JP2541625Y2 - 可動式天井収納庫 - Google Patents
可動式天井収納庫Info
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- JP2541625Y2 JP2541625Y2 JP3806591U JP3806591U JP2541625Y2 JP 2541625 Y2 JP2541625 Y2 JP 2541625Y2 JP 3806591 U JP3806591 U JP 3806591U JP 3806591 U JP3806591 U JP 3806591U JP 2541625 Y2 JP2541625 Y2 JP 2541625Y2
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- storage rack
- ceiling
- closing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅等に取付けられる
可動式天井収納庫に関するものである。
可動式天井収納庫に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】今日、住
宅等においては、収納スペースを充分に確保するのが容
易でないため、デツドスペースの有効利用が提唱されて
いる。そこで、天井部に収納庫を設けることが考えられ
るが、この場合には、物の出し入れに際して梯子や脚立
をいちいち用意し、しかも物を持ちながら梯子や脚立の
昇り降りをしなければならず、このため、物の出し入れ
が重労働となる許りか、安全面でも問題が生じる惧れが
あつた。しかも丁度良い物の出し入れ高さは、背の高い
人、低い人によつて大きく異なり、これに対応したもの
は未だ知られていない。
宅等においては、収納スペースを充分に確保するのが容
易でないため、デツドスペースの有効利用が提唱されて
いる。そこで、天井部に収納庫を設けることが考えられ
るが、この場合には、物の出し入れに際して梯子や脚立
をいちいち用意し、しかも物を持ちながら梯子や脚立の
昇り降りをしなければならず、このため、物の出し入れ
が重労働となる許りか、安全面でも問題が生じる惧れが
あつた。しかも丁度良い物の出し入れ高さは、背の高い
人、低い人によつて大きく異なり、これに対応したもの
は未だ知られていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる可動式天
井収納庫を提供することを目的として創案されたもので
あつて、前面に開閉扉を備えた天井収納ラツクに、天井
部に先端が固定された作動ワイヤを進退移送させて天井
収納ラツクを天井側の収納位置と下降した取出し位置と
に昇降させるための昇降駆動手段を設けると共に、さら
に天井収納ラツクには、開閉扉を開閉するための開閉駆
動手段を設け、該開閉駆動手段を、前記昇降駆動手段の
下降側駆動の停止にタイミングを合わせて駆動するよう
連繋したことを特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる可動式天
井収納庫を提供することを目的として創案されたもので
あつて、前面に開閉扉を備えた天井収納ラツクに、天井
部に先端が固定された作動ワイヤを進退移送させて天井
収納ラツクを天井側の収納位置と下降した取出し位置と
に昇降させるための昇降駆動手段を設けると共に、さら
に天井収納ラツクには、開閉扉を開閉するための開閉駆
動手段を設け、該開閉駆動手段を、前記昇降駆動手段の
下降側駆動の停止にタイミングを合わせて駆動するよう
連繋したことを特徴とするものである。
【0004】そして本考案は、この構成によつて、天井
収納庫における物の出し入れを梯子や脚立を用いること
なく極めて安全かつ容易に行うことができるうにしたも
のである。
収納庫における物の出し入れを梯子や脚立を用いること
なく極めて安全かつ容易に行うことができるうにしたも
のである。
【0005】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は部屋の天井部10に設けら
れる箱型の収納ラツクであつて、該収納ラツク1の前面
には、物の出し入れをするための開口部1aが開設され
ているが、該開口部1aは、上端が蝶番2を介して収納
ラツク1に蝶着される扉3によつて開閉されるようにな
つている。また収納ラツクの後面1bには、部屋の側壁
面に配設された左右の案内レール4に上下摺動自在に嵌
合する嵌合部1gが形成されていて、収納ラツク1は案
内レール4に沿つて昇降動できるようになつている。
明する。図面において、1は部屋の天井部10に設けら
