JP2541676B2 - マツサ―ジ装置 - Google Patents

マツサ―ジ装置

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JP2541676B2 JP1500735A JP50073589A JP2541676B2 JP 2541676 B2 JP2541676 B2 JP 2541676B2 JP 1500735 A JP1500735 A JP 1500735A JP 50073589 A JP50073589 A JP 50073589A JP 2541676 B2 JP2541676 B2 JP 2541676B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、手の反射帯域、いわゆるツボのマッサージ
のためのマッサージ装置であって、全面を凸面状に丸め
られた、少なくとも1つの対称軸線を中心にして回転対
称的な、球形または卵形または楕円形のような基本形状
を有する、ボール状の弾性的なマッサージ体が設けられ
ており、該マッサージ体のほぼ外面全体に、多数の弾性
的な点マッサージ突起が突設されている形式のものに関
する。
ツボ治療のコンセプトによれば、ヒトの足の裏や手の
平は複数の反射帯域、つまりいわゆるツボに分割されて
いる。これらのツボは、それぞれ人体の特定の範囲と交
渉を持っており、マッサージの際にこれらの人体範囲に
刺激作用もしくは健康促進作用を及ぼす。
足や手のツボを特殊なマッサージグリップを用いて手
でマッサージすることは知られている。さらに、足のツ
ボのマッサージのためにマッサージソールを備えた靴を
履くことも知られている。このマッサージソールは少な
くともツボの範囲に凸部を備えている(ドイツ連邦共和
国特許出願公開第3508582号明細書参照)。
米国特許第3411498号明細書に基づき、手のツボのマ
ッサージのためのマッサージ装置が公知である。この公
知のマッサージ装置は、全面を凸面状に丸められた、少
なくとも1つの対称軸線を中心にして回転対称的な基本
形状を有する、ボール状の弾性的なマッサージ体として
形成されている。このマッサージ体はほぼ外面全体に、
突設された多数の弾性的な点マッサージ突起を備えてい
る。これらの点マッサージ突起はその直径に対して比較
的長尺に形成されていて、しかも約1.5〜6.2mmの直径を
有する球体を有していてよく、この球体は弾性的な柄部
を介して基体と結合されている。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のマッサージ装置
を改良して、簡単に製造可能であって、しかも穏やかな
マッサージを可能にすると同時に、十分な点状のマッサ
ージをも実現することのできる、手の平のツボのマッサ
ージのために適したマッサージ装置を提供することであ
る。
この課題を解決するために本発明の第1の構成では、
前記マッサージ体が、軟弾性的な材料、特に気泡材料か
ら成るコアを有しており、該コアに前記点マッサージ突
起が一体成形されており、該点マッサージ突起が、その
平均直径にほぼ等しい高さを有しており、前記マッサー
ジ体の直径が2〜5cmであり、前記点マッサージ突起
が、2〜5mm、有利には3〜4mmの平均直径と、2〜5m
m、有利には3〜4mmの高さとを有しているようにした。
さらに上記課題を解決するために本発明の第2の構成
では、前記マッサージ体が、気泡材料のような軟弾性的
な材料から成るコアを有しており、該コアが、フレキシ
ブル材料から成る被覆体で被覆されており、該被覆体に
前記点マッサージ突起が一体成形されており、該点マッ
サージ突起が、その平均直径にほぼ等しい高さを有して
おり、前記マッサージ体の直径が2〜5cmであり、前記
点マッサージ突起が、2〜5mm、有利には3〜4mmの平均
直径と、2〜5mm、有利には3〜4mmの高さとを有してい
るようにした。
マッサージ体は特に球形または卵形または楕円形の形
状を有していて、ちょうどマッサージ体全体またはマッ
サージ体の大部分を手の平と指とによって掌中にするこ
とができるような大きさを有している。マッサージ体を
取り囲む手でこのマッサージ体を揉むことによって、手
の平にあるツボをマッサージすることができる。しか
し、マッサージ体を手の平を使って台の上で転動させる
か、または両手の平の間で転動させることによっても、
マッサージを行なうことができる。
マッサージ体は比較的軟らかく、たとえばスポンジゴ
