JP2541348Z - - Google Patents

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JP2541348Z
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electromagnet
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Toyo Kanetsu KK
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Toyo Kanetsu KK
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【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は仕分装置に関し、特に、外形や大きさの異なる物品を搬送するときに
好適なスラットコンベヤを用いて仕分けする場合の仕分けコンベヤの切換装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】 従来周知の仕分装置としてホイール浮き出し式、押し出し式、傾倒式及び斜行
ベルト、或はスラットコンベヤ上の移動シュー等の種々の仕分装置が知られてい
る。これらの仕分装置のうちスラットコンベヤは、外形や大きさの異なる物品を
搬送するときに好適であり、この場合の仕分け装置としてスラットの長手方向(
コンベヤ移動方向に対して横方向)へ該スラット上にて移動する移動シューを用
いた仕分装置がある。 【0003】 この仕分装置は、例えば特公昭60−10971号、米国特許4,738,347 号等 に開示されている。これらの公報に開示された装置の基本構造は、各スラットが
その長手方向にスライド自在な移動シューを備えている。そして、この移動シュ
ーは図2に示すように、スラット下方に延びた張出部材8(単に下方に延びたピ
ン部材或はローラを備えた部材)が、スラット下側に敷設されたガイドレール1
0の主レール11或は分枝レール12に案内される構成であり、該張出部材8が
コンベヤ幅方向に傾斜して延びる分枝レール12により案内されてスラット長手
方向に移動する構成である。すなわち、所定の仕分け位置に配置された切換装置
の切換部材である切換レバー19が適宜信号により支点20を回転中心にして時
計回り(矢印C方向)に動作し、所望の方向(矢印C方向)に移動している張出
部材8を分枝レール12側に引き込むように案内し、このときその仕分け位置に
到達していた搬送物を移動シューによってコンベヤ横方向(分枝レールに沿った
方向)に移動させて仕分けをする。 【0004】 また、同様に、移動シューを備えた仕分装置における搬送方向の切り換え機構
として、磁気吸引力を利用したものがある。例えば、特公昭52−12982号
公報に開示された切り換え機構は、図3に示されるように、摺動部材21に永久
磁石22を取り付け、磁気ガイド23に沿って配設された電磁石24を導通する
ことにより、磁性体を取り付けた摺動部材21を前記磁気ガイド23に引き寄せ
、分岐方向の搬送路を形成して、物品Xを分岐搬送路D,E及びFに仕分けする
ものである。 【0005】 【考案が解決しようとする課題】 上述のように従来の切り換えレバーによる切り換え機構では、張出部材8の径
(d)が大きくなるのに伴って切換レバー19の長さが大きくなったり、或は主
レール11と分枝レール12の開き角度θが大きくなるのにしたがって、切換レ
バー19の開き角度αも角度θとほぼ一致させる必要があるために該角度αも大
きくなる。これは、切換レバー19の長さが大きくなるのにしたがって該切換レ
バーの回転モーメントが大きくなり、この切換レバー19を動作させるために必
要な駆動力も大きくする必要がある。又、切換レバー19の開き角度αを大きく したりすることは、該切換レバー19の回転移動量が大きくなり、所定の動作を
完了するまでに時間がかかる。 【0006】 そこで、コンベヤ搬送速度を速くしようとした場合、切換レバー19の駆動系
、例えば電磁弁やエアシリンダ等の駆動速度を速くするなどの解決方法も考えら
れるが、この場合は、駆動系の性能アップに伴って装置が大型化したり、コスト
アップになるだけでなく、例えば切換レバー19は長さを長くすればするほど回
転速度の高まりに伴ってその先端部の移動速度も速くなり、レバー回転停止時の
衝撃等が増大し、該切換レバーのみならずその周辺部材の機械的強度の増強が必
要になる等の問題があった。 【0007】 従って、切換レバー19の動作を速くしようとした場合に、開き角度αを小さ
くして所定動作完了までの時間を速くしたのでは、前述のように張出部材8の径