れる箱型の収納ラツクであつて、該収納ラツク1の前面
には、物の出し入れをするための開口部1aが開設され
ているが、該開口部1aは、上端が蝶番2を介して収納
ラツク1に蝶着される扉3によつて開閉されるようにな
つている。また収納ラツクの後面1bには、部屋の側壁
面に配設された左右の案内レール4に上下摺動自在に嵌
合する嵌合部1gが形成されていて、収納ラツク1は案
内レール4に沿つて昇降動できるようになつている。
【0006】5は収納ラツクの底面1cに組付けられる
駆動装置であつて、該駆動装置5を構成する一対の昇降
用モータ6、7には、モータ駆動に伴つて正逆回動する
ギヤホイール6a、7aがそれぞれ連動連結されてい
る。また、8および9は左右一対の昇降用ワイヤであつ
て、左右の昇降用ワイヤ8、9は、外周に螺旋歯を備え
た所謂ギヤドワイヤから形成されていて前記両ギヤホイ
ール6a、7aに対して噛合する一方、各昇降用ワイヤ
8、9の先端部が、収納ラツク1の天井面1dの左右両
端部に開設された貫通孔1eを貫通して、天井部10側
に取付金具10aを介して固着されることで収納ラツク
1を吊持する構成になつている。即ち、昇降用モータ
6、7の駆動に伴つて、左右の昇降用ワイヤ8、9が、
底面1cに敷設されたアウタチユーブ8a、9aに収容
され、もしくはアウタチユーブ8a、9aから繰出され
る移送作用を受けることにより、収納ラツク1は、天井
側の収納位置と下降した取出し位置とに昇降動するよう
になつているが、左側昇降ワイヤ8は両ギヤホイール6
a、7aに対して後側から噛合し、また右側昇降ワイヤ
9は両ギヤホイール6a、7aに対して前側から噛合し
ていて、これによりギヤホイール6a、7aに偏荷重が
作用することを防止すると共に、一方の昇降用モータ
6、7に過負荷が作用することを防止するようになつて
いる。
駆動装置であつて、該駆動装置5を構成する一対の昇降
用モータ6、7には、モータ駆動に伴つて正逆回動する
ギヤホイール6a、7aがそれぞれ連動連結されてい
る。また、8および9は左右一対の昇降用ワイヤであつ
て、左右の昇降用ワイヤ8、9は、外周に螺旋歯を備え
た所謂ギヤドワイヤから形成されていて前記両ギヤホイ
ール6a、7aに対して噛合する一方、各昇降用ワイヤ
8、9の先端部が、収納ラツク1の天井面1dの左右両
端部に開設された貫通孔1eを貫通して、天井部10側
に取付金具10aを介して固着されることで収納ラツク
1を吊持する構成になつている。即ち、昇降用モータ
6、7の駆動に伴つて、左右の昇降用ワイヤ8、9が、
底面1cに敷設されたアウタチユーブ8a、9aに収容
され、もしくはアウタチユーブ8a、9aから繰出され
る移送作用を受けることにより、収納ラツク1は、天井
側の収納位置と下降した取出し位置とに昇降動するよう
になつているが、左側昇降ワイヤ8は両ギヤホイール6
a、7aに対して後側から噛合し、また右側昇降ワイヤ
9は両ギヤホイール6a、7aに対して前側から噛合し
ていて、これによりギヤホイール6a、7aに偏荷重が
作用することを防止すると共に、一方の昇降用モータ
6、7に過負荷が作用することを防止するようになつて
いる。
【0007】また、11は開閉用モータであつて、該開
閉用モータ11に連動連結されるギヤホイール11aに
は、左右の開閉用ワイヤ12が前後から噛合している。
この開閉用ワイヤ12は、前記昇降用ワイヤ8、9と同
様ギヤドワイヤから形成されるものであつて、開閉用モ
ータ11の正逆駆動に伴つて底面1cに敷設されたアウ
タチユーブ12aから繰出し繰戻しされるが、各開閉用
ワイヤ12の先端部は、先端部が前記扉3の左右両端部
に転動自在に支持13aされる左右のアーム13の基端
部にそれぞれ一体的に連結されている。該アーム13
は、収納ラツク1の左右両側面1fに案内杆14および
ローラ15を介して摺動自在に支持されており、そして
開閉用ワイヤ12の繰出し繰戻しによつて、前上方ある
いは後下方に摺動して扉3を開閉するようになつてい
る。
閉用モータ11に連動連結されるギヤホイール11aに
は、左右の開閉用ワイヤ12が前後から噛合している。
この開閉用ワイヤ12は、前記昇降用ワイヤ8、9と同
様ギヤドワイヤから形成されるものであつて、開閉用モ
ータ11の正逆駆動に伴つて底面1cに敷設されたアウ
タチユーブ12aから繰出し繰戻しされるが、各開閉用
ワイヤ12の先端部は、先端部が前記扉3の左右両端部
に転動自在に支持13aされる左右のアーム13の基端
部にそれぞれ一体的に連結されている。該アーム13
は、収納ラツク1の左右両側面1fに案内杆14および
ローラ15を介して摺動自在に支持されており、そして
