JP2541506Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2541506Y2
JP2541506Y2 JP8745591U JP8745591U JP2541506Y2 JP 2541506 Y2 JP2541506 Y2 JP 2541506Y2 JP 8745591 U JP8745591 U JP 8745591U JP 8745591 U JP8745591 U JP 8745591U JP 2541506 Y2 JP2541506 Y2 JP 2541506Y2
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air
fan
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air mix
mix damper
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中 登 田
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Hino Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用空気調和装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種空気調和装置は、例えば
図3に示すように、シロッコファン等の主送風機30a
を備えたブロアユニット30、エバポレータ31aを備
えたクーラユニット31、ヒータコア32aを備えたヒ
ータユニット32、エアミックスダンパ33a,マック
スクールダンパ33bを備えたエアミックス室33、お
よびエア吹出通路34等から構成されており、上記エア
ミックス室33には最大冷房用開口部35とエアミック
ス時のベント吹出口36を備えている。そして、温度コ
ントロール時には、エアミックスダンパ33aがAとB
との中間位置にあり、かつマックスクールダンパ33b
が最大冷房用開口部35を閉じており、また、最大暖房
時には、エアミックスダンパ33aが冷風通路を閉じる
位置Bにあり、また、最大冷房時には、エアミックスダ
ンパ33aがヒータコア32aを閉じる位置Aにあり、
かつマックスクールダンパ33bが最大冷房用開口部3
5を開いている。
【0003】ところが、上記従来の空気調和装置におい
て、温度コントロール時および最大暖房時は、最大冷房
時に比較すると、空気流がヒータコア32aおよびエア
ミックス室33を通過して、ベント吹出口36に達する
ため、通風抵抗が増大し、特に風量を多く必要とする最
大暖房時には、風量不足となり空調性能が低下すると共
に、騒音も高くなる等の問題があった。
【0004】そこで、上記従来装置の問題点を改善する
ために、例えば、特開昭63−8016号公報に示すよ
うに、エアミックス室に電動モータにより駆動される補
助送風機を設置し、通風系が最大暖房時のように風量を
多く必要とし、しかも通風抵抗の高いモードに設定され
た時には、上記補助送風機のファンを作動させて風量の
低下を防止するように構成したものが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行例のように、電動モータにより駆動される補助送風機
を設置したものでは、温度コントロール時および最大暖
房時にはエアミックス性能を向上させることができる
が、主送風機の他に電動モータを必要とし、しかも電気
回路を含む構造が複雑でコスト高になる等の問題があっ
た。
【0006】本考案の目的は、上記従来装置の問題点を
解決するためになされたもので、空気調和装置のブロア
ユニットに接続されたエアミックス室の入口部に、ブロ
アユニットからの送風によって回転するファンを設ける
と共に、エアミックスダンパにファンストッパを一体的
に取り付けることにより、最大冷房時には上記ファンの
回転を停止させるよう構成してなる車両用空気調和装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案は、ブロアユニットからクーラユニットおよ
びヒータユニットを通って送風された空気を調和するエ
アミックス室の入口部に、ブロアユニットからの送風に
よって回転するファンを設け、上記ヒータユニットへの
通風を制御するエアミックスダンパの回転軸に、エアミ
ックスダンパと一体に回転して最大冷房時におけるファ
ンの回転を停止させるファンストッパを取り付けたこと
を特徴とする車両用空気調和装置を提供するものであ
る。
【0008】
【作用】このような構成に基づいて、本考案によれば、
空気調和装置のブロアユニットに接続されたエアミック
ス室の入口部に、ブロアユニットからの送風によって回
転するファンを設けると共に、最大冷房時に上記ファン
の回転を停止させるファンストッパをエアミックスダン
パに一体的に取り付けたので、温度コントロール時およ
び最大暖房時には、主送風機からの風速によりファンを
回転させて、温風・冷風および温風と冷風とのエアミッ
クス性能を向上させることができる。また、最大冷房時
には、エアミックスダンパがヒータコアを閉じると共
に、ファンストッパによりファンの回転を停止させるの
で、通風抵抗が低減されて風量も多くなり、しかも送風
時の騒音を低下させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案による実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図1は、本考案の一実施例である車両用空
気調和装置の全体構成を示す概略模式図であり、図にお
いて、符号1は電動モータで駆動されるシロッコファン
等の主送風機11を備えたブロアユニット、2はブロア
ユニット1に接続されエバポレータ12を備えたクーラ
ユニット、3はクーラユニット2に接続されヒータコア
13を備えたヒータユニット、4はヒータユニット3に
接続されブロアユニット1からクーラユニット2および
ヒータユニット3を通って送風された空気を調和するエ