が大きい場合や分枝レール12の角度θが大きい場合に対応できない。 また、前記特公昭52−12982号公報に記載されるような磁気吸引力によ
り搬送路を切り換える機構では、搬送路を構成する多数の摺動部材21の一つ一
つに永久磁石22を取り付けなければならずコストが高くなる。 【0008】 更に、分岐方向の搬送経路は、摺動部材21を磁気作用により磁気ガイド23
に吸引あるいは反発させることにより形成されるため、分岐方向の搬送経路の形
成中は、磁化手段である電磁石24を導通し続ける必要がある。従って、高速搬
送のために摺動部材21を高速で移動させたり、摺動部材21上の物品Xの重量
が重い場合には、搬送路を切り換えるための磁化手段である電磁石もそれに対応
するために、磁力の強化、高性能化が必要であり、結果として、電磁石の大型化
や磁気特性の高い高価な磁石を使用しなければならず、コスト高となる。 【0009】 本考案の課題は、上記問題点、特に磁気吸引力を利用した搬送路切り換え機構
における上記問題点を解消することにあり、低コストで、簡単な構造によりコン
ベヤの高速搬送に適応可能な高速かつ確実に仕分けを行うことのできる仕分けコ ンベヤの切換装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】 本考案にかかる上記課題は、スラットを連結して成る搬送コンベヤ上の物品を
仕分け位置にてスラット長手方向へ移動させる移動手段を具備し、前記移動手段
に突設された張出部材が、コンベヤ搬送面下方に、本線方向並びに分岐方向に沿
って敷設されたガイドレールにより案内されて前記移動を行う仕分けコンベヤの
切換装置において、前記ガイドレールを主レール及び分岐レールにより構成する
とともに、該分岐レールの主レールとの枝分かれ部入り口部分の側壁の一部を電
磁石で構成して、物品を分岐方向に搬送する際に、前記電磁石の上流側に配置さ
れたセンサにより前記張出部材を検出し、該センサの検出信号をアンプにより増
幅し、増幅された検出信号に基づき前記電磁石を導通して、前記張出部材を前記
電磁石に吸引することにより分岐レール側に導くことを特徴とする仕分けコンベ
ヤの切換装置によって解決される。 【0011】 【実施例】 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図4は本考案によるスラットコンベヤの一実施例の斜視図である。 図4に示すスラットコンベヤ1は、物品Xを載置するための複数のスラット2
を近接して連続的に並列に配設することにより構成され、物品Xは、スラット両
端に固着した駆動チェーン4を物品搬送方向に駆動することにより所定の方向(
矢印B方向)に搬送される。仕分けは、スラット2上の移動シュー3を後述する
機構により矢印B方向に対して直角方向(矢印A方向)に移動させることにより
分岐搬送路5に向かう経路を形成して、物品Xを該分岐搬送路5に送ることによ
り行われる。スラットコンベア1の全体は図示しないが、複数のスラット2及び
駆動チェーン4により閉ループに構成されていることは勿論である、 【0012】 各スラット2は、その長手方向両端のエンドブロック7がコンベヤ両側の駆動
チェーン4の延長ピンに適宜連結されており、エンドブロック7に二本のスラッ ト棒6が架け渡されて、このスラット棒6がスラットコンベヤ1の荷搬送面を構
成し且つスラット棒6に貫通された該棒に沿って荷搬送方向(矢印B方向)に直
交して移動可能な移動シュー3が設けられている。そして、この移動シュー3は
、図1に示すように、スラット下方に延びた軸にローラを取りつけた張出部材8
を備えている。張出部材8は後述する切換部材9により、スラット下側に敷設さ
れたガイドレール10の主レール11あるいは分枝レール12に案内される。 【0013】 図1に示されるように、切換部材9は、電磁石14と電磁石14の励磁を制御
するためのスイッチ15から構成され、ガイドレール10の主レール11と分岐
レール12との枝分かれ部に配置される。分岐レール12は、主レール11との
枝分かれ部入り口部分において、側壁13の一部が欠落しており、切換部材9の
電磁石14のコア16が該欠落部分を補うように、側壁13の延長線上に配設さ
れる。コア16の形状は、分岐レール12の側壁13の延長面を形成する形状で
あれば特に制限はないが、主レール11との枝分かれ部入り口部分において幾分
湾曲しているほうが、後述する搬送路切り換え時の張出部材8の分岐レール12
側への移動を確実に、且つ円滑にすることができる。 【0014】 センサ18は、ガイドレール10の主レール11と分岐レール12の枝分かれ
部上流に位置し、ガイドレール10に沿って移動する張出部材8の通過を検出す
る。センサ18からの検出信号は、アンプ17により増幅され、スイッチ15に
送られる。スイッチ15は、センサ18からの張出部材8の通過検出信号と仕分