開閉用ワイヤ12の繰出し繰戻しによつて、前上方ある
いは後下方に摺動して扉3を開閉するようになつてい
る。
【0008】さらに、19は前記駆動装置5に組込まれ
る制御部であつて、該制御部19は、天井部10から垂
下した電源コードを巻取るコードリール(図示せず)を
介して電源供給を受けるものであるが、前記昇降用モー
タ6、7および開閉用モータ11に対する正逆駆動制御
は次ぎのようになつている。つまり、マイクロコンピユ
ータを用いて構成される制御部19には、上昇用操作ス
イツチ20、下降用操作スイツチ21、停止用操作スイ
ツチ22、ラツク上限位置検知スイツチ23、ラツク下
降位置検知器24、扉開位置検知スイツチ25、扉閉位
置検知スイツチ26、ラツク下降位置設定器27等の各
種スイツチ、設定器類からの信号が入力するようになつ
ており、そしてこれら入力信号に基づき、昇降用モータ
6、7、開閉用モータ11、音響発声器28、照明器2
9等の部材装置に制御指令を出力するようになつてい
る。尚、操作スイツチ20、21、22は躯体の適宜位
置に配設され、ラツク上限位置検知スイツチ23は、収
納ラツク1の天井面1dに配設して、収納ラツク1が天
井収納位置に達したことで天井部10に接触して検知す
るようにしており、またラツク下降位置検知器24は、
例えば昇降用モータ6、7の何れか一方に内装されたモ
ータ回転数検知器とすることができ、扉開閉位置検知ス
イツチ25、26は案内杆14に設けられており、さら
に、ラツク下降位置設定器27は、可変抵抗器のような
もので構成され、そしてラツク底面1cに露出するよう
設けられていて、自由に設定できるようになつている。
尚、1fは駆動装置5を下方から覆蓋すべく収納ラツク
1に着脱自在に取付けられた点検蓋である。
る制御部であつて、該制御部19は、天井部10から垂
下した電源コードを巻取るコードリール(図示せず)を
介して電源供給を受けるものであるが、前記昇降用モー
タ6、7および開閉用モータ11に対する正逆駆動制御
は次ぎのようになつている。つまり、マイクロコンピユ
ータを用いて構成される制御部19には、上昇用操作ス
イツチ20、下降用操作スイツチ21、停止用操作スイ
ツチ22、ラツク上限位置検知スイツチ23、ラツク下
降位置検知器24、扉開位置検知スイツチ25、扉閉位
置検知スイツチ26、ラツク下降位置設定器27等の各
種スイツチ、設定器類からの信号が入力するようになつ
ており、そしてこれら入力信号に基づき、昇降用モータ
6、7、開閉用モータ11、音響発声器28、照明器2
9等の部材装置に制御指令を出力するようになつてい
る。尚、操作スイツチ20、21、22は躯体の適宜位
置に配設され、ラツク上限位置検知スイツチ23は、収
納ラツク1の天井面1dに配設して、収納ラツク1が天
井収納位置に達したことで天井部10に接触して検知す
るようにしており、またラツク下降位置検知器24は、
例えば昇降用モータ6、7の何れか一方に内装されたモ
ータ回転数検知器とすることができ、扉開閉位置検知ス
イツチ25、26は案内杆14に設けられており、さら
に、ラツク下降位置設定器27は、可変抵抗器のような
もので構成され、そしてラツク底面1cに露出するよう
設けられていて、自由に設定できるようになつている。
尚、1fは駆動装置5を下方から覆蓋すべく収納ラツク
1に着脱自在に取付けられた点検蓋である。
【0009】これら制御手順は、例えば図示するフロー
チヤートのようになつている。つまり電源スイツチがO
Nされたことに伴いシステムスタートし、初期設定され
たあと、上昇用、下降用の操作スイツチ20、21の何
れかが操作されたかの判断がなされ、そして上昇用操作
スイツチ20がON操作されたときには、上昇制御のサ
ブルーチンに移行し、下降用操作スイツチ21がON操
作されたときには、下降制御のサブルーチンに移行する
ようになつている。尚、停止操作用スイツチ22が操作
されたときには、後述する両制御に優先して停止信号が
出力し、駆動停止がなされるようになつている。
チヤートのようになつている。つまり電源スイツチがO
Nされたことに伴いシステムスタートし、初期設定され
たあと、上昇用、下降用の操作スイツチ20、21の何
れかが操作されたかの判断がなされ、そして上昇用操作
スイツチ20がON操作されたときには、上昇制御のサ
ブルーチンに移行し、下降用操作スイツチ21がON操
作されたときには、下降制御のサブルーチンに移行する
ようになつている。尚、停止操作用スイツチ22が操作
されたときには、後述する両制御に優先して停止信号が
出力し、駆動停止がなされるようになつている。
【0010】前記上昇制御のサブルーチンは例えば次ぎ