アミックス室、5はヒータユニット3内の冷風通路6を
開閉すると共に、ヒータコア13への通風を遮断するエ
アミックスダンパである。
【0011】一方、上記ヒータユニット3に接続された
エアミックス室4の入口部7には、主送風機11からの
送風によって回転するファン8が回転自在に設置されて
いる。また、上記エアミックスダンパ5の回転軸5aに
は、図2に示すように、エアミックスダンパ5と一体に
回動する棒状のファンストッパ9が固着されており、最
大冷房時にエアミックスダンパ5がヒータコア13を閉
じた時のみ、ファンストッパ9がファン8のブレードに
係止して回転を停止させるように設定されている。な
お、上記ファン8の形状は、エアミックス性能と送風抵
抗との関係から最適状態に設定されている。また、上記
エアミックス室4の吹出口10a,10b,10cに
は、各種モード切り替えダンパ15a,15b,15c
が設けられており、これらのモード切り替えダンパを選
択的に開閉操作することにより、デフロスタ16、サイ
ドレジスタ17、センタレジスタ18、および足元吹出
口19等にエアミックスされた空気を送風できるように
なっている。
【0012】次いで、このように構成された本考案の実
施例による動作を説明する。なず、空気調和装置により
通常の温度コントロールを行う場合には、エアミックス
ダンパ5がAとBとの中間位置にあり、冷風通路6を通
る空気とヒータコア13を通る温風とがファン8を回転
させながらエアミックス室4に送られ、適正な比率で撹
拌混合されて所望の吹出口から送風される。また、最大
暖房時には、エアミックスダンパ5が冷風通路6を閉じ
る位置Bにあり、ブロアユニット1から送風された空気
は全てヒータコア13を通ってエアミックス室4から各
部へ送風される。さらに、最大冷房時には、エアミック
スダンパ5がヒータコア13を閉じる位置Aにあると共
に、エアミックスダンパ5と一体なファンストッパ9が
ファン8のブレードに係止して、ファン8の回転を停止
させるので、冷風通路6を通る冷風がそのままエアミッ
クス室4から各部へ送風される。したがって、温度コン
トロール時および最大暖房時には、主送風機からの風速
によりファンを回転させて、温風・冷風および温風と冷
風とのエアミックス性能を向上させることができる。ま
た、エアミックスの必要がない最大冷房時には、エアミ
ックスダンパがヒータコアを閉じると共に、ファンスト
ッパによりファンの回転を停止させるので、通風抵抗が
低減されて風量も多く、しかも送風時の騒音を低下させ
ることができる。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の車
両用空気調和装置によれば、空気調和装置のブロアユニ
ットに接続されたエアミックス室の入口部にブロアユニ
ットからの送風によって回転するファンを設けると共
に、最大冷房時に上記ファンの回転を停止させるファン
ストッパをエアミックスダンパに一体的に取り付けたの
で、温度コントロール時および最大暖房時には、主送風
機からの風速によりファンを回転させて、温風・冷風お
よび温風と冷風とのエアミックス性能を向上させること
ができる。また、エアミックスの必要がない最大冷房時
には、エアミックスダンパがヒータコアを閉じると共
に、ファンストッパによりファンの回転を停止させるの
で、通風抵抗が低減され、しかも送風時の騒音を低下さ
せることができる。さらに、本考案によれば、電動モー
タや電気回路等が不要であり、簡単な構造で安価な装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用空気調和装置の全体構成を
示す概略模式図
【図2】図1におけるエアミックスダンパの斜視図
【図3】従来装置による車両用空気調和装置の全体構成
を示す概略模式図
【符号の説明】
1 ブロアユニット 2 クーラユニット 3 ヒータタユニット 4 エアミックス室 5 エアミックスダンパ 5a 回転軸 8 ファン 9 ファンストッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロアユニットからクーラユニットおよ
    びヒータユニットを通って送風された空気を調和するエ
    アミックス室の入口部に、ブロアユニットからの送風に
    よって回転するファンを設け、上記ヒータユニットへの
    通風を制御するエアミックスダンパの回転軸に、エアミ
    ックスダンパと一体に回転して最大冷房時におけるファ
    ンの回転を停止させるファンストッパを取り付けたこと
    を特徴とする車両用空気調和装置。
JP8745591U 1991-09-30 1991-09-30 車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2541506Y2 (ja)

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JP8745591U JP2541506Y2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 車両用空気調和装置

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JP8745591U JP2541506Y2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 車両用空気調和装置

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Publication Number Publication Date
JPH0529808U JPH0529808U (ja) 1993-04-20
JP2541506Y2 true JP2541506Y2 (ja) 1997-07-16

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ID=13915341

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