け情報との適当な演算(図示せず)により、電磁石14のコイルへの給電を制御
する。 【0015】 次に、図1に基づき、本実施例による搬送路の切り換え機構について説明する
。図1において、移動シュー3の張出部材8は、ローラまたはベアリングで構成
され、搬送時、ガイドレール10に沿って、図1の図中上方から下方に向かって
移動する。 仕分けを行わない場合、即ちコンベヤ上の物品を直進させる場合には、張出部 材8は、図中上方から下方に向かって直進して、主レール11に沿って進む(図
中、張出部材8″の状態)。この時、電磁石14のコイルへの給電は行われずに
、張出部材8は電磁石14に吸引されることなく直進して、主レール11へと進
む。 【0016】 これに対し、仕分けを行う場合には、電磁石14のコイルに電流を流すことに
より、張出部材8を電磁石14に引き寄せて、電磁石14のコア15に沿って移
動させ(図中、張出部材8′の状態)、分岐レール12へと導く。 このような張出部材8の移動に伴い、移動シュー3が次々にスラット長手方向
に移動するので、コンベヤ上にある物品Xは、図2に示す如く矢印A方向に押さ
れて、コンベヤ横方向の分岐搬送路5に向かって行き、所望の仕分けをすること
ができる。 【0017】 本考案における切換部材9は、上記実施例に限るものではなく、種々の変更を
加えることができる。 【0018】 【考案の効果】 以上述べたように、本考案による仕分コンベヤの切換装置は、ガイドレールの
分岐レール側壁の主レールとの枝分かれ部入り口部分を電磁石で構成して、磁性
体からなる張出部材を該電磁石に通電して分岐レール側に導くときに、電磁石の
上流側に配置されたセンサにより張出部材を検出し、このセンサ検出信号をアン
プにより増幅し、該増幅信号に基づき電磁石を作動させて、張出部材を電磁石に
吸引するという極めて簡単な構成及び方法により、コンベヤ上の物品の搬送経路
を直進または分岐方向に切り換えることができる。 【0019】 従って、物品の仕分けは、単に電磁石の導通だけで制御できるため、搬送路の
切り換えを確実に、且つ切り換え時間を大幅に短縮することができる。 また、スラット上を摺動する移動シューも、従来のように移動シューの各々に
磁石を取り付ける必要がなくなり、コストも低減できる。 切換部材も、電磁石と電磁石の通電を制御するスイッチだけで構成され、構成
がシンプルで部品数が少なくてすむためコスト並びに装置の規模において有益で
ある。また、スイッチも機械的(可動式)ではないために、故障が少ない。 【0020】 更に、張出部材は、ローラまたはベアリングで構成されるため、ガイドレール
に沿って移動する際、その移動を円滑に行うことができ、搬送路切り換え時にお
いても、低騒音化できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案による仕分コンベヤの切換装置の切換部材の一実施例を示す
要部上面図である。 【図2】 従来の切り換えレバー式仕分装置の、レバー切り換え機構を説明す
るための図である。 【図3】 従来の磁気作用を利用した仕分装置の一例を示す図である。 【図4】 本考案による仕分コンベヤの切換装置の仕分け部周辺の概略斜視図
である。 【符号の説明】 1 スラットコンベヤ 2 スラット 3 移動シュー 4 駆動チェーン 5 分岐搬送路 6 スラット棒 7 エンドブロック 8、8′、8″ 張出部材 9 切換部材 10 ガイドレール 11 主レール 12 分岐レール 13 側壁 14 電磁石 15 スイッチ 16 コア 17 アンプ 18 センサ 19 切り換えレバー 20 支点 21 摺動部材 22 永久磁石 23 磁気ガイド 24 電磁石

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 スラットを連結して成る搬送コンベヤ上の物品を仕分け位置にて
    スラット長手方向へ移動させる移動手段を具備し、前記移動手段に突設された張
    出部材が、コンベヤ搬送面下方に、本線方向並びに分岐方向に沿って敷設された
    ガイドレールにより案内されて前記移動を行う仕分けコンベヤの切換装置におい
    て、前記ガイドレールを主レール及び分岐レールにより構成するとともに、該分
    岐レールの主レールとの枝分かれ部入り口部分の側壁の一部を電磁石で構成して
    、物品を分岐方向に搬送する際に、前記電磁石の上流側に配置されたセンサによ
    り前記張出部材を検出し、該センサの検出信号をアンプにより増幅し、増幅され
    た検出信号に基づき前記電磁石を導通して、前記張出部材を前記電磁石に吸引す
    ることにより分岐レール側に導くことを特徴とする仕分けコンベヤの切換装置。

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