のように設定されいる。つまり、扉3が閉鎖しているか
否かを扉閉位置検知スイツチ26で検知し、閉状態にな
つていない、つまり半開も含めた開状態になつていると
判断された場合には、開閉用モータ11に対して閉駆動
の制御指令が出力され、そして扉閉位置検知スイツチ2
6が扉開状態を検知するまで開閉用モータ11を閉駆動
せしめる。このとき、照明器29に対して消灯指令を出
力するとよい。この様にして扉3の閉鎖が検知された
ら、昇降用モータ6、7に対してラツク上限位置検知ス
イツチ23が検知するまで上昇指令を出力する。そし
て、収納ラツク1が上限位置に達したことで駆動停止す
る。
のように設定されいる。つまり、扉3が閉鎖しているか
否かを扉閉位置検知スイツチ26で検知し、閉状態にな
つていない、つまり半開も含めた開状態になつていると
判断された場合には、開閉用モータ11に対して閉駆動
の制御指令が出力され、そして扉閉位置検知スイツチ2
6が扉開状態を検知するまで開閉用モータ11を閉駆動
せしめる。このとき、照明器29に対して消灯指令を出
力するとよい。この様にして扉3の閉鎖が検知された
ら、昇降用モータ6、7に対してラツク上限位置検知ス
イツチ23が検知するまで上昇指令を出力する。そし
て、収納ラツク1が上限位置に達したことで駆動停止す
る。
【0011】また、下降制御のサブルーチンは例えば次
ぎのように設定されいる。つまり、収納ラツク1が、ラ
ツク下降位置設定器27によつて設定されている位置に
位置するか否かの判断が成される。この判断は、設定器
27の設定値と、ラツク下降位置検知器24の検知値と
を比較判断することによつて成される。そして設定位置
よりも高所に位置すると判断されたときには、昇降用モ
ータ6、7に対して、前記設定器27の設定値と検知器
24の検知値とが一致するまで下降駆動指令を出力し
て、収納ラツク1を設定された下降位置まで下降させ
る。このとき音響発声器28を作動させて、周囲に注意
を促すようにして安全性を配慮することが好ましい。こ
の様にして収納ラツク1が設定下降位置まで下降した
ら、開閉用モータ11に対して、扉開位置検知スイツチ
25が開検知をするまで開駆動指令が出力される。そし
て扉3が開放したときに、照明器29に対して点灯指令
を出力する。
ぎのように設定されいる。つまり、収納ラツク1が、ラ
ツク下降位置設定器27によつて設定されている位置に
位置するか否かの判断が成される。この判断は、設定器
27の設定値と、ラツク下降位置検知器24の検知値と
を比較判断することによつて成される。そして設定位置
よりも高所に位置すると判断されたときには、昇降用モ
ータ6、7に対して、前記設定器27の設定値と検知器
24の検知値とが一致するまで下降駆動指令を出力し
て、収納ラツク1を設定された下降位置まで下降させ
る。このとき音響発声器28を作動させて、周囲に注意
を促すようにして安全性を配慮することが好ましい。こ
の様にして収納ラツク1が設定下降位置まで下降した
ら、開閉用モータ11に対して、扉開位置検知スイツチ
25が開検知をするまで開駆動指令が出力される。そし
て扉3が開放したときに、照明器29に対して点灯指令
を出力する。
【0012】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、前述したように、下降用操作スイツチ21を下降
操作すると、昇降用モータ6、7の駆動に伴つて収納ラ
ツク1が適宜位置まで下降し、さらに収納ラツク1の下
降終了にタイミングを合わせて開閉用モータ11が駆動
して扉3が開くことになる。一方、上昇用操作スイツチ
20を上昇操作すると、まず開閉用モータ11が逆駆動
して扉3を閉じ、さらに扉3の閉鎖終了にタイミングを
合わせて昇降用モータ6、7が逆駆動して収納ラツク1
を上昇せしめることになる。
いて、前述したように、下降用操作スイツチ21を下降
操作すると、昇降用モータ6、7の駆動に伴つて収納ラ
ツク1が適宜位置まで下降し、さらに収納ラツク1の下
降終了にタイミングを合わせて開閉用モータ11が駆動
して扉3が開くことになる。一方、上昇用操作スイツチ
20を上昇操作すると、まず開閉用モータ11が逆駆動
して扉3を閉じ、さらに扉3の閉鎖終了にタイミングを
合わせて昇降用モータ6、7が逆駆動して収納ラツク1
を上昇せしめることになる。
【0013】この様に、本考案にあつては、デツドスペ
ースを有効利用すべく収納ラツク1を天井部10に設け
たものでありながら、収納ラツク1は、必要に応じて下
降させることができ、しかも下降位置では前面の扉3が
自動的に開放することになる。従つて、天井収納庫の物
の出し入れに際し、従来のように梯子や脚立をいちいち
