である。
【図2】図1を左側から見た側面図である。
【図3】図1を右側から見た側面図である。
【図4】旋削加工中を表す複合加工工作機械の正面図で
ある。
【図5】研削加工中を表す複合加工工作機械の正面図で
ある。
【図6】従来の技術の複合加工工作機械の上視図であ
る。
【符号の説明】
2A 左主軸台 2B 右主軸台 2a 頸部 7A 左主軸 7B 右主軸 9 全面カバー 11 仕切り板 11a 貫通穴 16 上刃物台 24 下刃物台 32 上砥石台 41 下砥石台 a 切削加工室 b 研削加工室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に軸承される主軸が同心でZ軸
    移動可能に対向して設けられた左主軸台及び右主軸台
    と、該左主軸台及び右主軸台の先端頸部が出し入れ可能
    に挿通される貫通穴を有する仕切り板により分割された
    切削加工室及び研削加工室と、前記切削加工案内に設け
    られX・Z軸方向移動可能な旋削用刃物台と、前記研削
    加工室内に設けられX・Z軸方向移動可能な研削加工用
    砥石台とを含んでなることを特徴とする複合加工工作機
    械。
JP6559691U 1991-07-24 1991-07-24 複合加工工作機械 Expired - Fee Related JP2542172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6559691U JP2542172Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 複合加工工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6559691U JP2542172Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 複合加工工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512051U JPH0512051U (ja) 1993-02-19
JP2542172Y2 true JP2542172Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=13291562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6559691U Expired - Fee Related JP2542172Y2 (ja) 1991-07-24 1991-07-24 複合加工工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542172Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI388397B (zh) * 2004-02-25 2013-03-11 Studer Ag Fritz 用於工作件加工的加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0512051U (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5815902A (en) Rotary transfer machine
US6904652B2 (en) Universal machine tool
US5025539A (en) Drilling and milling machine
JPH0661645B2 (ja) 工作機械における短寸加工物の一次加工位置から二次加工位置への搬送および加工方法、ならびにその方法の実施のための工作機械
JP2673632B2 (ja) 並列2主軸旋盤
GB2159450A (en) Machine tool with two workpiece spindles
JPS59227344A (ja) 多軸工作機械における自動工具交換装置
CA2339020A1 (en) Grinding machine with hard-turning attachment
JP2673643B2 (ja) 2主軸nc工作機械
JP2561577Y2 (ja) 心押ホルダを有する対向主軸旋盤
US8959750B2 (en) Method and apparatus for complete machining of a shaft-shaped workpiece
US5174071A (en) Lathe and grinder apparatus with two or more side-by-side arranged manipulator-interfaced dual-spindle units
JP2948063B2 (ja) ワーク反転機構付ドリリングセンタ
JP4441761B2 (ja) 逆立ち主軸複合nc旋盤
JP2542172Y2 (ja) 複合加工工作機械
JPH01228701A (ja) 工作機械
JP2900292B2 (ja) Nc工作機械
JP2597221B2 (ja) 複合工作機械
JPH0463648A (ja) 複合加工工作機械
JPH05154701A (ja) 2主軸nc旋盤
JPH06134602A (ja) 2主軸nc工作機械
JPH08126901A (ja) 対向主軸旋盤
JPS63162101A (ja) ユニツト構成nc旋盤及び加工セル
JPH03202240A (ja) 複合工作機械
JPH01121103A (ja) 背面加工装置を有する複合加工旋盤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees