JP2541516Y2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2541516Y2
JP2541516Y2 JP1992009520U JP952092U JP2541516Y2 JP 2541516 Y2 JP2541516 Y2 JP 2541516Y2 JP 1992009520 U JP1992009520 U JP 1992009520U JP 952092 U JP952092 U JP 952092U JP 2541516 Y2 JP2541516 Y2 JP 2541516Y2
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heater
food
heating
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exhaust duct
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信弘 加賀爪
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ヒータを備えた加熱調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒータ付き加熱調理器にあって
は、グリル調理のような焦げ目をつける調理に際し、加
熱室の壁面の温度やプリプログラムされた加熱時間に従
ってヒータの駆動を制御している。
【0003】しかし、加熱室の壁面温度や加熱時間と食
品の焦げつきとの相関関係を確認した食品においては、
前述したヒータ制御によって十分な仕上り状態が得られ
るが、それ以外の食品を調理する場合や、相関関係を確
認した食品であっても鮮度や水分量等の諸条件が異なる
と仕上りに狂いを生じ、調理失敗となる危険性がある。
【0004】そこで、従来においては、焦げ目をつける
調理に際し、ヒータ加熱時に食品より発生する煙を直接
検知してヒータの熱量を制御するようにしたものがあ
り、例えば実開昭55−50442号公報に示されてい
る。
【0005】すなわち、ヒータが内装された調理室の天
井又は側壁上部に複数の煙導入小孔を設けると共に、こ
の小孔の裏側に煙センサを配設し、煙センサの検知レベ
ルとあらかじめ設定した焦げ量設定ボリュームによるレ
ベルとを比較してヒータの駆動を制御する構成である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記公報に示
される加熱調理器にあっては、煙検知の感度を上げるた
めに、煙導入小孔の裏側にこれに近接かつ対向して煙セ
ンサを設置するため、煙センサが小孔を塞ぐようなかた
ちになり、加熱室の排気が円滑に行われず、加熱室内に
煙が充満しやすくなると共に、食品汁等が飛び散った場
合には、これが小孔を通して煙センサに付着する可能性
がある。なお、このような不具合を避けるために煙セン
サを小孔から離して設置した場合には、その検知感度が
著しく低下し、調理失敗を招く結果ともなる。
【0007】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、食品より発生する煙を検知してヒータの駆動
を制御する場合に、排気通路を塞ぐことなくしかも食品
汁等の飛散の心配のない位置に煙センサを配置でき、か
つ煙を効果的に検知して食品の安定した仕上りを得るこ
とのでき、しかもスペースを有効に利用した加熱調理器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の加熱調理器においては、前記加熱室の天板
の開口を覆い,上方へ突出した断面台形状のヒータカバ
ーと、 前記ヒータカバー内に配設され,前記開口を通し
食品を加熱するヒータと、前記加熱室の上側に前記ヒ
ータカバーに交差する方向に配設され,天井部排気口
に連通した排気ダクトと、前記排気ダクトの排気風路
の,前記ヒータカバーの上側の位置に形成され,風路断
他の部分より狭検知空間と、前記検知空間に向い
合わせて配置され,前記排気ダクトに導入された煙を検
知して前記ヒータの駆動を制御する煙センサの発光素子
及び受光素子とを備えたものである。
【0009】
【作用】前述の構成にあっては、加熱室に収容した食品
をヒータにより加熱し、食品より煙が発生し始めると、
この煙は天井部の排気口より排気ダクトに導入され、検
知空間を通って外部へ排出され、検知空間に設置された
煙センサにより煙が検知される。
【0010】この場合、検知空間は排気ダクトの途中に
配置されるため、仮に食品汁等が排気口に向けて飛び散
っても煙センサには至らず、しかも、検知空間が排気ダ
クトの他の部分よりその風路断面を狭くしているため、
排気ダクトに導入された煙は検知空間で集中し、煙セン
サによる煙の検知が効果的に行われることになる。しか
も、断面台形状のヒータカバーの上側の位置に、風路断
面が他の部分より狭い検知空間が形成されているため、
スペースが有効に利用される。
【0011】
【実施例】実施例につき、図1ないし図3を用いて説明
する。まず、図2は加熱調理器の全体構成を示したもの
であり、調理器本体1の前面にドア2が開閉自在に設け
られ、その右側にコントロール部3が配置されている。
【0012】前記調理器本体1の内部には、図1及び図
3に示すように、前面を開口した箱体状の調理庫壁4が
設けられ、この内部に加熱室5が形成されると共に、調
理庫壁4の左右両側内面にそれぞれ受皿用レール6が上
下2段に設けられ、食品7を入れた受皿8を両側のレー
ル6間に載置させて食品7を加熱室5内に収容するよう
になっている。
【0013】調理庫壁4の天板には開口9が透設され、
これが上方へ突出した断面台形状のヒータカバー10に
より覆われており、ヒータカバー10内にその両側壁間
に支持された左右方向のヒータ11が配設され、開口9
を通して食品7を加熱するようになっており、ヒータカ
バー10の前側斜面中央部に形成された多数の小孔から
なる排気口12により、食品7より発生した蒸気や煙が
庫外に排出される。
【0014】調理庫壁4の上側には、前後方向に長い水
平な排気ダクト13がその前端部で前記排気口12を覆
うようにして配設され、この排気ダクト13内に排気口
12に連通した排気風路14が形成されると共に、排気
風路14のヒータカバー10の上側の位置に風路断面を
他の部分より狭くした検知空間15が形成されている。
【0015】この検知空間15には排気ダクト13内に
導入された煙を検知する煙センサが設置されている。す
なわち、この煙センサは発光素子16aと受光素子16
bとからなり、検知空間15における排気ダクト13の
両側壁に両素子16a,16bを互いに向い合わせて配
置し、検知空間15における煙の量を光の透過度によっ
て検知する構成になっている。
【0016】なお、17は検知空間15の両素子16
a,16bより下流側すなわち後方に配設された脱臭触
媒である。
【0017】そして、図1に示すように、加熱室5に収
容した食品7をヒータ11で加熱して焦げ目をつける調
理を行った際、食品7より発生した蒸気及び煙は、同図
矢印のように開口9よりヒータカバー10内に入り、排
気口12を通って排気ダクト13内に導入され、さらに
検知空間15を通り、脱臭触媒17で脱臭された後,外
部へ排出される。
【0018】検知空間15に設置された煙センサでは、
発光素子16aからの光を受光素子16bで受光し、そ
の受光信号から煙の発生量を検知しており、この検知レ
ベルがあらかじめ設定された値になった時、ヒータ11
が即座にあるいは一定の仕上り時間を待ってオフ制御さ
れる。
【0019】この時、検知空間15はその風路断面が狭
く形成され、排気口12より排気ダクト13内に導入さ
れた煙が検知空間15に集中するようになるため、両素
子16a,16bによる煙の検知が効果的に行われ、検
知感度が高まる。
【0020】また、検知空間15が、前側斜面に排気口
12を有するヒータカバー10の天板上に配置されてい
るため、受皿8上の食品7より食品汁等が周囲に飛び散
ってもこれがヒータカバー10で遮ぎられ、検知空間1
5の煙センサに付着することがなく、しかも、この煙セ
ンサが排気ダクト13の両側に配置した発光素子16a
と受光素子16bとにより構成されているため、これが
排気の邪魔になることはない。
【0021】ところで、オーブンレンジ等の電子制御式
加熱調理器では、加熱終了後の食品を保温する場合、小
出力のマイクロ波発振又はヒータ通電によって保温加熱
した上で、間欠的にブザーを駆動して加熱終了報知を行
っている。
【0022】一方、近年では、加熱中の食品の仕上り状
態を使用者が確認しやすくするために、光源としての利
用価値と共にヒータとしての利用価値のあるハロゲンラ
ンプ等のランプヒータが庫内灯として用いられるように
なっている。このランプヒータは50W〜100W程度
のものがよく用いられるが、出力が小さいため、一般加
熱よりも加熱終了後の保温に適している。しかし、この
ランプヒータを単に保温加熱用として用いただけでは、
加熱終了後も庫内灯が点灯したままとなるため、使用者
が通常の加熱中と誤認する慮れがある。
【0023】このランプヒータの点灯とブザー音の間欠
報知とによって保温中であることを知らせることもでき
るが、この種ブザー音はそれ自身の持つあまりよくない
印象からこれを間欠報知することは使用者にとって好ま
しいことではなく、その上、この種加熱調理器が使用さ
れる一般家庭の台所では、多種の電気製品の普及により
種々の電気製品のブザー音が入り乱れているのが現状で
あり、ブザー音の間欠報知を併用して保温中を知らせる
ことはあまりよい方法とは考えられないものである。
【0024】図4及び図5はこのような問題を解決した
加熱調理器の一例を示したものであり、報知手段とし
て、連続報知が可能で他の電気製品との区別もつきやす
くかつよりよい印象と共に使用場所において潤いを与え
るメロディを用い、このメロディ音をランプヒータの点
灯による保温時に発生させるようにしたものである。
【0025】すなわち、図4に示すように、内部に加熱
室18を形成した調理庫壁19の天井にヒータカバー2
0を取り付け、これにヒータ21を設置すると共に、前
記天井のヒータカバー20より前側にランプカバー22
を取り付け、これに200W以下のハロゲンランプ等か
らなる小出力ランプヒータ23を設置する。24は食品
25を載置するターンテーブルであり、ターンテーブル
モータ26により回転される。前記加熱調理器は、マイ
コンを用いた制御回路によって制御される。
【0026】図5は、このマイコンの処理プログラムを
フローチャートで示したものであり、調理器本体の前面
に設けられた操作パネルにおいて所望の加熱コースをキ
ー入力してスタートキーをキー操作すると、加熱開始と
なり、例えばヒータ21によるオーブン加熱の場合、ヒ
ータ21及びモータ26が駆動され、食品25を載置し
たターンテーブル24が回転し、食品25がむらなく均
一にヒータ加熱される。この時、加熱中の食品25の仕
上り状態を確認しやすくするためランプヒータ23も駆
動される。
【0027】そして、この状態で設定時間が経過すると
加熱終了となり、ヒータ21及びモータ26がオフさ
れ、その後、保温最大時間用タイマTMがセットされ、
操作部等に配置したメロディ発生装置を駆動してメロデ
ィ音を出力し、使用者に加熱終了を報知する。この時、
前記ランプヒータ23は点灯したままであり、食品25
を保温加熱する。この保温中において、とりけしキーが
キー入力されると、メロディ発生装置が停止され、ラン
プヒータ23も停止される。
【0028】また、食品25の取り出しのためにドアが
開けられると、この検知手段からの信号を受けてメロデ
ィ発生装置が停止され、食品25の取り出しを完了して
ドアを閉じると、その検知信号によりランプヒータ23
がオフとなる。さらに、タイマTMにセットした保温最
大時間が経過してもとりけしキーのキー操作やドアの開
操作が行われなかった場合は、メロディ及びランプヒー
タ23を順にオフにした後,ブザーを駆動し、使用者に
報知する。
【0029】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。加熱室に連
通した排気ダクトの途中に風路断面を他の部分より狭く
した検知空間を形成し、食品より発生し排気ダクト内に
導入された煙をこの検知空間で集中させ、これに設置し
た煙センサにより煙を効果的に検知できるようにしたの
で、食品の加熱状態に応じたヒータの駆動制御が可能と
なり、食品の鮮度や水分量等の諸条件の変化に対して安
定した仕上りが得られるものである。
【0030】しかも、排気ダクトの途中の検知空間に煙
センサを設置するため、使用者がセンサに直接触れるこ
とを防止できるだけでなく、食品汁等が排気口を通って
センサに付着することも確実に防止できるものである。
その上、断面台形状のヒータカバーの上側の位置に、風
路断面が他の部分より狭い検知空間が形成されているた
め、スペースが有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による加熱調理器の実施例を示す切断側
面図である。
【図2】加熱調理器の全体斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】ランプヒータにより保温加熱する加熱調理器の
切断側面図である。
【図5】図4の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
1 調理器本体 5 加熱室 7 食品 11 ヒータ 12 排気口 13 排気ダクト 15 検知空間 16a 発光素子 16b 受光素子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収容する加熱室と、 前記加熱室の天板の開口を覆い,上方へ突出した断面台
    形状のヒータカバーと、 前記ヒータカバー内に配設され,前記開口を通して 食品
    を加熱するヒータと、前記加熱室の上側に前記ヒータカ
    バーに交差する方向に配設され,天井部排気口に連通
    した排気ダクトと、 前記排気ダクトの排気風路の,前記ヒータカバーの上側
    の位置に形成され,風路断面他の部分より狭検知空
    と、 前記検知空間に向い合わせて配置され,前記排気ダクト
    に導入された煙を検知して前記ヒータの駆動を制御する
    煙センサの発光素子及び受光素子とを備えた加熱調理
    器。
JP1992009520U 1992-01-30 1992-01-30 加熱調理器 Expired - Lifetime JP2541516Y2 (ja)

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JP1992009520U JP2541516Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 加熱調理器

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JPH0564619U JPH0564619U (ja) 1993-08-27
JP2541516Y2 true JP2541516Y2 (ja) 1997-07-16

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54133649A (en) * 1978-04-10 1979-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heating apparatus
JP2623904B2 (ja) * 1989-04-19 1997-06-25 松下電器産業株式会社 加熱装置およびその制御方法

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JPH0564619U (ja) 1993-08-27

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