用意したり、物を持ちながら梯子や脚立の昇り降りをす
る等の面倒なく、極めて容易で、かつ安全に物の出し入
れを行うことができる。
ースを有効利用すべく収納ラツク1を天井部10に設け
たものでありながら、収納ラツク1は、必要に応じて下
降させることができ、しかも下降位置では前面の扉3が
自動的に開放することになる。従つて、天井収納庫の物
の出し入れに際し、従来のように梯子や脚立をいちいち
用意したり、物を持ちながら梯子や脚立の昇り降りをす
る等の面倒なく、極めて容易で、かつ安全に物の出し入
れを行うことができる。
【0014】しかもこのものにおいて、ラツク1の下降
位置は、ラツク下降位置設定器27を設定することによ
つて自由に調整することができ、このため、背の高い
人、低い人に対応させることができる。そしてこの下降
位置調整は、収納ラツク1を、昇降用ワイヤ6、7によ
つて吊持する構成にしたことにより保証されるものであ
り、しかもこのものでは、案内レール4に案内されて昇
降するようにして、昇降時に収納ラツク1が横振れして
しまうことがなく、円滑な昇降を行うことができる。
位置は、ラツク下降位置設定器27を設定することによ
つて自由に調整することができ、このため、背の高い
人、低い人に対応させることができる。そしてこの下降
位置調整は、収納ラツク1を、昇降用ワイヤ6、7によ
つて吊持する構成にしたことにより保証されるものであ
り、しかもこのものでは、案内レール4に案内されて昇
降するようにして、昇降時に収納ラツク1が横振れして
しまうことがなく、円滑な昇降を行うことができる。
【0015】また、昇降用ワイヤ8、9を、両ギヤホイ
ール6a、7aに対してそれぞれ噛合させたので、ギヤ
ホイール6a、7aにおいて偏荷重が作用することを防
止できる許りか、一方の昇降用モータ6、7に対して過
負荷が作用することも回避して、一方の昇降用モータ
6、7のみが過負荷により停止して収納ラツク1を傾斜
させてしまう等の不具合も確実に防止することができ
る。
ール6a、7aに対してそれぞれ噛合させたので、ギヤ
ホイール6a、7aにおいて偏荷重が作用することを防
止できる許りか、一方の昇降用モータ6、7に対して過
負荷が作用することも回避して、一方の昇降用モータ
6、7のみが過負荷により停止して収納ラツク1を傾斜
させてしまう等の不具合も確実に防止することができ
る。
【0016】さらに、駆動装置5は、天井部10側では
なく収納ラツク1側の底面1cに組付けられているの
で、点検等は、梯子や脚立を用意することなく、収納ラ
ツク1を下降させて点検蓋1fを外すだけで低位置で極
めて容易に行えることになり、もつてメンテナンス性に
も優れたものとできる。
なく収納ラツク1側の底面1cに組付けられているの
で、点検等は、梯子や脚立を用意することなく、収納ラ
ツク1を下降させて点検蓋1fを外すだけで低位置で極
めて容易に行えることになり、もつてメンテナンス性に
も優れたものとできる。
【0017】尚、本考案は上記実施例に限定されないこ
とは勿論であつて、扉3の下降位置は、リミツトスイツ
チを下降位置にあわせて上下移動させることによつても
実施できる。また、このものにおいて、下降用操作スイ
ツチを押し操作し続けることによつて、設定位置を越え
て下降できるように設定することができ、このようにす
ることによつて、メンテナンス性の向上が計れると共
に、重い荷物の出し入れをするとき等において、収納ラ
ツク1を床面近くに下降できることになる。
とは勿論であつて、扉3の下降位置は、リミツトスイツ
チを下降位置にあわせて上下移動させることによつても
実施できる。また、このものにおいて、下降用操作スイ
ツチを押し操作し続けることによつて、設定位置を越え
て下降できるように設定することができ、このようにす
ることによつて、メンテナンス性の向上が計れると共
に、重い荷物の出し入れをするとき等において、収納ラ
ツク1を床面近くに下降できることになる。
【0018】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、昇降駆動手段の駆動に伴つて収納
ラツクが適宜位置まで下降し、さらに収納ラツクの下降
終了にタイミングを合わせて開閉駆動手段が駆動して扉
が開くことになる。従つて、デツドスペースを有効利用
すべく収納ラツクを天井部に設けたものでありながら、
収納ラツクは、必要に応じて下降させることができ、し
かも下降位置では前面の扉が自動的に開放することにな
る。従つて、天井収納庫の物の出し入れに際し、従来の
ように梯子や脚立をいちいち用意したり、物を持ちなが
ら梯子や脚立の昇り降りをする等の面倒なく、極めて容