ムのコンシステンシを有しており、これによりツボの過
剰刺激は回避される。点マッサージ突起は互いに小さな
間隔をおいて均一に分配されて配置されていると有利で
ある。同じく軟弾性的であってよい点マッサージ突起の
直径と高さは、使用時に突起が折れ曲がらず、多くとも
押し縮められる程度に設定されている。突起の直径およ
び相互間の間隔は僅か数mmであり、これにより手の平に
おいて比較的互いに隣接して位置するツボを複数の点で
マッサージすることができる。
マッサージ体は軟弾性的な気泡材料から成るコアを有
している。点マッサージ突起は気泡材料から成るコアに
一体成形されているか、またはこのコアを被覆する、フ
レキシブル材料から成る被覆体の構成要素であってもよ
い。各マッサージ突起が被覆体に一体成形されている
と、次のような利点が得られる。すなわち、点マッサー
ジ突起の材料特性を気泡材料から成るコアの弾性特性と
は無関係に選択することができる。
気泡材料から成るコアは気泡材料から成る内コアと、
この内コアとは異なる硬度、特に内コアの硬度よりも小
さな硬度を有する気泡材料から成る、前記内コアを取り
囲む少なくとも1つのシェルとから成っていてよい。こ
うして、点マッサージ突起に加えられる押圧力が増大す
るにつれてコアのばね率がたとえば過比例的に変化する
ような、プログレッシブなばね弾性特性線を有する気泡
材料コアが得られる。
しかし適当な手段によって、点マッサージ突起の時間
的なマッサージ特性にも影響を与えることができる。た
とえば点マッサージ突起に加えられる押圧力の増大時に
おいて、負荷軽減による押圧力減少時よりも増大させら
れた抵抗を加える目的で、コアを取り囲む被覆体が少な
くとも1つの絞り開口を備えていてよい。この絞り開口
はマッサージ体の圧縮時に、被覆体の内側に含まれた空
気の逃出を可能にするが、しかしこの逃出は絞られて行
われる。こうしてマッサージ体の弛緩が遅延される。被
覆体には逆止弁が設けられていると有利である。この逆
止弁は被覆体内への流入方向で開き、この被覆体への空
気の再充てんを容易にする。
点マッサージ突起は全体的に等しい大きさを有してい
てよく、これによってマッサージ体はその表面全体にわ
たって均一なマッサージ特性を有している。しかしなが
ら、分配密度は表面全体にわたって変動していてもよ
く、このことは特に卵形または楕円形のマッサージ体に
おいて有利になり得る。また、高さの異なる点マッサー
ジ突起が配置されていてもよい。この場合、第1の高さ
を有する点マッサージ突起の間に、より小さな第2の高
さを有する点マッサージ突起が配置されている。それゆ
えに、マッサージ体に加わえられる押圧力が小さいと、
まずは第1の点マッサージ突起だけが有効となり、第2
の点マッサージ突起はマッサージ圧が増大した後でしか
有効にならない。
手のツボのマッサージのために、マッサージ体は2〜
5cmの直径を有している。この場合、このマッサージボ
ールの適当な市販包装物には、このようなマッサージボ
ールを大小セットにして収納することもできる。
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明す
る。
第1図は、球形のマッサージボールを部分的に断面し
て示す側面図であり、 第2図〜第5図は、マッサージボールの変化実施例を
示す部分的な断面図であり、 第6図は、卵形のマッサージボールの実施例を示す図
であり、 第7図は、楕円形のマッサージボールの実施例を示す
図である。
第1図に示したマッサージボールは気泡材料から成る
軟弾性的なコア1から成っており、このコア1の外面に
は、半径方向に突出した、同じく軟弾性的な多数の点マ
ッサージ突起3が一体成形されている。これらの点マッ
サージ突起3は互いにほぼ等しい間隔を有していて、し
かもほぼその高さと間隔とに等しい直径を有している。
この直径および高さは、マッサージの際にボールのマッ
サージ体、つまりコア1が著しく変形させられた後でし
か、点マッサージ突起3が折れ曲がりを開始しないよう
に設定されている。コア1はスポンジゴムに似たばね硬
度を有している。
第1図に示した、手のツボをマッサージするためのマ
ッサージボールは約2〜5cmの直径を有しており、点マ
ッサージ突起3はそれぞれ2〜5mmの直径と高さと間隔
とを有している。
第2図には、第1図に示したマッサージボールの変化
実施例が示されている。点マッサージ突起3は、気泡材
料から成るコア1を完全に被覆する被覆体5に一体成形
されている。被覆体5はゴム弾性的な材料から成ってい
てよいので、点マッサージ突起3を、第1図に示した実
施例におけるよりも剛性的に形成することができる。
第3図には、第1図に示したマッサージボールの別の
変化実施例が示されている。全体を符号1で示した、気
泡材料から成るゴムは内コア7と、この内コア7を取り
囲む上下2つのシェル9,11とから形成されている。内コ
ア7とシェル9,11はやはり軟弾性的な気泡材料から成っ
ており、この場合、気泡材料のばね硬度は内方から外方
に向かって減少している。こうして、マッサージ圧が増
大するにつれてばね硬度が増大していくような、マッサ
ージボールのプログレッシブな圧縮特性線が得られる。
点マッサージ突起3は最も外側に位置するシェル11に一
体成形されているが、しかし第2図の実施例と同様に付
加的な被覆体に設けられていてもよい。当然ながら、シ
ェルの数も増減させることができる。
第4図に示したマッサージボールは同じく気泡材料か
ら成る軟弾性的なコア1を有しており、このコア1はゴ
ム弾性的な被覆体17によって取り囲まれている。点マッ
サージ突起3は第2図の実施例と同様に被覆体17に一体
成形されている。被覆体17は少なくとも1つの開口19を
有しており、この開口19は内側で、被覆体17に位置固定
された舌片21によって部分的にオーバラップされる。こ
の舌片21は開口19と共に逆止弁を形成している。この逆
止弁は被覆体17内への流入方向で開き、被覆体17からの
空気流出時には閉じる。舌片21が開口19に部分的にしか
オーバラップしていないので、舌片21の側方には絞り開
口23が形成され、この絞り開口23において空気は被覆体
17の内側から逆止弁の傍を通って、絞られて流出するこ
とができる。マッサージボールの圧縮時に被覆体17内で
溜まる空気圧は、圧力増大と共にマッサージボールの抵
抗を高める。それに対して、押し縮められたコア1の弛
緩は逆止弁によって容易にされる。絞り開口23と逆止弁
とは、マッサージ特性を時間に関連して変化させること
を可能にする。
第5図に示したマッサージボールの変化実施例では、
マッサージ特性が同じくマッサージ圧に関連して変化す
る。前で説明した実施例ではマッサージ突起3が全体的
に同じ寸法を有しているのに対して、第5図に示した変
化実施例では、互いに高さの異なるマッサージ突起3a,3
bが設けられている。それぞれ互いに隣接した、高い方
の点マッサージ突起3aの間には、それぞれ低い方の点マ
ッサージ突起3bが設けられている。小さなマッサージ圧
では、たんに高い方のマッサージ突起3aしか働かない
が、マッサージ圧が増大するにつれて低い方の点マッサ
ージ突起3bも有効となる。したがって、第5図に示した
実施例では、マッサージ圧に関連して有効突起密度が変
化する。
第1図に示した球形のマッサージボールは優先方向を
有しておらず、ひいては円運動においても手の平をマッ
サージすることができるのに対して、第6図および第7
図に示したマッサージボールは縦長に形成されているの
で、手に沿って案内されるマッサージ運動のためには一
層良好に適している。第6図に示したマッサージボール
の卵形の形状はアーチ状の運動を生ぜしめ、第7図に示
したマッサージボールの楕円形の形状は特に直線的なマ
ッサージ運動のために適している。第6図および第7図
には、マッサージ体のコア1の表面全体にわたって分配
された多数の点マッサージ突起3のうちの一部しか図示
されていない。第2図〜第5図につき説明した変化実施
例は、第6図および第7図のマッサージボールにおいて
も使用することができる。第1図につき説明した点マッ
サージ突起の寸法および性質は、第6図および第7図の
マッサージボールにおいても同様に設定されていてよ
い。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手の反射帯域、いわゆるツボのマッサージ
    のためのマッサージ装置であって、全面を凸面状に丸め
    られた、少なくとも1つの対称軸線を中心にして回転対
    称的な、球形または卵形または楕円形のような基本形状
    を有する、ボール状の弾性的なマッサージ体が設けられ
    ており、該マッサージ体のほぼ外面全体に、多数の弾性
    的な点マッサージ突起(3)が突設されている形式のも
    のにおいて、前記マッサージ体が、気泡材料のような軟
    弾性的な材料から成るコア(1)を有しており、該コア
    (1)に前記点マッサージ突起(3)が一体成形されて
    おり、該点マッサージ突起(3)が、その平均直径にほ
    ぼ等しい高さを有しており、前記マッサージ体の直径が
    2〜5cmであり、前記点マッサージ突起(3)が、2〜5
    mm、有利には3〜4mmの平均直径と、2〜5mm、有利には
    3〜4mmの高さとを有していることを特徴とする、マッ
    サージ装置。
  2. 【請求項2】前記コア(1)が、気泡材料から成る内コ
    ア(7)と、該内コア(7)を取り囲む少なくとも1つ
    のシェル(9;11)とから成っており、該シェル(9;11)
    が、前記内コア(7)とは異なる硬度を有する気泡材料
    から成っている、請求項1記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】前記シェル(9;11)が前記内コア(7)よ
    りも軟質に形成されており、前記シェル(9;11)が複数
    設けられている場合に、外側のシェル(11)が内側のシ
    ェル(9)よりも軟質に形成されている、請求項2記載
    のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】前記点マッサージ突起(3)が互いに、そ
    の平均直径にほぼ等しい間隔をおいて配置されている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のマッサージ装
    置。
  5. 【請求項5】手の反射帯域、いわゆるツボのマッサージ
    のためのマッサージ装置であって、全面を凸面状に丸め
    られた、少なくとも1つの対称軸線を中心にして回転対
    称的な、球形または卵形または楕円形のような基本形状
    を有する、ボール状の弾性的なマッサージ体が設けられ
    ており、該マッサージ体のほぼ外面全体に、多数の弾性
    的な点マッサージ突起(3)が突設されている形式のも
    のにおいて、前記マッサージ体が、気泡材料のような軟
    弾性的な材料から成るコア(1)を有しており、該コア
    (1)が、フレキシブル材料から成る被覆体(5;17)で
    被覆されており、該被覆体(5;17)に前記点マッサージ
    突起(3)が一体成形されており、該点マッサージ突起
    (3)が、その平均直径にほぼ等しい高さを有してお
    り、前記マッサージ体(1,5;17)の直径が2〜5cmであ
    り、前記点マッサージ突起(3)が、2〜5mm、有利に
    は3〜4mmの平均直径と、2〜5mm、有利には3〜4mmの
    高さとを有していることを特徴とする、マッサージ装
    置。
  6. 【請求項6】前記被覆体(17)が少なくとも1つの絞り
    開口(23)を有しており、該絞り開口(23)が、マッサ
    ージ体の圧縮時に、前記被覆体(17)の内側に含まれた
    空気の逃出を可能にし、前記被覆体(17)が、該被覆体
    (17)内への流入方向で開く少なくとも1つの逆止弁
    (19,21)を備えている、請求項5記載のマッサージ装
    置。
  7. 【請求項7】前記点マッサージ突起(3)が互いに、そ
    の平均直径にほぼ等しい間隔をおいて配置されている、
    請求項5または6記載のマッサージ装置。
JP1500735A 1987-12-18 1988-12-15 マツサ―ジ装置 Expired - Lifetime JP2541676B2 (ja)

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DE8716724.7 1987-12-18
DE8716724U DE8716724U1 (de) 1987-12-18 1987-12-18 Massagevorrichtung

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JPH03501688A JPH03501688A (ja) 1991-04-18
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JP (1) JP2541676B2 (ja)
AT (1) ATE74744T1 (ja)
DE (2) DE8716724U1 (ja)
ES (1) ES2031223T3 (ja)
WO (1) WO1989005622A1 (ja)

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