易で、かつ安全に物の出し入れを行うことができる。
れたものであるから、昇降駆動手段の駆動に伴つて収納
ラツクが適宜位置まで下降し、さらに収納ラツクの下降
終了にタイミングを合わせて開閉駆動手段が駆動して扉
が開くことになる。従つて、デツドスペースを有効利用
すべく収納ラツクを天井部に設けたものでありながら、
収納ラツクは、必要に応じて下降させることができ、し
かも下降位置では前面の扉が自動的に開放することにな
る。従つて、天井収納庫の物の出し入れに際し、従来の
ように梯子や脚立をいちいち用意したり、物を持ちなが
ら梯子や脚立の昇り降りをする等の面倒なく、極めて容
易で、かつ安全に物の出し入れを行うことができる。
【0019】しかもこのものにおいて、ラツクの下降位
置は、昇降駆動手段の駆動に伴う作動ワイヤの繰出し量
によつて決定され、このため、背の高い人、低い人に対
応させることができ、もつて個々のユーザーに最適状態
に対応させたものにできることになる。
置は、昇降駆動手段の駆動に伴う作動ワイヤの繰出し量
によつて決定され、このため、背の高い人、低い人に対
応させることができ、もつて個々のユーザーに最適状態
に対応させたものにできることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納ラツクの斜視図である。
【図2】収納ラツクの概略断面側面図である。
【図3】駆動装置を示す平面図である。
【図4】同上正面図である。
【図5】扉の開閉作動を示す側面図である。
【図6】制御機構のブロツク回路図である。
【図7】メインルーチンを示すフローチヤート図であ
る。
る。
【図8】上昇制御ルーチンを示すフローチヤート図であ
る。
る。
【図9】下降制御ルーチンを示すフローチヤート図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 収納ラツク 3 扉 6 昇降用モータ 7 昇降用モータ 8 昇降用ワイヤ 9 昇降用ワイヤ 11 開閉用モータ 12 開閉用ワイヤ 23 ラツク上限位置検知スイツチ 24 ラツク下降位置検知器 25 扉開位置検知スイツチ 26 扉閉位置検知スイツチ 27 ラツク下降位置設定器
Claims (1)
- 【請求項1】 前面に開閉扉を備えた天井収納ラツク
に、天井部に先端が固定された作動ワイヤを進退移送さ
せて天井収納ラツクを天井側の収納位置と下降した取出
し位置とに昇降させるための昇降駆動手段を設けると共
に、さらに天井収納ラツクには、開閉扉を開閉するため
の開閉駆動手段を設け、該開閉駆動手段を、前記昇降駆
動手段の下降側駆動の停止にタイミングを合わせて駆動
するよう連繋したことを特徴とする可動式天井収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3806591U JP2541625Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 可動式天井収納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3806591U JP2541625Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 可動式天井収納庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123954U JPH04123954U (ja) | 1992-11-11 |
JP2541625Y2 true JP2541625Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31919671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3806591U Expired - Lifetime JP2541625Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 可動式天井収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541625Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3806591U patent/JP2541625Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123954U (ja) | 1992-11-11 |
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